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『イカを呼ぶ!』公式ブログ

インターネットTV番組、『イカを呼ぶ!』の公式ブログです。

本放送『イカを呼ぶ!』は2016年1月5日(火)に解散致しました。ここはその過去ログです。
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イカを呼ぶ!

Author:イカを呼ぶ!
・視聴者参加型ゆるゆる系エンターテイメント番組『イカを呼ぶ!』です。
毎週金曜日夜23時~26時までの三時間生放送!
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◆ 2016年1月5日(火)イカを呼ぶ!は解散しました。
▼番組は2014年10月2日(木)に最終回を迎えました。
▼団体も2016年1月5日(火)を持ちまして正式に解散とさせて頂きました。
▼責任者・担当者は野口雄介個人だけとなります。
▼過去のコンテンツに残されている人物・団体などは一切の関わりがございませんのでご了承下さい。
▼お問い合わせは[email protected]までE-mailにてよろしくお願いします。

Standing Angel ~中洲に散った最愛の記憶~

水曜日チームカテゴリ>>『Standing Angel ~中洲に散った最愛の記憶~』

                                     先週の記事はこれ>>第七話「待てよ…?」




第八話「光の海へ」written by コバ・ジュン



きぇひひひ…

きぇひひひ…

一体何がどうしてしまったのだろう。私の頭の中に、編集長のあの笑い声が響き渡る。いや、それが本当に編集長なのか、受付のバーサンだったかすら定かではなくなってきている。

ひとつひとつ整理して行こう。

今現在、私は中州のホテル『&MAX(アンドマックス)』でミェーテルの白い肢体を抱いている。それは確かだ。濡れた茂みも熱い蜜壺のたぎりも手に取るように思い出せる。夢心地の様なじゅっぽりじゅぽじゅぽ一回戦を終え、私はオフェンスに回ったのだ。

「タチロウは二枚舌どころか三枚舌のごたる」

ミェーテルの名台詞だ。使い方は間違えているが、私のぷるぷる連続三所責めをうまく表している。その技を駆使し、彼女を何度も昇天させたのだ。そう、させたはずだった。

何時の間にか私は足を肩幅に開き、部屋の中に全裸で仁王立ちしていた。

下を見ると、そこには見慣れた頭部。ミェーテルのものだ。私の股間をじゅっぽりとくわえているのであろう。ずぽずぽといやらしい音が、まるで耳元で行われているかの様に大きく聞こえてくる。うまい、うま過ぎる。亀は興奮して叫び声をあげるかのよう。気付けば彼女の手は私の陰嚢を優しく包み込み、たまにそこへ熱い舌先を這わせてくる。



あぁ、またイキそうだ…イッてしまうよ…



「可愛い可愛い私のおいなり」

きゅぽんきゅぽんきゅぽん!

そこへ突然事務的なセリフが私の耳に入って来た。

「次の停車駅は薬院、薬院、停車時間は、10時間10分10秒でございます。」

薬院。薬院だと?

「蘭子様、残念ですが彼はもう、恐らく…」

何?誰だ?何を言っているんだ?

「そんなわけないったい!タチロウは不死身たい!何度でも立つと約束したったい!」

ミェーテル?ミェーテルだよな?さっきまで股間から聞こえた声が、今は耳元で叫んでいる。いやに周りが騒がしい。熱い、苦しい、呼吸がしづらい、何なんだこれは!?

「夜勤の連中すべて連れて来い!すでに10時間経過、一刻を争う、あとは血液を充分過ぎるほどここに回せ!こちらは重病なんだ!」

怒号が響く。薬院ではなく夜勤?充分?重病?何だ、何が起こっている?

「心臓マッサージ!」

ばいん!

不思議な感覚が身体を突き抜けた。そしてそれは二度、三度と続く。

ばいんばいん!

「おいタチロウ!」

今度は編集長の声だ。え、編集長が中州に来ているのか。

「こいつの消え入りそうな火を、再び灯す事が出来るのはあなただけだ!頼む!祈ってくれ!タチロウのために!」

消え入りそうな火、消え火、きえひ…

「きえひひひ」

そこなんですか編集長!?

ふと気付いた。編集、編集長だと?俺は編集の仕事など一度もしたことがない。なのに編集長?

薄れゆく記憶の中で、しかし段々と思い出して来た事がある。そうだ、俺はあの日彼女と…婚…世界…ピオン…

「いかん、このままでは術式を続けられない。モルヒネ再投与!」

腕を激しく動かした感覚があったが、急激な睡魔が私を襲ってきた。

ミェーテル、聴こえるかい僕の声が。そして見えてるかい僕の姿が。

ツーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

単調な電子音が聞こえた。それはまるで私を光の海へ誘う(いざなう)音の様であった。



次回、ド感動の最終回!「Standing Angel」に続く

******

ありがとうタチロウ、ありがとうミェーテル。君達の事は、忘れない…

次回登場する小道具、セリフなどが見える不思議な未来日記はコメント欄へ。

テーマ : 自作連載小説 - ジャンル : 小説・文学

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コメント

最後はどうなってしまうのだろうか…

最後のリク…いってみますか…

♪男は立てよ、いけよ女のもとへ~とサザンの歌を口ずさみながら、亀は息を吹き返し再び立ち上がった! 生い茂る黒い藻をかき分け、再び荒波の玄界灘に潜り込んだ。

なげーなと思いつつも…にゃっくさん。しっかりしめてね!ヨロシコ(^_^)ゞ

いよいよここまで

じゃんぽけさん>
いよいよここまでたどり着きました。
そして何だかとんでもないお題が飛び出してきましたね!(笑)
にゃっく頼む!頑張ってくれ!

言い忘れていた事が2つあった。

私の陰嚢を優しく包み込み、たまにそこへ熱い舌先を這わせてくる。の表現がいいね~ってのと。。。

「フレンチドレッシング」を最後にもう1回使って下さい。




ありがとうございます

じゃんぽけさん>
そういった表現を褒めて頂けるととても嬉しいです。ありがとうございます(^o^)

なるほど、フレンチドレッシングが、最終回にどう絡めてくるのか、さらに見ものになりましたね…。

→じゃんぽけさん

ヒィ~最後にもう一回フレンチドレッシングを?
最終回書くのに4時間くらいかけてしまいそうよwww

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まとめteみた.【Standing Angel 〜中洲に散った最愛の記憶〜】

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