前鬼川
数年前からとても気になっていた前鬼川。沢デビューするならココっ!と、憧れていたあのブルーな沢を歩かせて頂く機会を頂きました。昨年より、2013年の夏には連れて行って下さいね!と、ke-nさんにお願いし続け、8月18日に遂に実現しました。ke-nさんありがとうございました!そして今回は、climb likeさん、N氏、M氏(同じく沢デビュー)の3名が遥々愛知から4時間弱掛けて参戦されました。
沢装備は槍ヶ岳の前週に揃えました。まずは沢を経験してみようということで、沢靴、沢ソックス、沢スパッツ、ドライレイヤー(下)を新調。ヘルメットは昨冬の氷瀑時に購入したPETZLのメテオⅢ+で、ドライレイヤー(上)、シャツ、パンツ、ザックは山用を兼用。防水パックは山用のLOKSAKとSEA TO SUMMITウルトラSILドライサックを兼用。今回は完全に水没させていないので実力は分かりませんでしたが、climb likeさんの経験を伺った感じでは、ドライサックやLOKSAKでは水没には耐えられないのではと思いました。
ヒル除けスプレーも掛け万全で臨みましたが、天気が良過ぎたからか幸いにも一匹もお目にかかりませんでした。
7時15分、前鬼林道終点の橋の手前に駐車し出発の準備です。climb likeさんのトランクは大人のアソビを支える道具達で溢れていて、非常に参考になりました。奥の方たちは後から到着した別のグループの方たちです。今日は僕たちを含め4パーティ計20名ほどで、思ったより少なかったです。
7時45分、準備を終え出発です。駐車地から沢に下る道中でイワタバコが咲いてました。
黒谷を下りいよいよ前鬼川本流に入渓!のっけから泳ぎモードのclimb likeさん(右)とN氏(左)。
駐車地におられたグループもやってきました。
魚を探し中?のM氏。スタートから透明度が強烈です。
climb likeさんとN氏は水の中をガンガン進んでいきます。
まずはM氏がジャンプ!
続いてclimb likeさん!愛知組の皆さんはいきなりのハイテンション!
透明度がエグいです。
この場所も名前があるのだろうけどよく分かりません。
激流と格闘中のclimb likeさん。
さきほどのグループが追いついて来られました。
何やら企み中?
透明な水が造る自然の造形に癒されます。
ここで後続グループに抜かれます。足が濡れっぱなしという沢靴の感覚にもようやく慣れてきました。沢ソックスとドライレイヤー(フラッドラッシュアクティブスキンタイツ/ファイントラック)が効いたのか、水中でも陸でもさほど冷えは感じませんでした。(個人的感想)
撮影中のke-nさん。カメラバッグはカラビナで横付けされていました。その分ドボンしないよう慎重に歩かれていました。僕はLOKSAKにEOS Mを入れ、それをLOCUS GAERのNanosに入れて歩きました。撮影の際はLOKSAKから都度出し入れしています。7Dとレンズは防水パックに入れて山と道MINI25Lにパッキングしています。
童心に帰る大人たち1
童心に帰る大人たち2
めっちゃ楽しそう!
