「花とゆめ」2014年22号 スキップ・ビート!感想
著者:仲村佳樹
キョーコは、驚いて様子を見に来ただるまやのおかみさんに、尚がしようとした筍ごはんのおかわりを阻止。残りの御飯も取り上げたいけど、お料理を駄目にしてしまうのも許しがたいとジレンマに陥りつつ、食べるのにまかせる。
キョーコの母冴菜から連絡があったのは尚の実家。尚の両親が、キョーコが出ていったことを伝えてあったので、キョーコの居場所がわかったから心配しなくていいと連絡がきたらしい。尚の両親は、尚がキョーコを家政婦代わりに連れてでたことも、ムリヤリではなかったこともお見通しの様子(その頃のキョーコは尚に心酔してたからね(^^;;)。キョーコの生活全般にかかる費用は冴菜さんが出していたらしい。そんなわけで、尚の実家から、責任持って様子見てこいと事務所を通して怒りの電話があったのだった。
花見シーズンが過ぎたら尚の両親自ら会いに来るようなことも言っていたらしいが、そこのととを告げられて、かるく相づちを打つキョーコに対して、おまえを京都に連れ戻すためかもしれないんだぞと言う。キョーコはでも…といいかけて、あのヒト(母)がそうしてくれって言った訳じゃないんでしょう、という言葉を飲み込む。だってあの人はココにこないもの。同じ東京に居ても、会いにはこない。
尚がキョーコにパスポートの署名を貰ったときに母親と会ったのか?と尋ねると、キョーコは、阿呆が過ぎると死ぬ病気が発動すればいいのにと呪いの言葉を吐く。今更な現実を説明させるほどの絶望的な理解力だと。そして尚は小さくスマンと呟く。その言葉にキモチワルイと拒否反応を示すキョーコだが、一瞬もしかしてと思うけれど、すぐに無いと可能性をつぶす。両親の言いつけにかこつけて尚が自分を心配して来たなんて無いと言う。
尚の両親が私に会いに来る理由を心配するのも変だ。スキあらば自分を京都で一生仲居勤めをさせようとしているのだし、と言うと、尚は、お前が敦賀蓮に躓いたらだろう、と言う。キョーコはその約束を忘れていたことに気づいて焦るけれど、簡単に躓くわけがないと平静を装う。手のひらにはきえかけた敦賀さんのスタンプがあるけれど、なぞって描き足さなくてよかったと思う。
そしてキョーコは尚に新ためて宣言する。日本でトップクラスの役者になってみせる。愛だの恋だのという魔物を一瞬でも最優先にしてはいられないと。尚は、なら、うちの親がたとえなにを言ってきても、お前はお前の決めた未来だけを貫き通せと告げて、だるまやを後にする。
キョーコは寝る前に、留守番をさせていた石のコーンにおみやげとごあいさつ。荷物を片づけようと整理をしていたら出てきた千織の怒りに満ちたノートを最後まで読んでしまった。ぐったりした体で翌日BOX"R"の現場につくと、千織が事故にあって病院に搬送されたという連絡が。
尚は尚なりに心配ではあったんだろうな。素直じゃないけれども。キョーコの自分への悪態から、今は大丈夫だろうと思うあたり(^^;; でもその感覚はあたりかな。
だるまやの御飯食べてみたい。
次回は24号に掲載。
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