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富野由悠季監督とその作品をひたすら語るブログ

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オリコンNEWSによる富野監督インタビューはすごい

2017/10/16 11:55|GのレコンギスタTRACKBACK:0COMMENT:2
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 昨日、今まで比較的に実写に力を入れていたオリコンNEWSは、突如として『機動戦士ガンダム』の生みの親である富野由悠季監督のインタビューを掲載しました。その内容は自らのキャリア、手塚治虫と宮崎駿への言及、著作権、自作小説、果てに現在製作中の『ガンダム Gのレコンギスタ』まで網羅してて、すこぶる充実な中身で、多くの人に衝撃を与えました。

 

『ガンダム』生みの親・富野由悠季が感じた手塚治虫・宮崎駿の凄み | ORICON NEWS

 日本のアニメ界を創世記から支えてきた巨匠・富野由悠季。日本を代表するアニメコンテンツ『機動戦士ガンダム』の原作者としても知られる富野監督は、『Gのレコンギスタ』を映画化すべく、その制作中であることを公表。奇しくも、同年代のアニメ監督・宮崎駿もジブリ新作映画の制作を発表している。そこで今回、富野監督にライバル“宮崎駿から受けた影響”や“『機動戦士ガンダム』への想い”などを聞いた。

 嬉しいGレコの続報としてもありがたいですが、何よりこのインタビューの充実っぶりには驚かれました。富野由悠季監督に対する取材としては、ここ数年でもトップクラスだと思います。

 なにがともあれ、読んでください!!


ガンダムエース 2017年11月号 No.183
ガンダムエース 2017年11月号 No.183

芸能界ベストセレクション 2017年度版 (oricon CREATEシリーズ No. 17)
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劇場版『ガンダム Gのレコンギスタ』の少しだけ新情報 および矢立文庫の話

2017/09/06 12:12|GのレコンギスタTRACKBACK:0COMMENT:1
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 アニメ制作会社サンライズが運営した小説サイト「矢立文庫」では、先日設立1周年を記念し、「別冊矢立文庫」という名前でイベントを開催しましたが、そのイベントに参加した方の感想レポートによりますと、そのなかで、富野由悠季監督の『ガンダム Gのレコンギスタ』に関する話を少しだけ紹介されていたそうです。



9月1日開催のトークイベント「別冊矢立文庫」本日7月29日よりチケット販売開始! | 矢立文庫







 これだけですが、少なくとも長らく公式からなーんのお知らせも情報もない現状にとって、「サンライズの人間がようやく言い出したGレコにまつわる話」として、一応の参考価値があると思います。

 なによりも、矢立文庫のイベントでGレコの話が出たのは、それだけに「Gレコについてリクエストしたアンケートは一定の数がある」ということなのです。

 このことからも、「矢立文庫でGレコ関連の企画を展開させる」という期待の声は存在していることがわかります。コードギアスの劇場版三部作にあわせて外伝として小説がスタートするように、劇場版Gレコが控えているなか、矢立文庫さんにはぜひGレコのスピンオフなどといった形の『Gのレコンギスタ』を検討していただきたいと思っております。

矢立文庫の作品アンケート第2弾に答えましょう

2017/08/07 12:25|GのレコンギスタTRACKBACK:0COMMENT:1
このエントリーを含むはてなブックマーク はてなブックマーク - 矢立文庫の作品アンケート第2弾に答えましょう
 矢立文庫は、『機動戦士ガンダム』などのシリーズを保有するアニメ制作会社「サンライズ」が運営するWEBサイトです。

 小説、イラスト、漫画、コラムなどといったバリエーションが富み、自社発のオリジナルコンテンツをネット連載という形で紹介しています。。2016年9月成立して以来、早くも1年を経とうとしています

 そんな矢立文庫が、4月のアンケートに続いて、9月に行われるイベントにあわせて、「河口編集長への直談判」と称する第2弾のネットアンケートを実施することが分りました。






 「社内に眠っている企画やオリジナル企画を作品の形で読者にお届けする」というコンセプトを掲げている矢立文庫ですが、その宣言のとおり、1年弱という時間で、すでに16作を提供しています(2017年8月7日現在。うち5作が完結)。さらに、秋からも『コードギアス』「クロスアンジュ」などの新作が控えているようです。

『コードギアス』劇場版3部作の公開時期決定!第1作は今年10月 - シネマトゥデイ

 「単行本化」「漫画との同時展開」「映画にあわせて連載」などの形で展開されているように、矢立文庫は今のところ本体であるアニメに対する遊撃隊的な役割を果たしているように見えます。その動きと将来の構図など、まだ見えない所もありますが、これからの展開は期待したいと思っております。



