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OSXで大文字小文字区別ファイルシステムを使わない方がいい件

ディスクをフォーマットするときにファイルシステムを選ぶことができるのはご存じかと思う。
Windowsな人は何も考えずにNTFSになる。
OSXな人は何も考えずにHFS+になる。

だが、何かを考えた人は、OS再インストールの時に別のものを選ぶかもしれない。
Windowsの場合、NTFS以外を選ぶメリットはそんなにないかも。Linuxと併用したりしているとメリットはあるのだが、最近はNTFSにも書き込めるからそのメリットも薄くなっているのかもしれない。

OSXのデフォルトファイルシステムは、HFS+であり、大文字小文字を区別しないものだ。なので、Desktopとdesktopというファイルは同時に存在できない。エラーになる。
Linuxなんかでは大文字小文字区別されるので、たまにUnix系ツールがビルドできないことがある。これは不便なので、先日Macが壊れて修理から戻ってきてからOS再インストールした時にHFS+の大文字小文字区別でフォーマットしてインストールした。

何の問題もなく使っていたのだが、つい最近判明したことがある。実は、大文字小文字区別ファイルシステムではAdobe Readerが正常に動かない。これは古くから知られているバグらしい。大文字小文字区別でOSXを使っている人は少なからずいるはずなのに、Adobeはこのバグを5, 6年放置しているらしい。ちなみに、CS4なんかも同様。製品版を買うつもりの人は注意した方がいい。

ちなみに自分はAdobe Readerを削除した。ln -sで解決できるレベルではなかったし、アップデートで上書きされると再びやるハメになるので。

というわけで、Adobe Readerに限らずAdobe製品を使う予定のある人は、OSXで大文字小文字区別にしない方がいい。

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