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2009.05.19
富野由悠季が語るアメリのCGワークの映画的魅力
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富野由悠季と中村勇吾の対談の続きです。
そういえば、アニメを通じてCGの表現で大事なことを言っていましたので、それを書いておかないといかんのでした。
で、そのCGを使った作品というのはなんとアメリのことだったのでした。
なんと富野御大がアメリのことを褒める褒める褒めちぎる。ちょっと意外でした。

しかも、かなり大マジだったでした。ということで、以下箇条書きしておきます。
- 3日前にまた見た、初見のときもずっとよかった
- 極めて内向的な人付きの苦手な主人公の女の子アメリの歩き方がものすごく元気がいい
- パパパパッ歩く、それは本来の物語からすればおかしいんじゃないか?
- でも、全体の劇構成からすれば、なるほどそうあるべきだなと
- CGワークがアメリの妄想から実写に平気でカットインしてくる(もちろん全部がカットインじゃない)
- つまりアメリの心象風景がCG
- そしてCGワークで映画の中で極めて肉感的に心証的に内証的なことも表現するにはテンポよく見せる必要がある
なるほど、こういう見方でアメリを見たことはありませんでした。
で、同時に富野さんはファイナルファンタジーもピクサーも全否定していて、それはなめらかに動かすCGでは今の技術では映画的にならないということなんだと思います。
個人的にはウォーリーなんて大好きですが、それはそれとして富野さんの言うことにはひどく納得できました。
アメリ、あんまり好きじゃなかったんだけど、もう1回見てみようかな。
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投稿:by いしたにまさき 2009 05 19 05:00 PM [映画・テレビ] | 固定リンク
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