8時55分、10m滝に到着し中休憩します。ふと沢を見ると、透明な沢の流れと反射の緑とが相まって、贅沢なひとときを演出してくれます。
CanonEOS7D EF-S10-22mm F3.5-4.5 USM 17mm F16 4秒 ISO200 ND16 PLフィルター
Velbon シェルパアクティブ2
CanonEOS7D EF-S10-22mm F3.5-4.5 USM 10mm F11 1.6秒 ISO200 ND16 PLフィルター
Velbon シェルパアクティブ2
10m滝の淵は綺麗なブルー
CanonEOS7D SIGMA17-70mmF2.8-4MACRO・HSM 42mm F16 1.3秒 ISO200 ND8 PLフィルター
Velbon シェルパアクティブ2
CanonEOS7D SIGMA17-70mmF2.8-4MACRO・HSM 70mm F11 0.4秒 ISO200 ND8 PLフィルター
Velbon シェルパアクティブ2
10m滝は残置ロープの左岸を高巻きします。僕たちを追い抜いたグループの方たちは左岸ではなく正面の岩を登って行かれました。僕のアクアステルスなら行けそうに思いましたが、安全をみて皆に付いて行きました。
10m滝の上の渡渉点では、ke-nさんの提案でlikeさんとN氏がロープを出して頂き安全に通過出来ました。そしてこの先に100mのナメ床帯が現れます。
柔らかく流れるナメ床の景観は素晴らしかったです。
ソールの食いつきをしっかり確かめながら進みます。ここに着くまでに、1回だけ何でもないところで転んでしまったので慎重に足を置きます。ke-nさんは大峰(フェルト)を新調され、歩き心地は上々だったようです。
climb likeさん提供
フィルターが曇ってソフト効果に。
童心に帰る大人3。
今回一番ブルーだった場所。
大人のアソビを満喫されてますね~。
左岸を少し登ると三重滝(みかさねのたき)です。上から馬頭滝、千手滝、不動滝の三つの滝が連続しており、ここは最下の不動滝になります。岩壁に囲まれてひっそり流れる佇まいは一見の価値有りです。
CanonEOS7D EF-S10-22mm F3.5-4.5 USM 22mm F11 1秒 ISO200 ND16 PLフィルター
Velbon シェルパアクティブ2
この右岸の高巻きは、岩や木を掴んで登ります。ロープもありました。
10時45分、箱状廊下に到着です。先行グループの方たちが休憩しておられ、香ばしい匂いがしてきました。
僕たちもここで昼食にします。愛知組が味噌煮込みうどんとハムステーキ、おにぎりなどを用意して下さいました。いつもありがとうございます!おいしかったです。
湧水が集まる箱状廊下
沢に占める湧水の割合が多いほど青くなると言われているようです。微粒子の数や水深など、この沢には短波長の青色が多く反射する条件が揃っているということでしょうか。
あんなところからも。
ゴーロ帯を抜けると、
垢離取場(こりとりば)に到着です。前鬼小仲坊に上がる山道との分岐点です。
せっかくなのでここで少しだけ泳ぎます。陽が当たる場所は温かいですが、日陰は冷た過ぎです。
ke-nさん提供
魚が泳いでるというのでゴーグルで水中を覗きましたが僕は探せませんでした。上半身まで浸かると気持ちいい。
ke-nさん提供
climb likeさん提供
荷物をデポし5分ほど進むと最後の遊び場です。先行の方たちが楽しまれていました。
吸い込まれそうな淵。かなり深いです。
まずはclimb likeさん
続いてN氏
スライダーからの戻り、いよいよ遊び納めです。
ke-nさんは冷たそうでした。
今回用意したファイブテンのウォーターテニー。アクアステルス底は濡れた岩でもしっかりグリップしてくれ、歩きやすかったです。軽量なのも僕好み。
前鬼小仲坊への登りの途中で綺麗な梯子がありました。この後もあるきやすい九十九折りが続きます。
15分ほど登ると閼伽坂峠(あかさかとうげ)に到着。尾根を登れば二ツ岩~太古ノ辻へ。僕たちは道なりにトラバースを下っていきます。整備された気持ちのいい下りだったので軽くRUNしました。ウォーターテニーはしっかり食いついてくれて走りもOKでした。
10分ほどRUNすると小仲坊に到着です。環境省の方が大峰山脈の登山道に関するアンケートを取られていたので快く対応。20~30問ほどの質問に答えました。これからも登山道の整備を宜しくお願いします。
下山後は上北山温泉でさっぱりし今回の前鬼川遡行を締めくくりました。309号を帰る途中、マジックアワーに入ったところで空が焼け出しました。同行頂いた皆さんもこの空を見られてるだろうなと思いながら、急いでパチリ。綺麗な夕焼けでした。
※赤信号停車中に撮ってます。
ke-nさん、climb likeさん、Nさん、Mさん、最高の沢デビューをどうもありがとうございました!
また宜しくお願いします!
C.T.
