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性と霊魂の旅

続・人間曼荼羅
06 /05 2016
月②


今日の記事は、書こうか、やめようか、相当迷った挙句……。
バーソさんのブログ『させていただく視点の春琴抄』で、
コメント返しを読むうち……。
バーソは自由に


インドの若い修行僧に対して、白人見学者が質問をした。
『寺院では性的欲望を禁じられているなら、その欲望を抑えるのが大変だろう』と。
すると、若い修業層は答えた。
『瞑想しているときの至福感に比べれば、そんなことはどうってことない』と。


この下りで、その至福感のレベルについて、
勇気を出して書くことにしたというわけです。


今日の話は、長いです。
というのも、まるで何者かに誘導されるように事が起こり、
連続性を持って完結に導かれたからです。


オバちゃんは、精神世界を探求している最中、
『性と霊魂の旅』という本に出合いました。
ケーシーは何冊も読破していましたが、この本は特別でした。

というのも、読み進むうちに、
な、なんと(◎ー◎;)……性的欲求が起きるのです。

『そんなバカな……、
こんなにも霊的な内容なのに、
私って異常体質なんだろうか?』

あまりのショックで、読書をストップしました。
しかし、気になるのです。
で、日にちを置いて二度、三度とトライするのですが、状態は変わりません。
数ページ読むと、ほとんど自動的に性的欲求が湧き起るのでした。

途方に暮れて、気分転換に本屋さんを徘徊。
そんなときは守護霊ちゃんにSOSします。
どうか、その意味を教えて下さい!…みたいに。
で、ヨガをやっていたこともあって、
チャクラに関わる本場インドの解説書を読み始めました。

すると、あるページで目が点になりました。(◎ー◎;)
なんと、性的快感の回路と、瞑想によるトリップの回路が同じだったのです。


体験的に……瞑想によるトリップは、
たとえようのない至福感、恍惚感に包まれます。
とてつもない愛と、崇高なエクスタシーに満たされるわけですから、
肉体次元の快感とは月とスッポン……比較のしようもないレベルです。
インドの若い修行僧は、それを体験していたからこそ、
『どうってことない』と答えたのだと思います。

『回路を共有……なるほど、そういうことかぁ。
けど、私にとっての意味は?
今、なぜ、この本に出合う必要があるわけ?』
そんなふうに、やはり疑問は残りました。

面白いことにインドでは、瞑想によるトリップの前に、
まず肉体的な快感(自慰や、男女で)を勧めるそうです。
昇天回路のテスト走行でもするかのように‥‥。
そういえばインドの宗教画って、男女の絡んだものが多いですよね。
例えば釈迦の下半身に絡みつく女性とか。


はて、問題の本、『性と霊魂の旅』は、
気恥ずかしい抵抗を感じながらも、なんとか完読しました。
性 = 生命エネルギー = 意識 = 全てはひとつ
そんな霊性の内容でしたが……。

その直後、ひょんなことから三泊四日の特別セミナーに参加しました。
カリスマ性は魂の天秤?
この記事の、当時、私が惚れこんでいた女性の紹介でした。
噂では、王貞治さんなんかも体験した潜在能力開発セミナーらしく、
企業から派遣された役職社員や、一般人など、顔ぶれは多彩でした。

・ 20回連続で、割り箸を名詞で切る。(途中失敗したら振り出しに)
 20回連続で、割り箸を爪楊枝で切る。
・ 膨らませた風船に割り箸を挿入して貫通させる(割れると失格)
・ 透視(分厚い紙の裏側に書いた文字を、遠くから透視)
  このメニューを、三日三晩、一睡もせずに行うわけです。

何百回、何千回と、割り箸と名刺がぶつかり(斜め45度の角度)
指先からは血しぶきが飛び、不眠不休のために頭は朦朧とします。

二日目までは……。
『なんだって、こんなことやってんだろう?
これができたからって、なんぼのもんやの?
かくし芸のひとつに過ぎなくない?』
そんな猜疑心から疑心暗鬼に陥りますが、
三日目に突入すると(不眠不休)、疑問さえ消滅します。

