« 「ゲバラのような人間に」 | トップページ | 浅草から »

2008年1月 4日 (金)

ファスレーン365の話を聞いた

P7250051w400


イギリスの核兵器を無くす運動ファスレーン365の昨年夏の日本チームの英国での活躍の様子を代表である佐賀大学の豊島教授から正月の上京の機会に他の三人と一緒に直接聞く事が出来た。

豊島教授の書いた報告記事は雑誌[世界]の1月号に出ていると聞いていたので事前に読もうと書店を捜したが見つからなかった。
岩波は買い取り制なのでこの時期になると書店ではあまり手に入れにくいようだ。
いずれファスレーン365のブログに載ると思いますがそれまでは図書館ででも読んで貰うしかありません。

以下教授に聞いた話と頂いた記事を中心に書きます。

この長崎の被爆者を含む日本チームの活躍は地元の全ての新聞が取り上げ被爆者のプロフィールを紹介した新聞もあった。

P7250059w400

この運動は世論を大きく動かしイギリス世論の六割は核兵器を装備したトライデント原潜4隻の更新に反対となっている。ファスレーン基地のあるスコットランドでは7−8割が反対であり州政府自体が反核の立場をとるようになり核兵器の保守の為に必要なスコットランドとロンドンの間の輸送を禁止する法律などの制定を検討している。

去年の春のトライデント継続の議決に反対して辞職した閣僚まで出た。[ナイジェルグリフィス]

この時に私は英国の全議員に反対投票を依頼するメールを送りメールや手紙で返信を送ってくれた人もいた。
中には日本の広島長崎の被爆者の事を考えて反対投票をしたという嬉しいメールもあった。
[昨年の弊ブログの記事参照]

一年間のファスレーン365の運動はとりあえず終わったがイギリスの核兵器を無くす運動はこれからだ。

市民も警察もジェントルでとにかく楽しくやっているイギリス人のこの運動スタイルを日本に輸入してイギリスが非核の国になった後は日本を非核の国にしたいと本気で思うこの正月です。

「世界」の紹介記事

12名の日本市民はいかに英国の核基地を封鎖したか――核ミサイルを「非武器化」するファスレーン365運動――
豊島耕一

--------------------------------------------------------------------------------


 英国で唯一、核(「トライデント」核ミサイル約200発)が配備されているスコットランドのファスレーン基地のゲートに、各国から集まった市民が一年間交替で座り込み,非暴力の抵抗をすることで、基地の機能を麻痺させ、核兵器が国際法に違反することを際立たせる、そしてそれにより世論を喚起し、英国での核廃絶を実現しようとする。それが、2006年10月から1年間にわたって行なわれた「ファスレーン365」というプロジェクトだ。
 筆者は,2007年7月に、日本の市民12名の責任者として現地に赴き,封鎖行動を実施した。その経験と運動論、そしてイギリスの核をめぐる状況の一端を紹介する。
とよしま・こういち 1947年福岡県生まれ。九州大学および同大学院卒。理学博士(原子核物理学)。久留米大学医学部講師、佐賀大学教養部教授を経て、現在は理工学部教授。現在の主な研究分野は量子干渉現象。2001年の設立から04年の解散まで「国立大学独法化阻止全国ネットワーク」の事務局長を務める。

今年も激励を込めてクリックをお願いします。
人気ブログランキングへ
こちらもお願い致します
FC2ブログランキング
こちらもお願い致します。
BlogPeople

このサイトのあなたのレビュー!


« 「ゲバラのような人間に」 | トップページ | 浅草から »

ファスレーン365」カテゴリの記事

コメント

眠り猫さん
コメントでのtbありがとうございます。
この記事はショックでした。
日本はアメリカを思いやっている余裕はないでしょう。

>年末に日本の一人当たりGDPはOECD30か国中世界18位に転落、という結果が発表されました。かつて1994年には世界の17.9%を占めた名目GDP総額も、ついに1割を切り9.1%になりました。「豊かな国」からの退却が続いています。長期的データでみても、世界経済に占める日本のプレゼンスのピークは終わったと考えられます。物価の高さと贅沢なライフスタイルだけは、まだ続いているようですが・・
http://www.ff.iij4u.or.jp/~katote/Homef.html

