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ECRR(欧州放射線リスク委員会)の科学事務局長クリス・バズビー博士が7月17日に来日し、20日まで各地で講演会を行った後、21日に福島県会津若松市で放射線の調査を行いました。
福島市出身の医療ジャーナリスト・藍原寛子氏がバズビー博士に同行して、インタビューしています。


クリス・バズビー博士は17日から20日までは各地で講演会を行い、日本滞在最後の21日は福島県の会津若松市を車で訪れ、ご自身で放射線の計測を行いました。
(講演会のビデオは、ここから観ることができます。  講演会の文字起こしなら、こちらへ)

その調査には、医療ジャーナリストの藍原寛子氏も同行、バズビー博士が講演会や福島での放射線の計測を終えて日本を経つ直前、空港でインタビューをしました。
内部被曝の実態について解説し、日常的に放射線防護のためのハウツーも提示してくれたようです。


この一連の記事は、医療ジャーナリスト・藍原寛子氏の「福島レポート」を基にしています。
ソースは、
【福島報告 仮設住宅への入居が進まない理由】
【福島報告/福島は内部被曝が放置された深刻な状況
ECRRのバスビー博士が福島県内を調査】

の二つです。

「福島レポート」は、いくつかのテーマに分かれており、ひとつひとつの事象について、その経過を分りやすく追っていくために、テーマごとに管理人の方で記事の再編集を行ったものです。
videonew.comには、今後も福島レポートがアップされるようです。


内部被曝を考えないICRPのリスクモデルで本当にいいのか

欧州放射線リスク委員会(ECRR=European Committee on Radiation Risk)の科学議長のクリストファー・バズビー博士の現地調査とインタビューをしてきました。
17日から21日までの5日間、日本に来ていました。

地元、会津若松、松戸、都内と、自由報道協会主催の記者会見をやった。
ECRR(European Committee on Radiation Risk)というと、公的な機関のように聞こえるが、実は、これは市民団体。
(ドイツ放射線防護委員会のようなもの)

専門家が集まって、ICRPのリスクモデルが本当にいいのかということで議論を始めて、1997年にスタートしたものです。

ICRPのカウンター・アーギュメント、ICRPが不十分だということで、それを指摘するためにリスクモデルを科学的に調査、あるいは疫学的な調査も入れながらまとめた、という専門家集団です。

日本はICRPの基準に準拠して放射線防護策をとっているが、今回、日本では非常事態ということで、その基準も無視されて勝ってに引き上げられてしまっている。

バズビー博士来日のきっかけは、「郡山市で安全な教育環境を求める」ために、14名の児童が郡山市に「集団疎開できるように」仮処分申請を行ったのですが、その弁護団の人たちが、バズビー博士にコンタクトを取って「来て欲しい」という、そういう招きがベースになっています。

今回の来日では、市民の方たちに対して講演会をしたり、記者会見をしたりして、その傍ら、福島県内の現地調査をしつつ、実際にどれくらいの危険性があるのか自ら確かめ、訴えたということです。

テルルが検出されたということは、今でも再臨界が起きている!?

●ここから藍原寛子氏の報告
videonews.com
300k.gif ←クリック

ここでは、画質・音質は悪いのですが、youtubeにアップされたものを貼っておきます。


これは、ガンマー線が計測できる線量計なんですが、後ろのカバーをはずすとβ線が計れるというものです。
最初、γ線を計測しまして、だいたい0.7マイクロシーベルトぐらい。

ここは、会津若松市の中心部にある葵高校(旧会津女子高校)のまん前にある教会の塀の脇の側溝付近を、まず、計ろうということで、バズビー博士は、いちばん最初に来て、ここを計るんだ、と決めていました。

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これはγ線を計測している場面ですが、この計器の裏側をはずすと(上のほうの画像)β線を計測できるということを説明しています。

バスビー先生も、いちばん線量の高いところは、こういう泥や枯葉が集まるようなところなので、まず、いちばん高いところを計ろうということで、迷わず、ここを真っ先に計っていました。

この日は雨が降っていたのですが、放射性物質は地面に溜まるので、雨が降った後は、こうして必ず計らなければいけないと言っていました。
逆に晴れている日は、地面に落ちた放射性物質が空気中に舞い散る形になるので、天気によって計り方をかえる、ということを言っていました。

この計測器は↓スーツケースに入れて機内手持ちで持ってこられたものですが、このタイプは波形が出て、読みとれる人にとっては、だいたいこれはこの核種だろうと想像ができるもの。
ただし、相当の専門家でないと、核種を断定できない。

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これがガンマ・スペクトロ・メーター分光器(パソコンの右隣にある赤い筒状のもの)というもので、赤い筒状のものに放射線測定器がついていて、それがケーブルを伝わってモニター付きのコンピュータにデータが送られてガンマ線の波形を分析するもの。GPSとも連動できる。

