2007.11/24 [Sat]
機動戦士ガンダムOO 第8話
- ジャンル：[アニメ・コミック]
- テーマ：[機動戦士ガンダムOO]
アニメ感想
機動戦士ガンダムOO 第8話「無差別報復」
CBの行動に反抗する者たちによる無差別報復行動。それに対しCBは持てる力を持って対抗する。また、各陣営は自陣営に被害が出たことで、テロリストに関する情報を敢えてネット上に流出させる。良いように利用されることが目に見えた情報流出を前にしても、CBは―――。
＜あらすじ＞
世界各地で起きる同時多発無差別テロ。それは、CBの武力介入に対する反抗に他ならない。ガンダムマイスターたちには、王留美たちを経由してエージェントたちが情報を手に入れるまで待機命令が出される。
スコットランド山間部にエクシアと共に隠れる刹那。その刹那に、留美から爆破テロの実行犯と思われる者を追うよう命じられる。バイクで追う中、刹那は逃げられた上に現地警察に発砲現場を目撃されてしまう。
窮地に陥った刹那に対し、声をかけてきたのはアザディスタンから外交に来ていたマリナたちだった。
自国民だと思って接してきたマリナ。だが、刹那は自らがクルジス出身であることを明かす。そう、アザディスタンによって滅ぼされたクルジスの民であると言う事実を……。
そして、刹那はマリナに禁断の情報―――自らがガンダムマイスターであることを告白してしまう......。
感想はOPENからどうぞ。
＜感想＞
当たり前と言えば当たり前なのだが、スタッフの刹那に対する扱いがちと酷いのではないか、と思うのですがwww
いや、ロックオンに殴られて次の回にいきなり正体暴露とかあり得ないからw 留美とか、ガンダムマイスターにエージェントの代わりをやらせるとかあり得ないからwww もうなんか、ネタとしか思えない。リアリティに欠ける。
刹那=F=セイエイ
誰の差し金か、激しくネタな行動をさせられてしまった刹那君。クルジス出身であることが明らかにされ（いや、既出のような気もするが）、アザディスタンへの敵対心をむき出しに、さらにマイスターであることを明らかにしてしまった。
まぁ、マリナの対応がリアルだったので、マリナにはさして重要視されなかったみたいですけどね。設定は子供（16歳？）ですし、アザディスタンに敵対心を持つクルジス出身なら、アザディスタン皇女であるマリナにとっては、たちの悪い冗談で済むのでしょう。と言うか、誰が言われてもこんな子供がパイロットだとは思うまい（それこそガンダムが一緒にいない限り）。
でも、ラストでわざわざ出て来るのはやり過ぎ。この辺が個人的にネタにしか見えないから嫌。さすがの刹那もガンダムでこんなことはしないと思うんだが……。これだと推測する気持ちが薄れる。
一応考察しておくと、刹那がマリナに自分の正体を明かしたのは幾つか理由があると思います。
ひとつは前述のように、マリナが本気にする可能性が低いこと。もう一つは、彼にとってアザディスタンと言う国があまりに特別だったこと。肉親を殺し、友人を失い、そしてガンダムと出逢った地。今の彼の全てを形成したと言っても過言ではない国・クルジスを滅ぼしたアザディスタンと言う国の特別性は言うまでもない。
素直に疑問なのは、なぜ王留美はガンダムマイスターである刹那にエージェントの代わりをさせたのか。これほど危険なことはない。迷彩塗膜があるとはいえ、ガンダムを放置した状態でパイロットに犯人を追わせるなど危険極まりない。この辺も先の展開と合わせてマリナ絡みのご都合主義にしか見えないから嫌です。
でも、やり過ぎだと思うんですよ、スタッフさんwww
マリナ=イスマール
同郷者だからと言って、後を追ってきて庇う皇女様っていったいσ(^◇^;) あまりにお約束過ぎるご都合展開に、（ファンの方には悪いですが）この辺りは観ながら苦笑・失笑の連続。もし私がアザディスタンの人間なら、この人、本当に皇女で良いのかと本気で焦るシーンw
刹那の言葉（ガンダムマイスター）を真に受けなかったシーンだけが、唯一「皇女」らしい子供と言う不確定人物からの情報に下手に振り回されない大人っぽいキャラだと思った。まぁ、その割に刹那の出身やら過去に動揺しまくりでしたがwww
アザディスタンとクルジスの紛争とクルジスの敗北。ここで刹那とマリナの関係が出て来るとは予想外。こうやってキャラ同士を繋げるわけか。
話し合いもしないCBのやり方を非難する皇女マリナと話し合いの間にも人が死んでいるのだと事実を突き付ける兵士刹那。
この辺の対比が意見・立場・出身国が真逆なので観ていて面白い。リリーナとヒイロっぽい構図でしょうか。これで将来的にマリナは戦いの必要性を、刹那は話し合いの必要性を見出していくのなら、それこそW展開なんだがwww
マリナの発言はある意味、前作シリーズであるSEEDシリーズのラクスのもの。それを今作主人公の刹那が否定すると言う構図も観ていて面白いわけです。
