▼まずは混合ブラシツールの使い方から。混合ブラシツールは通常、ブラシツールを長押しすると選択できます。


▼とりあえずブラシを洗っておきましょう（お！？）


▼今回はブラシの硬さを少々やわらかくしてみましょう（モードは[ウェットミックス 多量]です）


▼まず青のエリアに筆を置き、赤に向かってドラッグすると、このような状態になります。


▼逆に赤のエリアに筆を置き、ドラッグすると、こんなカンジ。


▼中間をゆるやかにジグザクになぞると、こういうカンジになります（ここまでの動作は感覚的に習得していってください）。


▼Photoshop CS5の新機能には、絵筆ブラシ（ブラシピッカーの[ウェットメディアブラシ]の中にあります）も追加されています。本来、混合ブラシツールでは、この絵筆ブラシを使うのが推奨されているようですが、感覚的にまだ使いこなせないので、今回は従来のブラシでやりました＾＾；


それでは混合ブラシツールを用いた加工一例を。

▼今回の素材

The beautiful classic. / PhotoCo.

▼読み込んだ画像のレイヤーを山ほど複製しておきます（ディティールにこだわるなら。笑）


▼まず、いちばん上に来ている画像レイヤーを描画モード[除算]にします。


▼[フィルター]-[ぼかし]-[ぼかし（ガウス）]で輪郭を呼び出します（注・オリジナル技です！）


▼ぼかし（ガウス）を使用したレイヤーと直下のレイヤーを結合させて輪郭のレイヤーを完成させます。


▼結合したレイヤーを複製し、描画モード[乗算]にして、輪郭線をさらにハッキリとさせ、これを結合。


▼結合して完成した輪郭のレイヤーを[イメージ]-[色調補正]-[レベル補正]します。


▼レベル補正で右端の白のピッカーをすこし左にスライドします。これにより、すこしノイジーだった部分が除去され、キレイな輪郭線になりました。


▼完成した輪郭のレイヤーを描画モード[乗算]にすると、こんなカンジになります。


▼輪郭線を作ったレイヤーの直下にまた同様にして、さらに輪郭となる下地を作り込みます。ので、直下のレイヤーを選択し、描画モード[除算]にします。


▼[フィルター]-[ぼかし]-[ぼかし(ガウス)]で、今度は半径の値を先ほどより、大きめにとります。


▼直下のレイヤーと結合して、それを複製し、描画モード[乗算]にします（ここまでは最初の輪郭線を作ったときと同じ流れです）。


▼乗算で乗っかっている方のレイヤーを今度は[フィルター]-[アーティスティック]から[色鉛筆]にします（値は画像を参照してください）。


▼するとスケッチ（手描き）タッチの輪郭が完成したので、最初の輪郭のレイヤーと輪郭系レイヤーをすべて結合してしまいます。


▼完成した輪郭のレイヤーを描画モード[乗算]


▼乗算で乗っかっている輪郭レイヤーの直下のレイヤーを選択し、[フィルター]-[アーティスティック]から[カットアウト]を選択します。


▼値は、だいたいこんなもんです（この後、ついに混合ブラシツールを使うので、そのベースとなる素材作りと考えてください）


▼ここからが、ようやくCS5の新機能、混合ブラシツールの出番です！選択レイヤーはカットアウトのままでお願いします！


▼顔の部分を中心に混合ブラシツール（通常の●筆、最初の例のカンジの値）でなぞると、こんなカンジに仕上がりました（背景や髪の毛などは、わざとカットアウトのカンジを残しています）


▼輪郭のレイヤーとカットアウトのレイヤーを結合。さらに直下に何色でも良いので塗りつぶしたレイヤーを作り、それに対し、描画モード[スクリーン]にすると、このとおり！


▼塗りつぶしたレイヤーを選択し、[イメージ]-[色調補正]から[色調・彩度]を選択し、調整すれば、後からいくらでも色合いを変えられます＾＾ｂ


▼今回は大作（※作業時間は大したことないけど、ブログの記事にするとなると超手間でした。作品を仕上げるのの、マジで10倍近い時間がかかります＾＾；）になりましたが、ようやく完成です！おつかれさまでした(特にオレ！笑)。あ、今回は(下に続く)ブログランキングのランクアップほかにも協力していってくださいね！ごほうびとして！笑

それでは、また。