2016・11・16(水)プーランク:オペラ「人間の声」
横浜みなとみらいホール 小ホール 7時
「横浜音祭り2016」の一環、横浜みなとみらいホールの「小ホール・オペラシリーズⅡ」として上演されたプーランクのオペラ「人間の声」。
ジャン・コクトー台本による、1人の女性が恋人と電話でやり取りする、例のモノ・オペラである。
「女の電話の長話」を45分間も聴くオペラ━━といってはミもフタもないが、女性のさまざまな心理を表現して、たった独りで長時間を保たせるという、実は大変な難役だ。
今回は、盛田麻央が歌うマチネー公演と、佐藤美枝子が歌うソワレ公演との二部制という珍しい形態が採られていた。
私が聴いたのは夜の佐藤美枝子の方だが、見事な快演だった。フランス人の歌手が歌う時のような、どぎついヒステリー状態のような表現ではないけれども、可憐さ、いじらしさといったようなものはよく表現された歌唱で、それは日本人歌手がこのオペラを演じ歌う場合の一つのスタイルとして発言権を持つだろう。
ピアノが服部容子、演出が中村敬一。衣装と簡略な舞台装置、照明も用意され、フランス語歌唱で、背景に字幕(盛田麻央)が映し出される。
プログラムはこれ1曲だけだったので、8時には終演。
「横浜音祭り2016」の一環、横浜みなとみらいホールの「小ホール・オペラシリーズⅡ」として上演されたプーランクのオペラ「人間の声」。
ジャン・コクトー台本による、1人の女性が恋人と電話でやり取りする、例のモノ・オペラである。
「女の電話の長話」を45分間も聴くオペラ━━といってはミもフタもないが、女性のさまざまな心理を表現して、たった独りで長時間を保たせるという、実は大変な難役だ。
今回は、盛田麻央が歌うマチネー公演と、佐藤美枝子が歌うソワレ公演との二部制という珍しい形態が採られていた。
私が聴いたのは夜の佐藤美枝子の方だが、見事な快演だった。フランス人の歌手が歌う時のような、どぎついヒステリー状態のような表現ではないけれども、可憐さ、いじらしさといったようなものはよく表現された歌唱で、それは日本人歌手がこのオペラを演じ歌う場合の一つのスタイルとして発言権を持つだろう。
ピアノが服部容子、演出が中村敬一。衣装と簡略な舞台装置、照明も用意され、フランス語歌唱で、背景に字幕(盛田麻央)が映し出される。
プログラムはこれ1曲だけだったので、8時には終演。
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