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【写真】学生の城、コンテナ・マンションが登場=狭いながらも設備は万全―広東省

2011年09月20日

2011年9月20日、新快報は、広東省広州市番禹区大学城南亭村にコンテナ・マンションが登場したことを報じた。

この9月から人が住み始めたコンテナ・マンションだが、その名のとおり、コンテナを並べただけの簡素な作り。しかし、中にはエアコン、シャワー、トイレ、コンセント、換気扇と必要なものがそろっている。18平米の小さな部屋に8人が住む作りとなっている。部屋代は月800元(約9600円)。1人100元(約1200円)という破格の値段だ。計120個のコンテナが並ぶこのマンション、全部屋が埋まれば住民の数は1000人弱となる。

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大学城には多くの大学が集まっているが、特に広州美術学院の学生がターゲットだという。狭く簡素な部屋だが、学生にとっては十分な設備。学生寮とは違って、創作活動に集中できそうだ。また、同学院の教師に習う美術系大学受験生も住民となっている。美術系入試に備えて、最後の特訓を受け、また練習するのにはうってつけの環境。しかも安いという寸法だ。


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「狭いながらも楽しい我が家」でいいじゃないかと思わないでもないが、現地の街道弁公室は無認可で建設された違法建築だと指摘する。また、消火栓もなく避難通路も整備されていない設計。さらには無理やりシャワーまで詰め込んだのはいいが、温水器を使うとあたりにはガスの臭いが立ちこめるといったずさんな作りも問題となっている。住んでいる学生も「ガス漏れが怖くてシャワーが使えない」「むき出しのガス管が爆発したら一巻の終わり」と話している。
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確かにガスは怖いので、公衆浴場的な施設にすれば良かったのではとも思うが、大都市・広州市の中にこの値段で「自分の城」を持てるのは学生ならずとも魅力的ではないだろうか。コンテナ・マンションならぬ、コンテナ・マンスリー・マンションにでもしてくれたら、喜んで借りてしまいそうだ。

*写真は金羊網の報道。


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