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制作が勝手につぶやく「稲川の神」見どころポスト まとめ

THE GO AND MO'S 第35回公演「稲川の神」
制作が勝手につぶやく見どころポストまとめ


THE GO AND MO'S 第35回公演『稲川の神』
制作がつぶやく見どころポスト始めます。 
THE GO AND MO'S(以下GOMO)って何?
どんな作品?何が面白いの???など、本番直前まで毎日発信! 

GOMOは京都を拠点に活動するコントユニットです。
代表・脚本・演出・出演を一人で手掛ける
黒川猛が考える新しい「笑い」を、
コント・漫談・創作落語・講談・体操・映像・音楽・詐欺など
ありとあらゆる方法で表現しています。

3月15日(金)~17日(日)4ステージ、
SPACE LFAN(旧スペース・イサン|京都)での第35回公演は、
THEATRE E9 KYOTOでの本公演から約1年半ぶり、
黒川とゲスト4人+1組をお招きしての
1人コント、2人コント、3人コントの5本コントオムニバスで送る
超濃密な80分!!

今回招聘したゲストはF.ジャパン(劇団衛星) @fatsjapan 、
大熊ねこ(遊劇体) @pandafulworld 、岡嶋秀昭 @okajimade 、
ボブ・マーサム(THE ROB CARLTON) @Bob_Mursum 、
ユニット美人(黒木陽子・紙本明子)@unitbijin_bot (50音順)
今回も震える豪華キャストになりました!!



●タイトルとチラシ
GOMO本公演のタイトルは一貫して『**の×』です。
**は、公演会場が京都の時は姓、京都外の時は名です。
公演回数が奇数なら黒川の大学以降の知り合い、
偶数なら高校までの知り合いの名前が採用されます。
「稲川の神」…意味はありません。語感と面白さだけです。

ちなみに今回は第35回公演(奇数)で、
「稲川」は黒川がかつて働いていた場所の長で、
長年にわたりお世話になった方のお名前です。
恐れ多くて「神」なのか、敬意を表しての「神」なのか、
その人が「神」がかっているのか、はたまた別の意味なのかは、
知る人ぞ知る。

本チラシも毎回黄色基調(京都外に行くときは日本地図)で、
モチーフの乗り物が公演12回毎に変わります。
gomo35_flyer_omote.jpg
タンデム自転車→馬→ボート(今ココ)。
ボートのチラシも次回で最後ですね。
公式サイトにチラシギャラリーあります。

GOMOでは本チラシの他に折込専用チラシを作成しています。
35_orikomi.jpg
こちらは片面印刷なので、裏面はメモ用紙として再利用できますので、
何枚も手に取る方はリサイクルしてください。
いずれも特設サイトでPDFがダウンロードできます。



●作品紹介
俳優紹介01 F.ジャパン @fatsjapan
FJさんとの出会いは2014年の映像コント「KIGEKI」でした。
その後「黒川の笑その12 DX」のゲスト、「妄想コント」を経て、
初めてガチでコント創作に取り組んだのが「黒川の笑 その25」で、
その時創作したのが今回上演する「未来」です。

その見た目からは想像し難いほど緻密で繊細な演技に加え、
ファシリテーターとして演劇とは?演技とは?
を考えている理論派でもあります。
しかし、そんなことお構いなしに見た目通りのキャラを要求する
GOMOコントでも十二分に存在感を発揮してくれます!

「未来」黒川×F.ジャパン
何十年先の未来では、過去にも未来にも行けるように
なっているのでしょうか。
未来を知ることは果たして幸せなのでしょうか。
GOMO得意のエセSF・タイムパラドックス!ですらない、
FJさんの容姿を最大限悪用した、
ただひたすらバカバカしいドタバタコント。

「未来」といえば、宮崎駿初監督作品のアニメーション
「未来少年コナン」が舞台化されるそうです。どうやって?!
まあ、「風の谷のナウシカ」が歌舞伎になり
「ジョジョの奇妙な冒険」がミュージカルになるんですから、
もうなんでもありです。無事に初日が開くといいですね。
私たちの舞台も。

俳優紹介02 大熊ねこ @pandafulworld
最初の出会いは確か「劇研のど自慢」。
その後「黒川の笑 その15」( #ロシュフォール姉妹 のマネージャーとして)、
「妄想コント」、「黒川の笑 その18」を経て、
第34回公演「中村の嘘」に出ていただくことになりました。

俳優紹介02 大熊ねこ
「黒川の笑 その18」で魅せた爆発的な演技と心臓の強さ、
所属劇団「遊劇体」での圧倒的な存在感を見込んで製作した
「ファンタスティック歌劇団」は、見込み以上の成果を上げ、
今回の本公演はこれを再演するために仕組まれたといっても
過言ではありません。

「ファンタスティック歌劇団」黒川×大熊ねこ
ミュージカル女優を目指す女の奮闘を描き大好評を得た
前回公演作品を再創作。恥もプライドもかなぐり捨てて役に挑む
大熊さんの姿は、誰もが若かりし頃に経験した、あるいは憧れた、
汗と涙と笑いの青春グラフィティコント!ある意味本当です!

