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HOME   »   日本解体阻止  »  炙り出されてきた加計学園疑獄の黒幕
       
また、いつもの「黒幕」だ。

自分たちに有利な新しい「岩盤規制」を敷こうとしている国家戦略特区は、すでに竹中らに私物化されている

要点だけ。

材料は、いつものように、多くの専門知識を持ち緻密な分析に長けている「nobumaru VII」というツイッタラーさんと、加計学園疑獄を徹底的に追及している「黒川敦彦@今治で加計問題追及中」というツイッタラーさんのツイート。

それに、検察官、弁護士の郷原信郎氏のこの記事

では、はじめよう・・・

1)
認可が下りる前から「加計学園獣医学部認可」を既成事実化する行政ルールとそのプロセスを見ていくと、「官邸の最高レベルの意向」が、安倍晋三によるものであることは自明。

2)
絵を描いた”和泉洋人首相補佐官が、前川喜平・前事務次官に圧力をかけたときに言った言葉-「総理の口から言えないから、私が代わりに言う」という言葉から、確定していい。

3)
では、すべてを仕切っているのが、安倍晋三と和泉洋人の二人なのか?
そうではない。

なぜなら、追い詰められると、決まって外遊を理由に海外にトンズラするような男になど、仕切りができるはずがないからだ。
第一、この男には、常に『家庭教師』が必要なのだから。

4)
では、和泉洋人が、安倍をけしかけた? 
あり得ない。出世にだけしか関心がない乞食官僚に過ぎないのだから、そんなリスクは冒さない。

つまり、この二人には、『家庭教師』がいた、ということだ。それが、全体の青図面を描いた本当の黒幕。

以上。答えは出た。

-------------------------------------------------------------------------

国家戦略特区の民間議員が行政プロセスをゆがめた

では、なんのことだからわからないだろうから、補足を少し。

慶應義塾大学大学院の岸博幸や、嘉悦大学教授の高橋洋一が、なぜ、胸が悪くなるほど前川喜平氏を誹謗中傷するのか、という謎。

いつものように、国民にとって、もっとも有害な新聞、産経が書いている。

岸博幸・慶大院教授インタビュー 「加計学園問題は改革つぶし」「前川は官僚のクズ」という凄まじい見出しの記事。

「新聞は公器」と言うが、これほど怨念と欺瞞に満ちた犯罪的な新聞は、かつて存在しなかった。

嘉悦大学教授の高橋洋一の記事の見出しは、「前川・前事務次官の記者会見は、官僚目線で見れば「大失敗」だった」。

二人とも、「前川・前事務次官の言うことなど聞くな!」と言っているのである。

なぜ、そんなに頑張るのか。

その判断は、この二人がするものではなく、国民が下すのである。
ついでに、岸博幸と高橋洋一のジャッジも国民が下すことになる。

であるから、もうじき、この二人には、国民による沙汰が下る。

岸博幸は、元経済産業省の官僚。
高橋洋一は、元大蔵・財務官僚。

二人とも、竹中平蔵に心酔している。
岸博幸は、尊敬する人として竹中の名前を挙げてさえいるのだ。

慶応大学は、こんな男を名誉教授にして大丈夫なのか。

もっとも、なぜか、竹中は、いつものように「慶応」のブランドを使わず、「東洋大学教授」の肩書を使うようになった。

私が、ほんの少し知り合った東洋大学教授は、現実に刑事事件で逮捕されているから、竹中も、恩人の「慶応」ブランドを使わず、東洋大学の名前で行こう、ということか。

その竹中平蔵が、加計学園疑獄について記者会見を行った
彼は、「加計学園獣医学部の新設は適正な判断」と言っている。

加計学園問題をきっかけに、国家戦略特区の実態が明らかになってきた。

岩盤規制の打破」を名目に、仲間内や特定企業に利益を分配してきた疑惑である。
それを、わずか4人の閣僚と、竹中を筆頭とする5人の民間議員がトップダウンで決めてしまうのだ。

竹中平蔵は、ミスター特区との異名を取るほど、この権限を握っている。

これが黒幕となって安倍を動かしているのだが、安倍とて『家庭教師』なしには何もできない男だし、この国家戦略特区の民間議員も、実質的に安倍が任命したのであるから、安倍が「官邸の最高レベル」であることには違いない。

竹中平蔵にしても、安倍晋三にしても、結局は、「加計学園は、後々もいい金づるになる」と踏んだのだ。

さて、竹中が「加計ありき」で行政プロセスをどのようにゆがめたのか、という問題。

もう一度、郷原信郎氏の記事を読んで欲しい。

あるいは、このツイート

つまり、国家戦略特区の5人の民間議員は、8月の時点で、すで「加計学園に内定」を出していたということなのだ。

設計図の日付けが「2016年12月28日」になっている。
1月4日の一般公募前に、すでに加計学園獣医学部の青図面が完成していたのである。

それどころか、12月14日に着工していたのである。

入札なり、コンペティションなりの公募を行う前に、「すべてが決まっていた」ということである。
繰り返すが、8月に認可の前提となる「内定」が決まっていたということ。

認可の「内定」が出ていたからこそ、加計学園は50億円以上もの借り入れを起こしたのである。

もちろん、文部科学省は、認可に反対していたのであるから、「内定」を出すはずがないのである。

文部科学省の職員の目は、京都産業大学のエントリーに向けられていだだけでなく、官邸の萩生田や内閣府から圧力をかけられていたのであるから、そもそもが「内定」を出せるはずもないのだ。

「加計学園ありき」は、完全に文部科学省の意思を無視して強行されたということである。

日本獣医師会の蔵内勇夫会長が証言したように、「明らかに加計学園ありき」で、獣医師会にも、相当なプレッシャーがかけられていた。
安倍内閣は、ここでも「黙って、言うことをきけ!」ということだ。

だから、安倍政権下で、やりたい放題やっている竹中平蔵ということになる。

民進党の会議の様子では、こうした腐食の構図のほとんどが解明されつつあるように見える。

「あの読売でさえ、マスコミ人の矜持に目覚めて加計学園疑獄の解明に舵を切った?」・・・

違う、違う。彼らにマスコミ人の矜持などあるものか。金だよ。すべてが金。

ただし、都議選敗北の要素として、マスコミの「清和会」叩きがある。
これは、彼らの広告スポンサーである経団連の心替わりだろう。「安倍は、もうダメだ。排除せよ」という。

さらに言えば、スターズ・アンド・ストライプスが、「安倍小学校の醜聞は不正」と報じたときに、安倍の首を切ることが決まったのである。

「六本木のワシントン」の方針だから、日本のマスコミも安心して「安倍おろし」に精を出すことができるし、自民党内の反安倍勢力も、俄然、勢いづいたということだ。

竹中平蔵が、こうした風向きを読めなくなったのは、彼自身もまた、彼のご主人様に切られることが決まったということを意味する。
ご愁傷さま~






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