オリアナを見失った当麻は第七学区にいた
そこで当麻は土御門に応援を求めた
「オリアナって何で街を歩いてるんだ?」 当初の目的は、オリアナが刺突杭剣(スタブソード)を取引するのを阻止すること
それがたとえ使徒十字(クローチェディピエトロ)であっても、取引を止めるという本質は変わらない
それなら今オリアナが逃げているのは、その追撃から逃れるためであるはず
しかし
それ以前にオリアナは刺突杭剣も使徒十字も所持していなかった それは取引をする為、また取引者と会う為に街をうろついているのではないという結論に至る
とすれば、わざわざ追撃されるリスクを高めて出歩いていたことにどんな理由があるのか―
ここで当麻はステイルと行動していた時に転送されたメールを土御門に送る
当麻が読めなかったその内容は、使徒十字(クローチェディピエトロ)の保管庫の大掃除に関する記録だった
そこに記される情報には
神経質なまでに光を当てないようにしていたというのがあった
それを確信づけるものとして、大掃除は昼間のうちに終わらせていたというものに加えて
保管員は勤務時間中にホロスコープを使った星占いをしていたという記述があったそうだ
これらから導き出される答え、それは彼らが用心していたのは夜の光・・・
星だということだった
当麻がふと過ったのは、中身が"神の力"と入れ替わっていた時のミーシャが発動した巨大な魔方陣
こんなものが学園都市全体を支配してしまえばもはや抵抗も出来なくなるだろう―
使徒十字(クローチェディピエトロ)が夜空の光を集めるアンテナのようなものであったとすれば
それを立てるのに最適な場所を探していたのではないかという結論に至った
しかし、ペテロが死んだのは6月29日 さらに日本とバチカンには経緯の違いもある・・・
これらの問題をクリアしなければ星座利用説は成り立たないが、そんなことよりも行動が先決
星座を使うとすればタイムリミットは日没、もうそんなに時間は残されていない
どう動けばいいかと聞いたときに当麻を呼ぶ声 後ろを向くとインデックスがいた―
オリアナは神裂火織が来てないとを察し、リドヴィアと連絡を取る
リドヴィアの口からさきほど手をかけた少女がただの一般人(姫神秋沙)だと知ったオリアナは、
「最低ね・・・」 本来守るべきである一般人を自らの手で傷つけてしまったことを悔やむ
もう二度と過ちを犯さないためにも、リドヴィアは学園都市を支配するという目的を再確認した
「本当に何もかも上手くいくんでしょうね・・・」 動かされているオリアナ自身も不安を覚えていた―
インデックスは当麻が競技に参加していない理由を問い詰めに来たようだ
次の騎馬戦には絶対に間に合うように用件を終わらせるから、先に行っててと頼む当麻
「ちゃんと行く、だから待っててくれるか? インデックス」この言葉を聞いて素直に応えるインデックス・・・ 健気だ(*´-ω-)
巻き込んでしまってすまないと謝る土御門に対し、当麻は早く終わらせようと意気込んだ―
当麻が再び街の方に行くとステイルから電話がかかってきた
とりあえず応急処置程度のものは終わったらしい 姫神は何とかショック症状から脱したとのこと
小萌先生が必死に感謝の意を伝える・・・ 禁書目録の知識をここで活用するとは思いませんでした(
さて、ここからはカエル医者の出番ですね 助からないなんてことは無いでしょうが・・・w
ひそかに打ち止めの声が― 一緒にいるのは一方通行か黄泉川かどっちなんだろう(´・ω・)。。。
そんな中、土御門は何らかの情報を掴んでいたがそれには
矛盾が生じているらしかった―
吹寄は、普通に立てるほどに良くなっていました そこで小萌先生から電話がかかってくる
しかし話の内容は姫神が何者かに襲われただとか、神父さんがどうのこうのとかで・・・
「いったいこの街で何が起こっているの・・・」 いきなりの事で疑問は深まるばかり・・・?(
当麻は土御門と合流し、星座に発動の鍵があることを再確認した
しかし、かつて使徒十字(クローチェディピエトロ)が使われたのは夏だったので
秋の星座では代用できないはずだと予測していた時に土御門の電話が鳴った―
「そちらは、ステイル=マグヌスさんの携帯電話でよろしいでしょうか?」間違い電話・・・かと思いきや声の主は