ただ、実際問題話し合いの中でも人が死んでいるのは事実で、話し合いをしてもまとまるわけではないですし、刹那の言うことは正しくはあるんですよね。かと言って、武力だけで解決する問題だけが戦争の原因ではないことも事実なので、いつかは必ず話し合いが必要になるのも事実。
マリナの指摘は、ちょい的外れなのは、「話し合いをすることもしないで武力介入するのはダメ」と言うのはちょっと違うと思う。そうじゃなくて、「武力だけで解決する紛争ばかりじゃない（=武力だけではだめなのだ）」と非難するべきだと思うんですよね、私は。実際紛争なんて、歴史問題・民族問題・宗教問題などが絡みに絡みまくっているケースが多いわけで。
ロックオン=ストラトス
やはりテロで大切な人（親類？）を失った形跡があるようです。そして、彼のテロへの強い憎しみ。
実は、今週のシャナII8話を観た後に観ると「憎しみ」の必要性を痛感したわけです。
シャナでは、フレイムヘイズは正義感や善ではなく純粋に徒（ともがら）に対する憎しみ・憎悪と言ったもので戦うべきものであり、逆に正義感や善と言った感情を持つフレイムヘイズは異端であり、あるべきではないとされています。
これはもしかしたらガンダムマイスターに、そのまんま当てはまるのかもしれません。ガンダムマイスターに求められるのは、正義感や善と言った感情や判断ではなく、紛争や戦争に対しる絶対の憎しみであり、憎悪が求められるのではないか、と。
ヴェーダが選んだであろう刹那・ロックオン・アレルヤの三人に、大きく戦争や紛争を憎む理由があることがマイスターに選ばれた一因のような気がします。故に、前回のティエリアの指摘はやはり間違っていたのだ、と。
憎しみ=偽善ではない、と言うことであり、毒を以て毒を制する、と言うこと。たとえ自分たちがテロ活動をしていたとしても、それと他のテロそのものを憎むことは矛盾しないわけです。ロックオンはおそらく自分たちのしているテロも望んではいない。それが仮に世界を変える行動であっても。でも、それの必要性を認めているからこそガンダムマイスターであるのだと思います。
ティエリア=アーデ
「月の静寂、星の歌」のなっきーさんは、ティエリアのリーダー説+イオリア=シュヘンベルク直系子孫ではないかと言う考察が言われていますが、確かにそんな気がしてくる1話でした。
彼は組織の実行部隊である自分たちが組織の全容を知る必要性がないことを明言している。確かに前線にいる彼らは、一歩間違えばいつ敵に捕虜とされ自白剤を打たれるなり、拷問されるなりで情報を流出しかねない存在。ならば、そんな危険性を秘める前線の兵士に組織の全容をわざわざ知らせる必要はないわけで。
ただ、ティエリアの口調だとその発言にティエリア自身が含まれていないような気がする。
私の自論では単純にティエリアは、完璧超人を演じてようとしている優等生だと思っているのですが、その辺の自論がグラッと揺れた。
私の中だと、ガンダムマイスターではロックオンが学級委員なら、ティエリアはクラスに一人はいそうな風紀委員って感じに捉えていたのです。学級委員は皆を取りまとめていくわけだけど、風紀委員が準ずるのはクラスではなく校則なので、常に校則を口酸っぱく言っている優等生って具合。
だから、ティエリアの発言はCBと言う組織としてあるべき理想の姿を常に語っている（もしくはCBと言う組織の規則や規律を常に守ろうとしている）だけで、そこに特別な権力もなければ存在意義もないと思っているんです。他のガンダムマイスターと変わらぬ存在だ、と。他の三人に対して偉そうで権限を振り回しているようにみえるけど、たいてい風紀委員ってそんなもんだし（ﾏﾃ
だから、今回の話での発言は揺れてしまうんですね、これが(￣∇￣;)
まぁ、もう少しその辺は慎重に観ていきたいと思います。でも、しつこいようですが今回は私もグラリと揺れる1話でしたwww 確かに今のティエリアはどことなく、特別感が漂う感じである。もしかしたら、リーダー説は正しいかもしれない、と思ってみたり。
つまり、今回のティエリアの発言だとプトレマイオスを母艦とした実行部隊とエージェントがいて、おそらくさらにそれらを一つに統括する上層部がある。
ティエリアはその上層部から送り込まれたのではないか、と。
むろん、ヴェーダに選ばれると言う前提を経て、ですが。
余談
世界中のネットワークテロ組織の存在と、ネットを利用した各諜報機関からの意図的な情報流出。それに対し、世界は大きな一歩だとCB側は思っている。CBはもしかしたら、各国に利用されることを望む？ いや、望むと言うより自分たちを媒介にして組織が一つのことのために動き出すことを待っていると言った感じでしょうか？
今週は刹那とマリナの出逢いがご都合主義連発で正直好みではない展開でしたが、出逢って以降の刹那とマリナの会話とか、いろいろ考察出来ましたし、良かったかも。
沙慈はやはり一般的日本人立ち位置ですね。でも、日本人って前回までの彼のように綺麗ごとはあまり言わない気が（私の気のせいか？
