
冷静沈着で辛辣な論客で知られるポール・クレイグ・ロバーツが、「世界規模の経済崩壊が我々の目の前にある」と断言。
この人が、ここまで言うのであれば、日本の人たちも、少しくらいは、そわそわしだした方がいいでしょう。
日本、アメリカ、EUのうち誰が経済崩壊の引き金を引くか世界は見ている
22日のブルームバーグが、「欧州中央銀行(ECB)が、ヨーロッパの苦悩する銀行システムと債券市場に1兆3000億ドル(1.1兆ユーロ)の刺激策を実施する」と報じたことで、政治経済学研究所(Institute for Political Economy)を主宰している経済学者で、米政府の財務次官補を務めた他、ウォール・ストリート・ジャーナルの副編集長まで務めたポール・クレイグ・ロバーツが、「世界的な崩壊が迫っており、全世界は銃口からいつ弾が発射されるかじっと見ている」と警告しました。
・・・欧州中央銀行(ECB)第三代目総裁、ドラギは、「ヨーロッパにインフレ引き起こすためなら何でもする」と言ってきましたが、とうとうその準備が終わって、EUの債務危機に苦しんでいる国の債券を買い取ること宣言したのです。
すでに、「国債の買い入れ額は、ユーロ導入国の経済規模に応じて決めることになっており、ドイツ、フランス、イタリアの国債を集中的に買い取る枠組みになる公算が大きい」と公式にコメントしています。
今、日銀は世界が問題視するほど膨大な円を刷りまくっています。
日本のメディアは、安倍晋三の圧力に屈服して、このことがいかに世界の経済にとって危機的状況を引き寄せているか報道しません。
しかし、世界中の経済学者や論客が、マックス・カイザーが安倍政権の誕生と同時に、「banking KAMIKAZE(バンキング・カミカゼ)」と言い出したことを重要視しているのです。
・・・つまり、「世界経済崩壊の引き金を引くのは、(そそのかされた)日本の可能性が高い」、それが現実になるかも知れないと言い出しているのです。
・・・「連邦準備制度理事会は、おそらく米ドルを印刷するのを止めている。しかし、量的金融緩和の期間中に、米国の銀行は2兆6000億ドルを受け入れしまっているので、量的金融緩和を止めたといっても、実態はドルでパンパンに膨れ上がってしまっている。
その膨大なドルは、どの投資にも振り向けることができる以上、連邦準備制度理事会がドルの印刷を前提とした債券購入プログラムを停止したと言ったところで、結局は金融機関が引き続き債券を購入することになるわけだ。
もちろん、連邦制度準備理事会それ自体も、バランスシート上に4兆5000億ドルの勘定が存在し、それが利子支払いを受けて、債券を購入することを続けていくだろう」。
ポール・クレイグ・ロバーツが何を言っているのかというと、アメリカがドルを刷るのを止めたところで、時すでに遅しで、株に行っていたドルが、今度は(株 が売られて)、金利のつく米国債などの債券に回っていくだけだから、単にバブルの形を変えたに過ぎない、ということなのです。つまり、今度は債券バブルが 加速されるだけだと。
さらに、ここにきて欧州中央銀行も、ユーロを採用しているヨーロッパの国々の債券を買い取って、ユーロを印刷しまくるぞ、と宣言したわけですから、バブルがはじけるときには、想像を絶する阿鼻叫喚が訪れると警告しているのです。
それは、過去、人類が経験したことのない経済災害であると。
これで、世界の三大通貨が、こぞって地球上にばら撒かれるのです。
とはいえ、米国だけは、これらの気違いじみた方針からすでに離れています。
スイスは、欧州中央銀行(ECB)が量的金融緩和を宣言することを確信したので、これ以上ユーロ・ペッグ制を保つことは不可能であると判断。それでスイス国立銀行(SNB)は、先週、スイスフランとユーロとのペッグ制の放棄を宣言したのです。これは、今後、大きなうねりとなって世界中を騒がせることになるでしょう。
「全世界は、日本、米国、EUの銃身をじろじろ見ている
これで、日本、米国、EUともに、「世界崩壊」という銃を持たされたのです。
今、全世界の投資家たちは、この中の誰が引き金を引くのか、凝視しています。すでに、3者とも銃の撃鉄を起こしています。
明確に日本、米国、EUは、インフレを生成して全世界に押し付けようとしているのです。
世界中の善良な人々は、自分に問いかけなければならないのです。
「なぜ、日本、米国、EUは、こんな勝手なことをする権利を持っているのか。いったい誰が得をするのか」。
答えは、この政策からもっとも利益を得ている人々です。それがグローバル・エリートです。
「これは、世界の99%の人が気づかない方法で富を吸い上げて、そっくり1%の支配する側に移動させるための方法なのです。すべては、エリートを豊かにする仕組みであって世界の1%以外はそのために、1年365日24時間働かさせられることになるのだ」。
ポール・クレイグ・ロバーツは、確かにこのように言っているのです。(分かりやすくするために多少脚色していますが)
もちろん、安倍政権は、グローバル・エリートのためだけに働いている政権です。最終的には、ハイパーインフレを誘発して戦争に突入させるでしょう。それが狂人内閣の本当の目的です。
どういうことか、というと(ポール・クレイグ・ロバーツも、簡単に説明することは困難と言っているが)、それは彼が2013年3月1日に書いた記事「The Missing Recovery(景気回復はない )」の中で、詳細に説明されています。
(The Missing Recoveryは長いのでメルマガのみ)