私は洗面所に行き、ホースで頭から水を浴びました。(冬の最中)
すると、頭の中は、それこそ真っ白……。

そのまま会場に戻り、『風子、行きます!』と宣言。
その瞬間、45度にかまえた名刺は刃物に変わり、
瞬く間に、割り箸が切断されていきました。
不思議だったのは、切断の瞬間がスローモーションになり、
振り下ろした名刺の角度や、割り箸の位置がズームして見えたこと。
気がつくと、参加者100名中、優勝していました。

『なるほど‥‥。
邪念が消滅して無心になれば、誰だって宮本武蔵になれるんやぁ。
できるわけない!って気持ちを消滅させれば、
割り箸が風船も貫通するし、分厚い紙の裏の文字も見えるんやぁ。
超能力って、もともと人間に備わった能力なんや。
ただ、いかに無心になるか、いかに集中するか、
いかに、できると、自分を信じられるかなんやぁ…』

そんなことを感じた三泊四日でしたが、
どっこい、話のつじつまは、これからです。


特別セミナーの帰り、電車の中で懐かしい人に再会しました。

ショッピングセンターの企画室勤めだった頃(POPライター)、
建物のメンテナンスに来ていた大手ゼネコンの現場責任者で、
仕事仲間であり、兄のように慕っていた存在のNでした。(10歳年上)
私がテナントの一人と結婚した後も、
店の常連客として10年ほど通ってくれていました。


『どこで、どうしてたんやぁ!』
隣の乗客を押しのけて割り込み、Nが興奮ぎみに言いました。

『久しぶり……もう5年ほどになるよね。
そ~や! 私、離婚したんよ』

『知ってる……。
この前、久しぶりにコーヒー飲みに店寄ったら違う女性がいてな。
マスターに店の裏に連れていかれて、聞かされたわ。
けど、まさか、今どこに住んでるなんて聞かれへんしなぁ‥‥』

ものの5分で、私の降りる駅が迫っていました。
『これ名刺、電話して……ご飯でも食べよう!』

帰り道で、直観が躍動しました。
あの人と……きっと性を交えるんだろうなぁ、と。

『性と霊魂の旅』 → 潜在意識開発セミナー → 再会
その再会……。
かつて仕事仲間だったNとは、互いに好感を持っていました。

5年という月日は経っていましたが、
電車なんか何十年も乗ったことのない人が、
たまたま免停になって……。
しかも私は、肉体と精神が共有するエクスタシーの回路を、
この肉体でも確かめたいと密かに思っていたわけですから。

その目的は果たせましたが、
性行為中に、とんでもない現象が起きました。
そのときの詳細について、長すぎてページには収まりません。
過ち
Nとの夜の出来事は、この記事の後半に。
Nとの完結編は、下記のページに書いてます。
期待

エドガー・ケーシーの『性と霊魂の旅』
オバちゃんにとっては驚異の…
“恐るべし本”でした。


ポチ、よろぴく!…(*´~`*)。o○


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コメント

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Re: タイトルなし

> あのクンダリーニと同じような話でしょうか。

東洋医学では、精力は元の気……元気の由来で、
精が出る、精一杯 というふうに使われる生命エネルギーで、
プラーナでもあります。

う~ん、異性を惹きつけるというより、
生命は男女の交わりによって生じる、という意味において、
男女の交わりは崇高かつ、恍惚に満ちたものになっていると思います。
純粋な交わりが、宇宙チャンネルに通じる回路に開かれているということは、
それこそ創造者の、粋で絶妙な『仕掛け』なんでしょうね。
→ 神との対話で、ものすごくリアルに、的確に表現されています。

