Flyable Heart 通常版 (2009/04/03) Windows 商品詳細を見る |
ブランド:ユニゾンシフト:ブロッサム
発売日:2009-03-19
原画:伊東雑音(いとうのいぢ) , ぺろ(Pero)(サブ) , 笹倉綾人(サブ)
シナリオ:あごバリア , 市川環 , 風間ぼなんざ
音楽:水月陵(KIYO)
【声優】
小倉結衣(稲羽 結衣) , 遠野そよぎ(水無瀬 桜子) , 宮沢ゆあな(皇 天音) , 茶谷やすら(九条 くるり) , 藤森ゆき奈(雪代 すずの) , 涼森ちさと(白鷺 茉百合) , 御木もも(マックス) , 青葉りんご(早河 恵) , 木島宇太(皇 奏龍) , 桃山悟亮(八重野 蛍) , 宗川梗(皇 千羽耶) , 子太明(葛木 茂樹)
↓個別ルートと全体の感想(ネタバレOKな人だけ見てね)
■天音
世話好きな、ツンデレ娘。怒ると、必ずパンチラする(笑)
CVの宮沢ゆあなさんは、「星空のメモリア」で初めて知った声優さんだけど、結構好きだったりする。キャラも、「星メモ」と似たような感じで、私の中でツンデレキャラ専門として定着した。
キャラは悪くない。しかし、このルートの最大の欠点は、天音の兄の存在。後半突然、豹変してウザいことこの上ない。その兄の行動も納得のいく理由があれば、まだ許容できるのだが…。兄がピアノ弾く一枚絵とか、どこのBLゲーだよ(笑)
そういや、設定とか、髪の色とか「FORTUNE ARTERIAL」のあの人と似てる。
それとシナリオの山場を超展開で解決って、ちょっと…。
キャラはイイだけに惜しい…。
■桜子
「私、ただの友達なだけじゃ嫌です。恋人がいいです!」>この一言で、私の中の萌え最高潮!!
内気な女の子の、頑張って気持を伝える姿は、王道ながらグッとくるものがある。
でも、そよぎんの声聞いてたら、何となく裏があるように感じてしまう。←言葉様効果(?)
最近だと「天神乱漫」のまひろ先輩も、裏のあるキャラだったし、なんといっても言葉様のイメージは大きいw
それに、そよぎんのキャラって巨乳率高い。おっとり系=巨乳はデフォなのか。桜子の場合、手術した後が胸の真ん中にあってそれを見られたくないが為、晶を拒絶するという展開があるのだが、Hシーン見たら、おっぱいで傷隠れてた(笑)
シナリオは、超展開だが、所々光る部分はある。
それに、プレイしていると傷とか夢の話とかが、結構重要な要素だったこと気付く。
シナリオ後半、桜子という人間は闘病生活をしていて学校には通っていないことが分かる。今までの出来事は二人の夢の中の世界だった。突きつけられた、桜子の病気という厳しい現実…
手術を受ける前、桜子が晶に傷の無い胸を見せるシーンで、晶が「例え手術をして傷跡が残っても、キミの事を忘れないよ」みたいな感じのセリフがあるけど、これは結構グッときた。
その後の突然の晶の父の死が必ずしも必要だったかというと疑問だが、畳みかける演出に、感情が揺れ動いたのは事実。それは、父の「死」があったことで、桜子の「生」がより輝きを感じたから。
「失ったもの」があって改めて「手にしたもの」の大きさを知る。
狙いとしては巧いが、少々展開が駆け足になってしまったのは残念。
ダラダラやってもダレるし、その辺りのさじ加減は難しいよねーw
■くるり
無口で毒舌な天才ロリツインテ少女。ジャージと、メカっぽい髪飾りのオプション付き。(何だこの萌え要素の塊はww)ヒロインの中では、ダントツ一番可愛いと思う。
実験の為晶に近付くも、だんだん好きになり付き合うことに。しかし、ある出来事がきっかけでくるりは未完成のタイムマシンを使ってしまう。そしてくるりは、帰らぬ姿に…。
すずのの力を借り、晶は運命を変えるため過去に飛ぶ(←天音の時と同じ展開。ここら辺が「Flyable」なのか)
このEDには賛否張論あるようだが、やはり私も何かシコリが残る感じ。
悲劇的結末を無かったこととして捉えられるかが、分かれ目かな。
右上のCG。
眠っているくるりに悪戯する晶。気持は分かるがそれって犯罪w付き合ってたら問題ないのか(?)
