プルルルル…
プルルルル……ガチャ。
コバシ「はい!今日もハイパー!明日はワイパー!コバシです!」
Yuri-Kan「………」
コ「…もしもし?もしもーし?……今どんなパンツはい」
ガチャ。
………
プルルルル…プルルルル…
ガチャ。
コ「はい!テクマクマヤコンテクマクコバシ!」
Y「………」
コ「……もしもーし!今真っ裸でー」
ガチャ。プルルル。ガチャ。
コ「……アベシ!コバシ!」
Y「………」
コ「……なんか喋んなさいよ。こっちゃーね、風呂入ってるとこわざわざ電話に出てんの。そしたら無言電話。何回も。これで36回めですよ。こっちも途中からなんか楽しくなっちゃってすっかり湯冷めですよ!!!……で、なんなの?好い加減。Yuri-Kanだってことは着信音でわかってんですよ。ちゃんと牛の鳴き声がしたんだから。……ねぇ今どんなパンツはいて」
ガチャ。
ああ……しまった。
36回も無言電話をかけてしまった。
こんにちは。
Yuri-Kanです。
でも仕方がない。
今の私には無言電話しかかけられないんだもの。
だって、だって私…声が…声が…出なくなっちゃったんだもの…
歌手なのに。
歌手なのに!!
何故かは分からない。突然に。
昨日、朝起きた時はいつも通り軽部アナのモノマネを軽くこなせたのに、
昼寝から目覚めてからは羽鳥アナのモノマネすらできなくなっていた。
まったく声が出なくなってしまった…
私、歌手なのに…どうして?
今までコバシさんの嫌がらせに耐えながら必死でやってきたっていうのに…
ひどいよ。これからなのに。
友達のまゆちゃんに相談したら、
歌手の声が出なくなるっていうのはやっぱり人魚姫の呪い以外にはありえないよって。
やっぱり。
やっぱりそれしか考えられないよね。
まゆちゃんがいい魔術師を紹介してくれるというので、
これからちょっと行ってきます。
Yuri-Kan
うぎゃーーー!!!!!
それは…それは…
も、もしやそれがジョニー先輩にも…!?
ぐはーん、逆なでたー!
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