Accross the field
2010年 09月 17日

豪雨の後も,流域は下の方でもほとんど濁らないのは,見事。花崗岩地帯が多いと云うこともあるのだけれど,本土だと,結構良い沢だなと思っても上の方に砂防があって,濁りが出たりするのはざらなので,ここになれてしまうと,なかなか辛い。





「ええと,c_Cさん,そんなにいうのなら1ヶ月の内,どのくらいフィールドに出れたら良いと思うのですか?」「ええと,許されれば,勤務日は毎日ずっと。最悪でも2週間以上。です。」「え?そんなに?」
あまりに異文化だったのか,幸いなことにそれで,私が「フィールド変態」だからそんな風に言ったわけでないことを彼は理解した。そりゃあ,試験管を振る日常が,フィールドにあるというだけなのだ。当時の私だって,お江戸でデートもしたかった(そうでないと参ってしまう)。私も,最低限のデータ取りと採材の場所だと割り切って仕事する場合もあるのだが,文字通りラボなのだという意味で彼に話して,初めて理解してもらえた。
フィールドは,スリリングな思索の場所であり,自然の方から出題された謎に挑戦しているときがやはり幸せだ。それがパズルのピースが埋まるように解けたときの快感と情報量は,やはり半端ではないから。
未だ,最後のピースだと思っている部分の手がかりすらないとき,変なモノを見つけてしまう日常がやっぱり至福だと思う。変わり者のシダのヒモヅル。大抵の地域でRDBランク高し。もちろん,答えとは全然関係ないのだが,やっぱりフィールド変態かもしれない。
だから,チコが外からちっとも帰ってこなくても,私には怒る資格など無いのだ。
一村風になりそうな風景ですよね。
二番煎じにならないようにするのって、苦労しますね。
一村の話題が出たところで、今千葉市美術館で回顧展やってますが、次の巡回地は鹿児島とのことです。
新たに発見された資料を多数含む約250点の出品作品による、過去最大規模の展観だそうですので、これまで未発表作品も展示されてるようです。
「田中一村 新たなる全貌」
展覧会の巡回日程
鹿児島市立美術館:2010年10月5日(火) ~11月7日(日)
鹿児島県奄美パーク 田中一村記念美術館
2010年11月14日(日)~12月14日(火)
*両会場とも作品の展示替えがあります。
私も行きたいのですが……orz