今週の王留美も普通(´･ω･`)ｼｮﾎﾞｰﾝ その代わり、地上に降りてきていたプトレマイオスクルーの女性たちは水着を披露してくれました（ぉ
次回、『大国の威信』。次週は宇宙戦。相手は人革連のガンダム鹵獲部隊か…。
今週の待ち受けはエクシア。
＜TB先 参照リンク（URLアルファベット順）＞
・http://aaillnv.blog16.fc2.com/blog-entry-880.html
・http://abaton14.blog79.fc2.com/blog-entry-508.html
・http://akatuki1204.blog105.fc2.com/blog-entry-185.html
・http://angelnotes.blog46.fc2.com/blog-entry-1271.html
・http://animumeso.blog101.fc2.com/blog-entry-397.html
・http://aniotalife.blog99.fc2.com/blog-entry-397.html
・http://benix.blog93.fc2.com/blog-entry-333.html
・http://blog.goo.ne.jp/sweet-lovely/e/c2f3304942c1c913a9b92b2d7fc91e94
・http://blog.livedoor.jp/calypso_telltale/archives/51069309.html
・http://blog.livedoor.jp/craic4/archives/64845787.html
・http://blog.livedoor.jp/darth_mayuge/archives/50968403.html
・http://blog.livedoor.jp/koubow20053/archives/50886126.html
・http://blog.livedoor.jp/natsu_ki00/archives/50784092.html?1195919465
・http://blog.livedoor.jp/noisyu2/archives/51011807.html
・http://blog.livedoor.jp/paprika200502/archives/51275367.html
・http://blog.livedoor.jp/x2oa1/archives/51251460.html
・http://bluerose1220.blog66.fc2.com/blog-entry-415.html
・http://chalcograhie.blog21.fc2.com/blog-entry-2553.html
・http://chunou2.blog97.fc2.com/blog-entry-164.html
・http://fujiiisana.blog68.fc2.com/blog-entry-702.html
・http://gundam00tb.blog112.fc2.com/blog-entry-14.html
・http://hakuroupunk.blog56.fc2.com/blog-entry-922.html
・http://happy2material.blog41.fc2.com/blog-entry-1039.html
・http://happyuki-blog.at.webry.info/200711/article_52.html
・http://hukahireke.seesaa.net/article/68913319.html
・http://jigo.blog102.fc2.com/blog-entry-327.html
・http://kawasyachi.blog90.fc2.com/blog-entry-412.html
・http://kazekura.seesaa.net/article/68866056.html
・http://kouyanoblog.blog61.fc2.com/blog-entry-581.html
・http://lastheven.jugem.jp/?eid=1001
・http://lessiy.jugem.jp/?eid=867
・http://musyarerocs.blog96.fc2.com/blog-entry-593.html
・http://natusola.blog105.fc2.com/blog-entry-1005.html
・http://nohohonhobby.blog39.fc2.com/blog-entry-457.html
・http://omochiyasan.blog69.fc2.com/blog-entry-865.html
