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 2019年9月18日(水)~2020年6月17日(水)のCasa PatasでのフラメンコクラスIniciación-Avanzado Tangosを取り早くも半分、その中間発表会が2020年2月15日(土)15:30~17:00、Tablao Casa Patasで盛大に行われました。


 当日私の友人、Nora、Elenaとご主人Ángelが応援に来てくれました。彼らは生徒の発表会を見るのは初めてで、プロのステージとは違い、初々しく、またクラスごとの頑張りが見られとても楽しめたと言っていました。


 普段の練習に当たりとてもよかったのは、ギター付きで、先生のJoséがアンダルシア訛りで歌ってくれました。当日前と当日リハーサル1回ずつ、それと本番は、プロのCanteとGuitarra、プロですから少し抑揚がありますが、演奏は全て一緒でとても安心して踊ることができました。


 日本での発表会の時、生演奏でしたが、リハーサルと本番の演奏が異なり、あたふたした経験があります。演奏者曰く本番になると乗ってくるからと言われたのですが、生徒にとってはまだまだ未熟、できる限り練習と同じような伴奏でお願いしたいものです。


 私自身、久しぶりに観客の前で踊るので緊張はありましたが、普通ならこのステージで踊ることはできない、そこは経営がCasa Patas、楽しんで踊れました。


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 最終発表会は6月20日(土)に行われるというので、それに向け今回出られなかったメンバーを含めみんなで頑張ります。踊りは一緒ですが少しステップが増え長くなるようです。


 ここで、この発表会にまつわる裏話を。


 このクラスが1年コースと聞き、最後に発表会があるというのは知っていました。でも
中間発表会あるなんて思ってもみません。はっきり日がわかったのが、2か月前です。以前からCasa Patasで練習していたメンバーもいますが、半分以上は初めてのものばかり。振り付けは最後までいっていますが、発表会までそう練習日はありません。誰が出るかもわかりません。


 先生から参加メンバーの確認が入ったのが、1か月前。今回踊ったメンバー María、 Nely、 Sara y Mitsuyoが出ますと答えました。ここに至り出られたら出たいけどと悩んでいる人もいますが。遅くないですか?


 メンバーが決定し、発表会前の練習日2日間、タブラオの椅子とマイクがセッティングされたステージで練習ができました。1日目はまた立つ位置は決めてもらえず、最後のステージ練習日でやっと踊る位置が決まりました。遅くない?


 次に各自の衣装。見ての通り、写真を先生に送りオーケーをもらいます。でも本番用の衣装を着けて踊ることはありません。いいのかな?


 Nelyの衣装。スカートはおばあさんが作ったもので、とてもフラメンコぽく気に入っているとみんなに話していました。


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 私のフラメンコ衣装はほとんど日本で売るか置いてきたので、手持ちはレッスン用とFeria de abrilで使えそうなものだけです。今回のスカートをどこで買ったのと聞かれ、日本でインターネットで買ったというと、その店教えてというのですが、ずいぶん昔、今あるとは思えません。また日本の店で注文し、どうするのでしょうね? こちらの方がずっと安いのでは?


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 MaríaとSaraの衣装。彼女たちは昨年も出ているので、この衣装でまとめたようです。


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 さて、当日2日前の13日(木)19:30、出演者たち全員ではありませんが、本番用の歌とギター合わせをした後、私たちのTangosは何番目と聞いたのですが、まだわからないという返事。な・な・なんと!まだ? その日の夜メールで送られたプログラムがこれです。うん?


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 私が今までよくやった失敗。日付違いでした。初級クラスなので早いのかと思っていたのですが、9番目か! 