アンケート企画第2弾「河口編集長への直談判」スタート!イベント「別冊矢立文庫」にてナマ編集会議実施! | 矢立文庫
QQ截图20170807105008
(以上は一例)



 さて、このブログの趣旨とおり、基本的に富野由悠季監督関連の内容を推しています。ボツ企画とは言わずに、富野監督の新作小説とかが来たら、きっと話題になるのに違いません。

 とはいえ、サンライズ作品はあまりにも多いですので、ほかの作品のファンもきっと多いですので、各々のお好きな作品に入れましょう。ちなみにこちらは『ガンダム Gのレコンギスタ』に入れたいと思います。Gレコの映画版も控えていますしね。



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矢立文庫の作品調査アンケートに答えましょう!!
矢立文庫を応援しています



(サン娘が発売されるところのレーベル↑)

▽続きを読む▽

矢立文庫を応援しています

2017/07/07 12:55|GのレコンギスタTRACKBACK:0COMMENT:0
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 アニメ制作会社「サンライズ」が運営するWEBサイト「矢立文庫」は、小説、イラスト、漫画、コラムなどといったバリエーションが富む形で、自社発のオリジナルコンテンツを発信するサイトです。2016年9月成立して以来、早くも1年を経とうとしていますが、ここで少し振り返りたいと思っています。



YADATE.png
http://www.yatate.net/



 もともと、矢立文庫は「社内に眠っている企画やオリジナル企画を作品の形で読者にお届けする」というコンセプトで作られているサイトです。実際の作品タイトルを見ると、既存のタイトルのスピンオフや続編もあれば、オリジナル作品もあるなど、かなりバリエーションに富むラインナップとなっています。

 大手アニメ会社であり、ガンダムやラブライブをはじめ、常に最新鋭のアニメ作品をお届けするサンライズなのですが、矢立文庫に関しては、この1年では毎週作品を順調に仕上げている反面、知名度を広める面においては残念ながら、少々物足りない部分も否めません。(一例を挙げると、twitterではサンライズのほかの公式アカに比べて、矢立文庫のフォロワー数は1/10程度です)





 いまいち認知してもらえない理由として、全体の方向性が不鮮明、「サンライズの裏側を覗く」感じが少ない、反響を受け入れるフォームがない、収益モデルが曖昧、そもそも宣伝が足りない、などの声が想像できますが、私個人的に、矢立文庫の路線は今のところこれで良いと思っています。少々地味で地道ではありますが、着実に違う形で作品を世に送り出しているからです。

 今でも好評連載中の作品を含めて、すでに矢立文庫以外で展開されている(またはその予定)作品はこれだけあります:


『装甲騎兵ボトムズ 絢爛たる葬列』全6回 → ムック『装甲騎兵ボトムズ 戦場の哲学者』に収録

『機動戦士ガンダムTwilight AXIS』連載中 → ガンダムファンクラブ限定配信アニメとしてアニメ化(全6回予定)

『覇界王~ガオガイガー対ベターマン~』 → 上巻が単行本として新紀元社より発売中

『さよならピーターパン』 → ヤングマガジンサードにて同時連載

『サン娘 ~Girl's Battle Bootlog』 → マイクロマガジン社ブックブラストより単行本発売予定&第2期決定



 こうしてみると、矢立文庫の作品は全部異なる形で展開されているのが伺えます。







 以上の説明で分ると思いますが、矢立文庫は水面下では着実に動いています。そんな「企画蔵出し」という興味深いアプローチからスタートして、限られた資源のなかで健闘している矢立文庫。あえて個人的な要望を述べさせていただきますと、矢立文庫のプロモーションもかねて、ここでは

「富野由悠季監督の参戦」

「現行作品スピンオフの投下」


を期待しています
。具体的にいうと富野監督の眠っている小説やアニメ企画、もしくは劇場版『ガンダム Gのレコンギスタ』のスピンオフなどですね。

 小説作品の掲載はもちろん、『ミレニアムソーン』みたいにアニメ企画の月一連載、あるいは富野ボツ企画の小説・漫画化とかも大歓迎ですね。劇場版にあわせて、もしかしたら制作レポートやコラムをやってもいいかもしれませんね。かつての『裏トミノブログ』のように……。

 妄想は果てしなく広がるので、そろそろ自粛しますが、それでも今までのように、キラーコンテンツとしての富野由悠季は、そろそろ1年を経った今だからこそ、やはりそろそろ出していただきたいですね

 矢立文庫にはさらなる知名度がほしいですし、劇場版Gレコには宣伝および新しいコンテンツの投下が必要ですし、富野新作が掲載されればみんなが幸せになりますから、ぜひご検討していただきたいものですね。そんな理由から、私個人は矢立文庫をこれからも応援しています。