■結衣
腹ペコ剣士…ではなく、ただの腹ペコ娘。
天音ルートとは違い、晶は二人の告白に対し、「結衣が好きだ」と答える。
晴れて恋人として付き合うことになった二人。
しかし、二人は実は双子なのではないかという疑惑が発生。その後、二人は双子ではないことが判明するも、次に浮かび上がった問題は、晶の父親。
葛城茂樹は4年前に殉職したと聞かされ、晶は自分が何者なのか分からなくなる。
さらに、晶との特別な繋がりを示唆しつつ消えたすず。晶は自分とすずを重ねずにはいられない。
この世ならざる場所で晶はすずと会う。そこで突きつけられたのは、すずか父かの二者択一。
晶は・・・すずを選んだ。「好きな人のそばにいてあげなさい」という父の言葉を思い出したから。
多くの謎を残しつつも、このお話は終わりを迎える。
すずのルートへの伏線として使われた感が否めない。結衣の魅力が十分に感じられないまま終わってしまった。結局残ったのは、頭の弱い腹ペコ娘って所だけ(涙)
■茉百合
優しくて頼れる、お姉さんキャラ・・・ではない!!
「なんて呆けた顔をしているのかしら。まさか私が泣いてすがるとでも思ったの?・・・お前ごときに、そんな真似するわけがないでしょう…まだ理解できないの?愚鈍ね。私はね、何の取り柄もないつまらない男に時間を割く趣味は無いの。だから私にもうかかわるな。はやくきえなさい」
突如現す、ドSな本性。そんな何の取り柄もない男に惹かれる、その他ヒロインの立場無しwww
>でも、私の心は持っていかれましたwお前って呼び方イイ。
二人になった途端、ツンツンする女の子。これからはデレツンの時代。
そして、あれだけ言われてもヘコタレない晶は結構図太い。Mって訳でもなさそうだしw
このルートの晶は積極的。というか欲望に忠実なだけ?
茉百合に後ろから抱きつき、無理やりキスとかどんだけw
でも、なかなか自分の殻を破らない茉百合みたいなタイプには、有効手なのかも。
茉百合が晶に冷たく当たる、本当の理由。それは幼いころの辛い記憶。
実は茉百合は、晶の父茂樹と知り合いで、彼をを慕っていたが、ある日眼の前で茂樹が射殺される。そのことがトラウマとなり、彼女はさらに心を閉ざした。息子の晶はある意味、茂樹の再来。晶の存在が彼女の心を蝕む。
■すずの
ドジっ子幽霊。幽霊の癖にお化けが怖い。転んでパンチラするのがワンパターン過ぎてなんか・・・。
幽霊と人間の恋について苦悩に始まり、徐々に物語の核心が明らかに・・・
すずのは、事故のショックで記憶を失い、自分が幽霊だと勘違いしていた。
本当は、フライアと呼ばれるタイムマシンに乗って、この世界にやってきた未来人。
>なるほど。フライア【空を飛ぶ】+ハート【心】→FlyableHeartってことね
正直、話が複雑な割に説明が簡素過ぎて、理解に苦しむ。並行世界や、時間跳躍を扱う以上、それを説明する十分なテキストが必要なのでは?このルートが所謂TRUEルートなわけですが、それで全ての謎が解けるという訳でも無い・・・。
私自身、途中からやる気が失せ始めて、真面目に理解しようとしなかったというのもありますが、他の方の書いたレビューなどを見ていると、やはりその辺りの詰めの甘さはあるみたい。
■サブキャラ
マックスが一番お気に入り。女の子のボディに換装して、見た目は女の子(せなせなのワーニャ似)だけど、心は男っていうギャップに萌えるww
好きなシーンは、メイド服着せられて文句を言うところとか、オシオキとして強制言語プログラムをインストールされるとこ。
↓サブを含めた、私の中でのキャラランキングはこんな感じ
マックス≧くるり>>天音≧桜子>茉百合>>すずの≧結衣
■BGM
音楽が実にイイ。私、水月陵(KIYO)さんの作るBGM好きなんですよ。この作品以外にも、「恋姫無双」「リトルバスターズ」「そして明日の世界より―」とか。水月陵の曲は、儚げで郷愁を感じる曲が多い。それに、山場で流れるBGMが、感情の高まりと同調する旋律で、自然と引き込まれる。
シナリオ:
CG:7
音楽:9
キャラ:6
エロ:0
システム:5
総評:59点
いろいろ惜しい作品。ということで、こんな点数。
のいぢは、まあまあ好きだけど、エロは全く感じないのでエロは0で。キャラに関しては、好きなキャラは好きなんだが、嫌いなキャラもいるのが足を引っ張って6^^;システムは普通なので5。
のいぢ絵好きな人は取りあえずプレイしみてはいかが?
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