雫石鉄也の
とつぜんブログ
きのこと木の実のスパゲッティ
きょうはスパゲッティ日和だ。なんだか無性にスパゲッティが食いたくなった。こうなると矢も盾もたまらん。
で、どんなスパゲッティにするかだ。今は秋だ。いかにも秋らしいスパゲッティにしよう。そんなわけできのこと木の実のスパゲッティとあいなった。
きのこは、椎茸、しめじ、まいたけ、木の実はアーモンド、カシューナッツ、くるみだ。こういう面子を見るとイタリアンではなく和風がいいと判断する。
つくり方はいたって簡単。フライパンできのこを軽く炒める。しめじや椎茸などきのこ類は炒めると良い香りがたつ。
ゆでたスパゲッティを入れる。味つけは醬油と味醂。あと塩こしょう。シンプルな味つけである。さっと混ぜてお皿に盛る。砕いたナッツ類をふって、青ネギを乗っけたらできあがり。きのこの旨みと、ナッツ類の歯ざわりが心地よい。なかなかけっこうなスパゲッティとなった。
ナッツが余った。こいつは今夜のウィスキーのお供だ。
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とつぜんSFノート 第72回
1980年7月20日。第7回星群祭が開催された。テーマは「ぼくたちのSF」80年代に入って、星群祭も7回目となり、ファンダムで完全に認知されたイベントとなったことは間違いないだろう。日本SF大会が総合デパートとするのなら、星群祭は専門店といえる。創作に特化したSFイベントだ。
第7回の会場は京都社会福祉会館。二条城のほど近く。星群祭の会場は、第1回が、かんぽーる京都、2回3回が京都府立勤労会館。4回から6回までが京都教育文化センター。この京都社会福祉会館を使ったのは、この7回目だけだ。
さて、星群祭は当日も楽しみだが、前夜に行われる合宿も大きな楽しみである。夏の夜を、一晩中、多くのSFもんどもと、酒を酌み交わしながら、思いっきりどんちゃんさわぎする。こんな楽しいことはない。この時の宿は京都教職員互助会館。このときは全館貸切だった。だから、だれ遠慮することなく、大さわぎできるのである。
合宿所には風見潤さん、新井素子さんも来ていただいた。ここでの最初の話題はめでたいこと。ひとつめのめでたい。児島冬樹、奇想天外賞佳作入選。そして、二組の星群同人どうしのご夫婦の誕生。このあと、SFもんどおしのカップルがつぎつぎと生まれる。小生はたいてい男女双方とも友人だから、その人たちの結婚式に呼ばれれば、新婦側新郎側どちらの客になってもいいわけである。
酒が入り、宴もたけなわになったころ。荒巻義雄さんも合宿所にこられた。こうして真夏の夜の、濃いSFの夜は、大量のアルコールとともにふけてゆくのである。
楽しい一夜があけた。7月20日、第7回星群祭当日である。少々二日酔いな頭をかかえながら会場の京都社会福祉会館に移動。参加者数は140人。ゲストは荒巻義雄氏、新井素子氏、風見潤氏、柴野拓美氏、堀晃氏、眉村卓氏、安田均氏の7氏。豪華メンバーである。
ゲスト講演のトップバッターは風見潤氏。「けっきょくセンスオブワンダー」「ミステリーは松本清張らの登場によって社会派ミステリーがブームとなったが、その後落ち着き、今は本格派への回帰が見られる。最近のSFも同じではないか」
安田均氏。「80年代SFはマイナーチェンジの時代」安田氏はアメリカSFの最近の動向を話された。
堀晃氏。「宇宙SFを復権したい。架空の理論として片づけられてきたものを、見直したい」
荒巻義雄氏。荒巻氏は「SFの書き方」について語られた。「SFは酸素だ。すべてのモノと結合する。経済小説との結合。冒険小説との結合」などなど。視点を変えることによって、新しい世界が広がる。ともかく書いてほしい。
新井素子氏。「女の子のSFを書いていきたい」「女が主人公で、女が大活躍する、女のためのSFを書きたい」
眉村卓氏。「いま、自分が生きているという自意識。流されず、主体性を持って生きていく。それを書くことが『ぼくたちのSF』になるのではないか」
このあと、ゲスト諸氏による、星群祭名物「星群ノベルズ批評」そしてパネルディスカッションとなって、第7回星群祭は無事終了したのである。
この時、星群祭用テキストとして出した星群ノベルズ5号「塔という名の箱舟」から石坪光司「塔とう名の箱舟」がSFアドベンチャーに「塔―75」と改題して転載。菅浩江「ブルーフライト」はSF宝石に転載。後にプロとなる菅浩江のデビュー作である。