・http://plaza.rakuten.co.jp/accessairphoto/diary/200711250000/
・http://plaza.rakuten.co.jp/aoi78/diary/200711240000/
・http://plaza.rakuten.co.jp/avene/diary/200711240002/
・http://plaza.rakuten.co.jp/blackwidow/diary/200711250000/
・http://plaza.rakuten.co.jp/sealsoldier/diary/200711240001/
・http://plaza.rakuten.co.jp/syofactory/diary/200711240002/
・http://plaza.rakuten.co.jp/yorozucat/diary/200711240001/
・http://rincolu.blog15.fc2.com/blog-entry-1605.html
・http://strawcat.blog12.fc2.com/blog-entry-1050.html
・http://subcul.jugem.jp/?eid=669
・http://takoyaki-tako-tako.de-blog.jp/takotako/2007/11/post_4332.html
・http://tamayuru.blog21.fc2.com/blog-entry-865.html
・http://www.mypress.jp/v2_writers/kasumidoki/story/?story_id=1680432
・http://yuima.blog6.fc2.com/blog-entry-748.html
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機動戦士ガンダムOO 第8話「無差別報復」
CBの行動に反抗する者たちによる無差別報復行動。それに対しCBは持てる力を持って対抗する。また、各陣営は自陣営に被害が出たことで、テロリストに関する情報を敢えてネット上に流出させる。良いように利用されることが目に見えた情報流出を前にしても、CBは―――。
＜あらすじ＞
世界各地で起きる同時多発無差別テロ。それは、CBの武力介入に対する反抗に他ならない。ガンダムマイスターたちには、王留美たちを経由してエージェントたちが情報を手に入れるまで待機命令が出される。
スコットランド山間部にエクシアと共に隠れる刹那。その刹那に、留美から爆破テロの実行犯と思われる者を追うよう命じられる。バイクで追う中、刹那は逃げられた上に現地警察に発砲現場を目撃されてしまう。
窮地に陥った刹那に対し、声をかけてきたのはアザディスタンから外交に来ていたマリナたちだった。
自国民だと思って接してきたマリナ。だが、刹那は自らがクルジス出身であることを明かす。そう、アザディスタンによって滅ぼされたクルジスの民であると言う事実を……。
そして、刹那はマリナに禁断の情報―――自らがガンダムマイスターであることを告白してしまう......。
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＜感想＞
当たり前と言えば当たり前なのだが、スタッフの刹那に対する扱いがちと酷いのではないか、と思うのですがwww
いや、ロックオンに殴られて次の回にいきなり正体暴露とかあり得ないからw 留美とか、ガンダムマイスターにエージェントの代わりをやらせるとかあり得ないからwww もうなんか、ネタとしか思えない。リアリティに欠ける。
刹那=F=セイエイ
誰の差し金か、激しくネタな行動をさせられてしまった刹那君。クルジス出身であることが明らかにされ（いや、既出のような気もするが）、アザディスタンへの敵対心をむき出しに、さらにマイスターであることを明らかにしてしまった。
まぁ、マリナの対応がリアルだったので、マリナにはさして重要視されなかったみたいですけどね。設定は子供（16歳？）ですし、アザディスタンに敵対心を持つクルジス出身なら、アザディスタン皇女であるマリナにとっては、たちの悪い冗談で済むのでしょう。と言うか、誰が言われてもこんな子供がパイロットだとは思うまい（それこそガンダムが一緒にいない限り）。
でも、ラストでわざわざ出て来るのはやり過ぎ。この辺が個人的にネタにしか見えないから嫌。さすがの刹那もガンダムでこんなことはしないと思うんだが……。これだと推測する気持ちが薄れる。
一応考察しておくと、刹那がマリナに自分の正体を明かしたのは幾つか理由があると思います。
ひとつは前述のように、マリナが本気にする可能性が低いこと。もう一つは、彼にとってアザディスタンと言う国があまりに特別だったこと。肉親を殺し、友人を失い、そしてガンダムと出逢った地。今の彼の全てを形成したと言っても過言ではない国・クルジスを滅ぼしたアザディスタンと言う国の特別性は言うまでもない。