 15日(土)当日13:30集合で練習2回。1回はギターと。2回目は先生の手拍子と歌で。不確かなところもありますが、先生はダメとは一言も言いません。最後までいいよと言って終わります。大した方です。


 開始15:30まで時間があります。でもどこで食事したり、着替えたりするの?それぞれのクラス待機場所の連絡なし。空いていたので、私たちはいつもの更衣室で準備です。準備ができると即写真。写真が好きなのは日本人ばかりではありませんね。


 更衣室にて、他のクラスのメンバーと。


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 若草物語4姉妹。


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 階段にて。 


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 この階段メンバーの中の2人にハプニングが・・・


 一番手前の女性・・・初級クラスで初めての出演だそうです。順番は1番。お化粧なし、髪もただくくっただけ。José先生からダメ出しがあり、私たちの居る更衣室へ飛び込んできました。誰からも何も聞いていないというのですが、舞台に上がる準備は事前に勉強しておくべきですね。4人がかりで、髪だけは整え送り出しました。無事踊り終え、みんなに感謝していました。
 

 もう一方、階段上の男性・・・名前はAntonioというのが後でわかりました。それというのも、彼の1番目の踊りの最中、衣装のボタンが飛び、ピンクのシャツが丸見え、恥ずかしそうに踊っていたのでプログラムで名前を確認したと、見に来てくれていた友人たちが教えてくれました。そういえば写真を撮るときに衣装がパンパンで気にしているようでした。やっぱやりましたか。


 出演者は、他のクラスの踊りは見ることができません。音合わせのリハーサルの時一部上級クラスを見ることはできましたが、衣装を着けた本番はきっと見ごたえがあったでしょうね。残念です。


 開始時間が大幅に遅れたため、終了も遅くなりましたが、着替えをして下で待っていたとき、来てもらったお客さんに、よかったよと声をかけてもらいました。出た甲斐ありましたね。お疲れさまでした。


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 みんなほっとしてます。


2020.02.21 Fri l 最近の出来事 l COM(0) TB(0) l top ▲
 年末年始走り続け、やっとホット一休みと思いきや、ばったり大きな楽器を背負ったお隣の音楽家さんに玄関で会い、2020年1月17日(金)20:30から家でコンサートをするので来ないかと誘われました。


 彼女の名前は“Bluna”Barcelona出身で私のいるアパートで5年になると言っていました。昨年の8月頃から隣で音楽が聞こえていましたので、どんなメンバーか興味津々。 お隣の部屋がどんなのか見たくて、行ってきました。


 20:20 ドアのベルを鳴らし中に入ると、もう飲み物を手にした若者たちがいっぱい。私もキッチンで用意してくれた紅茶を片手に、コンサートができるようライトアップされた部屋へ。ちょうど私の部屋ぐらいの広さでした。ちなみに飲み物・食べ物は全て1€で、瓶に入れます。


 20:40 第1部 男女のペアー。女性がシンガーソングライターで、ギターを弾きながら、男性はドラム。とてもやさしいいい声の2人。演奏時間1時間たっぷり聞かせてもらいました。その後、帽子がまわりそこに気持ち分のお金を入れます。それで入場料はないんですね。


 休憩が入り、22:00 第2部 男性3人グループ。中央にギターを持ったメインボーカル、右にカホン、左はバイオリン。ボーカルは結構ハードな歌い方ですが、バイオリンが入るのでとてもソフトな感じになります。フラメンコの舞台にもバイオリンが使われることがあり、雰囲気がころっと変わります。いいですねバイオリン。


 2組ともとてもさわやかで、これだけ若者が多いとお酒も入りもっと騒ぐのではないかと思っていたのですが、皆さんそれぞれの思いをもって聞き入りいいコンサートでした。このアパートは11:00までなら大きな音を立ててもいいのです。アンコールがあり少し伸びましたが、11:10に終了。


 私はここまでで退出ですが、Blunaが帰り際に、「これからまだおしゃべりするので迷惑をかけることになるかも。気になったら遠慮なく言ってね。」「ぜんぜん大丈夫!」金曜日の夜はどことも遅くまで騒いでいます。反対側の大学生も友達と盛り上がっています。


