当麻たちが乗り込んだ船にはアニェーゼがいた
船の窓から見た多くの船は通称
"女王艦隊" アドリア海の監視を目的として作られたものらしい
アニェーゼがここでやっているのは侵入者捜索の手伝い、それで当麻たちが見つかったというわけで・・・
当麻たちはローマ正教を窮地に追い詰めた張本人であるから捕まったのではないかとも考えられますが(
名目上は海の監視、しかしそれはこの船が存在する本当の理由ではない
ここは一種の労働施設であり、アニェーゼのような罪人を集め、受けた損失分を支払わせる為のものなんだとか
それゆえに乗っているのはアニェーゼの元部隊のシスターばかりだと言う
ここからが本題 当麻たちを見逃す代わりとして
ルチアとアンジェレネをここから救出してほしいらしい
2人は一度脱獄をして準備を整えてからアニェーゼたちを助けるという作戦を立てていたが、
その計画は成功せず、連れ戻されて
脱獄術式の防止を施されているのだとか・・・
脱獄術式を二度と使わせない為に思考力そのものを奪い去る、
すなわちこのままだと2人は脳の構造を破壊するようなことをされてしまう―
そうなる前に必ず2人を助けなければならない、脱獄術式が手に入るのでその為に動くのは損ではない
その術式は既にローマ正教側にばれているはずだが、
女王艦隊はこれから大仕事があるので、その2人に手間をかけている時間など無いという
「管理する側が恐れているのは労働者の反乱なんです
言っちまえば、私はそれを防ぐ精神的な安全装置みてぇなもんなんです」あくまでアニェーゼは当麻たちを"利用する"と考えているので一緒に逃げたりはしない
艦隊の中では移動規制もされず、労働も免除されている為、ここにいて不自由することはないらしい
2人が自分たちの為に動いたのは空回り、だからこそ助けたいというのが本心でしょうか・・・
当麻たちがどうこう言える状況ではないので、アニェーゼの言う通りに動くことを決める
そうするとアニェーゼは当麻に手を差し伸べるが、右手は何かを打ち消した―
アニェーゼの修道服は魔術的な拘束効果を与える為の特殊な装飾だったようで・・・
アニェーゼが悲鳴を上げかけるも、当麻とオルソラが何とか防ぐ 当麻はこんな時でも冷静なのか・・・(
当麻たちが乗っていったものが女王艦隊であると見たインデックスは
一人で追うことは無理だと思い、力を貸してもらうべくある者の所へと向かう―
当麻とオルソラは、ルチアとアンジェレネが捕えられているであろう部屋の前に辿り着く
すると入り口前に立っていた氷の鎧が突如動き出し、近づいて襲い掛かってきたが、
当麻の右手があれば造形物であってもただの氷にすぎない 当麻たちはその部屋の戸を開けた―
「動くな!」 と強い口調で言ったのは当麻ではなくオルソラだった(゚Д゚*)
勢い余って日本語で喋っていたのでその場にいた敵に伝わったかは分かりませんが(
オルソラは先程の氷の鎧の欠片を持ってきてどうやって壊したか分かるかと問いただす・・・
幻想殺しを知るはずも無い敵は、答える術が無かった―
「警告を聞かないのでしたら、これを使うだけですけど」袖に手を差し込み、そこに何らかの霊装があるかのように取り出す素振りをする
どうすることも出来ない敵を縛り、2人を救出 オルソラさん策略家すぎる... Σ(゚ω゚)
助けられたものの、状況が全く分からない2人は当麻たちの目的を簡単に信じようとはしない
そんな2人に当麻はあえてアニェーゼの名前を挙げて説明をした
何とか納得させたところで詳しい説明は後にして、2人は術式を発動させて脱出を試みた
「氷を使った造船術式の亜種で、空洞を空けられるのです」これを応用し、海水を固めて海底コースターを作って脱出する考え
しかし敵がそうも簡単に見逃すわけはなく、二人の拘束衣服の迎撃術式が発動した
悶え苦しむ2人に当麻は右手を使って迎撃術式を破壊しようとするが・・・
「まあまあ、まさか彼女たちまで素っ裸にするつもりでございましょうか?」オルソラのひじ打ちによって、当麻が幻想殺しされてしまいました(笑)
これを見てルチアたちは( ゚Д゚)ポカーン 何がなんだか分からないでしょうね・・・
アニェーゼは目的地に向かう途中、過去のことを思い出していた
彼女は路上生活をしていた頃にローマ正教に拾われ、その先でルチアやアンジェレネに出会った
ルチアもアンジェレネも幼少時の性格は今と変わりありませんね(*´-ω-)
幼少アンジェレネの可愛さは異常・・・という話は長くなりそうなので割愛します♪
当麻はアニェーゼが旗艦に向かったことをルチアたちに教える
それを聞いたルチアは驚き、アニェーゼの行動が決して単純なものではないことを説明し始めた
