中国、新興国の「今」をお伝えする海外ニュース&コラム。
2011年11月29日
*インドネシアで絶大な人気を誇る小澤マリア。顔立ちも重要?
アジアでは絶大な人気を誇る日本のAV(アダルト・ビデオ)。日本のAV女優が、東南アジアの映画にも出演しているのをご存知でしょうか?日本のAV女優が東南アジアの国で映画出演したことが確認できたのは、二ヵ国計5人で作品数は7本です。国はタイとインドネシア。作品数の内訳はタイが2本、インドネシアが5本です。
出演した女優は蒼井そら、辰巳ゆい、小澤マリア、桐原エリカ、桜木凛で、蒼井そらはタイとインドネシアの両方に出演、小澤マリアはインドネシアで2本出演しています。まだほかにもいるかもしれませんが、確認できたのはこれで全てです。いずれの作品も、日本では公開はおろかDVD化もされていません。
■意外に少ない!?その理由は物価の違い
意外に少ないと思いませんか?香港や台湾では多くの日本のAV女優たちが出演しているのですがね。その理由は、ギャランティーにあると思います。例えばタイ。タイにもアダルトDVD市場があります。ですが、海賊版に席巻されていてお金にならないのが実情です。
それにいくらAV女優のギャラが安いとはいえ、物価の違いのために日本から女優を呼ぶだけで予算オーバーとなってしまいます。AV女優達が出演した作品をよ~く見てください。何か分かりませんか?作品を見ていなければ分からないですよね(笑)
■すべてアダルト映画ではなく一般映画
すべて、俗にいうアダルト映画ではなく一般映画なのです。そう、予算のない東南アジアのアダルト映画業界では、日本から女優を呼ぶほどの余裕がないのです。呼べるのは予算のある一般映画だけ。したがって、せっかくAV女優を出演させても、肌の露出度が少ないという結果になります。
■絶大な宣伝効果
ですが、それでも出演させるのはどうしてなのでしょう?それは、作品の宣伝効果が見込めるからでしょう。現地では、「日本のAV女優が出演している」というだけでお客を呼ぶことが可能です。極論、AV女優なら誰でもいいのかも知れません(誤解のないように言っておきますが、タイにおける蒼井そらとインドネシアにおける小澤マリアはかなりのネーム・バリューがあります)。制作側としては、何よりも「日本のAV女優」、という看板を欲しています。
■東南アジア映画、日本上陸の機会増に期待
今後、どの程度日本のAV女優たちが東南アジアに進出するかは分かりませんが、更なる活躍に期待したいと思います。それにともない、通常はあまり紹介されることのない国の映画が、日本でも紹介される機会が増えればありがたいと思っています。しかし、現状ではなにせDVD化すらされませんからね。まあ、日本ではAV女優が出演する映画は珍しくないですから……。
*「みひろ」が名演をみせた『SRサイタマノラッパー』。日本でも現役AV女優、元AV女優の方々の映画出演機会が増えたように感じる。
最後に、下記に日本のAV女優たちが出演した東南アジアの映画を簡単に紹介いたします。
■タイ映画
『「ラブ・サマー」/Love Summer <2011年>』
出演女優: 辰巳ゆい
*2011年製作 日本公開未定
プーケットへと向かう、コメディー・タッチの青春ロード・ムービー。辰巳ゆいは主人公たちと一緒に旅をするので、出番は多いようだ。作品中で、ビキニ姿を披露している。
4組のカップルの青春ドラマの傑作。蒼井そらは、ちょっとふしだらな日本人バックパッカーとして登場。タイ人の男性を誘惑するが、セクシー・シーンはない。強いていえば少しだけ胸元の開き具合の多いシャツを着ているので、胸の谷間ぐらいは見ることができる。劇場公開はされていないが、日本のアジア海洋映画祭で上映されている。
病院を舞台にしたコメディー・ホラーの低予算映画。最後にちょっとした落ちがある。蒼井そらは準主演で、愛嬌とセクシーさを振りまいている。手ブラ姿や胸の谷間を見せてくれる。
コメディー・タッチのホラー作品。小澤マリアが出演した二本目のインドネシア映画。彼女が主演しているが、胸の谷間を見せてくれる程度で日本人から見ればセクシーさはほとんどない。だが、彼女はインドネシアではものすごく有名なので、出ているだけで価値があるのだろう。
青春お色気コメディー。桐原エリカの出番はそこそこある。ビキニ姿などを披露。
コメディー作品。「ミヤビ」という名で、インドネシアではとても有名な小澤マリア。彼女が映画出演することへの反対デモまで起きた作品だが、脚本などを手直しして作ったらしい。彼女が主演なのかと思ったら、最初と最後しか出て来ない。デモの影響であろう、日本人から見てセクシー・シーンと言えるものはない。
コメディー・ホラー。桜木凛は準主役で、下着姿や滝の中での手ブラ姿を披露している。
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