07:45 駐車地出発
08:55 10m滝~休憩~撮影 09:30
09:40 ナメ床帯
10:20 三重滝(不動滝)~撮影 10:35
10:45 箱状廊下~昼食~撮影 12:10
12:35 垢離取場~泳ぎ 12:50
12:55 ヒョングリ滝~スライダー 13:10
13:20 垢離取場~休憩 13:35
13:52 閼伽坂峠~休憩 13:57
14:07 前鬼小仲坊~休憩・アンケート 14:20
14:40 駐車地
撮影機材
EOS 7D
EOS M
EF-S10-22mm F3.5-4.5 USM
EF-M 22mm F2 IS STM
SIGMA17-70mmF2.8-4MACRO・HSM
ND8、ND16、PLフィルター
Velbon シェルパアクティブ2
沢装備は槍ヶ岳の前週に揃えました。まずは沢を経験してみようということで、沢靴、沢ソックス、沢スパッツ、ドライレイヤー(下)を新調。ヘルメットは昨冬の氷瀑時に購入したPETZLのメテオⅢ+で、ドライレイヤー(上)、シャツ、パンツ、ザックは山用を兼用。防水パックは山用のLOKSAKとSEA TO SUMMITウルトラSILドライサックを兼用。今回は完全に水没させていないので実力は分かりませんでしたが、climb likeさんの経験を伺った感じでは、ドライサックやLOKSAKでは水没には耐えられないのではと思いました。
ヒル除けスプレーも掛け万全で臨みましたが、天気が良過ぎたからか幸いにも一匹もお目にかかりませんでした。
7時15分、前鬼林道終点の橋の手前に駐車し出発の準備です。climb likeさんのトランクは大人のアソビを支える道具達で溢れていて、非常に参考になりました。奥の方たちは後から到着した別のグループの方たちです。今日は僕たちを含め4パーティ計20名ほどで、思ったより少なかったです。
7時45分、準備を終え出発です。駐車地から沢に下る道中でイワタバコが咲いてました。
黒谷を下りいよいよ前鬼川本流に入渓!のっけから泳ぎモードのclimb likeさん(右)とN氏(左)。
駐車地におられたグループもやってきました。
魚を探し中?のM氏。スタートから透明度が強烈です。
climb likeさんとN氏は水の中をガンガン進んでいきます。
まずはM氏がジャンプ!
続いてclimb likeさん!愛知組の皆さんはいきなりのハイテンション!
透明度がエグいです。
この場所も名前があるのだろうけどよく分かりません。
激流と格闘中のclimb likeさん。
さきほどのグループが追いついて来られました。
何やら企み中?
透明な水が造る自然の造形に癒されます。
ここで後続グループに抜かれます。足が濡れっぱなしという沢靴の感覚にもようやく慣れてきました。沢ソックスとドライレイヤー(フラッドラッシュアクティブスキンタイツ/ファイントラック)が効いたのか、水中でも陸でもさほど冷えは感じませんでした。(個人的感想)
撮影中のke-nさん。カメラバッグはカラビナで横付けされていました。その分ドボンしないよう慎重に歩かれていました。僕はLOKSAKにEOS Mを入れ、それをLOCUS GAERのNanosに入れて歩きました。撮影の際はLOKSAKから都度出し入れしています。7Dとレンズは防水パックに入れて山と道MINI25Lにパッキングしています。
童心に帰る大人たち1
童心に帰る大人たち2
めっちゃ楽しそう!
8時55分、10m滝に到着し中休憩します。ふと沢を見ると、透明な沢の流れと反射の緑とが相まって、贅沢なひとときを演出してくれます。
CanonEOS7D EF-S10-22mm F3.5-4.5 USM 17mm F16 4秒 ISO200 ND16 PLフィルター
Velbon シェルパアクティブ2
CanonEOS7D EF-S10-22mm F3.5-4.5 USM 10mm F11 1.6秒 ISO200 ND16 PLフィルター
Velbon シェルパアクティブ2
10m滝の淵は綺麗なブルー
CanonEOS7D SIGMA17-70mmF2.8-4MACRO・HSM 42mm F16 1.3秒 ISO200 ND8 PLフィルター
Velbon シェルパアクティブ2
CanonEOS7D SIGMA17-70mmF2.8-4MACRO・HSM 70mm F11 0.4秒 ISO200 ND8 PLフィルター
Velbon シェルパアクティブ2
10m滝は残置ロープの左岸を高巻きします。僕たちを追い抜いたグループの方たちは左岸ではなく正面の岩を登って行かれました。僕のアクアステルスなら行けそうに思いましたが、安全をみて皆に付いて行きました。
