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2011.10.03
神山健治監督が語る動画と地図・位置情報のインフラとしてのグーグル:YouTube x Geo CreatorDay 2011 #creatorday
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先日、Googleのイベントである「YouTube x Geo Creator Day 2011」。キーノートやセッションのアーカイブが公開されつつあるので、またイベント当日の話をしていこうと思います。
まずは、このイベントの目玉である神山健治監督のキーノート。
この「YouTube x Geo Creator Day 2011」というイベントの成功要因は、いろいろな人がすでに口にしていますが、なんといってもYouTubeという動画界隈とGoogle EarthというGEO界隈の人たちを一度に集めたことにあったと思います。
まずは、アニメと地図・位置情報の話。そう!聖地巡礼の話です。
プロの製作現場を持っている監督の口から「アニメは虚構であるが故に、聖地巡礼が起き、それが現実とのリンクの現場となっている」ということが聞けたのは、大きな収穫でした。
この話は、私もまさに少し前のハルヒのユリイカで書いた話、そのもので、それの再確認となったのでした。ホント、みんなGoogleマップで聖地巡礼の情報をシェアしているんですよ。
▼ユリイカ2011年7月臨時増刊号 総特集=涼宮ハルヒのユリイカ! The girl greatly enlivens the criticism!
また、石井プロデューサーからは、制作の工程で絶対に必要になるロケにおいて、ロケハン前でも、ロケハン後でも、Google EarthとGoogleマップが使われている話がありました。
この辺りの話は、以前の押井守監督が登場したGoogleマップ5周年記念イベントでも話されていいたことでした。
リンク: Googleマップ5周年イベントで押井守監督の空間や時間への考え方についてこってりと聞くことができました:[mi]みたいもん!.
なお、アニメが他の分野に影響を与える聖地巡礼については、以下の本もみなさんぜひぜひ(宣伝)。
そして、アニメという映像表現について考えるときには、さらに重要であるYouTubeの話です。
- アマチュアのプロは絶対に撮らない映像にプロはインスパイアされている
- 古臭いプロになるためのステップがなくなった
- 一発屋で終わってほしくない
- プロも負けていられない
YouTubeという映像のインフラ上で、プロもアマもない競争が起きたことで、まさにプロとアマの関係が変わったことを、神山監督が前向きに捉えているという話を聞けたことは、これからの人たちにとって実りのある内容になりました。
ということで、この神山監督のキーノート全部を見たい人は、以下からどうぞ(神山監督の話は0:46ぐらいから)。
私はすでに5回見ましたし、これからも何度も繰り返し見ることになる映像アーカイブになると思います。
この神山監督のキーノートの関係者のみなさん、ホントにありがとうございました。
▼攻殻機動隊S.A.C.SOLID STATE SOCIETY
▼神山健治の映画は撮ったことがない~映画を撮る方法・試論 (STUDIO VOICE BOOKS)
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投稿:by いしたにまさき 2011 10 03 10:30 AM [Webサービス] | 固定リンク
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