 矢立文庫については、アキバ総研にて不定期的に文庫や各作品の成立経緯や内容についてのインタビューが実施されています。気になる方はぜひ以下のリンクから読んでください。

サンライズがWebサイト「矢立文庫」を運営するわけとは? 「矢立文庫」編集長・河口佳高に聞く【前編】
「ボトムズ」「ガオガイガー」「ゼーガペイン」・・・・・・掲載作品ラインナップはいかに決まったのか? 「矢立文庫」編集長・河口佳高に聞く【後編】
TVアニメ「勇者王ガオガイガー」放送開始20周年記念! 米たにヨシトモ×竹田裕一郎 インタビュー
サンライズメカ×美少女「サン娘」はどのように誕生したのか? プロデューサー&著者へ直撃インタビュー!
コンセプトはイデオン×ひみつ道具? サンライズ・矢立文庫が贈る“動かないロボもの”「バシレイオン」の魅力に迫る
矢立文庫「エンタングル:ガール 」完結記念インタビュー・前編
「ゼーガペインADP」の裏側でカミナギは何を見たのか? 矢立文庫「エンタングル:ガール 」完結記念インタビュー【後編】
サンライズ・矢立文庫初の女性向け作品はどのようにして生まれたのか? 「オリオンレイン」インタビュー
講談社×サンライズ「さよならピーターパン」は、マンガと小説どちらから先に読むべきなのか? プロデューサー&著者に聞く


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矢立文庫をご存知ですか?

2016/12/06 15:38|GのレコンギスタTRACKBACK:0COMMENT:2
このエントリーを含むはてなブックマーク はてなブックマーク - 矢立文庫をご存知ですか?
 矢立文庫をご存知ですか? これはアニメーション制作会社サンライズが立ち上げた、社内に眠っている企画やオリジナル企画を作品の形で読者にお届けするwebサイトです。

 現在は、『IPポリス つづきちゃん』や『覇界王~ガオガイガー対ベターマン~』など、10ほどの小説や漫画作品が連載されています。編集長によりますと、これからもさらにラインナップが増えるとのことです。



YADATE.png
http://www.yatate.net/




 インタビューを読む限り、これから面白い仕掛けもしてくれそうな感じがありますので、気になる方はぜひチェックしてください。ひょっとしたら次へのヒントになるかもしれません。

 特に没企画となると、サンライズと縁の深い富野由悠季監督作品と関連あるコンテンツも、これから来るかもしれません。そういう意味では、ぜひ応援しましょう。


ガンダム系アニメ企画の現状を見てみよ(2016年4月時点)

2016/04/06 13:58|GのレコンギスタTRACKBACK:0COMMENT:2
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 富野由悠季監督は現在「ガンダム Gのレコンギスタ」の劇場版を制作しております。一方、ガンダムシリーズであるからには、ほかのガンダム作品との兼ね合いもありますので、今日は2016年4月初頭の現在におけるガンダム系アニメ企画を見てみましょう。



1、Gのレコンギスタ:劇場版(1?)進行中

 公式のアナウンスは未だに来ていないものの、総合的な角度から見れば、現在Gレコの劇場版が進行しているのは間違っていないでしょう。リリース時期は一切不明ですが、性質的に総集編OVAに近いこともあって、多少割を食うこともあるかもしれません。

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2、サンダーボルト:第4話先行配信4/8

 ガンダムクラブ向けの先行配信が4月8日で、正式有料配信(ドキュメンタリー付き)が4月22日となっています。

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3、鉄血のオルフェンズ:10月に2期

 こういうスケジュールだと、2017年3月までに鉄血ガンダムは放送されますが、次となるものはどういうものですかね。

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4、ユニコーン:4月から9月までテレビ放送

 OVAの再編集版です。

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5、THE ORIGIN:過去第3話が5月上映

 5月に過去編第3話がイベント上映をされる予定です。今までのスケジュールとおりだと、最終話となる4話目は12月あたりになります。なお、安彦氏などオリジンのスタッフのインタビューからして、どうもテレビ版もあるという素振りなんですが、現時点不明なところも多いです。

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6、ビルドファイターズ、BFトライ:OVA企画進行中

 リリース時期は不明ですが、そのうち、トライの綿田監督によるビルドファイターズのコンテなどがかなり進んでいるようです。

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劇レコのリリース時期はいつになるの?

