神のみぞ知るセカイ 第4話
『今そこにある聖戦』
≪あらすじ≫
くれよん
それは、かつて発売されながら、修正パッチを用いても膨大なバグが残って誰一人攻略出来ないと言われた難攻不落のギャルゲー。そのゲームを再び手にした桂馬は、エルシィを半ば強引に巻き込んでこのゲームの攻略を目指す。
あまた存在するループバグ。それに辿り着かず、針の穴に糸を通すほどのごくわずかな限られた選択肢から、ループに突入する以前に別ルートからの攻略を試みる桂馬。しかし、やってもやってもバグだらけ。誰も攻略出来ず、しかも作った会社まで倒産したゲームにどうしてそこまでの熱意を向けるのか理解出来ないエルシィ。
そんな彼女に桂馬は―――
≪感想≫
桂馬の熱意
Q.桂馬さん、本名プレイでしたね?
A.当然だ! 偽名など言語道断! ヒロインたちと真摯に向かい合うのに、まずこちらから真正面で向き合わずしてどうする!
とまぁ、こんな回答がきっと桂馬から返ってきそうな第4話w ゲーム画面に映る「桂馬」の二文字が本名プレイを示していたわけですが、そんなところからも桂馬ののめり込みの度合いが測れる。
前回の感想でも書いたが、桂馬はかけ魂回収の為に女の子たちを口説くテクニックをゲームから得ているとしても、それを実行するのは三次元女子を拒絶する桂馬だ。如何にテクニックを知識として得ていようと、それを実行するだけの実行力と技術がなければ意味がない。ならば、どうして彼にはそれほどの技術があるのか?
それが、自分自身をゲーム中の主人公へと投影する熱意だろう。投影するって言ったって、本当にゲーム中に自分の意識をマジで飛ばせる特殊能力があるわけではない。だから、「投影する能力」とは書かずに「投影する熱意」と書かせてもらった。
ゲームもそうだし、さまざまなコトに対して興味や関心を持つことに対して人は「自分だったらこうする」と言った置き換えで物事を考えることがある。そうした時に、「自分ならこうする」と言う置換した際の結果と実際の結果や言動が一致すると、そこに共感が生まれ、愛着や好感へと昇華していく。無論、その逆も然り。思い通りにならなかった展開に対して、共感が持てないから、それに対する愛着は当然湧かない。
学術的に確立しているかはさて置いて、これが常々私が口にしている持論である。そういう意味で、4話の桂馬は正しく私の持論を地で突っ走ってくれていて、そういう意味でも私は観ていてとても楽しい。
今回、桂馬はアニメーション上の描写とはいえ、ゲームの中に自分自身を投影していた。それこそ時間の経過や隣にエルシィがいる気配すら感知せず、すべての感覚をゲームの中に転移させるくらいの勢いだ。
これらは、桂馬が自身を主人公へ投影することでゲームに対して共感を働かせていることである。他のゲームも当然桂馬はこうした投影によって共感を働かせ、ゲームをクリアする為のロジックとは別に二次元世界での口説くテクニックを、疑似的に体験として経験値のように積み上げていく。
それを即座に三次元で引き出せるわけではないが、ゲーム攻略の為のロジックによってエンディングまでの道筋を見つけたり、それ以外でも必要とあらば彼はその道筋を歩むのに最適な主人公のデータをゲームから逆にインストールすることで、ヒロインに最適な主人公に成り切って演じ切る。
普段、ゲーム中の主人公に自分を投影するからこそ積み上げた経験で、逆に自分に主人公を投影する。
もちろん、それが出来る出来ないは異論反論あるだろう。ただ、小見出しで書かせて頂いたように、出来る出来ないではない、それを超える熱意で彼は“やる”のだと思う。
エルシィの見るものは
Q.エルシィさんの能力は?
A.えっとですね、羽ごろ『そんなもの、“スキル:ドジっ娘A+(もはやギャグのレベル。なにも障害の無い場所で転べる)”に決まっているだろ!』決まっているんですかぁ、神兄さまぁ(涙目
とまぁ、きっとこんな会話が聞こえそうな、ドジっ娘スキルである。桂馬に注意促すはずが自分が一番注意しないといけないドジっ娘スキルA+は伊達じゃないwww
それはさて置いて、攻略不可能と言われるゲームに立ち向かい、それに巻き込まれたエルシィは、普段とは立ち位置がまるで逆。だが多少文句を漏らしながらも、彼女は桂馬と共に一人のヒロインをクリアする手伝いをする(ゲームの中のヒロインだけど)。
果たして、ゲーム世界に自分自身の意識を主人公へと投影するほどのめり込む桂馬を見て、エルシィは何が見えたのだろうか。制作会社もファンも見捨てたゲームの中のたった一人のヒロインを必ず救いだすと、夜中の学校で声高に宣言する桂馬を見て何を感じたのだろうか。
たった一人のヒロイン(キャラ名“空”)が様々な外的要因によってクリア不可能な鳥籠に入れられた状態を示す演出があった。鉄枠の黒い鳥籠のような牢屋、四肢には鉛の球が鎖で繋がれていて自由を封じている。そのキャラクターは、演出上ではゲーム中の“空”ではなくエルシィだった。もちろん、それは演出上の解りやすくするための描写にすぎないのかもしれない。
でも、エルシィもまた似たような境遇だったのではないか。彼女は何百年もただ掃除係を任されて―――と言えば聞こえはいいのかもしれないが、実際には掃除しか出来ず掃除しかさせてもらえず、落ちこぼれとして多くの者たちから見放されていた。孤独ではなかったかもしれないが、孤立はしていたはずだ。
そんなエルシィが二体ものかけ魂を集めた。これがどう評価されているかは解らないが、二人とも無事で首輪が発動していないことを見ると、少なくとも及第点は得ているはずだ。
評価されていなかった自分が、評価されている現実。
それは、桂馬が救い出したから。間違いだらけの契約だが、それでも桂馬は救い出してくれたのだ。
見放されていた自分に手をさしのばした桂馬。その桂馬が、攻略不可と呼ばれるヒロインに手をさしのばす姿。
もしかしたら、エルシィは攻略不可能と呼ばれるゲームの中で孤立している(と桂馬が考えている)ヒロインに自分自身の姿を重ねていたのかもしれない……。
全体として
空役が櫻井智さん。とても久しぶりにお声を拝聴した気がする。もう昔どんな声だったかなんて、申し訳ないが記憶の彼方で思い出せないw ただ、久々に聴けて良かったなぁ、と思う。
演出はAパートを中心にコメディ的に。アニメーションならではの喜劇と言うべきだろうか。場面チェンジで画面を横切るエルシィはもちろん、自身の無さを現したようにドンドン身体が小さくなっていく桂馬、かと思えば熱意に燃えて90年代前後のロボットものの御約束であった黄金化(笑)によってその熱意を示したり、動作や演出、BGMが付いてこそ面白く笑えるアニメならではのコメディがそこにはあった。
細かな芸当ではあるが、一つ一つの演出をとても丁寧にされている印象を受ける。好感が持てる作り方だと思うし、次回以降にも当然期待したい。
しかし、まぁ、アレだな。デバックしないで、二枚組ディスクの一枚が修正パッチで、文字化け有り・仮キャラのままetc...
そ も そ も 発 売 す る な w w w
第5話『IDOL BOMB!』
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