測定した場所もコンピュータに自動的に入力されるので正確な位置が確定できるというもの。

ガンマ・スペクトロ・メーター分光器は一台50万円ということです。
専門家が見れば、波形からだいたい核種を特定できる。

ただ、最終的な核種の確定判断は、土を採取して専門機関に送って検査してもらうことになります。
それでもトレーニングを積んで波形が読めるようになれば、そこそこ正確性が出てきます。

このとき同行した市民団体の人は、「ぜひ買いたい」といってバズビー先生と交渉していました。

【神保】
これはほしいですね。
今までは線量だけを見ていたけれど、これからは核種が大切になる。
ようやく内部被曝のことが取り沙汰されるようになりましたが、次に問題となるのは核種だと思います。

【藍原】
で、今回も新しい各種と思われるものが出て、最初、セシウム137、セシウム134が出ましてが、これは予想されていたもの。
新しい各種と思われるものは、パソコンの波形のいちばん左端に出ている大きな波形が示しているもので、これはテルルではないかと言っていて、バズビー博士は非常に驚いたというか、ショッキングなことだと言っていた。

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テルル(と思われる)核種の値のレベルが非常に高かったのです。

【神保】
もう一度、精密な検査が必要だとは思いますが、もしこれがテルルだとすると、小出先生とのやりとりのときに、「一回、テルルが出た」という話があった。
小出先生は、「テルルが出るということは、再臨界が起きていることになる」と言っていました。

そのときは、おそらくテルル129だと思ったのですが。
テルルをちょっと調べてみると、自然界には存在しない、ということと、半減期が33日しかない短いものであると。

もし、原発から遠く離れた合津若松でテルルが出るということは、最近、再臨界している可能性がある、という可能性が出てくる。
これまで想定していたこととは違うことが起きているということを示唆する。
ちょっとその辺りは専門家に詳しく聞いてみることにしましょう。
(管理人:おそらく小出助教に訊いて、動画がアップされるでしょう)

【藍原】
あと、先生がこのガンマスペクトルメーター分光器を使った調査で指摘していたのは、ストロンチウムのことです。

実は、ストロンチウムは、この計器では計測できないのです。
できないんですが、ストロンチウム90というのは非常にキーになる核種ということで、ウラン、プルト二ウムと並んでストロンチウム90が重要。
なぜかというと、ストロンチウム90はピュアなβ線を出すという性質があります。

ストロンチウム90は普通のガイガー・カウンターでは計ることができないけれども、内部被曝を考えると、このストロンチウム90がどれくらい出ているかを計測するのは非常に重要であると。

それをどうやって調べるかというと、会津若松の土を採取してイギリスまで持って帰って自分たちの検査機関で調べてみたいとおっしゃっていました。

【神保】
ストロンチウムは、カルシウムに似た性質があるので、骨に溜まってしまって、ほとんど体外に排出されないので、ほぼ一生ものだと矢ヶ崎先生は言っていました。

生物学的半減というのでしたったけ。
セシウムとストロンチウムとは、物理学的半減期はほとんど変わらないが、セシウムは主に筋肉に蓄積されるので、時間が経つとある程度は)体外に出て行くということですが、ストロンチウムは、体外に出て行かないので、その間、ずっと内部被曝が続くということですね。

【藍原】
バズビー先生は、おとといイギリスにお帰りになったのですが、時間のない中、空港でインタビューさせていただきました。
0:12:30から



バズビー博士のインタビュー:

ホールボディーカウンターは他の核種を見落としてしまう

原発の100km圏内と千葉市内で車のエアフィルターを調べたところ、相当量のセシウム134と137を確認しました。
他にも明らかに原子炉爆発からの放射性物質が見つかりました。
あるフィルターからは、α線の痕跡を確認しました。

0.5ミリ以下のα線を発する危険な微粒子が見つかったのです。

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フィルターを分析した結果、大気中のセシウムの濃度は、核実験が盛んに行われた1960年代の最大値の約1000倍もありました。

ホールボディーカウンター(WBC)は、ほとんど役に立ちません。
WBCが検知できるのはセシウムだけですが、セシウムは本質的な問題ではありません。

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お金は、もっと食品や大気中の放射能の測定に使われるべきです。
大気中や食品に放射能があれば、それは人体に入ってくるからです。
人体の放射能は、空気中よりもはるかに測定が困難です。

検体を機械に入れれば食物の放射線量は分かりますが、人の体の一部を切り取って機械に入れることは不可能です。

食品ならウランでもプルトニウムでも、なんでも測定できます。
しかし、これらの危険な物質は人体内では、どれも測定できません。

WBCには、さらに重大な問題があります。
WBCを受けた後、本当は問題があるのに自分は被曝していないと誤解することです。

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セシウムが検出されても基準以下だったとか、飛行機に乗ったのと同じ程度だとか言われて、WBCの結果だけで安心してしまうのが問題です。