 以上を見れば分かるとおり、テレビ・配信・劇場などを含めて、現在は6つのガンダム企画が動いています。どれも違うカラーを持っているため、同時リリースはある種のガンダムの同士討ちになりかねません。

 そのなか、上でも言いましたが、Gレコは性質的に総集編OVAに近いこともあって、多少割を食う可能性があります。4月にサンダーボルト、5月にオリジンの配信・上映がそれぞれ控えていることを考えると、どんなに早くても少なくとも6月初頭以降になるのでしょう。その時にまた連動する何かがあるといいですが、それも現在では未知数なのです。というわけで、皆さんはどうかGレコをご応援ください。

「ユニコーン」「Gレコ」を作りたい! 香港雑誌による小形尚弘Pインタビューを紹介

2015/12/14 18:42|GのレコンギスタTRACKBACK:0COMMENT:0
このエントリーを含むはてなブックマーク はてなブックマーク - 「ユニコーン」「Gレコ」を作りたい! 香港雑誌による小形尚弘Pインタビューを紹介
 タイトルのとおり、香港の一番の人気が誇るアニメ・マンガ総合雑誌「COCO」によるガンダム関連の記事をネット上で見つかりましたので、ここで紹介したいと思います。『機動戦士ガンダムUC』および「ガンダム Gのレコンギスタ」のプロデューサーである小形尚弘氏へのインタビューです。

 特筆すべきなのは、そうちの一つは作品に対してではなく、小形ご本人をフィーチャーするものとなっています。残念ながら雑誌自体を持っているわけではないので、全部紹介することができませんが、それでも日本の雑誌にはあまり見かけない切り口ですので、一読する価値はあると思います。

Gundam Global Portal



 雑誌自体を持っているわけではないので、号数は特定できませんが、内容の写真を鑑みると、おそらくこれこれ、つまり7月いっぱいで行われた香港のガンダムイベントにあわせて掲載されたものだと思います。

 また、天井からぶら下がっているウイングゼロ(EW版)や鉄血のオルフェンズの情報を見るに、雑誌掲載自体が2015年7月だったのに対して、この発言自体は小形プロデューサーが2015年2月で行った可能性は高いと思います。ここらへんの詳しい情報についても、調べがついたらご報告したいと思っています。



お断り:以下の内容はあくまで中国語の雑誌に掲載された内容に基づく翻訳であり、事実の信憑性は信用できるものの、細かいニュアンスまで保障するものではありません。



(おそらく「COCO 2015年17号」)

ガンダムを作る者

タイトルを見て、アムロのお父さん、それともフリットのことを思い出しますか? しかし、MSとしてのガンダムを作る彼らと違って、今回紹介したい小形尚弘さんはそれ以上偉い人なのです――そう、ガンダムシリーズのアニメそのものを作る人、すなわち「アニメ・プロデューサー」なのだ!!


ガンダムファンからガンダム者へ

 同年代と同じように、小形さんは『ドラえもん』などを見て育った世代です。勉強を妨げることを理由に一度アニメ視聴を禁止されたものの、後にレンタルビデオで『Zガンダム』に触れて、ふたたびてアニメの世界にめり込んで、ついにサンライズのドアを叩いたという。

 新入りは助手の「制作進行」から始まるというが、その仕事が雑用から資料の整理、現場への指示など多岐にわたり、大雑把言うとなんでも屋のことだ。これはアニメ業界のもっとも基本的な仕事ではあるものの、誰もか小形さんほど辛抱強く、ひたすら上を目指せるわけではない。7年を経て、制作デスクに上がった後、ついにプロデューサー――つまり作品の最高責任者になったのだ。


(おそらくCOCO 2015年16号)

会場の状況をレポートするほか、ユニコーンのプロデューサーである小形尚弘氏にお話を伺いました。以下はその貴重な話を紹介しましょう。

編集:小形さんは近年『機動戦士ガンダムUNICORN』と『ガンダム Gのレコンギスタ』に参加したのですが、アニメの歴史におけるガンダムについてどう思いますか?

小形:ガンダムはすでに36年の歴史があり、アニメにおいてはとても貴重な存在ではありますが、なぜそれが出来たというと、原作者の富野由悠季さんが「誰もかガンダム作品の監督をやれる」という先例を作ったおかげだと思っています。ここまで規模が大きいシリーズ作品は稀有で、アニメ歴史においては一つの突破だといえると思います。

編集:『ユニコーン』は小説を原則とした作品なんですが、アニメ化にする時、どこか困難なところがありましたか?