これこそ、今、安倍晋三と彼の背後にいる竹中平蔵がやっていることと「瓜二つ」でしょう。
つまり、アベノミクスの結果は、すでにアメリカで2年前に出ているのです。ただ、アメリカの場合は「アベノミクス」という名前が付けられていませんが。
アベノミクスはすで失敗しているし、その行き着く先は、アメリカのような1%だけが生き残る社会です。
スイスがペッグ制を止めなければならなくなった理由
スイス国立銀行(SNB)のユーロとのペッグ制の放棄を、去年12月2日に予言していた男がいます。
それは、エゴン・フォン・グレヤーズ(Egon von Greyerz)という男で、彼はまた「全世界規模の経済崩壊」が近づいていると言っています。
エゴン・フォン・グレヤーズは、「すべての中央銀行が倒産して、そのため世界の金融システムは残存することができず、全世界規模の崩壊が目の前にある」という不吉な警告を出しています。
これに対して、ポール・クレイグ・ロバーツは、「われわれが世界規模の経済崩壊に直面しているという彼の見方は正しい」と同意しているのです。
「ドル換算で、1セントの価値もない資産に、中央銀行は100ドルを支払うことになる。
世界を経済崩壊に突き進ませているのは、各国の中央銀行が、ポンジ・スキームを維持するため、前例がない量の不換紙幣を無謀に印刷しているためである」と。
ポンジ・スキームは、アメリカでは、アベノミクスの代名詞になっています。
それを果敢に実行しているのが日銀の黒田総裁です。
すべての裏舞台を知っている亀井静香が、去年暮れに出版した「晋三よ! 国滅ぼしたもうことなかれ ~ 傘張り浪人決起する~
「黒田の馬鹿たれは、欲求不満を爆発させている」
相変わらず、日銀の黒田総裁が金融緩和を進めている。やってみたところで、今の経済政策では景気後退は止められない。
・・・黒田は財務省では本流から外れていたんだよ。欲求不満が溜まっていたのかもしれない。
いずれにせよ、中央銀行の立ち位置を踏み出し、政治的な動きになっている。これは日銀の独立性を尊重した従来の日銀総裁がやらなかったことだ。前任の白川だって、俺に「この石頭!」と言われながらも、かたくなに守っていた。
・・・日銀の経済政策で実体経済が上向くというのは、今の日本では、絶対に不可能なこと。そんなの現場を見れば分かる。
相変わらず、日銀の黒田総裁が金融緩和を進めている。やってみたところで、今の経済政策では景気後退は止められない。
・・・黒田は財務省では本流から外れていたんだよ。欲求不満が溜まっていたのかもしれない。
いずれにせよ、中央銀行の立ち位置を踏み出し、政治的な動きになっている。これは日銀の独立性を尊重した従来の日銀総裁がやらなかったことだ。前任の白川だって、俺に「この石頭!」と言われながらも、かたくなに守っていた。
・・・日銀の経済政策で実体経済が上向くというのは、今の日本では、絶対に不可能なこと。そんなの現場を見れば分かる。
恐ろしい状況が、すでに展開されている
円、ドルに加えてユーロが、これから前例がないほどの量の不換紙幣を世界経済に注ぎ込まれます。この膨大な量の紙幣が、実質経済によって産みだされる生産量とマッチしていないのです。
たとえると、それは、地面からはみ出て広がっている雪庇(せっぴ)のようなものです。

これが、欧州中央銀行の量的金融緩和によって、ますますせり出し、最後には、その重みに耐えきれなくなって、いっせいに崩れ落ちると何が起こるでしょう。
この突き出した雪庇の上で暮らしているのが私たちです。
それは、グローバルな経済崩壊をも引き起こす状況です。
もしスイスが、あのままスイスフランとユーロとのペッグ制を維持し続けたならば、それは何を意味していたでしょう?
欧州中央銀行の量的緩和にスライドさせてスイスフランを印刷し、それはすぐにスイスの年間の国民総生産よりずっと多いマネーが溢れるようになるのです。
まさしく雪庇の張り出しで、今回は、そのスピードは物凄く速いでしょう。確実にスイスは終わってしまうことを運命づけられたはずです。
これは、グローバル・エリートによる世界を崩壊させるための計画
破壊されるのは平均的な市民が中心です。残るのは、1%の中の、さらに1%の人たちだけです。
この先例のない莫大な量のお金を印刷してばら撒くという計画は、グローバル・エリートたちの共謀によるものです。
それでも、最終的には彼らでさえ、その破壊に巻き込まれます。
この破壊は、いくら賢明な人であっても不可抗力的です。
各国の中央銀行は、グローバル・エリートの利益に資するだけであって、崩壊は、そこから起こります。
日本、米国、ヨーロッパの金融政策と、人々との間には、なんらつながりがないのです。私たちは完全に無視されています。
実のところ、グローバル・エリートたちは、全世界の平均的な人たちを最終的にすべて破壊しようと、巨大なカタストロフィーに進むよう仕向けており、世界をカオスに叩きこもうとしているのです。
米政府内にいたポール・クレイグ・ロバーツでさえ、「グローバル・エリートが計画的に世界をカタストロフィーに導いている」と名指しで言っているのです。
安倍晋三内閣が、ポール・クレイグ・ロバーツが正面から批判しているグローバル・エリートのためだけに働いているということは、この内閣がグローバル・エリートの内閣であるという、これ以上ないほど確かな証拠なのです。
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