だからWBCは時間の無駄なので、やめるべきだと思います。

(インタビューはここまで)

【神保】
結局、今の話でびっくりしたのは、車のフィルターからα線が検知された、ということ。

専門的な知見から考えると、ウラン、プルトニウムの可能性は高いが、特定はできていない、ということですね。

【藍原】
あのガンマ・スペクトロ・メーター分光器では、すぐに核種の特定までは至らないが、車のエアフィルターを専門機関に送って検査すればわかる、ということです。

このエアフィルターを付けていた車が、どこを走っていたかというと、福島原発から100km離れた場所を走っていたということですが、これも正確に言うことはできません。

今後、日本人へのアドバイスとして、車のエアフィルターの検査はやったほうがいい、ということでした。

というのは、ECRRが採用しているリスクモデルで非常に注目すべき点があって、ホット・パーティクル(高放射性超微粒子)という超微粒子の放射性物質が雲のようなミストとなって運ばれて、ある一定のところでドンッ降下する。このホットスポットと、ホット・パーティクルに含まれている核種が何か、について特にECRRは注目しています。

ホットパーティクルを比較的計測しやすいのが車のエアフィルター。

で、その車のエアフィルターについているホットパーティクルの量、計った場所の距離を計算する、だいたいどんな核種が、どれくらい入っているかが分かる、といっています。
車と同じ空気を吸っているわけなので、(その人が、どれくらい内部被曝しているか)だいたい分かるらしい。

インタビューの中に出ていましたけれど、WBCを高いお金をかけて設置するよりは、車のエアフィルター、ないしは、フィルター機能のついている計測器で、まず採取して専門機関に回したほうが、具体的に身体の中に、どんな核種を取り入れているのかが分かる、ということです。

WBCはγ線しか計れない。核種までは分からない。すでに身体の中に入ってしまっているので。

【神保】
むしろ内部被曝で、より害が大きいのはα線やβ線を出す核種なので、一番害の小さい放射線核種だけ計ってWBCで安心していても、まったく出ないβ線やα線の核種が体の中に入っている危険性が残ってしまう、ということですね。

【藍原】
また、WBCの計り方も難しくて、体感部とか甲状腺のある場所を計るのですが、時間が1分間とか2分間では計りきれないのではという市民団体の指摘があります。今、福島県内で行われている検査は5分以内とか、たったそれだけの時間では計れないのではないかという…。


南相馬でホール・ボディー・カウンターの検査が始まった
300k.gifの動画の00:11:30から

福島県の人たちがホールボディーカウンター(WBC)検査を受けるのは、前はバスに乗って法医研(放射線医学総合研究所)まで行く、というのがあった。
あれは、県が実施した健康調査の一環で、避難区域内に居住していた人たちを対象に今でも順次実施している。

今回のバス型のWBCを使った検査は、それとは別に南相馬市が市独自で実施する。
市独自で態勢を整えて実施するというのは福島県内では今回が初めて。

このバス型WBCは鳥取県からもってきたもの。
集団検診で使うようなバス型のもの。
南相馬私立病院の駐車場にバス型WBCがあり、まず最初は問診から始める。

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検査を受ける人は問診表があるので3.11から何をしていたか、何時間くらい屋外にいたか、そういうようなことを書き込む。それを見ながら医師の問診を受ける。

その後、希望者だけ血液検査を受け、次に検査着を着て、身長、体重を量って検査着の上からスクリーニングをする。

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その後、バスに乗り込んで、椅子に座ったような形で、検査機器に背中をピッタリつけて内部被曝を検査する。

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検査の結果は郵送で市から送られてくる。検査費用は無料。市民の負担はゼロ。

今回は南相馬市の人口の2割に当たる7000人の枠だが、だいたい5000人から6000人が小中学生で埋まってしまっているので、最後の1000人枠に一般の市民が殺到するようなかたちになっている。

検査は小中学生が優先だが、それよりもっと小さな子供は座って動かないようにすることが難しいので、まずは小中学生が最優先。続いて放射線量が高い地域に住んでいた人、そして最後にそのほかの市民ということになる。

バス1台でやっているので、一人当たりの検査時間(WBCに座っている時間が)は2分~5分だが、実際は1日当たり40人程度がせいいっぱい。これを7000人やるとなると来年の3月までかかることになる。

ただし、鳥取県からバスを借りられる期間は3ヶ月間となっている。
福島県は、原発があるのに、なんとこのバス型のWBCは持っていなかった。

県民の要望が強く、福島県としては5台を購入する予定をしていた。1台当たり1億円の機械なので、全部で5億円だが、国から連絡があって、5億円は国が負担することに決まった。

今、福島県には動く機械として2台のWBCがあるが、これは原発事故を想定したものではなく、原発で働いている作業員の被曝量を計測するために据えられているもの。
今後購入する移動式車載型WBC5台は、環境放射線の影響を受けないように厚い鉄板で遮蔽されているもの。そうした放射線の防護設備のコストが高い。

福島県は児童のための原発事故避難マニュアルもない。
市民のためのWBCもない。
一体、今まで何をやっていたのだろうか。
市民の命をここまで軽視する自治体も珍しい。首長の考え方に問題が大有り。

【宮台】
車のエアフィルターを送れば計測してくれる機関というのは国内にあるのですか?