小形:10巻ある原作をいかに7話のアニメに濃縮する時、やはりいかに尺をコントロールすることが一番難しかったんですね。たとえばアニメ版の4話に出てくるユニコーンガンダムVS巨大MAシャンブロの戦闘シーンは、原作者と時間をかけて議論を重ねた結果なんです。

編集:小形さんにとって、『ユニコーン』が一番魅力的なところはどこなのでしょう。

小形:やはり宇宙世紀の続きというところですね。36年前から誕生した宇宙世紀という構想は今日まで受け継がれ続けることは、本当に素晴らしいことだと思います。

編集:小形さんのこれからの構想を教えていただけますか。

小形宇宙世紀の世界観でもう一回ガンダムを作りたいと思っています。ご存知のとおり、ガンダム作品の視聴者は大人が多いですので、今回のユニコーンを経て、まったく新しくい子供向けの作品で、子供たちに夢を与えたいと思っております。

編集:小形さんは香港にいらっしゃったのは何回目なんでしょうか。香港のガンダムファンあるいは読者に伝えたいメッセージがあれば教えてください。

小形:今回香港に来たのは二回目で、初めて香港に訪れたのは2010年『ユニコーン』の第1話の宣伝のためでした。小さい時『Zガンダム』から強い印象を受けて、ずっとサンライズに入りたいという衝動がありましたが、今はようやく夢を叶えました。できれば、香港では「サイコガンダム」が見たいですね。

 あくまでネット上の一枚の写真に基づいて翻訳したものですので、内容には限られているものの、いくつかの面白い話もあります。ここではあえて解説や憶測は控えますが、皆さんは何かご意見ご感想があれば、ぜひコメント欄で教えてください。

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『ガンダム Gのレコンギスタ』劇場版は3部(以上)構成 ただいま富野由悠季監督が鋭意作業中

2015/11/02 01:03|GのレコンギスタTRACKBACK:0COMMENT:7
このエントリーを含むはてなブックマーク はてなブックマーク - 『ガンダム Gのレコンギスタ』劇場版は3部(以上)構成 ただいま富野由悠季監督が鋭意作業中
 『ガンダム Gのレコンギスタ』は富野由悠季監督による、2014年から2015年に放送されたガンダムシリーズのテレビアニメ作品です。今日行われた富野監督と村上隆氏の対談によると、そのG-レコはただいま劇場版の作業中で、しかも最低限3部作がある模様です。

 Gレコの本放送終わった後、富野監督は今までも「作りたい」「作っている」など仄めかした発言を何度もしましたが、「作業中」と明言したのは今日が初めてです。ですから、サンライズ第1スタジオはサンダーボルトのあとでG-レコ劇場版を手がけることはもうほぼ決まりといっていいでしょう。

 以下は、情報サイトの最大手であり、今回のイベントに行ってくれたシャア専用ブログさんによる情報を紹介します。(引用の利便性でTWITTERのほうを拾いましたが、詳しい内容はリンク先の記事をお読みください)






 放送媒体はまだ決めていませんが、監督的に映画が理想的なようです。とはいえ、現在のご時世だと、OVAや劇場版の境界は取り払われつつありますので、正直劇場先行上映を仕掛けつつ、配信した後にOVAという形も十分可能というか商売にはなっているはずです。

 また、今回の発言で、少なくとも三部作ということも判明しています。これについて皆さんの想像のご自由に任せますので、ここではあえて語りません。

 さらに、皆さんが期にしているであろうGレコ劇場版のテーマや結論に関しても、実は上の話には出ていると思います。じっくりよんでいただければ分かると思います。

 あと、サンライズやバンダイという公式からのアナウンスでないことに心配している人はやはりいると思いますが、富野監督は一見発言がとてもご自由な方ではあるけど、ビジネスに関しては非常にシビアですので、ここまで明確に「作っている」と発言したには、企画自体はすでに通ったという可能性は充分あると思います。

 しかし、どのみち、劇場版にはファンの支援が必要です。極端にいうと、売り上げがよくないと、続編も予定も、何もかもなくなります。ですから、Gレコの劇場版を期待する人も、さらに次の作品や企画を期待する方も、この再生にしても新生のGレコを応援しなければなりません。いや、応援してください。これは私が言えるすべてのことです。

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「ガンダムウェポンズ Gのレコンギスタ編」10月31日発売!

2015/10/26 15:49|GのレコンギスタTRACKBACK:0COMMENT:2
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 ホビージャパンのガンダム作例ムックシリーズ「ガンダムウェポンズ」は、今月30日に富野由悠季監督のテレビアニメ作品『ガンダム Gのレコンギスタ』を取り上げた最新刊を発売することが決めました。

 アマゾンの紹介を読むと、今回のGレコ編は244ページもあり、150ページ強のビルドファイターズ系、200ページ弱のユニコーンに比べて、まさに圧巻の一冊です。登場MSをほぼ網羅したということで、想像を補強する材料としては最適です。



元気のGは! はじまりのG!!ガンダムウェポンズ ガンダム Gのレコンギスタ編!!

