インターネット視聴率調査などを手がけるネットレイティングスは2006年10月11日,2000年4月以降の主要企業Webサイトへの訪問者数をまとめたリポートを公表した。報告に拠れば,2006年現在,飲料メーカー,自動車メーカー,家電メーカーを中心に,訪問者が月間100万人を超える企業Webサイトが増えている。
2005年度(2005年4月~2006年3月)のドメイン別の月間平均訪問者数は,ソニーの「sony.co.jp」が約217万人で1位である(「sony.jp」は約98万人)。サントリーの「suntory.co.jp」とキリンビールの「kirin.co.jp」は,ともに約160万人と並ぶ。自動車では日産自動車の「nissan.co.jp」が約145万人,本田技研工業の「honda.co.jp」が約140万人,トヨタ自動車は企業ホーム・ページの「toyota.co.jp」こそ約81万人だが,マーケティング用のサイト「toyota.jp」は単独で約112万人を集客した。
今回のレポートの基となるデータは,ネットレイティングスが9月30日に発売した書籍『ネットレイティングス・データクロニクル2006』を利用している。同社では,同書籍のデータを基に,異なる切り口で定期的にリポート「データクロニクル2006・ファクトシート」を公表していく。今回の主要企業Webサイトへの訪問者数調査は,リポートの第一弾となる。