ストライクウィッチーズ2 第10話
- ジャンル:[アニメ・コミック]
- テーマ:[ストライクウィッチーズ2]
『500 overs』
≪あらすじ≫
501部隊に、マルタ島を結界で占領したネウロイ殲滅作戦の為、上層部が人気の取りを目的としてアフリカ戦線より、“アフリカの星”と呼ばれるカールスラント軍トップエースの一人ハンナ・ユスティーナ・マルセイユ大尉を送り込まれる。
作戦を同じくカールスラント軍トップエースの一人であるエーリカ・ハルトマンとのツーマンセルで行うことになったが、二人の息はあまりあっていない。
カールスラント軍で同じ航空中隊にいた頃、模擬戦8勝8敗と五分のハルトマンと決着を付けて最強の称号が欲しいマルセイユと、まるでそれに興味を示さないハルトマン。
だが、そんなハルトマンの心を珍しく燃やす出来事があって―――
≪感想≫
ゲストキャラのマルセイユと、珍しくやる気を出すハルトマン回。マルセイユのキャラクターや言動は、結構好みが分かれそうなので、各々のBlog様での反応が一つ楽しみである。
今回どんな回だったのか
そうと問われると、正直答え辛い。もとよりストライクウィッチーズってシナリオ重視ではなくキャラクター重視のストーリー性が多い為か、意図的なシナリオ構図と言う図式よりも、お当番回と言うパターンでのシナリオ構図の図式の方がしっくり当てはまる気がするから。
だから、今回、スタッフが何を見せたかったのかと言えば、たぶんハルトマンがバルクホルンのことが絡むと、普段の無気力さが消えて、“カールスラント軍トップエース”としての顔を見せることとその実力を改めて示したかったのだろう。
まぁ、文字で書けばカッコ良いけど、実際には「トゥルーデをバカにするな!」と言わせたかっただけのような気もするが(あくまで突きつめれば、だけど)。
今回のお話で、恥ずかしながらスタッフがどんな意図を私たち視聴者に送っているのかが汲み取れなかった。これで、ハルトマンが勝利を収めたならば、「気負って勝ち負けや、功を焦るものではない」と言う部分になるのだろうが、引き分けだからね。そうしたモノを見せたかったわけではなさそうだ。
そうした観点からも、テーマ性とか意図とかじゃなくて、単純にキャラクターを見て楽しむ為だけの回だったのだと思っている。
エースの資質
勝負や強さに固執するマルセイユと、それらにはまるで固執しないハルトマン。共にカールスラント軍トップエースでありながら、その在り方はまるで違う。
ただ両者の共通点は、共に自然体でいることなのだろう。
マルセイユもハルトマンもまるで正反対のようなキャラクターだが、自分の自然体の部分を決して崩そうとはしない。マルセイユがハルトマンに固執するのは、勝負だけではなく、そうした彼女の在り方が酷く自分に似ているからなのだと思う。
それは、戦果が残せているから目を瞑られている部分でもあるが、逆にいえばそれが出来ているから戦果が残せている部分もある。
戦う者にとって重要なことは山ほどある。先天的な天賦の才、努力や経験、知識と機転、事前準備と状況判断とあげればキリがないわけだが、二人の持つ共通の“自然体”の部分は、それらの土台に位置している部分だと思う。
つまり、コンディション管理(心身両面)という分野。
どんなに能力が高かったとしても、コンディションが悪ければ、その力は発揮されない。100の力を持つ兵士がコンディションが悪く50%の力しか出せないのと、60の力しかない兵士がコンディションを保ち100%の力を発揮するのでは、後者の方が戦力としては高い(あくまで数値化した時の話だが
自然体で居続けることができる、というのは裏を返せば、周囲の状況に流されにくく、心身ともに自分のコンディションを保つことが出来る可能性が高いということ。良くも悪くもマイペースでムラが少ない。ストライクウィッチーズなら、ミーナや坂本美緒、またはサーニャ辺りが当てはまりそうか。
逆にいえばムラっ気の多い芳佳やシャーリー、バルクホルンはその時のコンディションに応じて戦力の波が激しい。基礎スペックが高いバルクホルンでさえ、気負ったせいで、急激な魔力消耗に気づくことすら出来ず、コンディションを崩し、さらにそれを補おうと気負って無理をして事態を悪化させ、戦力値がかなり低下した事態もあった(第4話ジェットストライカーの回)。
そういう意味で、心身ともに自然体でいることが出来て、コンディション管理が(あんなずぼらな生活をしているハルトマンでも)出来ていることが、エースの資質の一つなのかもしれないと思えた。
今回ハルトマンは、バルクホルンの為に珍しく燃えたわけだ。それを自然体と呼んでいいのかという部分もあると思うけれど、特に気負っている様子は見られなかった。
バルクホルンがジェットストライカーを手にした時や芳佳が飛べなくなった時のように、変に気負う部分はなく、心の中で燃えてはいたけれど、作戦中も撃墜スコアをマルセイユより伸ばすために単独先行することもなく冷静で、ある意味いつものハルトマンの姿だったから、それは自然体に入るんじゃないかと思っている。
もう一つ自然体で在り続ける彼女たちは意外と客観的視点を持てる者が多い。
自分と言う確固たる軸があるから、精神的に周囲の状況や人物に左右され辛い分だけ、物事に対する洞察もブレない為に客観的視点が高まるのかもしれない。ここまでの10話で時折あった異様なほど仲間へのフォロー能力や洞察力が高かったハルトマンだが、こうして彼女の回になって振り返ってみると、こうした“自然体”の側面を持つ彼女だからこそできたことなのかもしれない、と思った。
いよいよ…
アバンでは、坂本少佐のみでどこかで観たような展開。烈風斬は鋭さを増し、海面を叩き割り、裂け目を作れるほどにまで(どんだけっ!と思わず画面に向かってツッコんでしまった/爆
だが、使った直後の疲労は著しい。
おそらく坂本少佐の魔力量はいよいよ底をつき始めたのだろう。今回の話を観る限り、飛行はまだ可能そうだし、武装も保有しているということは使えそうだが、烈風斬は文字通り一撃必殺であり、一撃必殺であるからこそその一撃で倒せない場合は敗北、というくらいにまでかなりハイリスクな必殺技となってしまったようだ。
複線は1話からずっとあって、8話でも改めて認識させられた上での10話でのこの描写。11話ではいよいよ全伏線回収と言うところか。基本がキャラクター重視のシナリオだし、その側面もあるのだと思うけれども、長期に渡った伏線が張られている坂本少佐のお話は、ちょっとこれまでとはまた微妙に色合いの違う物語になりそうな予感もある。
P.S.結局サブタイの意味が分からんかったのだが、ハルトマンとマルセイユ(とバルクホルン)のカールスラント組の総撃墜数が500overってこと?
第11話『私であるために』 上記のように坂本少佐回。いよいよ魔力量低下に対する一つの答えが少佐の中で出るか? まぁ、少佐なら“私であるために”最後まで戦い続けてくれるのだろうが。
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