第7回の会場は京都社会福祉会館。二条城のほど近く。星群祭の会場は、第1回が、かんぽーる京都、2回3回が京都府立勤労会館。4回から6回までが京都教育文化センター。この京都社会福祉会館を使ったのは、この7回目だけだ。
さて、星群祭は当日も楽しみだが、前夜に行われる合宿も大きな楽しみである。夏の夜を、一晩中、多くのSFもんどもと、酒を酌み交わしながら、思いっきりどんちゃんさわぎする。こんな楽しいことはない。この時の宿は京都教職員互助会館。このときは全館貸切だった。だから、だれ遠慮することなく、大さわぎできるのである。
合宿所には風見潤さん、新井素子さんも来ていただいた。ここでの最初の話題はめでたいこと。ひとつめのめでたい。児島冬樹、奇想天外賞佳作入選。そして、二組の星群同人どうしのご夫婦の誕生。このあと、SFもんどおしのカップルがつぎつぎと生まれる。小生はたいてい男女双方とも友人だから、その人たちの結婚式に呼ばれれば、新婦側新郎側どちらの客になってもいいわけである。
酒が入り、宴もたけなわになったころ。荒巻義雄さんも合宿所にこられた。こうして真夏の夜の、濃いSFの夜は、大量のアルコールとともにふけてゆくのである。
楽しい一夜があけた。7月20日、第7回星群祭当日である。少々二日酔いな頭をかかえながら会場の京都社会福祉会館に移動。参加者数は140人。ゲストは荒巻義雄氏、新井素子氏、風見潤氏、柴野拓美氏、堀晃氏、眉村卓氏、安田均氏の7氏。豪華メンバーである。
ゲスト講演のトップバッターは風見潤氏。「けっきょくセンスオブワンダー」「ミステリーは松本清張らの登場によって社会派ミステリーがブームとなったが、その後落ち着き、今は本格派への回帰が見られる。最近のSFも同じではないか」
安田均氏。「80年代SFはマイナーチェンジの時代」安田氏はアメリカSFの最近の動向を話された。
堀晃氏。「宇宙SFを復権したい。架空の理論として片づけられてきたものを、見直したい」
荒巻義雄氏。荒巻氏は「SFの書き方」について語られた。「SFは酸素だ。すべてのモノと結合する。経済小説との結合。冒険小説との結合」などなど。視点を変えることによって、新しい世界が広がる。ともかく書いてほしい。
新井素子氏。「女の子のSFを書いていきたい」「女が主人公で、女が大活躍する、女のためのSFを書きたい」
眉村卓氏。「いま、自分が生きているという自意識。流されず、主体性を持って生きていく。それを書くことが『ぼくたちのSF』になるのではないか」
このあと、ゲスト諸氏による、星群祭名物「星群ノベルズ批評」そしてパネルディスカッションとなって、第7回星群祭は無事終了したのである。
この時、星群祭用テキストとして出した星群ノベルズ5号「塔という名の箱舟」から石坪光司「塔とう名の箱舟」がSFアドベンチャーに「塔―75」と改題して転載。菅浩江「ブルーフライト」はSF宝石に転載。後にプロとなる菅浩江のデビュー作である。
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折り紙衛星の伝説
大森望・日下三蔵編 東京創元社
毎年吉例、年間日本SF傑作選第8集。2014年度に発表されたあまたの日本SF短編の中から、大森、日下両編者が厳選した17編に、第6回創元SF短編賞受賞作を掲載。18編の短編SFが掲載されている。価格が1404円。1編あたり78円。SFマガジンのいま出ている号2015年12月号は1296円で、読切短編が2編。1編あたり648円。とかく創元の文庫は文庫のわりに高いとの世評だが、こうしてみるとかなりお徳用なのではないか。
目次を見て、並んでいる名前を見て愕然とした。小生が自分のことをSFもんであると認識したのは、このあたりだろう。それ以前からSFもんである、つまりSFもんの先輩はこの目次の中で堀晃さんだけ。それ以外は、編者二人もふくめて、SFもんとしては小生より後輩ということになる。最近、SF関係の友人たちが何人も亡くなる。自分が年を取ったということを改めて認識したしだい。ワシも年とったもんじゃ。ゴホゴホ。
さて、この中で一番びっくりしたのは堀さんの「再生」堀さんの作品は昔から読んでいるが、こんな私小説を堀さんが書かれたのは初めて。ホームページはいつも拝見させていただいている。そこで昨年、お身体に異変があると思われる日記があった。こういうことがあったとは。どうぞお大事に堀さん。
あと、印象に残っている作品は、「スピアボーイ」草上仁、「環刑錮」酉島伝法か。それから短編賞受賞作「神々の歩法」宮澤伊織もなかなか面白かった。