【藍原】
そこまでは分かりません。

【神保】
それこそ、放医研とかがやってくれるかどうかだけど、こんないきなりフィルターが送られてきても…。
そもそも、それを測る機械があるところが限られているんですよね。
時間ととも、車のエアフィルターについた放射性物質も落ちてしまったり状況が変化してしまう。

【藍原】
先生がおっしやっていたのは、HEPAフィルターという、これ原発の施設の中にも設置されているようなエアフィルターなんですが、HEPAフィルターも有効なのではないかと。

で、機械にHEPAフィルターをくっつけて大きなポンプで、どんどん送って言って空気を採取していって、そのHEPAフィルターにくっついた核種分析をしていくということで。

ま、このHEPAフィルターを確認すると、距離に換算すると原発から300km離れたところでは300倍くらいに密集して集まるそうで、100kmぐらいでは、その3倍で1000倍程度、要するに福島県の会津若松では東京の3倍くらいの核種が計測できるんじゃないかということなんですね。

【神保】
HEPAフィルターというのは、「High Efficiency Particulate Air Filter」のことで、空気清浄機に入っているフィルターの一種。

【藍原】
これは日本語で、「高性能エアフィルター」と呼ばれて、実際、原子力施設の喚起システムとしても使われている、というもの。

【神保】
クリーンルームでもメイン・フィルターとしては、このHEPAフィルターが使われているとあります。

【藍原】
これも有効ではないかということです。
車のフィルターですと、(小さな穴の大きさの関係で)実際の空気中に漂っている放射性物質の50%くらいは集められるのではないかというお話です。
もちろん、車のエアフィルターをすり抜けて車内に入ってしまう分もあるわけですから。

ドアの開け閉めなどでも車内に入ってきてしまうから。
でも、このα線が車のフィルターから出たというのは初めてのニュースではないですか。

【藍原】
そうですね、実際、日本で、そのような検査・調査をしている方がいれば分かるでしょうけれども。

【神保】
でも4ヶ月も誰もやってなかったというのは、ちょっと困ったことですね。

【藍原】
いままでのところ、メディアでは、そういったところは出ていません。

将来、健康被害が出てきたときのために髪の毛を保存しておいてほしい

【神保】
α線しか出さない、特にプルト二ウムとかはγ線計測器では計測されていないので、まったく線量が低いところに、こうしたもの(プルト二ウムのようなα線、β線を出す核種)があってもおかしくないということですよね。

【藍原】
さきほど先生が言ったように(WBCは無駄、というか、あまり信じてはだめだということで)、では、どうしたらいいのか、ということになって、その一つに車のエアフィルターというのがあったのですが、その他に髪の毛を保存しておいて欲しいと。

これはぜひともやっておいてほしいということで、一ヶ月に1cm髪の毛が伸びるので、4cmあれば4ヶ月分とれるので、だいたい、一束というか10本か20本前後の髪の毛をぜひ保存しておいてほしいとおっしゃっていまして、そこから(体内にすでに取り込まれてしまった放射性核種と量が)計測できると。

名前、年齢、行動記録、何か自覚症状があればいっしょに記録して、髪の毛を日記のように貼り付けておくといいとおっしゃっていました。

いつ採取した髪の毛であるかを記録して、行動記録としてノートに残しておくといいということなので、4cm以上、髪の毛が伸びている人は、その髪の毛を根元から抜くなり切るなりして、将来の健康被害があらわれたときのために、記録にもなるし補償を求める場合の参考にもなるし、なにより自分が放射性物質を体内に取り込んでいるかということを知りたいという点でも参考になるのではないか。

具体的なハウツーでしたね。

【神保】
この番組を観ている方はご存知でしょうけれど、矢ヶ崎先生(琉球大学名誉教授)の話にあったように、なぜWBCがγ線しか見ていないから意味がないかというと、やはり(内部被曝してしまうと)β線で600倍の感受性があると。

仮に線量計で(その場所の放射線量が)600分の1しかなくても内部被曝したときの被害は、γ線の核種(の被害の600倍)と同じになると、これは大変な差なので、やはりβ線や、α線を意識しなければいけないということです。

