私のスペイン

　夏になるとたくさんの行事が行われることは、お知らせしましたが、１０年前だと“Guía del Ocio”というガイドブックを買い、マドリッドの行事やレストラン等を調べました。今やスマホの地図を開くと、その地域の行事が出てきます。


　２０１９年８月１５日（木）２０：００～２３：３０　“Fiestas de la Virgen de la Paloma”　この行事はスマホが教えてくれたのです。みこしに担がれた聖母パロマの行進が通るのが家から近く、さっそく“Basilica de San Fransisco el Grande”へ向かいました。





　通りには露店が並び、ラテン音楽が聞こえ、子供も大人も衣装を着けて楽しんでいます。





　教会前に２０：３０到着、行進が正面から見える場所を陣取り、待つこと約１時間。警察官たちが動き始め、一般の人たちを外に押しやり通りを塞ぎます。２１：３０　遠くにパトカーのライトが見え始めました。先頭にやってきたパトカー、通り過ぎるのかと思いきや、私たちの居るちょうど正面に止めるではありませんか。なんで！？







　８月１４日（木）～１８日（日）は聖母被昇天祭(Asunción del Virgen)に当たり、聖母の行進が厳かに行われます。









　「¡Viva Paloma!」と口々に声を掛けます。





　２２：００　行進が通り過ぎ、後ろを振り返るとライトアップされた“Basilica de San Fransisco el Grande”が異様に大きく見えました。





　私はこれで失礼し家路につくと致しましょう。帰る途中で見つけた露店。普段は広い公園ですが、人々はここで飲んで、食べて、喋って一晩中騒ぐのでしょうね。







　今私のいる所は、いつも眺めている王宮とアルムデナ教会のある高い通り。





　人々をかき分け、アルムデナ教会を見ながら公園の階段を降り、静かなセゴビア通りに出ます。





　そして、セゴビア橋で再びアルムデナ教会の方を見上げ、あの上にいる人々のパワーと下にいる自分のパワーの違いをはっきり感じました。