 おはようございます。
 今朝の私のブログの記事です。
 http://heiwawomamorou.seesaa.net/article/76494842.html
 いつも失礼します。

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: ファスレーン365の話を聞いた:

» 映画「インサイド・マン」を観た [ミクロネシアの小さな島・ヤップより]
家にDVDプレイヤーもTVモニターも置いてないし、普段はレンタルDVDなんてめったに行かないのだけれど、ジャパン・ハンドラーズと国際金融情報さんの記事を読んで、スパイク・リー監督の2005年制作映画「INSIDE MAN」(インサイド・マン)を見てみたくなった。デンゼル・ワシントンとかジョディ・フォスターとか聞いても、俳優・女優の名前にはとんと疎いので、誰が誰だかわかんないんだけどね(笑)。 そんなことを思い出しながらYCAビルに入っているレンタルDVD屋の前を通りかかったので、フラッと戸を開... [続きを読む]

» 08年1月5日 土曜日 もう5日過ぎちゃった。 [護憲+グループ・ごまめのブログ]
08年1月5日 土曜日 もう5日過ぎ去った。  今日の朝日のトップは、{/arrow_r/}(ここをクリック)だった。  昨日のブログにも書いたが、救命センターに搬送急増とあった。  必要な医療提供が困難とあるが、医師を養成して本当に役に立つには10年以上の年月は必要だという。  その医師の資格を得るには、日本では資産家しか成れないのが現状だ。医師を養成するには、普通の家庭の子供たちでも医大を受験できるように国立医科大学は授業料は免除にして定員を増やすべきだろう。  其れにしても、今年からこれを... [続きを読む]

» 宮古島の「バイオ燃料島構想」が頓挫 [JUNSKYblog2008]
 環境省を中心に6省庁が推進しようとしてきた、沖縄産サトウキビ糖蜜(廃棄物)を原料としたバイオエタノール実証実験が頓挫したらしい。  植物由来の燃料であることから、カーボンニュートラル(使用してもCO2を増加させない)の燃料【バイオエタノール】が,日本では,昨年頃からマスコミを賑わすようになった。  その数年前には、てんぷら油など廃棄食用油を原料としたバイオ・ディーゼル・フーエル(BDF)がもてはやされ、現在も「菜の花プロジェクト」として滋賀県・京都市など複数の自治体で採用されている。  一方で... [続きを読む]

» 109:「バカの壁」より「アカの壁」…その6 [SIMANTO BBS]
昨日、友人と柿狩りに…あま〜い!…ムフフ! 転載、歓迎! あなたも参加を!「アカの壁」突破大作戦! 流れを創り出すのは、俺たちだ... [続きを読む]

» 品川正治氏の日本経済への提言 [旅のプラズマ]
 年末年始はいろいろな人が発言をする。その中のいくつかを書き留めておこう。旧日本火災の社長を務め、経済同友会終身幹事である品川正治氏が、ある新聞の対談で「日本資本主義の大転換の必要性」に触れ、市場原理主義、新自由主義を批判している。氏の発言をそのまま列挙しておく。 「日本の市場経済というのは、もともとは、市場原理主義とははっきり違うものだったのではないかと思います。医療、福祉、教育、環境、農業という問題を、すべて市場で解決しようという姿勢は誤りではないか。とくに小泉内閣以降は、新自由仕儀、あるいは... [続きを読む]

» 靖国の矛盾 [薫のハムニダ日記]
靖国の矛盾/高橋哲哉 2008年の新年が明けた。新しい年の最初のコラムだが、昨年に続いて靖国神社問題で始めることをご了承いただきたい。昭和“天皇”がA級戦犯の合祀に不快感を抱き、靖国参拝を中止したことは、彼が東京裁判の結果に感謝したということから考えればよく理解できるという話を前回はした。 靖国は天皇の命令により、お国のために戦死した者を祀ってきた。そのような“天皇の神社”靖国が天皇の意思に反して戦犯を合祀して天皇を不快にさせ、彼の参拝を受けることができなかったということは、自己矛盾以外... [続きを読む]

« 「ゲバラのような人間に」 | トップページ | 浅草から »

無料ブログはココログ

逆アクセスランキング

" href="">FC2SEO
2024年12月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31        

カテゴリー

アクセスカウンター