で、それがやたら線量、線量と言っているものについては、まったく反映されていないということなので、次は核種、特に、β線しか出さないストロンチウム(β崩壊するときにはγ線も出す)と、プルトニウムというようなものが、もしあるとなると線量が低かろうが高かろうが、全然、別な次元に入る、ということで、今回バズビー博士の指摘の中で、線源がウランかどうか分からないけれどα線が出たというのが非常にショッキングだったというふうに思いました。

【藍原】
ハズビー先生は、今の福島の状態について非常に危険性を訴えておられて、福島入りするときに新幹線で来られるかと思ったんですが、車で新潟県を通って日本海沿いを通って会津若松に入られたのです。

それはなぜかというと、郡山、福島の中通りが線量が高いので、福島第一原発から、なるべく遠いルートを通ってきたということで、そこまで気を遣っているということです。

それと、バズビー先生の記者会見をご覧になった方は分かると思いますが。ずっと同じ服を着ていて、イギリスに帰る際、空港では、その服を着替えて、そのまま日本に捨てていったのです。

で、携帯電話とかビデオカメラなどの自前の機材を毎日、食品ラップのようなもの包んで、毎日、それをはがして、非常にセンシティブにやっていました。

そのとき、私は(藍原氏)福島に住んでいるのですが、同じようにやったほうがいいでしょうかという質問をしたら、もちろんやったほうがいいけれど、なかなか難しいでしょうから、少なくとも家の中には放射性物質を持ち込まないように、全部はできないにしても、たとえば家に入るときには玄関で叩いて入るとか、それはやったほうがいいといっていました。

【神保】
線量の高い地域で、みなさんが普通に生活している様子については、バズビー先生は何か言っていましたか。

【藍原】
それについては言っていませんでしたけれど、何より福島第一原発周辺は放射性物質が飛散していること、それがいちばん言いたかったようです。

バスビー先生の友人の女性研究者がチェルノブイリの調査に入って、その後、亡くなられたという非常にショッキングなことがあって、危険性についても訴えると同時に、自分自ら、放射能を防護する行動をしていくことによって、周囲にアピールしているということです。

バズビー先生の友人が亡くなったという話では、ちょっと胸がつまるということもあったのですが、そういった直接体験もあってのことで、先生の話をいろいろ聞くと考えさせられるところはいろいろありました。

福島の現状については、ビデオとかいろいろ記録をとっていて、いろいろな形で発表したいとおっしゃっていました。
今後、福島県の状況については少なくとも10年は、ECRRとしては継続して疫学調査といいますか、続けていきたいとおっしゃっていました。

【神保】
ただ、バズビーさんの話にもあったけれど、半減期の短いもの(テルルなど)がいろいろな場所で見つかっているので、今でも(福島第一原発からは放射性物質が)出続けているという話があったけれど、結局、(官邸と東電、保安院は)なんとなく放射性物質の放出はおさまったような言いをしているけれど、さにあらずという指摘もある、ということですね。

【宮台】
どんどん車のエアフィルターを送って調べたほうがいいのではないですかね。行動半径が分らないと意味がなくなるけど。
配達の車など、いいんじゃないですか。
(商圏の狭い出前サービスや、配達エリアの決まっている郵便の配達とか)

なにかバズビー先生も日本の方と連携したとか、いう…。

圧倒的に空気(呼吸から)ホットパーティクルを取り込んでしまうことが多い

【神保】
結局、今回は日本の政府の人と会ってないんですよ。細野さんとか。
日本への招きが市民団体だったからということもあるかもしれませんが。

ただ、日本政府の場合は、逆にECRRの基準を今聞いてしまうと、ただでさえICRPの基準を緩めて適用しているのに、全然、なっちゃないということになるから、政府としてもバズビー先生に「はい、そうですか」といって簡単に会えないのかもしれない。
会ってしまったら、何も聞かなかったふりはできないでしょ、ということですね。

【藍原】
バズビー先生の話を聞いてて考えたんですが、やはり内部被曝の話をきちんととらえないと、本当に将来、患者さんが増えた場合に医療費などが膨大になって社会的な損失が計り知れないという可能性があると。

やはり、予防医療という立場から考えたら、今から対応しておく必要があって、内部被曝に関して国がどういう視点なのかということをきちんと議論しておかないと、国家財産のすべてが医療費ということになりかねない。

