誰も目を向けることのない、細い路地の片隅で、
真っ赤な花を咲かせていました。
硬いコンクリートの隙間から顔を出した生命力は素晴らしく、
こんな場所でも生きていけるそのたくましさに、
とても心を打たれるものがありました。
(2006年6月撮影)
撮影地:兵庫県尼崎市
撮影機材:RICOH GR DIGITAL
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僕の生まれ育った兵庫県尼崎市は、場所にもよるのですが、実家のある
南部の方は下町風情が大きく残っています。
街中を歩くと細い路地がいっぱいあったりして、散歩をしても毎回
違った表情を見せてくれるので、結構楽しいです。
今は大阪の藤井寺に住んでいますが、時々実家に帰ると、尼崎の良さを
発見することがあります。
自分って、勝手なものなんですよね…。
藤井寺に引っ越すまでは、尼崎なんて早く出たい!!と思っていたのに、
離れてから気づく、大切なものっていうんでしょうか、
自分の地元にはこんなにスナップ写真に向いている街並みが多くあるのかと
気づかされることが最近多々あります。
そういった意味では、ずっと尼崎で生まれ育ってきたので、
視野が狭くなってしまっていたのかな…。
藤井寺の街は大好きです。自分で気に入って引っ越しましたから。
でも、これからは尼崎の街も、もっと好きになれそうです。
もっともっと、いろんな事を経験して、自分の視野を広げてみたいな…
そうすれば、自分の写真ももっと変えていくことができるじゃないかな…
そんなことを考えながら、この時はGR DIGITALを片手に、
尼崎の街並みをスナップしていました。
また小刻みに尼崎の街並みスナップを、時々アップしていけたらと思います。
これは、ガンバローって気になれる写真ですね。
文章をよまなくても、そんな風に思えました。
私も昔は、福島なんて、田舎で、、、って思っていました。
でも、写真をはじめてからは、なんて自然豊かな、いいところだろうってそう思っています。
田舎で恥ずかしいようなことを、言っている人がいたならば、田舎を誇りに思いなさいといいたくなるくらいです。
山も海もあって、車に乗れば生活もなにも苦になることもなく、あぁ、素晴らしい。
外からみて、初めてそれの良さがわかるものです。
その中にいるときは、それがすべて"当たり前"なんですから。
"当たり前じゃない"ということを認識することが、本当の姿を知る第一歩なんじゃ、ないのでしょうか?
地味でもいい、自分らしく精一杯生きられたら。。。
そう思います。
[2006/06/21 01:50]
ぷりん
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[2006/06/21 22:17]
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どちらの町にも行ったことがありますが、良いところですね。
しかし、故郷って特別のような気がします。
私も、大阪にしばらく住んでいましたし
いろんな良いところにも行きました。
大好きです。
でも、でも、やはり田舎でも今のところが一番のように思えます。
それぞれの環境を理解できるようになれば
いい写真も撮れるかな・・?
[2006/06/21 23:51]
海
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>atom.さん
ありがとうございます。
以前、和歌山に住んでいる親戚からは、田舎よりも都会の
大阪に住みたいと強く願っているって話をよく聞きました。
僕は子供の頃から自然を求めていたので、それがいまいち
理解できなかったんですが、僕もその親戚も、お互いに
ないものを求めていたんでしょうね。
でも、その親戚は大阪に出ることなく、和歌山に住み続けて
います。やっぱり、自分の住んでいるところが一番なんでしょう。
時間が経ち、いろんな経験をすることによってわかってくるものって
ありますよね(^^)
>RKROOMさん
そうですよね。今自分のおかれている状況を改めて見つめる事って、
なかなかないと思います。僕は引越しという経験を経て
過去の自分の環境を見つめなおすことができましたが、
そこにどっぷりはまっていると、気づきにくいですよね。
何事も、動いてみて初めてわかること、多いと思いますし、
僕はそれに気づくことができて、良かったと思います。
>ぷりんさん
僕もそう思います。周りの環境は常に変化し続けていて、
自分もそれに流されそうになってしまう時がありますが、
自分の考え方をしっかり持っていれば、まず失敗することは
ないと思います。
この花のように、将来の自分に綺麗な花を咲かせたいですね。
>海さん
僕は子供の頃から、「尼崎なんて早く出た~い!!」って
強く願ってきましたから(笑)
でも、こうして引っ越して周りの環境が変わると、
尼崎のよさっていうのも見えてくるんですよね。
和歌山は好きになれても、尼崎は好きになれないやって
思い続けてきましたが、やっぱり生まれ育った街と
いうのは特別な思いが知らないうちに芽生えてるものなんですね。
尼崎も藤井寺も和歌山も、今ではみんな大好きな、
大切な場所になりました。
[2006/06/22 01:02]
おっきィ
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ふみかさんのブログからやってきました。
こんにちわ。
私は家族とともに海外に出ていて3年前に日本に
戻りました。
今は実家のそばにくらしているんですが
回りを見回すと田圃とか沼とか昔はちっともいいと
思わなかったものが素敵に思えてきます。
子供とカメラという媒体にであったからでしょうか?
上の子の小学校の教科書にありとスミレという話が
あってスミレはありに種を運んでもらってコンクリートの隙間などから芽をだすことができるそうです。
なんかそういう自然の生命力に感銘を受ける今日この頃です。よろしかったら私のブログにも遊びに来てくださいね。
こんにちは^
体調の方よくなりました。
ご心配おかけしました。
さてさて、私もこういうのが好きです。
何気ない感じでちゃんと生きてるなーと感じしますもんね^^
やはり生まれ育った場所はいいもんだと思います。
嫌な思いでもいい思いでもごっちゃになってそれが
何時しか心休まる場所になっているんですよね^^。
[2006/06/23 12:42]
NOM
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>mayさん
こんばんは。お越しいただきましてありがとうございます。
その時は当たり前だった風景も、いざ少し離れてみると
実はとても魅力的な風景だったってこと、よくありますよね。
その時、当たり前だったものがとても大切に思えてきて
よりその風景が好きになります。
生まれ育った街は、たとえどんなに離れても、
いつまでも自分の故郷であり続けるんだなぁって感じました。
忙しさにかまけてしまって、ご挨拶に行けてなくてすいません…
ぜひ伺わせていただきます(^^)
>NOMさん
もうすっかり大丈夫なんですか?よかったです(^^)
でも、病み上がりはしばらく無理なさらないで下さいね。
コンクリートの割れ目からも生命が育つなんて、
考えるとすごいことですね。
そのたくましい命を見ると、僕も心打たれるものがあります。
[2006/06/24 22:59]
おっきィ
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