ホビージャパンの誇る最強ガンダム作例ムック「ガンダムウェポンズ」シリーズの最新刊として「ガンダムウェポンズ ガンダム Gのレコンギスタ編」が発売決定!!

『ガンダム Gのレコンギスタ』に登場した機体を、プラキット作例およびスクラッチ作例にて徹底フィーチャー。登場MSをほぼ網羅した、ガンダムウェポンズシリーズ最大級の244ページの大ボリュームでお届け。月刊ホビージャパン誌上にて連載された、デザイナー形部一平氏の『ジーラボラトリィ』は、増ページ+本書でしか見ることのできない新機体をプラスします。

さらに、セイラマスオ完全新作「G-セルフ(パーフェクトパック装備型)」、オリジナル作例「ガンプラLOVE」も2体投入!! ガンプラを元気に楽しみ尽くす『G-レコ』ファン必携の一冊です!!




 さらに、形部一平氏の連載コラムは完全に収録される上、新しい内容も追加されます。このコラムには形部さんのGレコに対する貴重な証言もいろいろ収録されていますので、「えー、オレは本編派なのに」と思っている方にもオススメです。


 値段はちょっと高いですが、大型MS(とMA)が多いGレコの立体物を見れるのはめったに無い機会なので、皆さんで一緒に買いましょう。もちろん、劇場版を支援という意味でも、ぜひ買いたい一冊です。

ガンダムウェポンズ ガンダム Gのレコンギスタ編ガンダムウェポンズ ガンダム Gのレコンギスタ編


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 購入の参考として、形部さんがtwitterでツィートした「G-LABO」の全部を紹介します。


 
 形部氏はG-レコのほかでも新作『鉄血のオルフェンズ』にメカデザインとして参加してますので、そのデザインが好きな方はプラモもチェックするといいね。オルファンさん!

機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ ガンダムバルバトス 1/100スケール 色分け済みプラモデル機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ ガンダムバルバトス 1/100スケール 色分け済みプラモデル


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『ガンダム Gのレコンギスタ』の視聴率と録画率を検証してみよう

2015/10/10 23:08|GのレコンギスタTRACKBACK:0COMMENT:2
このエントリーを含むはてなブックマーク はてなブックマーク - 『ガンダム Gのレコンギスタ』の視聴率と録画率を検証してみよう
 富野由悠季監督が作った最新作ガンダムシリーズ『ガンダム Gのレコンギスタ』は、2015年3月いっぱいで本放送を終えました。

 しかし、今は依然として各テレビチャンネル及びインターネット配信サイトにも好評放送&配信中です。また、富野監督およびサンライズの小形尚弘プロデューサーは劇場版に関する意欲的な発言をしていますので、今日の文章はそんな「G-レコ」テレビ版本放送の客観的な数字について紹介しつつ、少し解説したいと思っております。



一 ビデオリサーチ調査(視聴率)

 最初は、なによりも視聴率です。煩雑なので貼りませんが、その数字はとりあえずここ→から見ましょう。

 リンク先の数字を見れば分かるとおり、ほかの深夜アニメに比べて格段高いわけではありませんが、深夜でありながら、夕方のビルドファイターズおよびトライより高い視聴率を示していました。また、以下のことが発見できます。

1. 時間帯が深夜だったため、TEN以下の視聴率が非常に低い一方、それ以上はM層とF層ともに一定の観客をキープしています。
2. 女性ファンが非常に多いことは今回の特徴です。
3. 厳密的に検証したわけではありませんが、視聴率の変動と放送時間の変更を照り合わせると、変更時間が大きければ大きいほど、視聴率も下がっているように見えます。



二 月間トルネ番付(録画率データその1)

 視聴率が深夜では落差が大きいこともままありますので、次は毎月発表され、近年ではテレビ局にも注目されつつある「トルネ番付」を引用したいと思っております。なお、月間トルネ番付およびトルネ数の定義は、以下のいずれのリンク先をご参照ください。

1話速報:1位/18600トル

 9、10月に放送がスタートした秋アニメが出そろい、第1話を対象とした“速報”では「ガンダム Gのレコンギスタ」が1位となった。

 「Gのレコンギスタ」は、富野由悠季監督が「∀(ターンエー)ガンダム」以来、15年ぶりに手がけるテレビシリーズとして注目されており、約1万8600トルを獲得。2位の「Fate/stay night」と2000トル以上の差を付けて、堂々のトップとなった。

10月(1~6話分):2位/約16000トル

 「寄生獣 セイの格率」は週あたりの平均が約1万6500トルで、2位の「ガンダム Gのレコンギスタ」に約500トルの差をつけて首位を獲得した。

11月(7~10話):2位/約15300トル

 「寄生獣 セイの格率」は週あたりの平均が約1万5800トルで、前回よりやや数値は落としたものの、2位の「ガンダム Gのレコンギスタ」に約500トル差をつけて首位をキープ。