【神保】
だからリソースがないから対応してやりませんということになると、その何百倍ものリソースが必要になってくるということで、それこそ問題の先送りですよね。

【宮台】
さっきの50万円の核種が分るガンマ・スペクトロ・メーターを行政が買って波形の読み方を教わって、エアフィルターを計ればいいんじゃないでしょうか。

【神保】
だいたい可能性のある核種は決まっているわけだから、特に内部被曝にとって危ないという核種の波形をあらかじめ教えてもらっておけばいい。

【藍原】
実際、移動式のバス型のWBCも1台1億円で5台で5億円。

【神保】
それもったいないことです。
1台50万円のガンマ・スペクトロ・メーターなら2000台買うことができる。
内部被曝という意味では、そちらのほうが有効。

しかも、WBCといっても分ったところで、ほとんど意味がないわけでしょ。
安静にしてましょ、という話になるだけ。

【宮台】
セシウムしか分らないんじゃ、仕方がないですね。

【神保】
分ったとして、どうにもできないわけだから。
何か、摂取すれば体外に出るというようなものも売られているようですが、本当のところはよく分らない。

【藍原】
バズビー先生も、おっしゃっていました。

いったん体の中に取り入れたものは、どうなっているのか分らない。
実際、セラフィールドの地域で亡くなった方の甲状腺だけを取り出して計ったというケースはあるけれども、生きている人の体の中にどれくらいの量が入っているというのは結局は分らなくて、小さい範囲で内部被曝は周囲を攻撃する、というパターンになってしまっているので、その(放射線核種が留まっている)場所が特定できなければ意味がない。

内部被曝は、もう予防しかないと言えるんですよね。

【神保】
こうも言っていましたね。
圧倒的に空気から吸い込むことが多い。

食べ物よりも空気、呼吸から。

チェルノブイリの場合は、ミルクが内部被曝の原因になったというケースですが、圧倒的に空気から吸い込んでしまうことが多いので、何よりホットパーティクルを吸い込まないようにすることが最優先だと言っていましたね。
ECRRの基準には今後も注目していかなければならないですね。

ICRPの日本政府の基準に順応しちゃうところがあって。

【藍原】
ICRPもECRRも、両方考えるといいですね。

(ここで終わり)
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ここから管理人:

ストロンチウム90や、ストロンチウム89、プルト二ウムがセシウムより怖いというのは、呼吸からホットパーティクルを取り込んでしまった場合は(食べ物からも)、その超微粒子から放出されるβ線が周囲の細胞を狙い撃ちしてDNAを傷付けるからです。

ストロンチウム90の場合は、物理学的半減期(α崩壊やβ崩壊を起こして放射性原子の数が半分に減るまでの期間)が28年、生物学的半減期(体内に取り込まれた放射性原子が発汗、排尿、排便などによって体外に排出され、その数が半分に減るまでの期間)は、そのほぼ倍の50年です。

体内に取り込まれてしまった放射性原子が崩壊を繰り返して、安定的な状態になるまで、ほぼ一生かかる、ということになります。その間、体内で被曝されられているのです。

新陳代謝の盛んな若い人ならなおさら、傷ついた染色体を持った細胞がどんどん増殖して、ガンを発症しやすくなる。ということです。

プルト二ウムの生物学的半減期は、肺に呼吸によって取り込んでしまった場合は500日、さらにその一部が体内を巡って骨に蓄積してしまった場合は200年もの間、放射線を出し続けます。
それでも半減期なのです。

さらに悪いことにプルトニウムは崩壊するときにα線を出しますから、プルトニウムの超微粒子が取り込まれて定着してしまった部位の周辺の細胞を確実に傷付けます。

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なぜα線やβ線が、γ線よりタチが悪くて恐ろしいのか。
ポイントは下の図で、ほとんど語りつくされています。

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体外被曝のほとんどは、体の中を通過するγ線ですから、線源から遠ざかること(その場から立ち去る、あるいは避難や疎開)によって被爆を防ぐことができます。

α線は、空気中では45mm程度飛びますし、β線は同じく空気中で1~10mくらい飛ぶと言われています。

たとえば放射性廃棄物の瓦礫を運搬するダンプカーの運転手さんなどは、このように考えて防御することができます。
荷台に積んだ放射性物質から放射されるα線は45mm飛びますが、運転席に座ってハンドルを握っているときは距離があるので被爆しません。

β線の場合は、空気中で1~10m飛ぶということになっているので、運転席にいても背後から浴びることになりますが、荷台とは薄い鉄板で仕切られているので、これも大丈夫ということになります。

γ線はトラックの薄い鋼板なども透過して、運転手さんの体を突き抜けてしまいます。
放射能に汚染された瓦礫を撤去するトラックには、荷台と運転席との間に鉛の遮蔽板を取り付けた専用車を作らなければなせなくなります。

もっとも危険な場面は、瓦礫を廃棄場に落とすときです。
舞い散る埃を吸い込まないようにマスクやゴーグルで防御することは必須となります。
原発作業員の着ている白い放射線防護服はγ線を通してしまいますから、こうした作業をするに当たっては、あまり意味がないのですが、ただし、瓦礫の搬出作業を自分で行う場合は、放射性物質を含んだ塵埃をからだに付着さないためにはとても有効ということになります。

防護服を着用しない場合は、シャツの袖から傷口などを露出していた場合には、そこから放射性物質を体内に取り込んでしまうし、大きな虫歯があって、廃棄場で深呼吸などしてしまえば、呼吸と同時に粘膜や虫歯の穴からも取り込んでしまうことになります。

