稲村ヶ岳
5月17日(日)
今年もオオミネコザクラを愛でに稲村ヶ岳に行ってきました。昨年は稲村ヶ岳と釈迦ヶ岳で楽しみましたが、岩場でその存在を主張するかのように、自慢の花弁をパッと広げる姿にとても惹かれます。オオミネコザクラはヤマレコで咲いていることを確認済みだったので、どちらかというと今日の本命は自然とイチョウランになってました。アンニョンさんすらまだ見たことがないというイチョウラン、ある方のレコで載っていたということで、今日はこれを探し当てることを最大の目的として、二人できょろきょろしながら登りました。
母公堂を6時50分に出発。
ルイヨウショウマ
ホウチャクソウ
目当ての一つだったルイヨウボタンは残念ながら散った後。花期短し、ですね。
今日はアンニョン先生と一緒です。
ヤマシャクヤクはまだ就寝中。下山時に期待します。
ムロウテンナンショウ
法力峠。花を撮りながらで1時間弱はまずまずです。少しだけ休憩して先へ進みます。
早い時間に下山されたグループ。前日は稲村小屋泊でしょうか。
コウライテンナンショウ。ちょっと遠すぎました。
稲村のマンモスくん
ワチガイソウ
今日も素晴らしい新緑。
マルバコンロンソウ
ツクバネソウ
オオカメノキ
ヒナスミレ
ワチガイソウ。至る所に咲いてました。可愛らしい花です。
新緑と青空がとても心地いいです。
コウライテンナンショウ
ネコノメソウ
これを撮影していたところで、ヤマレコのKazuzuoPaPaさんにバッタリ。アンニョンさんのお知り合いということで、花と山菜の話を色々と伺いました。今日は稲村の後に観音峯に登りベニバナヤマシャクヤクのチェックに行かれるとのことなので、この先の小屋までをご一緒させて頂きました。
ミツバツツジ
稲村小屋に到着。僕たちはゆっくり休憩し、KazuzuPaPaさんは先を急がれました。
初代LONE PEAKが寿命となり、LONE PEAK2.0を新調しました。少し厚くなったソールにより初代とは少し違った足裏感覚ですが、自然な足形を再現したフットシェイプデザイン、ベアフットの感覚を実現するゼロドロップなど、ALTRAの真骨頂は健在です。
さて、僕たちも先へと進み大日のトラバースに。昨年末、奇跡の青空に歓喜したのがつい最近のように思えます。
ネコノメソウ
オオミネコザクラ
岩場に咲く可憐な姿が何とも愛おしいです。今年も見れてよかったです。
この後、これを目当てのたくさんのハイカーとすれ違いました。
ニョイスミレ
イワカガミは蕾。ちょっと早かったみたいです。
キレット
ここから見る山上ヶ岳は春も冬も好きな景色です。
大日山。後で行くから待っててよ。
コミヤマカタバミ
ヒメイチゲ
オオカメノキ
もうすぐ山頂というところでスマホがないことに気付き、どうしようかと思った時、ちょうど後続の団体さんが「スマホ落としてないー?」と大きな声で教えてくれました。どうもキレットでイワカガミを撮影していた時に落ちてしまったようです。拾って頂き本当にありがとうございました。
稲村ヶ岳三角点。撮るのは初めてかも。
稲村ヶ岳山頂に到着。山上ヶ岳から竜ヶ岳へと続く大峯奥駈道。斜面の新緑も綺麗です。
竜ヶ岳と、2月に登った大普賢岳。大峯奥駈道に囲まれた山頂は、まさに大峰の大展望台。素晴らしい眺めです。
金剛葛城。今日は向こうからもよく見えていることでしょう。
山頂展望台は大賑わいです。
弥山はオオヤマレンゲの時期にまた行こうかな。左は仏生ヶ岳、孔雀岳、ちらっと顔を出す釈迦ヶ岳。この景色はボーっと眺めていたくなりますが、ぼちぼち昼食を食べに小屋へ戻ります。
下山もプチ渋滞。
渋滞を回避するように鉄剣へ。本当に立派な剣です。
鮮やかなミツバツツジ、侮るなかれです。
大日山への登り。ここはストックを仕舞い、両手を使って登ります。
山頂からの景色。観音峯、クロモジ尾、稲村ヶ岳から延びるミオス尾とカンスケ尾。新緑が活き活きしてます。
頂仙岳。こちらも素晴らしい景色です。
大日山の下りの途中、ミツバツツジと大日山。
稲村小屋に戻るとたくさんのハイカーが休憩中でした。運よくテーブルが一つ空いていたのでそこで昼食にします。今日もフライパンで簡単調理です。
まずはコンビニのナゲットで小腹を満たします。
そして今日も冷凍チャーハンです。一人用で約180gと、食べ過ぎになることもありません。
美味しく頂きました。
下山途中、緑が綺麗だった楓。
ミツバツツジ
ユキザサ蕾
ボタンネコノメソウ
コウライテンナンショウ
ユキザサ蕾
ドウダンツツジ
ギンリョウソウ。腐葉土っぽい場所を目を凝らして探し、やっと見つけました。二人とも、もうダメかもと思っていたのでひと安心。
ヤマツツジ
エンレイソウ
ナルコユリ
ヤマシャクヤク。やっぱり陽が出ると開いてくれてました。
フタリシズカ
ニガイチゴ
チゴユリ。これはいい光線で撮れました。
ムロウテンナンショウ
ルイヨウボタン。やはりどれも散った後です。残念ですがまた来年です。
タニギキョウ
無事、母公堂に戻ってきました。
ミヤマキケマン。下山後も少しだけ花撮りです。
カキドオシ
フタバアオイ
大峰は山野草は少ないイメージでしたが、稲村ヶ岳は大峰の中では比較的多い方なのか、色々な山野草が見れて僕たちを楽しませてくれました。
さて、本命のイチョウランはというと・・・
ありましたイチョウラン!たまたま僕が立ち止まって給水していた付近で、一緒に休憩していたアンニョンさんが見事に見つけてくれました。立ち止ってなかったらそのままスルーやったなーと、この奇跡のご対面に二人で酔いしれました。
イチョウランはレッドデータの絶滅危惧Ⅰ類に属している貴重な花です。いつまでもこの花が咲き続けるよう、心ない盗掘は絶対にやめましょう。
アンニョンさん、今回も花撮影にお付き合い頂きありがとうございました。
◆ログ(アンニョンさんGPS)
◆C.T.
6:47 母公堂
7:44 法力峠
9:14 山上辻
9:26 稲村小屋
10:21 稲村ヶ岳 10:33
11:03 大日山 11:25
11:37 稲村小屋~昼食 12:33
13:38 法力峠
14:29 母公堂
撮影機材
EOS 6D
EF24-70mm F4L・IS・USM
| 大峰山系 | 11:55 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑
COOPERさん、おはようございます。
イチョウラン、良かったですね。
ランはやはりどことなく気品がありますね。
7月は弥山のショウキランも楽しみですが、
こちらもかなり個体数が減っているようです。
オオミネコザクラはやっぱり良いですね。
この花に会いに行こうって気持ちにさせてくれるような花ですね。
ルイヨウボタンもまだ撮っていない花なので、どこかで会えると良いなと思っていましたが、
今年も撮れず仕舞いでした。
花との出会いはタイミングありきなので、なかなか難しくもあるのですが、
その分、出会えた時の喜びは大きいですね。
| ke-n | 2015/06/22 11:27 | URL |