手抜きの愛情表現
ミカ:「ねえ、チューしてよーー」
ツヨシ:「こんな人前じゃ無理だよ。じゅあ、ほら指を出して」
ミカ:「指?はい」
ツヨシ:「はい、俺の指とミカの指を合わせて、指チュー」
ミカ:「・・・・ま、いっか。これ二人の秘密のキスだね」
■愛情表現は秘密
最近、私の周りでは結婚が流行しています。
そんなわけで、新婚夫婦の調査が進むわけですが、ラブラブ夫婦にはちょっとした面白い傾向があります。
ついでに結婚して4,5年くらいの夫婦にもラブラブ度合いがどれだけ続いているかを聞いていたりします。
さて、結婚後の仲良し度合いが続いている夫婦にはちょっとした面白い共通点がありました。
それは、手抜きの愛情表現(秘密の愛情表現)が二人の間に存在しているのです。
たとえば、指と指を合わせて擬似的にキスをする「指チュー」
たとえば、投げキスよりもっと手軽に口だけキスの形をする「無線チュー」
たとえば、好きだよとか愛しているよの代わりの言葉として言う「らぶっす」
表現方法はカップルによって様々です。
ですがこれらの愛情表現には、共通して「二人にしか通じない(他の人には意味が分かりづらい)」「簡単に愛情表現ができる」という特徴をもっています。
■持続性の強化
手抜きの愛情表現。
これ、結構面白い効果を生みます。
普通に愛情表現をするとなるとちょっとした心の労力が発生します。
たとえば、キスをする場合。
「食後だとちょっと・・・」とか思ったり、「人前じゃあできないし」と思ったり。
たとえば、「愛してる」というのは非常に恥ずかしかったり。
こうした心の労力は、手抜きの愛情表現で解決できてしまうのです。
指同士を合わせるのであれば食後でも人前でも気軽にできるのです。
■続けること
この手抜きの愛情表現が良いところは、実行するのに心の労力があまりかからないので、継続して実行することができる、というところです。
毎日のように指を合わせる。
これだけで、お互いに愛情表現を感じることができます。
心の労力が少ないために、毎日のように繰り返して実行することができるのです。
毎日続けることによって、二人の愛情も継続して成長していきます。
手抜きの愛情表現は付き合っていると結構自然にできてくるものです。
この愛情表現、続けてやってみてください。
そうすると、二人の愛情がずっと長いこと続くことにつながります。
気恥ずかしさをごまかすために作られる手抜きの愛情ですが、結果的には二人の愛情を続けさせる効果もあるのですね。
織田隼人 | この記事を友達に紹介する