素直に疑問なのは、なぜ王留美はガンダムマイスターである刹那にエージェントの代わりをさせたのか。これほど危険なことはない。迷彩塗膜があるとはいえ、ガンダムを放置した状態でパイロットに犯人を追わせるなど危険極まりない。この辺も先の展開と合わせてマリナ絡みのご都合主義にしか見えないから嫌です。
でも、やり過ぎだと思うんですよ、スタッフさんwww
マリナ=イスマール
同郷者だからと言って、後を追ってきて庇う皇女様っていったいσ(^◇^;) あまりにお約束過ぎるご都合展開に、（ファンの方には悪いですが）この辺りは観ながら苦笑・失笑の連続。もし私がアザディスタンの人間なら、この人、本当に皇女で良いのかと本気で焦るシーンw
刹那の言葉（ガンダムマイスター）を真に受けなかったシーンだけが、唯一「皇女」らしい子供と言う不確定人物からの情報に下手に振り回されない大人っぽいキャラだと思った。まぁ、その割に刹那の出身やら過去に動揺しまくりでしたがwww
アザディスタンとクルジスの紛争とクルジスの敗北。ここで刹那とマリナの関係が出て来るとは予想外。こうやってキャラ同士を繋げるわけか。
話し合いもしないCBのやり方を非難する皇女マリナと話し合いの間にも人が死んでいるのだと事実を突き付ける兵士刹那。
この辺の対比が意見・立場・出身国が真逆なので観ていて面白い。リリーナとヒイロっぽい構図でしょうか。これで将来的にマリナは戦いの必要性を、刹那は話し合いの必要性を見出していくのなら、それこそW展開なんだがwww
マリナの発言はある意味、前作シリーズであるSEEDシリーズのラクスのもの。それを今作主人公の刹那が否定すると言う構図も観ていて面白いわけです。
ただ、実際問題話し合いの中でも人が死んでいるのは事実で、話し合いをしてもまとまるわけではないですし、刹那の言うことは正しくはあるんですよね。かと言って、武力だけで解決する問題だけが戦争の原因ではないことも事実なので、いつかは必ず話し合いが必要になるのも事実。
マリナの指摘は、ちょい的外れなのは、「話し合いをすることもしないで武力介入するのはダメ」と言うのはちょっと違うと思う。そうじゃなくて、「武力だけで解決する紛争ばかりじゃない（=武力だけではだめなのだ）」と非難するべきだと思うんですよね、私は。実際紛争なんて、歴史問題・民族問題・宗教問題などが絡みに絡みまくっているケースが多いわけで。
ロックオン=ストラトス
やはりテロで大切な人（親類？）を失った形跡があるようです。そして、彼のテロへの強い憎しみ。
実は、今週のシャナII8話を観た後に観ると「憎しみ」の必要性を痛感したわけです。
シャナでは、フレイムヘイズは正義感や善ではなく純粋に徒（ともがら）に対する憎しみ・憎悪と言ったもので戦うべきものであり、逆に正義感や善と言った感情を持つフレイムヘイズは異端であり、あるべきではないとされています。
これはもしかしたらガンダムマイスターに、そのまんま当てはまるのかもしれません。ガンダムマイスターに求められるのは、正義感や善と言った感情や判断ではなく、紛争や戦争に対しる絶対の憎しみであり、憎悪が求められるのではないか、と。
ヴェーダが選んだであろう刹那・ロックオン・アレルヤの三人に、大きく戦争や紛争を憎む理由があることがマイスターに選ばれた一因のような気がします。故に、前回のティエリアの指摘はやはり間違っていたのだ、と。
憎しみ=偽善ではない、と言うことであり、毒を以て毒を制する、と言うこと。たとえ自分たちがテロ活動をしていたとしても、それと他のテロそのものを憎むことは矛盾しないわけです。ロックオンはおそらく自分たちのしているテロも望んではいない。それが仮に世界を変える行動であっても。でも、それの必要性を認めているからこそガンダムマイスターであるのだと思います。
ティエリア=アーデ
「月の静寂、星の歌」のなっきーさんは、ティエリアのリーダー説+イオリア=シュヘンベルク直系子孫ではないかと言う考察が言われていますが、確かにそんな気がしてくる1話でした。
彼は組織の実行部隊である自分たちが組織の全容を知る必要性がないことを明言している。確かに前線にいる彼らは、一歩間違えばいつ敵に捕虜とされ自白剤を打たれるなり、拷問されるなりで情報を流出しかねない存在。ならば、そんな危険性を秘める前線の兵士に組織の全容をわざわざ知らせる必要はないわけで。
ただ、ティエリアの口調だとその発言にティエリア自身が含まれていないような気がする。
私の自論では単純にティエリアは、完璧超人を演じてようとしている優等生だと思っているのですが、その辺の自論がグラッと揺れた。
