THE GO AND MO'S 『黒川寄席DX vol.2』
公演終了報告
日時
2023年10月15日(日) 13:30/16:30開演
会場
ウイングフィールド >>>LINK
料金
予約1,500円 当日2,000円
クレジット
脚本・出演/黒川猛
ゲスト/藤原大介(劇団飛び道具)、玉田玉山(講談師)、森本研典(劇団●太陽族)
構成/中川剛、黒川猛
音楽/Nov.16
制作他/丸井重樹
当日運営アシスタント/花岡咲紀、熊澤洋介
主催・企画製作/THE GO AND MO'S
京都芸術センター制作支援事業
ラインナップ
創作落語「石焼き芋」|黒川猛…
初演は2020年8月(真夏!)「黒川寄席vol.8」。
その後何度か再創作された最新版。
”日本の秋”といえば・・・。
近所にやってきた二人の石焼き芋屋が繰り広げる、
客引き合戦。たった一つの芋におまけされる秋の味覚たち。
おまけはどんどんエスカレートしてついには・・・。
今回もゲスト出演者の前座として、
究極にバカバカしい話を披露しました。
創作落語「桃太郎」|藤原大介…
初演は2017年8月「黒川の笑 その5」。
「恩返し」「マッチ売り」に続く、昔話をモチーフにした創作落語。
何度か再演していたのですが、
今回藤原さんに上演いただくにあたって脚本を更に改定。
なんと桃太郎は女の子に・・・。
そんなメチャクチャな黒川落語を、
見事な上方落語に修正して上演してくれました。
本番直前の稽古を見た黒川が
「もはや悔しいとかのレベルではない、別の作品や」
と舌を巻いた、見事なリクリエーションでした。
創作講談「討ち入り」|玉田玉山…
初演は2021年12月「黒川寄席vol.24」。
その後、再創作を経て玉田さんに脚本を手渡しました。
旧題は「忠臣蔵」。講談の世界では超がつく有名なお話。
講談師である玉田さんは、このメチャクチャな創作落語、
曰く「日本の伝統芸能への冒涜」!
史実も曖昧、美談を下品にした黒川流忠臣蔵を、
「やり続ければ、これが真実になる、かもしれない」
講談として仕立て直して上演しました。
今や飛ぶ鳥を落とす勢いの講談師、見事な迫力で、
演じきりました。これもまた、もはや別の作品。
創作落語「杜子春」|森本研典…
初演は2020年3月「黒川寄席vol.3」。
前回に引き続き、芥川龍之介の小説をモチーフにした創作落語に
挑む森本さん。
コロナ禍に製作された作品らしく、
「声を出せない」修行に挑む主人公の「杜子春(としはる)」。
無言で、必死に身振り手振りで伝えようとする森本さんは、
やっぱり天性のコメディアンだなと再認識しました。
上演時間
約90分
動員
38名(内関係者10名)
前回以上の惨敗・・・。
毎回毎回そうですが、作品が面白かっただけに、本当に残念でした。
黒川の創作落語を新たに生まれ変わらせるという
企画の趣旨が見事にハマり、できれば続けていきたいのですが、
この動員結果ではしばらく凍結かな・・・。
- 2023/12/29(金) 15:24:04|
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