10m滝の上の渡渉点では、ke-nさんの提案でlikeさんとN氏がロープを出して頂き安全に通過出来ました。そしてこの先に100mのナメ床帯が現れます。
柔らかく流れるナメ床の景観は素晴らしかったです。
ソールの食いつきをしっかり確かめながら進みます。ここに着くまでに、1回だけ何でもないところで転んでしまったので慎重に足を置きます。ke-nさんは大峰(フェルト)を新調され、歩き心地は上々だったようです。
climb likeさん提供
フィルターが曇ってソフト効果に。
童心に帰る大人3。
今回一番ブルーだった場所。
大人のアソビを満喫されてますね~。
左岸を少し登ると三重滝(みかさねのたき)です。上から馬頭滝、千手滝、不動滝の三つの滝が連続しており、ここは最下の不動滝になります。岩壁に囲まれてひっそり流れる佇まいは一見の価値有りです。
CanonEOS7D EF-S10-22mm F3.5-4.5 USM 22mm F11 1秒 ISO200 ND16 PLフィルター
Velbon シェルパアクティブ2
この右岸の高巻きは、岩や木を掴んで登ります。ロープもありました。
10時45分、箱状廊下に到着です。先行グループの方たちが休憩しておられ、香ばしい匂いがしてきました。
僕たちもここで昼食にします。愛知組が味噌煮込みうどんとハムステーキ、おにぎりなどを用意して下さいました。いつもありがとうございます!おいしかったです。
湧水が集まる箱状廊下
沢に占める湧水の割合が多いほど青くなると言われているようです。微粒子の数や水深など、この沢には短波長の青色が多く反射する条件が揃っているということでしょうか。
あんなところからも。
ゴーロ帯を抜けると、
垢離取場(こりとりば)に到着です。前鬼小仲坊に上がる山道との分岐点です。
せっかくなのでここで少しだけ泳ぎます。陽が当たる場所は温かいですが、日陰は冷た過ぎです。
ke-nさん提供
魚が泳いでるというのでゴーグルで水中を覗きましたが僕は探せませんでした。上半身まで浸かると気持ちいい。
ke-nさん提供
climb likeさん提供
荷物をデポし5分ほど進むと最後の遊び場です。先行の方たちが楽しまれていました。
吸い込まれそうな淵。かなり深いです。
まずはclimb likeさん
続いてN氏
スライダーからの戻り、いよいよ遊び納めです。
ke-nさんは冷たそうでした。
今回用意したファイブテンのウォーターテニー。アクアステルス底は濡れた岩でもしっかりグリップしてくれ、歩きやすかったです。軽量なのも僕好み。
前鬼小仲坊への登りの途中で綺麗な梯子がありました。この後もあるきやすい九十九折りが続きます。
15分ほど登ると閼伽坂峠(あかさかとうげ)に到着。尾根を登れば二ツ岩~太古ノ辻へ。僕たちは道なりにトラバースを下っていきます。整備された気持ちのいい下りだったので軽くRUNしました。ウォーターテニーはしっかり食いついてくれて走りもOKでした。
10分ほどRUNすると小仲坊に到着です。環境省の方が大峰山脈の登山道に関するアンケートを取られていたので快く対応。20~30問ほどの質問に答えました。これからも登山道の整備を宜しくお願いします。
下山後は上北山温泉でさっぱりし今回の前鬼川遡行を締めくくりました。309号を帰る途中、マジックアワーに入ったところで空が焼け出しました。同行頂いた皆さんもこの空を見られてるだろうなと思いながら、急いでパチリ。綺麗な夕焼けでした。
※赤信号停車中に撮ってます。
ke-nさん、climb likeさん、Nさん、Mさん、最高の沢デビューをどうもありがとうございました!
また宜しくお願いします!
C.T.
07:45 駐車地出発
08:55 10m滝~休憩~撮影 09:30
09:40 ナメ床帯
10:20 三重滝(不動滝)~撮影 10:35
10:45 箱状廊下~昼食~撮影 12:10
12:35 垢離取場~泳ぎ 12:50
12:55 ヒョングリ滝~スライダー 13:10
13:20 垢離取場~休憩 13:35
13:52 閼伽坂峠~休憩 13:57
14:07 前鬼小仲坊~休憩・アンケート 14:20
14:40 駐車地
撮影機材
EOS 7D
EOS M
EF-S10-22mm F3.5-4.5 USM
EF-M 22mm F2 IS STM
SIGMA17-70mmF2.8-4MACRO・HSM
ND8、ND16、PLフィルター
Velbon シェルパアクティブ2
| 大峰山系 | 20:00 | comments:8 | trackbacks:0 | TOP↑