経験値と恋
ワタル:「やっぱ女の子は清楚で黒髪の子がいいよな」
キヨシ:「そうかな、俺はギャル系の子が好きなんだけどな」
ワタル:「そういや、おまえは昔、髪の毛が派手だったよね。それと関係してるんだろうな」
■自分の好み
自分の恋愛対象となる相手は、自分と似ている人が多くなる傾向があります。
例えば、髪の毛を染めたことのない人。
こういう人は髪の毛を染めていない異性に惚れる傾向があります。
(髪の毛を染めている人を避ける傾向があります)
逆にギャル系の人はギャル系の異性を好きになる傾向があります。
どうして、人は似た傾向の人を好きになるのでしょう?
■思考不理解は恐怖
異性相手というのは相手の思考がわかりにくいものです。
人は「理解できないもの」に対しては恐怖を抱きます。
例えば「髪の毛を染めるのはおかしい」と思っている人が、髪の毛を染めた人を見ると「この人は自分の理解の範疇を超えている」というように感じ、「わかり合えない」という恐怖感を持ってしまいます。
だから、似た人を好きになるのです。
■未経験は対象を狭める
ただ、ギャル系の男性も清楚な女性を好きなることはあります。
しかし、髪の毛を染めたことがない男性がギャル系の女性を好きになることは少ないです。
なぜかというと、ギャル系の男性は髪の毛を染めていない時期もあったからです。
そう、ただ「髪の毛」を染めたことがあるかないか、たったそれだけで恋の対象が変わってしまうのです。
この未経験による恐怖感は特に男性の方が強く持ちます。
男性が高学歴女性を苦手とする理由の1つに、この未経験の恐怖があります。
自分が高学歴でない場合、女性だけが高学歴経験があるので、男性は恐怖感を感じてしまうのです。
■実際はそれほど怖くない
ただ、実際に付き合ってみると、未経験分野を女性が持っていたとしても普通に付き合えることが多いです。
ほとんどの場合、「恐怖」が先に立って、そもそも恋愛に発展しない、ということの方が問題になります。
異性を見るときには自分が未経験のものを相手が経験していたとしてもそれほど恐れる必要はありません。
恋愛は「人間性」が重視されるので、経験値についてはそれほど気にかける必要がないのです。
特に男性は、未経験の恐怖から恋愛対象を絞ることがありますが、それはもったいないことですので、「相手の経験」を見るのではなく、相手の人格を中心に見ていくようにしましょう。
そうすれば、本来実はずだった恋を逃すことが減りますから。
織田隼人 | この記事を友達に紹介する