12月:2位

 「寄生獣 セイの格率」は3カ月連続でトップをキープ。平均1万5000以上のトル数を維持したのは同作のみで、秋アニメを代表する作品として存在感を示した。2位も前回同様「ガンダム Gのレコンギスタ」だったが、3位には順位を一つ上げて「PSYCHO−PASS サイコパス 2」が入った。

1月:10位

10位 ガンダム Gのレコンギスタ

2月:7位

 7位には「ガンダム Gのレコンギスタ」が前回より三つ順位を上げてランクイン。

3月:7位

7位 ガンダム Gのレコンギスタ


 トルネ数と実際の録画人数の関係は判明されていませんが、基本的に高ければ人数が多いと捉えているのは正しいだろうから、以上の数字を観察すれば、いくつかの現象が見れます。

1、12月以降には確実なトルネ数がなくなりましたが、「平均1万5000以上のトル数を維持したのは寄生獣」ということを考えると、12月のGレコのトルネ数は13700未満か
2、1月に入るとランキングでの順位がガクッと下がりましたが、これは1月の新番組の開始によるものです。ほかの秋開始のアニメも同じ傾向を示しています。
3、2月と3月は7位で、1月より順位が上昇しています。トルネ数の増加によるものか、ほかのアニメの下降が激しいためかは知りませんが、とりあえず最期まで高い注目度をキープしていました




三 レグザクラウドサービス”TimeOn”録画予約ランキング(録画率データその2)

 続いて、別の録画率データを引用したいと思っております。なお、レグザクラウドサービス”TimeOn”録画予約ランキングおよびそのポイントに関する定義は、以下のいずれのリンク先をご参照ください。

1・2話:5位/56.7 → 2014年9月29日(月)~10月5日(日)
3話:6位/61.2 → 2014年10月6日(月)~10月12日(日)
4話:8位/62.0 → 2014年10月13日(月)~10月19日(日)
5話:8位/61.9 → 2014年10月20日(月)~10月26日(日)
6話:8位/61.2 → 2014年10月27日(月)~11月2日(日)
7話:8位/60.7 → 2014年11月3日(月)~11月9日(日)
8話:7位/59.8 → 2014年11月10日(月)~11月16日(日)
9話:8位/59.3 → 2014年11月17日(月)~11月23日(日)
10話:8位/58.5 → 2014年11月24日(月)~11月30日(日)
11話:7位/60.3 → 2014年12月1日(月)~12月7日(日)
12話:8位/57.6 → 2014年12月8日(月)~12月14日(日)
13話:6位/54.6 → 2014年12月15日(月)~12月21日(日)
14話:4位/56.5 → 2014年12月22日(月)~12月28日(日)
15話:9位/52.5 → 2015年1月5日(月)~1月11日(日)
16話:10位/49.2 → 2015年1月12日(月)~1月18日(日)
17話:10位/49.0 → 2015年1月29日(月)~1月25日(日)
21話:10位/47.4 → 2015年2月16日(月)~2月22日(日)

 なお、18~20話、22~26話はランキング10位以外につき、数字がありません。

 このデータを上の二つと一緒に見ると、さらにいろんなことが分かります。

1. 放送時間の変更などに影響されたりしますが、視聴率に比べて、録画率は比較的に安定している推移を呈しています。
2. 放送開始からずっと高い人気を示したトルネはゲーム機(とPC)のアプリであることと、”TimeOn”の上位がほとんど子供番組であることを考えると、Gレコを見る層はやはり比較的に高い年齢層である。これは、視聴率からも伺える傾向です。
3. 作品の優劣を比較しない上で、トライとGレコの視聴率や録画率を見ると、率が高いGレコのほうのソフトの売り上げが上である結果はある意味当たり前なんです。逆に、低い率でプラモ売り上げの好評を得られたトライがおもちゃ商売という意味では、優れる商材といえます。
4. 関連性を証明できるわけではありませんが、単純にポイントを見ると、10話までのポイントはほぼ同じレベルに維持していたのに対して、11話以降からはだんだん下落が見えて、26話の数字があったわけではありませんが、1話から26話までにおそらく1/4ほどの観客が脱落していたように見えます。


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結論 安定のポテンシャルが示したももの、課題も残してあるG-レコ

 以上のデータおよび観察できた状況をもう一度まとめると、以下のようになります。

1.安定した注目度

 視聴率および録画率を見ると、深夜アニメであるにも関わらず、Gレコは安定した高い注目度をキープしています。これらをディープ層だと断じるのは簡単ですが、それでも商売をする上にいいことに違いませんし、以下を見れば、Gレコの視聴層は既存ファンとはちょっと違うことが分かるはずです。