女王艦隊は大規模魔術"アドリア海の女王"の儀式場を守るためのものであるという
現時点で分かっているのは、儀式は同名の旗艦で行われ、
その発動キーとして【刻限のロザリオ】という別の術式が関わっていること
「そして、【刻限のロザリオ】にシスター・アニェーゼが使われるってことです」それが発動してしまえば、脳どころか身体の至る所が破壊され
心臓を動かすだけの存在になってしまう
アニェーゼの言っていた大仕事とはこれのこと まさか彼女自身が絡んでいたとは・・・
などと言っていると船に大きな爆発音と衝撃が響き、乗っていた船は一瞬で破壊されてしまった
当麻たちは海の奥深くへ・・・ 沈みゆく時、当麻は死を覚悟していた―
船を破壊した聖バルバラの神砲と呼ばれる砲撃による振動はアニェーゼの耳にも届いていた
今、彼女の目の前にはビショップのビアージオがいる
ビアージオのもとに37番艦は沈んだと報告が入るものの、人目の処理は完全に他人任せ
すると緊急の報告が入り、37番艦の下部に巨大構造物の反応があると伝えられる
これを聞いたビアージオは潜水術式だと見当をつけた・・・
当麻が目を覚ますとインデックスと天草式と建宮がいた
インデックスはオルソラの引越しの手伝いをしていたことから声をかけられたんですねw
今いる船は潜水機能がついているもので、当麻たちはそれに拾われたと伝えられる
五和からおしぼりを渡されて一旦落ち着いて状況を把握する当麻
当麻から詳しい話を聞かねばならないところであったが、
ルチアたちからの方が詳しい話が聞けると言うと、その名を聞くや否やインデックスから黒いオーラが・・・
2人が着ていた修道服はローマ正教の物であった為に、
「そいつをぶっ壊すため、お前さんが気絶してる間に右手を使わせてもらったってわけ」こういうわけで黒いオーラを纏いし者に噛み付かれる さすがに理不尽すぎるよインデックスさん・・・
と、こんな事をしている場合ではないと気付いたアンジェレネ
話を聞いてもらうべく注目を集めようとするが、皆が当麻たちを見て見向きもされない・・・
走り回っていた当麻はおしぼりを持つ五和に激突し、覆い被さるように倒れこむ
五和のターンか!? その状況を温かく見守る者もいれば、後押しを要求する者もいた
どちらにしろ、誰もアンジェレネの話など聞いていなかったので・・・
「ちゅうも~~~~く!!!」 ルチアの修道服を豪快に捲った!
聞けばいつもの癖なんだとか・・・なら仕方ないですね(*´-ω-)
とりあえず食事・・・ということで五和は当麻におしぼりを渡す
なかなか進展しないおしぼり作戦ですが、これはこれで五和の魅力になっているんですかねw
「何でアドリア海の女王が、術式の名前になってんだ?」ヴェネチアとローマ正教は昔はかなり仲が悪く、
ローマ正教が一撃でヴェネチアを葬れるように整えたのがアドリア海の女王だという
アニェーゼは恐らく何も知らないので、その魔術が発動するまでに彼女を救出しなければならないだろう
ルチアとアンジェレネはそれが難問であろうが、行かねばならないと考えている
その考えにあまり好意的でない建宮に、当麻は言い始めた・・・
「俺たちが議論すべきなのは、
アニェーゼを助けたいか助けたくないかっていう、それだけなんじゃねぇのか?
あいつは自分が助かるチャンスをわざわざ棒に振って、仲間を逃がそうとした
このままじゃ、あいつの思いは誰かに利用されたまま破壊されちまう
要はあいつを助けりゃいいんだろ? ヴェネチアの破壊だって、それで全部防げるんだろ!?
だったら、やることは一つじゃねぇか! お前はあいつを助けたくないのかよ!
だったら俺は一人でもあそこに行くぞ!」
「覚悟があるかどうか、聞きたかっただけなのよな」当麻の説教は建宮の一言で一蹴された その決意は既に1つなのだ
「救われぬ者に救いの手を!(Salvere000)」 彼らは動き始めた―
数々の囮を駆使し、女王艦隊との距離を詰めて艦隊の1つに乗り込むことに成功した
相手の核を潰すことだけを考えて、当麻たちはアドリア海の女王に向けて動き出した
その行く手を阻むのは、かつてアニェーゼの部隊にいた者たち
しかし、周りの船はその者たちごと船を沈める為に砲撃を開始した
「きたれ! 十二使徒の一つ、徴税吏にして魔術師を撃ち滅ぼす卑賤なる僕よ!」アンジェレネは金貨袋を操り、船の帆を折り曲げて砲撃を防ぐ
その破片が下にいたシスターを襲う形になってしまい、急いで助けようとするが魔術を発動出来ない
急いで庇うも、容赦なく降り注ぐ大きな破片はアンジェレネを吹き飛ばした―
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