相棒 season23 (第4話・2024/11/6) 感想
テレビ朝日系・『相棒 season23』
公式リンク:Website、X(旧Twitter)、Instagram、LINE、YouTube
第4話『2つの顔』の感想。
廃墟ビルで二人の遺体が発見された。一人はビルの管理をしている高齢男性で、死因は心不全と思われた。もう一人は、複数の前科がある加納という中年男性で、死因は絞殺。警察は仲間割れか口封じの線で捜査を始める。ただ、現場の状況が奇妙で、加納の背中や周囲の床には、なぜか発光するキノコが生えていた。その光景に興味津々の特命係。問題のキノコはネットにも図鑑にも載っていない珍しいもので、調査を進めていくが…!?
---上記のあらすじは、公式サイト等より引用---
●脚本:森下直/演出:守下敏行(敬称略)
そもそも、"光る"も"キノコ"である必要性のない話って?
「初めまして」の皆様も、ご常連の皆様も、管理人のみっきーです!
お仕事や学校の休憩時間や移動中の方、就職活動中の方、病気療養、子育て、介護など、それぞれの生活を送る読者の皆様…
私のブログをご訪問いただき、心から感謝申し上げます。
―――ここまで、ごあいさつ―――
これを言っては、おしまい… かもしれないが。
今回の話って、最終的に「高額な助成金」と「生物・化学兵器の開発」による裏金的な金儲けがバレるのを避けるのが犯行理由だった。
そうなると、別に、早口言葉みたいな「キノコ」である必要性はない。
植物の花や根っこ、蟻や蝶などの虫、鳥や豚のウィルスなど、何でもよいのだ。
今どきなら、マルウェアや自律型AI兵器という名に見えない兵器まであるのだ。
だから、「今回の話は工夫が足りない」と言いたいのではない。
せっかく、久しぶりのファンタジー要素である「未知の光るキノコ」を登場させ、“光る” で煽っておきながら。
“光ること” はキノコの能力に関係ないし、中盤ではついに “キノコ” である必要もなくなったことが “工夫が足りない” と感じるのだ。
ただの、金の亡者のオッサンたちのいざこざとして終了した。
「ペスタロチオプシス・トニトルス」を言いたいだけ…
さらに、個人的にがっがりしたのが。
刑事ドラマの名作『古畑任三郎』に幾度も登場した歯周病の原因菌の名前「アクチノバシラス・アクチノミセテムコミタンス」をオマージュしているのかさえ期待させておいて。
結果的は、みんなで「ペスタロチオプシス・トニトルス」を言い合いたいだけに見えたし、終わったこと。
さらに加えれば、そもそも特命係も捜査一課も捜査している印象が薄く。
また、二人がバディで活躍する印象も薄く。
前回と比べれば、亀山薫(寺脇康文)なんて、単独行動の杉下右京(水谷豊)に調子を合わせているだけだったような。
さすがに、この程度では物足りないのだ。
もっと真犯人の"毒気や毒心"を強調するだけで良かった…
否定し続けて終わるのもどうかと思うので、私なりの「後悔先に立たずコーナー」を。
これ、真犯人を「○○っす」の語尾の特徴だけにしないで。
もっと、キノコだけに真犯人の “毒気や毒心” を強調するだけで良かったのでは? と。
そうすれば、正義感の塊である右京は当然のこと。
貧しい国の子どもたちへの正義の精神の教育のためにサルウィンで活躍した亀山の特徴もいかせたと思うのだ。
だって、特命係は “正しい未来” のために存在し続けるキャラクターでもあるわけだから。
どうも、焦点がぼやけたために、相棒らしさまで失った残念回としか言いようがない。
あとがき
これなら、まだ第1話と第2話の前後編のほうが “らしさ” はあったと思います。
※11月13日の放送はお休みとなります。
★すべての読者様に愛と感謝の “ありがっとう!!”
★本家の記事のURL → https://director.blog.shinobi.jp/Entry/19255/
- 関連記事
-
- 連続テレビ小説「おむすび」 (第29回・2024/11/7) 感想 (2024/11/07)
- 全領域異常解決室 (第5話・2024/11/6) 感想 (2024/11/07)
- 相棒 season23 (第4話・2024/11/6) 感想 (2024/11/07)
- NHKドラマ10「宙(そら)わたる教室」 (第5話・2024/11/5) 感想 (2024/11/06)
- 連続テレビ小説「おむすび」 (第28回・2024/11/6) 感想 (2024/11/06)