体内に取り込んでしまうと、その放射能を帯びた超微粒子(ホットパーティクル)の周囲にだけ、持てる崩壊エネルギーを発散させようとするので、決定的に周囲の細胞のDNAが傷つけられます。

たとえばα線を出すプルトニウムの微粒子を肺に吸い込んでしまった場合は、その粒子の半径0.04ミリメートルの細胞の染色体を切断する可能性が高くなります。
プルトニウム239を肺から取り込んでしまった場合は、その生物学的半減期は500日ですから、かなり深刻なことになります。

主に純粋な(力強い)β線を放出するストロンチウム90の微粒子を肺に吸い込んでしまえば、その周囲10ミリメートルの細胞が破壊されるし、時間をかけて骨髄に蓄積されれば、そこで作り出される血液が正常ではない染色体を持ったものが出てくる可能性が高くなります。

ホットパーティクル、α線、β線、γ線、そして核種の特性ということになると、最終的には原子核レベルの話に行き着きます。
ウラン、プルト二ウムといった無機質なものと、生体の免疫、究極はマクロファージとのせめぎあいという話になるので、そこから先の話については専門家でない人が語ることは差し控えるべきです。

ということで、ちょっと勉強した程度の私などは、つぎのように考え、イメージするようにしています。

【外部被曝とは、どんなことか】
高山植物が綺麗に咲き乱れた高原を全力疾走で駆け抜ける、ようなもの。

【内部被曝とは、どんなことか】
高山植物が密集して咲いている半径30cmのスポット内で、高速で足踏みをする。

全力疾走で草原を駆け抜ける場合は、一瞬だけ、高山植物を一回だけ踏み潰すだけですが、半径30cmの円の中で足踏みを長い間していたら、高山植物は死滅して二度と生えてこなくなってしまいます。
足踏みするときに、足を高く上げてドンドンと乱暴に踏みつけるよう(放射線のエネルギーが高い)にすれば、それこそ土が死んでしまうのです。

同じエネルギーを持っている同じ核種が放出する放射能を外から浴びる場合は、浴びているときだけ体中を放射線が走っていることになりますが、体内に取り込んでしまったら、30年、50年、200年と強いエネルギーに高い放射線を出し続けるのです。
しかも、体内のほんの狭い領域で、「足踏み」を集中的に、核種によっては永遠とも言える時間繰り返されているのです。

α線やβ線を出す核種が持っているエネルギーの大きさ(α崩壊、β崩壊)と、その期間が問題となるのは当然です。
ECRRの「核種とホットパーティクル」を重要視する内部被曝の考え方は理にかなっています。

一方、外部被爆だけしか考慮せずに、内部被曝は「なかったことにしてしまう」ICRPのリスクモデルは、明らかに低俗なレベルのペテン以外の何者でもありません。

ちなみにICRPの考え方はこうです。
たとえば、「年間20ミリシーベルト」というのは、人体の60兆個の細胞すべてに年間20回、放射線が突き刺さってDNAを破壊するチャンスがあることを言います。

「チャンス」ですから、確率の問題になります。
その人がどんな生活をして何を食べて、どんな空気を呼吸して、という個々人の定性的な条件は一切無視して、おおざっぱにとらえているのがICRP。すべて定量化してしまうという考え方です。

(最近では、ICRPも、これではマズイと考えたらしくて、いろいろ「補正」を行っていますが、ICRPへの批判をかわすための茶番にすぎません)

「年間20ミリシーベルト」では、60兆個の細胞を貫く回数が年間で20回ですが、「年間100ミリシーベルト」では、60兆個の細胞を年間100回も貫くわけですから、確率的にも染色体が切断される危険性が高くなります。
ちょうど、ピストルをマシンガンに替えたようなもの、といえるかもしれません。
「手当たり次第、撃ちまくっても、どれかに当たる…」。

このように、ICRPのリスクモデルは、確率に立脚しています。
定量的な考え方で、個々人の免疫の力がどうのこうのということは無視しています。

一方、ECRRのリスクモデルは、外部被曝もさることながら内部被曝と核種(さらに言えば個々人の遺伝的体質なども、おそらく今後は考慮されていくはず)を重要視しています。

ICRPの考え方の背景にあるのは、外部被曝の量で十把ひとからげで計算して、確率的にどれくらいの人がガンになるか、というだけです。
この考え方には、医療・製薬の「プロダクト化」という狙いがあることが分ります。

