旬の小松菜と豚ロースのオイスターソース炒め
寒さが増すごとに秋蒔きの小松菜が甘くなってきます。夏を除いてほぼ一年中入手可能な野菜ですが、美味しい時期は晩秋から春先です。この時期は朝夕の寒暖の差が大きく、そのお陰で野菜全般が美味しくなります。特に、小松菜の茎の部分が甘くなるのが特徴ですから、せっかくの茎が美味しく味わえるように料理に生かします。
今日の炒め物はウー・ウェン先生の方式に習って、スライスの肉をさっと茹でて、余分な脂を抜く下ごしらえをします。この方法は、先日の「ピーマンと胸肉の回鍋肉風」(☞レシピ)で、鶏の胸肉でも柔らかくできました。
水気を吸いとってから片栗粉を軽くまぶし、小松菜と炒め合わせます。味付けは最後に合わせ調味料として一気に加えます。肉にまぶした片栗粉の効果で、まろやかなオイスターソースの味が絡み、加えて滑らかな食感となった豚肉と小松菜は絶品です。また、肉は切らずに大きなまま炒めるのもちょっといつもと違った趣で、自然に肉で小松菜を包んで口へ運ぶようになるので、食べ方がとても上品です。
ウー先生の料理哲学と言うと大げさなようですが、でも、組み合わせる野菜や肉は、シンプルなものが素材の味が味わえるということです。これは私も同じ考えで、ウー先生の料理が好きな理由の一つです。また、使用する調味料もシンプルで、日本の醤油、酒、塩、胡麻油、胡椒が主ですから、家庭にある調味料で作れる身近な中華料理として嬉しいです。
今日の調味料は、オイスターソース、醤油、酒、塩を一つまみだけです。
材料
- 小松菜・・1束
- 豚ローススライス(薄めの焼肉用)・・7枚(160g)
- 片栗粉・・小さじ2
- 鶏がらスープ・・50cc
- オイスターソース・・大さじ1.5
- 醤油・・大さじ1/2
- 酒・・大さじ1
- 塩・・一つまみ
作り方
- 小松菜は軽く下茹でする。詳しい方法はこちら☞godmotherのHint&Skill
- 小鍋にお湯を沸かし、豚肉を一気に入れ、色が変わったら引き上げて水を切る。
- キッチンペーパーに2の肉を広げて水分を吸い取り、両面に片栗粉をまぶす。
- 小ボールに鶏がらスープより以下の調味料を合わせておく。
- 1の小松菜を7cmくらいに切り揃え、熱したフライパンに油を引いて炒める。
- 続けて3の豚肉を加えて炒め合せ、4の調味料を炒めながら絡めて出来上がり♬
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