「花とゆめ」2009年22号 スキップ・ビート!感想
著者:仲村佳樹
ファーストキスへの憧れを打ち砕かれたキョーコは必ず自分を憎しみを抱くはず、キョーコには自分が特別な存在になっているはずだととニヤニヤが止まらない尚。自分への憎しみで他の男のことなんて忘れてしまえという尚のゆがんだ独占欲の思う壷となってしまったキョーコ。落とした箸を拾う瞬間にも、過去のショーちゃんラブ状態を思い出して般若顔(憎しみが沸く)。
キョーコの蓮へのバレンタイン・プレゼントはワインゼリーだった。薔薇の意匠が施されている小さなグラスに入ったもの。他の人はチョコで、自分はチョコでなかったという特別扱いに嬉しさを感じつつ、チョコをあまり食べないであろうというキョーコの気遣いに、ありがたくいただく蓮。キョーコの恥じらう表情と、特別扱いということに酔ってしまいそうな自分に揺らぎながらも冷静に振る舞う(さんざん学習したので)。
蓮は、器が「クィーン・ローザ」のようで気に入ったことや、ワインゼリーを作るのは初めてで試行錯誤したこと、上手く作れるか不安で自分も味見してみたことを嬉しそうにかたるキョーコの言葉をほほえましく聞いていたが、「味見」に反応して(尚のキスを思い出して)憎しみモードに入ってしまったキョーコを見て愕然とし、キョーコの方に身を乗りだす。
食堂のところで、スプーンがゼリーにぴったりと気づいたキョーコの表情がかわいい。でもその後の蓮の前では表情が異様に媚び媚びだよね。蓮ビジョンなんだろうけど(笑) 蓮は尚に捕らわれたキョーコの憎しみを払拭できるのでしょうかね。
DSのゲーム「ともだちコレクション」で、蓮が瑠璃子と分かれてすだち(仲村さんのことらしい)とつきあいだしたらしい。「すだち」は仲村さんの出身地(現在も住まわれているはず)徳島県の名産品。
次回23-24号はお休みで2010年1号(12月5日発売)から再開。
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□2009/10/25
書こうと思ってて忘れてた。次号の23号に“「スキップ・ビート!」名場面!HCメモ”というのがつきます。名場面のえり抜きで、セリフのフキダシの中身が空で、自由にセリフを入れてね。っていうやつです。
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