2.女性ファンが多い

 視聴率を見ると、Gレコの女性ファンはかなり多いです。実をいうと、歴代のテレビガンダムのなかでは、女性観客が6番目多いガンダムシリーズとなっています。これも、今までの富野作品とは異なることです。本放送はすでに終えていたものの、再放送はあるし、劇場版も控えているならば、将来の商品展開はもっと女性向けにスライドしてもいいかもしれません。

3.年齢層が比較的に高い

 深夜アニメだからゆえの宿命ではあるが、Gレコの視聴者の平均年齢は高めです。もちろん、富野由悠季監督のファンの構成から見てもそうなのでしょう。新規ファンも見かけますが、それでも単純に数でいうと、もう一声がほしいというのが本当のところでしょう。

 絶対とは言い切れませんが、プラモの購入行為や頻度は一定の数字を越えると、年齢に応じて下がっていくものですので、ガンプラの販売をガンダムビジネスの主力にしている上では、解決しないといけない課題ではあります。

4.ビジネス展開の仕方とニーズのズレ

 ガンダムであるからには、ガンプラを売ることが第一義なのです。しかし、原作・総監督である富野由悠季が作る作品は、それ以前に富野作品なのです(視聴者の映像志向が強いという意味)。また上を読めば分かるとおり、女性ファンが多い、視聴者の年齢が近年のガンダム作品より高めなどのことも、とにかくGレコは会社が理想にしているガンダムビジネスから脱却していることを示しています。

 富野作品は富野由悠季監督のファンだけのものではありませんが、ビジネスの”数字”をできるだけ上げたいのでしたら、これから入るかもしれない潜在層を想定しつつ、現存のニーズを最大限に満足すべきというのもまた道理のはずです(別に富野ファンだけを満足しろと言っているわけではない、あしからず)。プラモ至上ではおそらく既存視聴者の欲を満たせませんし、もちろん女性ファンもなんだかんだ男性よりオモチャを遊んでくれません。となると、いかな適切で最大な収益を上げるビジネスをするのがポイントになります。

 Gレコで例を挙げると、去年8月23日より行った1~3話の2週間限定上映なんかは非常にいい例でした。小館数でありながら悪くなかった興行を記録し、会場限定の商品もことごとく完売しましたので、今までにユニコーンなどの近い先例があるとはいえ、ビジネス展開の仕方としてはなかなか文句をつけようのない素晴らしい成果だと思いました。これをベースに上手く計画できれば、安定した収益を獲得するだけでなく、さらなる目標も目指せると思います。

 逆に、2014年末の15話先行上映も、今年3月末の監督と一緒に最終話を見るイベントも満員でしたが、性質を考えると、所詮限定された1回っきりの商売に過ぎませんので、もっと長くやれる仕掛けを考えてもいいはずです。

5.その他

 以下は雑多なことを列記します。

 dアニメを開拓?:鉄血のオルフェンズの展開モデルを見ると、本放送時のGレコはNTTドコモのdアニメとなんらか独占契約を結んでいたのに違いありません。新しい媒体を開拓する意味では、かつての『ブレンパワード』(WOWOW)や『リーンの翼』(バンダイチャンネル)などもそうですが、結果だけを見ると、dアニメ側は満足しているらしい

 脱落した観客:録画率を見ると、おそらく1/4の観客が10話から脱落したことになりますが、11話以降の物語の流れが混乱するという評価を見ると、おそらく両者は無関係ではないでしょうね(とはいえ、脱落は必ず発生するものですので、前半の維持力が凄かったか、後半キープできなかったかなどに関して、これからの検証が望ましい)。これも、劇場版を作るとき、制作陣が気をつける必要がある重要なポイントではあります。

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終わりに Gレコの劇場版はリベンジとなるか

 このようにして、『ガンダム Gのレコンギスタ』は多くの結果を残していました。しかし、それだけではない。なにより重要なのは、富野由悠季監督は劇場版を作りたいと発言しています。総集編だろうと、続きがあるからこそ、今こうして過去のデータを検証することに意味があります。

 今回の文章で言及した強みは、果たしてGレコの劇場版でさらに強化されるのでしょうか。また残してある課題は、劇場版によって克服されるのでしょうか。これはやってみなければ、見てみなければわからないものです。しかし、来年に新しく見れるGレコがあれば、そりゃ見たいですし、いい商品があれば買いたいですし、いいサービスがあれば受けたいです。

 Gレコ劇場版はどういうものになるかは、ぜひ一緒に見てみましょう。いや、見てください!

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