> ケーシー、病気の治療や予言の話なら何冊か読んだことがありますが。

私もそうでした。で、驚いて手にしたというわけです。

> 誘導されるように・・・連続性をもって完結に導かれる
> 風子さんの出遭いには、すべて前世からの因縁が強くあって、
> 定まっている運命が必然的にやってきているように感じます。
> いや、そうじゃなく、みんなそうなんでしょうが、
> それに気づく人と気づかない人がいるだけなんでしょうか。

その通りだと思います。

私がブログを書く目的は……。
きっかけさえあれば、誰もが、自分で気づけることを知らせるためなんです。
宗教や、高額セミナー、奇妙な天使のお告げなどに翻弄されなくても、
自分を……ハイヤーセルフを、守護霊を信じれば、
誰もが本当の自分を思い出せると信じているし、
そのお手伝いができればと、願っているんです。


> 人間万事 最良の馬」に乗っているようですね。

ハイ、そのままでもOK。生きてるだけでも大したものなんですよねぇ。
ただ、私は欲張りかも‥‥。
悲しすぎて、ブログでは書けない波乱万丈も体験しているので、
人としての『存在の理由』が知りたいと、
それはもう、神(宇宙の根源)を脅迫するほど切望しました。
10年間の日記帳は、涙の跡だらけ……。

で、神秘体験があり、連続性を持って完結に導かれたような感じです。
これは特別なことではなく、本当は、みんなに示される道だと思います。
ただ、強く願うか、日常に囚われて曖昧になるかの差でしょうね。

切望するという状態は……、
何事にも、どんな状況からも逃げずに受け入れ、
これは何のため? と自問自答し、
折に触れてハイヤーセルフや、守護霊にヒントを求めるわけです。

けど人間ですから時には駄々っ子のように……。
できごとに対し、嫌だ! 無理、できない、って抵抗したり、
頑張るからバックアップしてね、などと言いたいこと言って‥‥。

最終的には(これ、肝心)、
静寂の中で、肉体の全細胞を耳にして、直観を待つ、って感じです。(@^^)/~~~






なんだか、恐るべし、と言いたくなるようなお話ですね~。
プラーナが人のチャクラを活性化して至福感を生み出す。
あのクンダリーニと同じような話でしょうか。

プラーナとは宇宙のエネルギーであり、生命のエネルギーであり、
性のエネルギーでもあって、異性を惹きつけるものでもあるのですか。
この先に宇宙意識との一体があるのでしょうね。

エドガー・ケーシーがそんな本を書いているとは知らなかったです。
病気の治療や予言の話なら何冊か読んだことがありますが。

> 誘導されるように・・・連続性をもって完結に導かれる
こうしてブログ記事を読んでいると、
風子さんの出遭いには、すべて前世からの因縁が強くあって、
定まっている運命が必然的にやってきているように感じます。
いや、そうじゃなく、みんなそうなんでしょうが、
それに気づく人と気づかない人がいるだけなんでしょうか。

「人間万事 塞翁が馬」という言葉がありますが、
人間万事 最良の馬」に乗っているようですね。

風子

1952年、愛媛県生まれ。
子供時代は予知夢をみるような、ちょっと変わった子供。

40歳の頃、神秘体験をきっかけに精神世界を放浪。
それまでの人生観、価値観、死生感などが一新する。
結果、猛烈営業マンから一転、43歳で鍼灸師に転向。
予防医学的な鍼灸施術と、カウンセリングに打ち込む。

2001年 アマチュアカメラマンの夫と、信州の小川村に移住。晴耕雨読の日々を夢見るが、過疎化の村の医療事情を知り、送迎つきの鍼灸院を営むことに。

2004年 NHKテレビ「達人に学ぶ田舎暮らし心得」取材。

2006年 名古屋テレビ「あこがれの田舎暮らし」取材。

2006年 信越テレビ「すばらしき夫婦」取材。
      
2008年 テレビ信州「鹿島ダイヤモンド槍を追え」取材。

2012年 12年の田舎暮らしにピリオドを打ち大阪に戻る。