 次の1月18日(土)11:00 友人のSantosからのお誘いで、サン・ロレンソ・デ・エル・エスコリアルにある昨年オープンした“コリセオ美術館(Museo de Coliseo”に行ってきました。サントスの身内、友人が集まり10人。あいにくの雨模様。ここは山に近いので雪にならなくて良かったです。


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 この美術館は、“エル レアル コリセオ デ カルロス3世劇場(Teatro de El Real Coliseo)”の改装を手掛けたサン・ロレンソ・デ・エル・エスコリアル在住Pedro Martínにより、当時の貴重なものが展示されています。案内をしてくれたのはPedroと彼の娘さんでした。彼は80歳代と聞いていますが、まだまだお元気です。スペインは世界1位の長寿国となりつつあります。今後日本と同じような問題を抱えるのでしょう。


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 当時の舞台衣装。1990年私が初めてスペインを訪れ買ったセビジャーナスの衣装と同じようなものがありますよ。懐かしい!


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 行きは、Moncloaからバス661で1時間。帰りは、Santosの奥さんMercedesの車で彼女のお姉さんとMoncloaまで送ってもらいました。「何か困ったことがあれば、遠慮なく知らせてね。Santos に言えばいいから。」というお言葉ありがたく頂戴しました。


 続いて、2つフラメンコ仲間のNelydaからのお誘いです。


 1月26日(日)18:30 “Duende Josele”というテーマの詩歌の朗読会です。場所は初めて行くところで、“Cultural Rosa Luxemburgo de Aravaca”やはりMoncloa からバス160に乗り、10分。随分近かったです。


 Nelyda曰く、「昨日土曜日はこの公園人がいっぱい。名前のように季節になるとバラが咲きとても素敵。」と。またそのころに訪れたいです。


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 詩の朗読は、José Manuel Díez 若い人で少しアンダルシア訛りがあります。心で感じればいいと思いながらも、やはりスペイン語が分かればもっと味わえるのにと思います。まだまだ遠い道のりです。


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 左隣に控えたスペイン人が、所々で、Joséの詩を読んでくれるのですが、それがとてもここちよく耳に入ります。名前はLuis Pastor とても有名な歌手だそうです。彼の詩もとても素敵だか聞いてみてと言われたので、早速YouTubeで検索。甘い歌声! 素敵! 活躍したころが2010年からなのでちょうど私は日本です。だから知らなかったのです。


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 年齢は私より1つ上でした。


 1月28日(火)22:30 Casa Patasにて。


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 われらフラメンコの先生José Juradoと彼の奥さんIsabel Rodríquez、他の先生Francisco Hidalgo (Paco)、 Sara Nietoのステージです。以前から踊りを見てみたいと思っていたIsabel。やっとチャンスが巡ってきました。彼女はConcurso Nacional de Arte Flamenco de Córdoba XXII 2019 の踊り部門でファイナルに残った踊り手です。YouTubeでは見ていたのですが生は初めて。


 すごい! 期待通りの踊りでした。大きい! 顔の表情が日本で習った先生で、今バレンシアにいる“La Chusa”に似ていて、懐かしい! でも、ステージ後の写真見てください。小柄で可愛い。どうして? 今日のCasa Patasもコルドバの大ステージもとても大きく見えるのです。体の使い方なのでしょうか?


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 ギタリスタ2人・・・中央 J.M.Montoya 右端 Roberto Hernández 
 左端 Nelydaの友人


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 まとめて、Nelydaの仲間たち


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 他にも彼女から誘われたのがありましたが、またの機会にとお断りを。彼女自身も結構毎日用事があるので、キャンセルしていました。
 

 私のその他のイベントは、1月31日(金)13:30 新年会“La Manuela”en Majadahonda メンバー6人、 2月1日(土)13:00 焼肉会“Buey”en Madridメンバー3人と続きます。


 見た! 食べた! 満腹です。


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