手羽元を大量買いして使い切る料理法:母からのお祝いレシピ:そうね「孤独」は抱えたまま
年明けには、息子二人が一緒に東京で暮す事になりそうです。現在は上の息子とその上の娘が一緒に住んでいますが、そこに兄弟全員という訳にはいきそうもありません。これからは男兄弟でやって行くのです。
子どもたちが幼い頃思っていたことで、女の子はいずれ嫁に行って、そのパートナーが自分の一番の相談相手となるとよいですし、嫁というのは、その字の通り相手の家のひとなるのが幸せではないかというのがあって、子供を生むなら娘は一人でもよいと思っていました。逆に息子は、最低二人はいた方が良くて、お互いが一生の相談相手となるような兄弟関係が持てたらよいと願っていました。子どもたちがだんだんその年齢に達してきたということです。
さて、野郎ども二人がこれからどのような生活になるのかまったく想像もつきませんが、近い年齢のお兄さんたちがTwitterで料理の話をしているのを見かけます。そういう中から想像しているのは、思ったよりもまともに料理に取り組んでいる感じがあるということです。美味しいラーメンの画像や、行きつけの美味しくて安価なお店の情報などを流していて、微笑ましく思っています。実際、私も時々そういう方から質問を受けたりもします。実の息子よりもネット上の方がニーズが高いのかもしれません括弧笑。
母親の思うような作り方と実際は違ってくるのでしょうけど、今日は、料理を設計する段階をより具体的にした一例を書きます。
大きく言うと、買い物は合理的に、料理は使い回しの効く素材を揃え、調味料を上手に見方につけると考えると楽だと思います。そのために大きな冷蔵庫があり、ウー・ウェンパンのような全ての料理に対応出来る鍋もあるのです。「無いのはあんたのセンスと手つきだ」なんて言わせないゾッ!の意気込みでやってほしいなっ。
手始めに今日は、鶏の手羽元です。
手羽元は骨がついていて美味しい出汁が出るし、軟骨はコラーゲンたっぷりで、育ち盛りにはグー。また、身も手羽先よりはついていて食べ応えもまぁまぁある。お値段も安価な部位。何よりも、適当に脂もついていて美味しいです。この手羽元を少し多めに買って効率良く料理し、しかも2~3日は飽きずに楽しい食事となること間違いなしです。
手羽元を1kg買います。まず大鍋で全て弱火でゆっくり茹でてしまいます。この時点で美味しいスープが取れるので、これで一品です。茹でた手羽元の半分でハウスバーモントカレーの中辛(激ウマレシピ☛)でカレーを6皿分作ります。このとき手羽元はすでに茹でてあるのでかなり柔らかく、普通の肉と同じ扱いで身がほろっと外れるくらいになります。そして、水は使いません。茹で汁が美味しいスープですから、この茹で汁がカレーのスープになります。また、玉ねぎも予めバターでソテーしておいたものを使います。これでいつもと同じのカレーにコクがついて二品目の完成です。カレーはこの分量だと、翌日分に一食は回せますね。因みにこのバターソテーの玉葱はトーストにのせてチーズをのせて焼いたりオムレツの具にしたりと何にでも使えて美味しい素材です。暇なときに大量に作ってストックします。(玉葱のコンフィ☛レシピ)
で、次。残しておいた下茹で済みの手羽元は、冷蔵庫でこの時期なら一週間は保存できます(多分それ以上)から、これが、大量買いしても無駄にならない理由です。いつでも気が向いた時に作るとよいです。今回は、そのまま下味をつけてフライパンで焼くだけの焼き鳥にしました。一度茹でてあるので、表面の皮はパリっとして、まるで唐揚げにしたような食感になります。
作り方は、山椒と塩をまぶして、時々転がしながら弱火でソテーします。にんにくも効かすとよいね。(このすぐ上と下の画像は手羽先を別の味付けで、粉山椒、シナモン、黒酢、醤油味にした例です。☛レシピ)
これで三品でしょ。まだスープが残っていますから、トマトと卵の入った小麦粉の粒入り“ガーダスープ”(レシピ☛)がよろしいかな(末の息子の好物)。または、インスタントのラーメンの水の代わりにこのスープを使うと最高に好きなラーメンが、難易度1の極上に早変わりします(レシピ☛)。
こんな感じで大量に買っても何一つ無駄にならずに、むしろいつもの料理がさらに美味しくなるのです。また、少人数でも材料を無駄にしない方法として、下茹でしてストックする方法を他の肉にも応用し、いろいろに展開するとよいです。この辺は実験的な要素なので男子は好きな人も多いと思います。
頑張って取り組んでお・く・れ・。
近いうちに第二弾といきます。
材料
- 手羽元・・1kg(18本)
- 水・・3リットル
茹で方
- 手羽元は全て流水で洗って笊に上げ、水気を切る。
