とらドラ! 第19話 「聖夜祭」 感想
いざ決戦のクリスマス。
飲んで歌ってと盛り上がるパーティの様子とは裏腹に
どうしようもなくすれ違っていってしまう4人の気持ち。
全員が誰か他の人の為を思って行動しているのに
結局、誰一人幸せになる事ができないというのが切ないな・・。
勝負服を着て髪型を変えてプレゼントまで用意してたのに
告白する事もできずに振られてしまった竜児は可哀想でもありますが
これは亜美の忠告を無視した報いなんだろうね。
みのりんとくっつくにしろ、大河とくっつくにしろ
「家族ごっこ」はもうおしまいという事なのでしょう。
大河もようやく今回でその事に気付いたようですが
あの涙は父親(役)を失ってしまう事への悲しみなのかな。
もう竜児の隣には居られないという言葉には
逆に言えば親子のように守られるばかりの存在ではなく
対等に並び立つ関係で居たいと言う願いが
込められていたようにも思いましたが果たして。
今週の絵コンテは長井監督とカサヰケンイチさんという本気布陣。
大河が涙してから外へ飛び出していくまでの表情作画や
ダイナミックな動きが特に素晴らしかった。
EDは挿入歌として使用した曲をもう一度流すという構成だったが
最初とラストでは全然歌から受ける印象が違うのが面白かったなあ。