毎年、この年間傑作選を読んで思うことなのだが、なんか忘れてる感がある。なんかもっといい作品があったと思うのだが、それを入れ忘れているのではないか。それが何かはわからないが、なんか、あの作品を忘れているそうな感じがする。なんだろう、この忘れ物感は。
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生頼範義さんが亡くなった
イラストレーターの生頼範義さんが亡くなった。私たちSFもんにとって、非常になじみ深いイラストレイターであった。1980年には星雲賞も受賞されている。
新聞の訃報には、「スターウォーズ」「ゴジラ」などの映画のポスターを生頼さんの主たる仕事として紹介しているが、それらの仕事もさることながら、徳間書店から出ていた「SFアドベンチャー」の表紙が印象に残っている。小生の記憶に間違いがなければ創刊号だけは永井豪だったが、それ以降はずっと生頼さんが表紙を描いていた。作家との相性では特に平井和正との組み合わせが多かった。「ウルフガイ」「幻魔大戦」平井和正の2大シリーズの挿絵や単行本のカバーイラストは生頼さんだった。
非常にリアルで細密であり豪快な画風は大好きだった。画集も持っている。
生頼範義さんのご冥福をお祈りする。
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マウスを買い替える
小生は会社での業務で、パソコンをよく使う方だろう。会社では購買仕入れ業務をやっているから、対外向けのビジネス文書はワードで作成している。発注はメールで発注している。また、注文の記録、その他帳票類はエクセルで帳面をつけている。フォークリフトで荷降ろしいている時間以外は、パソコンのキーボードをさわっていることが多い。
あまり肩こりはしない方だが、最近、会社が終わると、なぜか肩がこっている。なぜだろうか考えた。マウスの反応が悪くカーソルが思い通りに動かない。エクセルのマスを複数選択しても、1マスしか反応しない。マウスが悪いのか。で、先日、三宮の星電社で新しいマウスを買った。今度はコードレスだ。新しいマウスにしたら実に快適に作業できるようになった。肩こりもしなくなった。
そのマウス1400円。星電社の貯まったポイントだけで買えた。これだけのことで、ここ数日の肩こりが治る。もっと早くマウスを買い替えていたら良かった。
あまり肩こりはしない方だが、最近、会社が終わると、なぜか肩がこっている。なぜだろうか考えた。マウスの反応が悪くカーソルが思い通りに動かない。エクセルのマスを複数選択しても、1マスしか反応しない。マウスが悪いのか。で、先日、三宮の星電社で新しいマウスを買った。今度はコードレスだ。新しいマウスにしたら実に快適に作業できるようになった。肩こりもしなくなった。
そのマウス1400円。星電社の貯まったポイントだけで買えた。これだけのことで、ここ数日の肩こりが治る。もっと早くマウスを買い替えていたら良かった。
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社葬
監督 舛田利雄
出演 緒方拳、江守徹、十朱幸代、若山富三郎、加藤武、佐藤浩市、中丸忠雄
「日本の新聞はインテリが作ってヤクザが売る」といわれているが、作っている方、いや新聞社の経営にあたっているエライさんどももヤクザであった。と、まあ、そういう映画である。
東映京都撮影所の映画であるからして、これはもう、ヤクザ映画の臭いが色濃く出た映画だ。いわば会社版「仁義なき戦い」といったところか。
太陽新聞。朝毎読と肩をならべる大新聞社。社内で石を投げれば東大卒に当たるといわれているエリートたちが新聞作りに励んでいる。ところが、この新聞社、どろどろの社内抗争の真っ最中。社長派と会長派の争い。社長派=編集、会長派=販売、とうのが対立の構造。
で、ある日の役員会。社長派が会長解任動議を出して可決してしまった。その直後会長は、というかその時点では元会長が心臓発作で倒れる。入院。あと数日が峠とのこと。そして、おりもおり、今度が社長が死ぬ。それも芸者とナニしてる最中に腹上死という極めて外聞がはばかられる死に方。検死した医者をなんとかいいくるめる。