- 鍋で分量の水と1の手羽元を中火に掛け、茹で汁が濁り出したら火を弱め、70度くらいをキープしながら約40分茹でる。※ここだけ時間をかける
- 鶏肉だけ取り出し、残った濁っているスープを中火に掛け、何度かアクを掬って澄んだやや黄色かかったスープにする。(3~4分の作業)
カレー(6皿分)
作り方はこちら「ハウスバーモントカレー」☛レシピ
材料
- ハウスバーモントカレー・・6皿分1箱
- 鶏手羽元・・10本
- じゃが芋・・250g
- 人参・・100g
- 玉葱のバターソテー・・200g
- 鶏ガラ出汁・・850cc
- バター・・大さじ1
鶏手羽元のカリカリ焼き
作り方はこちら☛レシピ
材料
- 手羽元・・8本
- にんにく・・1片
- 粉山椒・・適宜
- 塩・・小さじ1/2
***
「孤独」にうすぎたいと思うことや、その「孤独」に意味がないと感じる。こんな風に自分を責めるような思い方をするのは、決して自分が望んではいないのにそんなふうにしか思えない。よくわかる。それは、愛情を向けられても、甘えることが怖くて、それを感じることがそもそも怖いこと。それが心地よいという感触を肌で感じたことの無い空白に起こる感覚。その空白を埋めるものは何か、おそらくそれはこうだとわかっているのに、もうそれを埋める手立てを選べない。それが虚しい。そんなことを思うことが薄汚い。そう思う自分に問題があるとしか思いようのない思考。その狭さが歯痒いけどどうにもならない。もう戻れないのだから。孤独を罵倒するのは、そうするほか自分自身の居場所がないから。
自分なんかなぜ生まれてきたのだろうかと、望んで生まれたわけではないのに何故か不幸を背負うことばかりな人生を懸命に受け止め、また否すのを繰り返すのが自分の人生。それ以外には何も見いだせない寂しさ。 時々、気違いのようになる。
私にとって生きてきて良かったと思えるのは、そんな思い方しかできないのはこの世で私だけではなかったと知った時。生きていることが何の役にも立たない自分が、それでも救われて良かったと思ってもいいんだ、という居場所が見つかったことです。Lithium - Evanescence
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コメント
手羽元!我が家でもかかせない食材です。
安いしおいしいし、いいだしがでますよね、ほんと。
煮物に鍋に焼きに揚げに大活躍。
骨からほろほろ身がほぐれるのがうまいです。
2歳の3番目も軟骨までしゃぶりつきがっつり
食べます。
ストックはいままでしたことなかったけど、1キロじゃ足りないなぁ。1.5キロでやってみます。
低温でじっくり火を通すと、どんなお肉でもジューシーにおいしく食べられますよね。
70度で40分がポイントですね。うむ、うむ。
投稿: みみこ | 2009-12-12 08:57
映画「マーサの幸せレシピ」はご覧になったことがありますか? GyaOで絶賛放映中です。godmotherさんこそ、イタリア男と友愛を深められた方がいいかもしれませんね。
投稿: | 2009-12-12 11:40
みみこさん、ストックの量を増やすというのは家族の食べ方や人数によるので、2kgでも3kgでも!その分たくさんのスープが期待できるので、コラーゲン鍋(今流行の!)なんて出来ますね。鶏肉からしっかり旨みを抜いても、あとの料理法によっては美味しいのですよ。本当に助かりますね。
そうです。煮汁が濁り出して泡がぽつんぽつんと出て来る頃から火を弱めて時間をはかってね。決して強い火で茹でないことです!
では、成功を祈ります。
投稿: ゴッドマー | 2009-12-12 13:07
手羽元のレシピ、活用させていただいてます。今回ついったーでつぶやかせていただきたいのですがよろしいでしょうか。
一度作ったのですがウェブに載せなかったので報告です。
すごく美味しかったです。使い回しって楽しいですね。だしを取るときワクワクします。
あと、ついったーフォローさせていただきました。こちらはjacsuiと名乗っております。
もしリンクを張るなどまずい点がありましたら遠慮なくダイレクトメッセージ下さい。
では報告まで。よろしくお願いいたします。
投稿: じゃく | 2010-02-21 20:01
じゃくさん、なんとなくですけど、使い回しが楽しめるというのは、料理の楽しさその物だと思うので、きっと同じ穴の狢ですよ!
これからもよろしくお願いします。幸いなことにTwitterはリアルタイムに近い形で交流できるので、新しい形として、活用できればと願うものです。
リンク云々はお気になさらずに。
投稿: ゴッドマー | 2010-02-21 20:19