「ファンタスティック歌劇団」とは実は
「妄想コント」の1演目でもありました。  
特殊能力を持った7人の女性エスパーが地球を守るという…。
こちらも豪華な俳優陣です。ただし「妄想」ですから、
お客さまの頭の中でしか上演されていませんよ。

俳優紹介03 岡嶋秀昭 @okajimade
岡嶋さんとの出会いは2014年の映像コント「KIGEKI」でした。
その後、第21回公演で「正義のヒーロー!!箱フェッショナル」
第24回公演では「デカチン刑事」という、
元々黒川が演じた一人コントを見事にリメイク、
ブレイクさせてくれました。

俳優紹介03 岡嶋秀昭
舞台上以外では驚くほど静かな岡嶋さんが
舞台に立つと放つオーラとエネルギーたるや、
黒川や制作と同じ歳とは思えません。
激烈な下ネタ「デカチン刑事」もあの熱量で演ると
感動的な物語に…いや、ならんけど!
ともかく、今回も異様なテンションで演りきってくれるはず!

「正義のヒーロー!箱フェッショナル」岡嶋秀昭
新ヒーロー番組の撮影現場。ヒーロー俳優の葛藤、苛立ち、矜持…。
再演からも約8年、世間も岡嶋さんも私たちもずいぶん変わりました。
2024年の箱フェッショナルの行方はどっちだ!?
熱血ヒーローコント!の姿を借りた超ナンセンスコント!!

「正義のヒーロー」はとかくコントになりやすいですね。
これまでに黒川も、ライダー、戦隊もの、ウルトラマン、
様々なヒーローをコントにしてきましたが、
このコントはそのどれとも似てません。
私たちも未だにどういう話なのかよく理解出来ていません。
そんなことはどうでもよいのです!

俳優紹介04 ボブ・マーサム @Bob_Mursum
初めてお会いしたのはロームシアター京都のトークイベントの
前座(!)に呼ばれた時でした。
その後「黒川の笑 その12 DX」でゲストに来ていただきましたが、
がっつりコントをご一緒するのは今回初めてです!  楽しみ!

俳優紹介04 ボブ・マーサム
黒川とは高校時代ラグビーをしていたという共通点があります。
ボブさんが所属するTHE ROB CARLTONが
コメディを主体としているという点も同じですが
「笑い」のテイストは似て非なるもの。
どこまで黒川コントに染まっていただけるのか、ご期待ください!

「お通夜」黒川×ボブ・マーサム
突然逝ってしまった姉のお通夜に現れた男との何気ない会話に、
違和感を抱く弟…。
GOMO大好き火曜サスペンス劇場も真っ青の本格推理コント!
なんて出来ません!!
茂山千之丞さんと創作したコントをボブ・マーサムさんと再創作します。

「お通夜」めちゃ楽しい!て人はさすがに不謹慎ですが、
不謹慎を逆手に取ったドラマが人気です。
もうある程度何をやっても面白い、理想のシチュエーション。
昭和の私たちには懐かしさ満載なわけですが、
令和の若人はあれをどう見るんでしょうか?
どうあれクドカンは流石ですね。

俳優紹介05 ユニット美人 @unitbijin_bot
ちゃんとお会いしたのは2018年、笑の内閣 @warainonaikaku 
高間響氏プロデュースの「京都コントレックス」という
コントイベントでした。
その後「黒川の笑 その24」に出ていただき
今回のコント「ノスタルジー」が生まれました。

俳優紹介05 ユニット美人
黒木陽子さん @yellowkiosk と紙本明子さんのコンビで
ブルマ姿であることばかりが目立ちますが
「笑い」に賭ける情熱と二人の息の合い具合には感服します。
その場で出たお題「漫才コンビ 卍固めレディース」をやらされた時も
即興で完璧にポーズ決めましたからね…。

「ノスタルジー」黒川×ユニット美人
別れることになった夫婦。そこに現れる男の元妻は、
男が呼び寄せたのだという。当然始まる修羅場を乗り越える術はあるのか。
三人に共通するノスタルジーとは。
黒川とユニット美人による、GOMO始まって以来の
ラブ・ヒューマン・コント!なわけがない!

「ノスタルジー」は過去を懐かしむことを意味する仏語。
フランスといえば1889年のパリ万博(この時エッフェル塔が建設された)会場から
物語が始まる「ふしぎの海のナディア」ですね。
これもノスタルジーに溢れた作品でした。
大阪万博(とあのリング)は100年後まで語り継がれるでしょうか?