つまり、ガン市場に、最大公約数的な医療・製薬を開発して、どれくらい利益が上がるか、という思想という計算というか、そのような考え方が潜んでいます。
原発事故が世界のどこかで、2つ、3つ起きれば、製薬メーカーは大儲けです。
不謹慎ですが、「セシウムを体外排出できる薬」とか、「ストロンチウムを骨から取り出すことのできる薬」とか、そういうニュースが多くなってきたら、世界のどこかで新たな原発テロ、原発事故が起こるかもしれないと考えてみるのも、ひとつのアイデアかもしれません。

ICRPの片腕、原子力推進機関であるIAEAは、事故が起これば「改善指示・指導」をします。
しかし、絶対に原発廃止とは言いません。
「改善」させた後は、何事もなかったように原発再開ですから。

そして、新たな「想定外の原発事故が次に起こるのです。
これの繰り返しで、ウランのシンジケート、医療、製薬関連の企業が儲かることになります。

これは、ちょうどアステルパームと似ています。
まさしく「ユダヤ的な市場の作り方」です。

先週の土曜日の深夜、トーク番組の「朝まで生テレビ」に、吉岡斉氏(九州大学副学長<社会科学>、原発事故検証委員会委員)が出演しました。
彼はこのように言いました。
「~は、原子力を使って世界をコントロールしてきた」。

あわてて司会者の田原総一郎は、~を言葉をさえぎったのです。

ともあれ、車のエアフィルターの交換、フロアマットの洗浄(できれば数回・コイン洗車場が近くにあれば、そこでやったほうがいいです)、それにエアコンの掃除、フィルターの交換、空気清浄機のフィルターをHEPAフィルターに交換するなどは、やったほうがいいと思います。

室内にしても、埃を立てない生活(もしくはモップでゴシゴシ磨いてきれいにして)をしていれば、床に多少、放射性物質が落ちていて、そこから外部被曝しても気にしないことです。
これ以上、できないのですから。
まさか屋根に上って瓦をブラシでゴシゴシ洗いますか。

でも、掃除をしていないフローリングの床に寝るのは止めたほうがいいかもしれません。

後は、「危ないものは食べない、飲まない、吸わない」です。
隠されている情報が、大方出揃うまで、しばらくは「お預け」にしておくのがいいです。


追記:

週刊現代企画:バズビー博士とガンダーセン氏の福島の原状についての見解

これより前に「週刊現代」(2011年7月30日号)が福島の放射線量の独自調査で動いていたようです。
6月初めに企画が動いていたようです。
この企画には、バスビー博士が協力しており、米国在住のジャーナリスト・飯塚真紀子氏が記事をまとめた模様。

長い記事ですが、ぜひ読んでみてください。

6月中旬に、車のエアフィルターをイギリスのAberystwythにある放射性物質の分析を行う研究所に送って検査してもらっていたようです。
使った車は排気量700ccの小型車から、1300ccの中型車まで計4台。すべて福島県内のナンバーの車で、福島原発より30~50km離れた地域(主に福島市内)を、3月11日以降100~200km走行している車とのこと。

フィルターから検出されたのはテルル129。
この核種が検出されるということは、今でも福島原発で再臨界が起きていることを証明することになる、と報告しています。

また、アメリシウム241という核種も検出されており、このことはプルトニウムが放出されている可能性が高いことを示すものだということです。

バズビー博士のほか、米国在住の原子力専門家、アーニー・ガンダーセン氏にも意見を訊いているようで、同じく、バズビー博士と同様の見解を示しており、福島の人たちのホットパーティクルの吸引を心配しています。

これが本当であるとすれば、福島市の住民は、すでにとてつもない被曝を受けており、大変な事態ということになってしまう。

細野の坊やが「安定冷却への第一ステップは達成しつつある。今後は、避難区域を縮小し、(自宅に)帰っていただける方にはそうしていただきたい」と記者会見で発表したのですが、放射能のミストが降り注ぐ中に戻すというのでしょうか。

いずれにしても、「日本の国の政府はうそをつく」と両氏は酷評する。
もはや、日本の官僚など世界中から相手にされていない。

後々、世界の人々は日本の官僚のことをメディアにこう書くはずです。
「日本の殺人官僚」。
そして、「殺人官邸」。

そして、「世界でも類を見ない甲状腺検査だ」と小躍りして喜んでいる日本のメンゲレ、山下俊一。

この山下を福島の放射線アドバイザーに据え、さらに福島県立医大の副学長の座につかせた佐藤雄平。
山下が福島県の人たちを県外に出さないように「汚れ役」を引き受けたのは、この文脈から考えると、佐藤雄平から「将来は福島県立医大の学長の椅子を用意する」とニンジンをぶら下げられた、というつながりになります。

容赦のない海外メディアは、きっと「殺人知事」と書きたいと思っていることでしょう。

彼らは、いずれ法廷に引きずり出される日が必ず来るでしょう。


■ホットパーティクル、内部被曝関連記事

【ガンダーセン氏はホットパーティクルを警告している】
【ガンダーセン氏の被曝から逃げるためのアドバイス】




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