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リア王! (HJ文庫)


(;`・ω・´)「今日はHJ文庫の『リア王!』を取り上げたいと思います」

(´・ω・`)「著者は若桜拓海氏。第4回(2009年)HJ文庫大賞で奨励賞を受賞して、2011年4月に『龍刃機神と戦う姫巫女』でデビューした作家さん」

(;`・ω・´)「これが2作目になるんですね」

(´・ω・`)「物語の粗筋は高校生の主人公・御門帝人がひょんなことからリア充をはるかに超える『リア王』になるために『リア王計画』を始めるというところが序盤」

(;`・ω・´)「ざっくりした説明ですね」

(´・ω・`)「主人公は物凄くオレ様度が高すぎて、会話が噛み合わないレベル

(;`・ω・´)「作中でも言及されてましたけど『頭のいいバカ』ですよね」

(´・ω・`)「fateシリーズのギルガメッシュがそのまんま高校生になったような感じ」


SMILE600 Fate/stay night ~collective memories~ 「 ギルガメッシュ 」 単品

(;`・ω・´)「なんとなくですけど、男の友人(?)の苗字が『江代堂』なのはギルガメッシュの盟友・エンキドゥの捩りなのかと思いました」

(´・ω・`)「基本としては、主人公が絶対な作品。一見、謎な行動でも最終的には善意的に受け取られるのが常」

(;`・ω・´)「最近、けっこうありますよね。主人公無双がいき過ぎてバランスをうしなっているのが…」

(´・ω・`)「ただ、この単巻でみてみると、嫌味なく軽快で痛烈なコメディ作品として成立している」

(;`・ω・´)「適度なドン・キホーテを演じていましたからね」

(´・ω・`)「ある意味では『イタい』主人公がこう言い切る場面は痛快だったね」

高校生にもなれば、誰だって気づいて受けいれることよ。世界は壊せないし、現実は変わらないし、理想は叶いっこないってね」
「ほう、誰がそう決めた?」
「「だ、誰がって……」
「世界は壊せるし、現実は変えられるし、理想は叶えるためにあるものだ。そもそも俺の言動が恥ずかしいだと? 馬鹿な、大望を語ることをなぜ恥と思わなければならない? その認識は否である! 唾棄すべき過ちと言っておくぞ、藤波風花!」(55〜56ページより)


(;`・ω・´)「決してスケールの大きな話ではありませんでしたけど、楽しめた作品でしたよね」

(´・ω・`)「次巻も楽しみな作品でした」

(;`・ω・´)ヾ「では、今回はここらへんで」

(´・ω・`)ノシ「それじゃあ」


リア王 (新潮文庫)


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