男の上司は耳をふさぐ!?
トモミ:「ウチの上司って耳の痛いことを言うとすぐに聞こえないふりをするんだよね」
ナオコ:「わかるわかるー。男の上司って、女の上司に比べてすぐに耳をふさぐよね」
トモミ:「そうなのよ。どうしたら話を聞くようになるんだろうね」
どうやら、男性上司が部下の女性達の言葉に耳を傾けていないようです。
■良くあること
男性上司に対して、仕事の問題点や組織の問題点を指摘する。
そうすると上司の男性が聞こえないふりをしたり、話をすぐに切り上げようとすることは良くあることです。
なぜ男性上司が聞こえないフリをするのかというと、これらの問題点は解決不可能なことが多いからです。
話をじっくり聞いてしまうと『対応しなければ』と男性上司は思います。
しかし、実際問題解決のしようがない。
だから、聞かなかったことにしよう。放置しよう。
男性上司はこのように考えるのです。
■問題意識を共有したい
では、女性部下の視点から見てみましょう。
仕事や組織に問題が見つかると、女性はぞれを男性上司と「共有」したいと思います。
問題意識を共有することによって、少し前進するからです。
周りみんなが同じ問題意識を共有できれば、一人で解決ができないことでもいつか解決できることもあります。
なので、その場の解決のためではなく「共有」目的で話をしていることも多いのです。
■対策を文書化して、責任を持とう
男性上司からすると、問題解決できない話を延々聞かされたくない。
こう思う人が多いでしょう。
ただ、女性は共有目的で話していることが多いので、
女性部下の話は『対策はとらなくてもとりあえず聞く』ようにしましょう。
そうすれば、女性部下のフラストレーションもたまらなくて済みます。
女性が男性上司に伝える際には、『解決しなくてはいけない問題』だけを伝えるようにしましょう。
ただ単に問題を指摘するだけだと、男性上司は耳をふさいでしまいますので。
また、どうしても問題解決をしたい場合には、次の2つのことを実践しましょう。
(1)問題と解決方法を文書化する
問題を伝えるだけではなく、解決方法を示しましょう。
文書化することで、情報共有もしやすくなりますし、「残る」ものになるので人を動かすパワーにもなります。
(2)解決のための責任者を自分にする
上司を動かすよりも、自分で責任をとると言い切った方が良いです。
自分がリスクを背負わないで提案するだけの場合、意見が無視されることが多いからです。
職場ではいろいろな利害関係が存在する分、上手くいかないことも多いものです。
だからこそ、各個人で少しずつ環境を良くする努力をしていくことに意味があるのかもしれませんね。
織田隼人 | この記事を友達に紹介する