私の中だと、ガンダムマイスターではロックオンが学級委員なら、ティエリアはクラスに一人はいそうな風紀委員って感じに捉えていたのです。学級委員は皆を取りまとめていくわけだけど、風紀委員が準ずるのはクラスではなく校則なので、常に校則を口酸っぱく言っている優等生って具合。
だから、ティエリアの発言はCBと言う組織としてあるべき理想の姿を常に語っている（もしくはCBと言う組織の規則や規律を常に守ろうとしている）だけで、そこに特別な権力もなければ存在意義もないと思っているんです。他のガンダムマイスターと変わらぬ存在だ、と。他の三人に対して偉そうで権限を振り回しているようにみえるけど、たいてい風紀委員ってそんなもんだし（ﾏﾃ
だから、今回の話での発言は揺れてしまうんですね、これが(￣∇￣;)
まぁ、もう少しその辺は慎重に観ていきたいと思います。でも、しつこいようですが今回は私もグラリと揺れる1話でしたwww 確かに今のティエリアはどことなく、特別感が漂う感じである。もしかしたら、リーダー説は正しいかもしれない、と思ってみたり。
つまり、今回のティエリアの発言だとプトレマイオスを母艦とした実行部隊とエージェントがいて、おそらくさらにそれらを一つに統括する上層部がある。
ティエリアはその上層部から送り込まれたのではないか、と。
むろん、ヴェーダに選ばれると言う前提を経て、ですが。
余談
世界中のネットワークテロ組織の存在と、ネットを利用した各諜報機関からの意図的な情報流出。それに対し、世界は大きな一歩だとCB側は思っている。CBはもしかしたら、各国に利用されることを望む？ いや、望むと言うより自分たちを媒介にして組織が一つのことのために動き出すことを待っていると言った感じでしょうか？
今週は刹那とマリナの出逢いがご都合主義連発で正直好みではない展開でしたが、出逢って以降の刹那とマリナの会話とか、いろいろ考察出来ましたし、良かったかも。
沙慈はやはり一般的日本人立ち位置ですね。でも、日本人って前回までの彼のように綺麗ごとはあまり言わない気が（私の気のせいか？
今週の王留美も普通(´･ω･`)ｼｮﾎﾞｰﾝ その代わり、地上に降りてきていたプトレマイオスクルーの女性たちは水着を披露してくれました（ぉ
次回、『大国の威信』。次週は宇宙戦。相手は人革連のガンダム鹵獲部隊か…。
今週の待ち受けはエクシア。
＜TB先 参照リンク（URLアルファベット順）＞
・http://aaillnv.blog16.fc2.com/blog-entry-880.html
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・http://animumeso.blog101.fc2.com/blog-entry-397.html
・http://aniotalife.blog99.fc2.com/blog-entry-397.html
・http://benix.blog93.fc2.com/blog-entry-333.html
・http://blog.goo.ne.jp/sweet-lovely/e/c2f3304942c1c913a9b92b2d7fc91e94
・http://blog.livedoor.jp/calypso_telltale/archives/51069309.html
・http://blog.livedoor.jp/craic4/archives/64845787.html
・http://blog.livedoor.jp/darth_mayuge/archives/50968403.html
・http://blog.livedoor.jp/koubow20053/archives/50886126.html
・http://blog.livedoor.jp/natsu_ki00/archives/50784092.html?1195919465
・http://blog.livedoor.jp/noisyu2/archives/51011807.html
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刹那の学習能力の無さには絶望させられました！
この前あれだけ命令違反を叱られたのに同じ鉄を踏むなんて何考えてるんでしょうか。しかもそれらの行動について反省をする態度を決して取らないのが彼の悪いところというか・・・。ヒイロだったら即自爆ものです（笑）
やはりマリナと刹那を強引に引き会わせたのがかなりの痛手となってしまいましたね。せめて二人の出会いとテロの対応を2話に分けて描いていればこんなことにはならなかったかもしれないのに今回は本当に残念です。
あとエクシアと対決したMAとの戦闘でもちょっと疑問が。ビーム兵器は大気中との摩擦で威力が減衰し、水中ではさらに衰えるはず。それなのにビームサーベルが普通に使えていたのはいささかおかしいと感じてしまいました。あのキラだって水中戦では実剣に頼っていたというのに・・・ＯＴＬ