●会場について
今回の会場はSPACE LFAN。
かつて「スペース・イサン」と呼ばれていた場所です。
京都の老舗劇団の舞台監督を引退したオーナーが、
1990年代前半に若い演劇関係者が上演できる場所をと
私財を賭して建てられた小さな会場で、
GOMO前身の劇団「ベトナムからの笑い声」のホームグラウンドでした。

住宅地のただ中にある故の近隣にお住まいの方とのトラブルや、
癖強のオーナーとの丁々発止のやり取りを含め、
とても思い入れのある会場でした。
第10回公演「モロッコ」では京阪電車の前面を
天井から振り落とすという無茶な演出にアイデアをくださり、
見守っていただいたこともありました。

前オーナーが亡くなった後、
数年前から新たなオーナーさんが意志を継いで
少しづつ傷んだ会場を修繕し、
ワークショップ会場などとして稼働させていることを知り、
何がなんでもお会いして、公演をやらせていただきたいと考え、
お願いに伺い、今回の公演にこぎつけました。

かつてのように稼働することは難しいとしても、
かつて「ベトナムからの笑い声」が、ここで上演した作品が認められ、
第1回大阪演劇祭キャンパスカップに出場し
劇団としての飛躍を遂げたように、
京都の若い舞台芸術関係者のステップアップを
後押しできる場所になれば!と期待しています。



●コントと再演
前回公演は黒川とゲストの「二人芝居」6本立てと謳っていました。
今回は「1人/2人/3人コント」5本立てです。
芝居とコント、実は演っている方はあんまりこだわっていません! 
でも演劇好きの人はコントと聞くと興味を失い、
コント好きの人は演劇/芝居と聞くと身構える傾向があるようです。

演劇とコントの境目って?
一昔前はともあれ、もはやあんまり区別なくなっているのでは?
というのが制作の実感です。
ただ両方に言えるのは、面白いかどうかは、
確実に俳優の力量が物をいう!ということです。
そういう意味で今回のゲストたちの力量は半端ないです。
間違いありません!

今回の5本は全て再演・再創作です。
脚本/演出/テクニカル全てに手を入れ、
ブラッシュアップして上演します。
なおGOMOと黒川の「笑い」の実験場「黒川の笑」
あるいは本公演で面白かったもの、
つまりお客さまが一度観て「面白かった」と言ってくださったもの
のみを選りすぐっています。

「笑い」はお客さまが笑っていただいてナンボです。
観てもらうことが初めての新作が面白い、を担保するよりも、
面白かった作品を、
時代/出演者/会場に合わせて深掘りし、違う角度で見直し、
更に面白くするほうが「笑い」にとっては近道では。
そんな本公演、面白くないわけがない!



●公演情報
お得に観劇する方法
SNS割やります!  twitter/Instagram/TikTokで
本公演のことを告知してくださった方は、
そのフォロワー数×1円分、当日受付にて入場料金を割引します! 

若い人割引やります! 
今回始めて30歳以下(1,800円)と
高校生以下(1,000円/4歳未満の方はご遠慮ください)の
料金を設けました【受付で要証明】。
いい歳のおっさんおばちゃんが、
こんなにくだらないコントをこんなに大真面目にやっている姿、
若い人たちに観てほしい!!昭和から令和へ!

3/16(土)18時の回終演後にポスト・パフォーマンス・トーク開催。
ゲストは俳優の坂口修一さん! @s_gucchi 
「妄想コント」「黒川の笑 その22」「黒川寄席DX」と
ご一緒した坂口さんに、黒川作品を演じる俳優の大変さと
面白さを語っていただきます!
(ポストトークのみの参加は出来ません)

THE GO AND MO'S『稲川の神』1人/2人/3人コントの
5本オムニバスによる超濃密80分!! SPACE LFANにて。
チケット予約はこちら  ご予約はお早めに!


京都芸術センター STUDIO OPEN DAY参加
GOMOが稽古場として利用している
京都芸術センターで行われる「明倫ワークショップ」は、
稽古場(=制作室)の利用者が無料で開催するWSや講座です。
STUDIO OPEN DAYはそれらを2日間でギュッと体験する催し。
GOMOも参加します!

GOMOが行う明倫ワークショップは、3/2(土)17:30-19:00 
「舞台芸術作品の推しを探せ! チラシから始める「制作」講座」
と題して、制作がチラシを元にして「制作」の仕事について解説します。
お好きなチラシを持ってご参加ください。
詳細は https://www.kac.or.jp/events/35400/

おまけ
2016年4月公演時の、劇団●太陽族の岩崎正裕さんと
黒川のポスト・パフォーマンス・トーク(抄録)が、
GOMO黒川のルーツに迫る、よき紹介になっています。
GOMOを知るきっかけにどうぞ。


  1. 2024/02/24(土) 00:00:00|
  2. スタッフより
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2012年1月より本格始動した
黒川猛のパフォーマンス企画ユニット
次回公演は「紅白激合戦2024」
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