さあて、エライことになった。早急に次期社長を選ばなくてはならない。社長が死んだのだから葬儀は社葬となる。葬儀委員長にはそれなりの人にやってもらわなくては。と、ごじゃごじゃやっているが、入院中の元会長はなかなか死なない。で、次期社長は会長の娘婿か社長の息子かということに。このどたばたの中心で動いているのが、高卒のたたき上げ販売局長。この販売局長が実質葬儀を取り仕切る。
新聞社は株式非上場だから、どうぞご勝手にだが、株式を上場してたら、こんなどろどろ会社一般株主にとっては迷惑千万である。
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豚みそすき焼き
さあて、今夜はすき焼きや。すき焼きちゅうと牛肉が定番やけど、牛以外のすき焼きもええで。ここは神戸で牛肉がうまいとこやけど、牛肉は高い。で、豚肉のすき焼きをしたで。そんで、ただのすき焼きやおもろない。みそ味のすき焼きや。
材料はもちろん豚肉。ロースとバラ2種類用意した。両方ともかたまり肉を自分で切った。その方が歯ごたえが楽しめる。ザクはほうれん草、椎茸、ごぼう、焼き豆腐、糸こんにゃく。
すき焼き鍋を熱する。そこに油をうすくひく。バラ肉を入れ、砂糖、醤油、味醂、酒といった調味料で味付け。焦げ付くようやと昆布出汁を入れる。で、あとはザクを入れ味噌を加えてやったら。とりあえずひと段落。味噌は八丁味噌をつこうたで。少し酒でといで味噌の粘度をうすくした。あとは煮えたもんからどんどん食べていったらええねん。シメはうどんやな。
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肉そば
ワシはうどんも好きやけど、そばも好きや。そば、そのものの香りやうまさを楽しむのには、盛りそばがええけど。種もんのそばもええな。これから秋も深まってきたら、温かい種もんのそばありがたいごちそうや。
種もんのそばもいろいろあるけど、今回は肉そばをしたで。肉うどんはちょくちょくするけど、肉そばははじめてや。
肉は牛肉を用意した。豚肉やないで。ここは草深い武蔵野のアズマエビスの土地やないで。王城の地、京の都の近く、太閤殿下のおひざもと大坂の隣、平清盛公ゆかりで、日本の首都福原京をようする神戸やから、肉といえば牛肉や。
さてこの牛肉をどうしよう。炒める、揚げる、煮る。いろんな調理法があるけど、うん、しぐれ煮にしよう。
小鍋に酒を入れて牛肉を入れて加熱。砂糖、味醂を加える。しばし煮て醤油を加える。そして、このまま水分が無くなるまで煮詰める。
さて、これで牛肉のしぐれ煮ができた。あとはこれをかけそばの上に乗せて青ネギを添えればできあがり。
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接待
この星に赴任して、今年でちょうど10年だ。赴任当初はかなり戸惑ったが、さすがに10年ともなると、かなりなじんできた。
今夜は接待である。1年前、地球本社から、この星最大のショッピングセンター建設が決定したとのタキオン通信が入った。ついては用地の選定を指示された。1年間の調査活動の結果、候補地を三つ本社に報告した。そのうちの一つが立地条件に最適との判断を本社が下した。ただちに用地買収に着手するようにとの社命が下った。
その土地最大の地主、行政の首長、土地の顔役の接待を行う。支社長の私は先に接待場所の料亭で待つ。この星でもトップクラスの伝統と格式を誇る一流料亭である。あと20分ほどで3人は到着する。この3人のOKを取れば用地買収はスムーズに行く。逆に、このうちの1人でもヘソを曲げられたら用地買収は難航する。
「最終確認です。きょうの献立はこれでいいですね」
清潔な真っ白な着物を頭部にまとった板長が、毛筆書きの献立表を持ってきた。
「うん。これでOKです。ではよろしく頼みます」
「はい」
そういうと板長は準備室に歩いていった。四角いお尻が目にまぶしい。お尻がほとんど揺れない歩き方だ。いなせで粋な男だ。
「いらっしゃいました」
部下が報告に来た。頭にかぶった背広のエリをただし、頭頂部から下げているネクタイのゆがみを直した。
3台のリムジンが止まった。3人の男が車から降りた。私は料亭の玄関口に立って、くるっと尻を向けた。最初はずっと尻を出しているのは、少々寒かったがもう慣れた。尻を突き出し肛門を彼らに向けた。プッと屁をこく。
「よーこそお越しくださいました」肛門から噴出する屁で言葉をつづる。実はこの屁語の習得に一番苦労したのだ。この星に在留する地球人で私はトップクラスの屁語の達人だろう。
3人の男がおうように尻をこちらに向けた。丸い尻、四角い尻、三角な尻、3種類の尻が少し揺れた。丸い尻の肛門がうごめいた。
