インフィニット・ストラトス 第7話
- ジャンル:[アニメ・コミック]
- テーマ:[IS<インフィニット・ストラトス>]
『ブルー・デイズ/レッド・スイッチ』
≪あらすじ≫
学年別トーナメントで優勝すれば一夏と付き合える。
箒が一夏とだけしたはずの約束がなぜか広まっている状況に困惑しながらも、箒は自らの過去を振り返りながら今度こそ暴力ではない“強さ”で優勝を勝ち取ると誓う。
一方、是が非でも優勝して一夏と付き合いたいセシリアと鈴音は模擬戦をして実力を高めようとするが、そこにラウラが割って入る。一夏を侮辱され憤怒の二人はラウラへと襲いかかるが、ラウラのIS<シュヴァルツェア・レーゲン>はAICと呼ばれる慣性制御する装置が組み込まれており――
≪感想≫
今週のIS
ラウラの専用IS<シュヴァルツェア・レーゲン>が事実上初戦闘と言ったところ。前回からさらに、
・AIC(慣性中和装置)
・ワイヤーアンカー
・腕部固定型エネルギーブレード
と、武装披露。
AICとあるが、イナーシャル・キャンセラーは『トップをねらえ!』でも出て来た慣性中和装置の名称で、割とSF系の作品だと慣性だとか重力だとかの制御は定番として出て来る。実際に本作でも、おそらくISの飛行制御にはこの手の慣性制御が用いられているはずで、そう考えればAICという装置は行きついた先に出て来る真っ当な装置なのだろう。
今のところ問答無用の防御システムとして機能しているが、果たして欠点はあるのか。<ブルー・ティアーズ>の四方向攻撃に対してはセシリアが「動きが止まりましたわよ!」と口にしたように、複数個所からの同時攻撃は制御難易度が上がって、攻撃や機動と言った他のISのスペックがダウンするのかもしれない。
ワイヤーアンカーに関しては、アニメ映えする感じに無制限に伸びる、伸びる。どこにあの太さのワイヤーをあれだけ搭載しているのだろうかと思うほど伸びた(笑) ただこの手のアニメ映えする描写は珍しくなく、『新機動戦記ガンダムW Endless Waltz』でもアルトロンガンダムが設定以上にドラゴンハングを伸ばすシーンがあり、設定云々よりもアニメ映えを重視していた。と言うわけで、ツッコんでも意味がないので、「これはこれ」として受け入れているwww
腕部固定型のエネルギーブレードはこの手の機体だと緊急防御用と言ったところか。鈴音の空中ディスプレイには「中距離両用型」と表示されており、<シュヴァルツェア・レーゲン>の特性を考えれば徹底して防御⇒ワイヤーで相手を捕縛⇒大型実弾砲による砲撃がセオリーの戦い方と言えそう。もしこれで<シュヴァルツェア・レーゲン>が近接戦闘を想定しているなら、大型実弾砲は接近戦で小回りを損ないデッドウェイトになる可能性が高く、武装選択が明らかに間違っているからだ。
ラウラと<シュヴァルツェア・レーゲン>の強さを示したかったのだろうが、セシリアと鈴音はあまりにお粗末だったなぁ、とw だが、それも致し方ないことで「(こう言う言い方は良くないが)無能な味方は敵よりも厄介」とも言われるように、連係不足のペアほど付け入る隙があるものもない。
ただでさえ急遽組んだペアで普段いがみ合っている二人だから、むしろ一対二と言う状況はラウラにとって有利なだけだったわけだ。それを見抜いてラウラが挑発し一対二と言う状況を作り出したのなら凄いと思うが、単純に「一対二はハンデだ」と思っていそうで、シャルルが「一年最強」と称していたが冷静さと分析能力と判断力を鑑みればどう考えてもその分析出来たシャルルが「一年最強」で間違いなさそう。
少し余談になるが、一夏のIS<白式>の脆さをようやく確認出来た感じ。映像上ではバリア貫通攻撃一回ですでにシールド値の大部分を消耗しており、イグニッションブーストを一回使えるかどうかまで追い込まれていた(そうでなければ一夏が「頼む<白式>、あと一回イグニッションブーストを使わせてくれ」みたいなことは言わないはず)。
これまでバリア貫通攻撃とかイグニッションブーストの異常性がまるで見えない映像だったので何とも言えなかったが、必殺の攻撃一回+加速一回でガス欠寸前(?)なら確かに<白式>は欠陥品だよ、うん。
強さと暴力の違いとは
箒のバックボーンが描かれたわけだが、思いのほか箒が口にした「強さ」「暴力」の言葉が重みを増す展開になっていて驚いた。ただのセリフ回しではなく、ワイヤーで捕縛したセシリアと鈴音を一方的に殴るラウラの姿を経ており、しっかりと展開として伝わってくる言葉や意味としての重み。この辺は、原作通りの展開だろうから、原作でのプロットが上手だったと言える。
実際に「強さ」と「暴力」の違いを問われても難しいだろう。表裏一体どころか、簡潔に観ればそこに大きな差はない。おそらく物理的に「強さ」と「暴力」の違いはない。手加減をするとかそう言う次元の問題ではない。
だからそこに差が出て来るとすれば、それは物理的ではない部分――精神的な部分の違いこそが「強さ」と「暴力」を区切る境界線と言えるだろう。
箒はすでにAパートで自分の過去を振り返ったところで、“本当の「強さ」”を考えており、半ば答えも見つけ出しているので、このままでは物語としてはちょっと成立し辛い。
だからこそ、物語として箒はラウラと組むハメになったのだろう。一夏と付き合うために優勝したい箒だが、それは同時に自尊心の高さから自分の強さに酔って他人を甚振ることしか出来ないラウラを優勝させることであり、それは箒が否定したい「暴力」を肯定してしまうことになる。
実直で真っ直ぐな箒が折れて妥協するとは到底思えない。彼女ならラウラを説得するなり、ラウラを裏切るなり、アクティブに行動に出るに違いない。
優勝して一夏と付き合うと言う「目的」と、譲れない自分の中にある「信念」
その板挟みになった箒がどんな行動に出るかこそが、来週もお風呂シーンとかあってシャルル無双っぽい8話の本当の注目すべきポイントと言えるだろう。
余談
どう見てもIS用の巨大な刀を生身で振るう千冬姉が凄過ぎ(((( ;゚Д゚))))ガクガクブルブル
ただ持っただけじゃないんだぜ? その刀を手にして、ラウラとシャルルが驚くほどのスピードで割って入って、トドメを刺そうとしていたラウラの打撃を防ぐほどのパワーがあるってことだ。凄過ぎだろ。
でも、千冬姉ならきっと一夏がバリアを破壊しなくても一夏のピンチならIS用の日本刀片手に「私の一夏に何をするつもりだ、この小娘がぁ!!」って心の中で叫んで割り込んでくれる気がする、うん(笑
第8話『ファインド・アウト・マイ・マインド』
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- at 02:47
- [アニメ(放送終了):インフィニット・ストラトス]
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原作では、鈴が接近戦で両腕のブレードと複数のワイヤーを二刀流では捌き切れず、とっさに衝撃砲を使ってしまったという失敗なのですが
アニメでは単にぶっぱなしただけ、みたいなシーンになってしまいました
ラウラが1年でもっとも強いというのは、これはむしろ当然のことだと思います
一人だけ軍人で、千冬姉がドイツで教官をやっていた時期を考えれば訓練期間ももっとも長そうですから
訓練の質と量が、そのまま実力差となっているということではないでしょうか
判断力云々はともかくとして、単純に戦闘技術に限れば、という話ですが