オルソラ 当麻の声を聞くと前の感謝を話し始めた
それを終わらせて概容を聞くと、どうやら使徒十字(クローチェディピエトロ)の使用条件が分かったらしい
それは星座を利用する大規模霊装であるというのは既に掴んでいる情報だったが、
季節に関係なく世界全土で自由に発動できるということを知らされる
「使徒十字(クローチェディピエトロ)を使う為には、使用するエリアの特性を詳しく把握し、
そのエリアに最適な星座を88の中から選択することで、初めて発動条件が整うのでございますよ」 オリアナはその場所を探す為に学園都市内を歩いていたというわけですね
6月29日はバチカンで使徒十字(クローチェディピエトロ)が使える日
ペテロはその日に合わせて殺される覚悟で捕まったのだという
それなら今日9月19日ではどうなのか、さらにそれが使用される場所をオルソラは特定していた―
美琴は美鈴と買い物をしていた 美鈴の目に留まったのは五次元万華鏡・・・
もっと思い出に浸る物にしろと言うと"乙女チック"だとちょっとからかわれる美琴可愛い(*´-ω-)
そんな親子らしい会話をしている時に、美琴は完全に自分に向けられた視線を感じる
その主はもちろん黒子 美琴一筋であるはずが、同じオーラを桁違いに発する美鈴にも惚れこんでしまい
まとめてかかってこいという態度を見せる 乙女チックのベクトルも違う方向に取り違えられる始末・・・
オリアナが探しているポイントは、空を隠すような物が全く無い所―
それらの条件を満たすところとして土御門が目星をつけたのは【二十三学区の実験空港】だった
しかし二十三学区というのは警備体制が特に厳しい所 掻い潜るのは困難だと言うと、
土御門は今回限りの特権を使うと言って警備状況を少しばかり変えてもらった
オリアナも不自然な警備変更に気付いたようで、リドヴィアと連絡と取り覚悟を決める
「ここで落としてしまいましょう、学園都市を・・・」当麻たちは二十三学区行きの列車を待つ 目的地に到着してからリミットは25分
土御門はボロボロの体でありながらも、二十三学区への侵入を手伝わざるを得ない状況
「この列車に乗ったらもう後戻りは出来ない 待っているのは、殺し合いだけだろう
覚悟は決まったか、上条当麻」「俺は殺し合いで終わらせるつもりなんてねぇよ」 当麻の心中は―
「なら、当麻にとって競技以上の価値ある行いというわけだ 止める理由は思い浮かばない・・・かな」当麻の動向が掴めないと両親に謝罪をする小萌先生
先生の前で言う言葉ではないけれど、子を思う気持ちが伝わる素晴らしい言葉ですね
天の空を屋根に変え、この地に安住を築くために いざ、聖十二使徒のご加護をリドヴィアは使徒十字(クローチェディピエトロ)を地面に突き立ててその時を待つ―
土御門の話を参考にして、飛行機を使い死角をついて空港から距離を縮めていく
しかし、フェンスには速記原典(ショートハンド)が仕掛けられており、土御門が喰らってしまう
立てる状態じゃないのでここからは2人で立ち向かうことに―
しかしオリアナはやはり強い、当麻はおろかステイルまでも手こずってしまう
「お前が学園都市をメチャクチャにして、大覇星祭を台無しにするってんなら必ずここで止めてやる!」皆を幸せにしようと動いているオリアナ それが良い意味であるのは分かるが・・・
「けどな、俺にとって困るのはテメェが今ここで
使徒十字(クローチェディピエトロ)を使って、大覇星祭を潰しちまうことなんだよ!」誰であるにせよ、大覇星祭を楽しむという事を奪う権利などオリアナたちにはない
当麻はその権利を取り返す為に全力で立ち向かう―
「まだこの街で何かやるって言うなら・・・
その幻想を欠片も残さず、ぶち殺してやる!」傷つけた吹寄や姫神の前でもその言葉を言えるのかという問いに対して動揺するオルソラがいましたが、
当麻の言葉が真っすぐ心に届いたということでしょうか やはり良心があるのか・・・
リドヴィアの忠告に不安がる一面もあったし、この人は当麻に救われるんじゃないかと期待しています
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