「とりあえず、話だけは聞く。あまり過度の期待はせんでくれ」
地主だ。この3人のうちで一番の実力者だ。この地主を説得できれば、あとの二人は地主には逆らえない。
「ウチに300人の命知らずの若いもんがおることを忘れんでくれ」四角な尻がいった。かなり臭い屁語だ。肛門から少し糞がでかけている。と、見る間にブリブリとその場でウンコした。
「うわっ。組長。いまからウンコしたらもったいないじゃないですか」三角尻の首長だ。そういいながらじょんじょろりんと小便をした。
「首長、おまえももったいないぞ」
「用意ができました。こちらへどうぞ」
仲居が声をかけてきた。先に立って案内する。白い軟らかそうな尻が左右に揺れている。美人だ。
「ようこそ」
板長が待っていた。
「それでははじめます」
板長はまず、地主の下腹をさすった。ごろごろと腹が鳴った。ほどなく、ブリブリブリーと、地主は盛大に脱糞した。畳の上にウンコがうず高く積みあがっている。
「いかがです」
「さすがやな。ええこきぐあいや。実に気持ちええ」
次に板長は組長の腹をさすった。板長の手が組長の腹にさわった瞬間だった。どどどど。適度な固さ軟らかさの理想的なウンコが組長の肛門からひりだされた。
「さっき、ワシ、玄関で出したんやで、それでこれだけウンコ出してくれるとは」
3人とも、盛大にウンコを出して満足な様子だ。私もお相伴にあずかって、ウンコさせてもらった。
「なかなかのもんやな。こんな気持ちよくウンコしたんは久しぶりや。ウチのカミさんもウンコ上手やけど、しょせん家庭ウンコやな」
「いやあ。満足した。悪いようにはせんで」
「ところで、これはオモテの接待なんやろ。これからウラ接待もあるんやろ」
この3人、そうとうなスケベということは聞いていた。もちろん、そっちのほうもぬかりはない。
「ちょっと河岸をかえます。申し訳ございませんが。歩いて移動願います」
「わかっとるわかっとる。堂々とリムジンで乗りつけるような場所じゃないんやろ」
そこから、徒歩で20分ほど歩く。古びたビルの地下に入る。じゅうたんが引いてある。前に少し高いステージがある。
3人をじゅうたんに座らせる。
「何を見せてくれるんや」
「美少女の生食事です」
「ええ、ほんまか。それは楽しみや」
10代後半と思われる女の子が出てきた。丸い白いお尻を向けて屁をひった。肛門の周りに少しウンコがついている。
「ようこそ。あたし、ムツミ。あたしの食事見てください」
「なかなかかわいい子やんか」
「はよ脱げ」
女の子がこっちを向いた。首から上はセーラー服を着ている。それをゆっくり脱ぐ。顔を見せた。
「うわっうわっ」
3人とも尻を紅潮させて、ハッハッハッと屁をひる。女の子の前にラーメンが置かれた。彼女はラーメンを食べ始めた。
「うわっ。こんなきれいな子の生食事、はじめてや」
3人のおじさんがたの興奮は最高に達した。
「なかなかええもん見せてもろた。例の件ワシにまかせとけ」
「ありがとうございます。近いうちに地球にご招待します」
「地球か、どんなんや」
「地球では街中で若い女の子がどうどうと食事してます」
「え、ほんまか、そら楽しみやな」
今夜は接待である。1年前、地球本社から、この星最大のショッピングセンター建設が決定したとのタキオン通信が入った。ついては用地の選定を指示された。1年間の調査活動の結果、候補地を三つ本社に報告した。そのうちの一つが立地条件に最適との判断を本社が下した。ただちに用地買収に着手するようにとの社命が下った。
その土地最大の地主、行政の首長、土地の顔役の接待を行う。支社長の私は先に接待場所の料亭で待つ。この星でもトップクラスの伝統と格式を誇る一流料亭である。あと20分ほどで3人は到着する。この3人のOKを取れば用地買収はスムーズに行く。逆に、このうちの1人でもヘソを曲げられたら用地買収は難航する。
「最終確認です。きょうの献立はこれでいいですね」
清潔な真っ白な着物を頭部にまとった板長が、毛筆書きの献立表を持ってきた。
「うん。これでOKです。ではよろしく頼みます」
「はい」
そういうと板長は準備室に歩いていった。四角いお尻が目にまぶしい。お尻がほとんど揺れない歩き方だ。いなせで粋な男だ。
「いらっしゃいました」
部下が報告に来た。頭にかぶった背広のエリをただし、頭頂部から下げているネクタイのゆがみを直した。
3台のリムジンが止まった。3人の男が車から降りた。私は料亭の玄関口に立って、くるっと尻を向けた。最初はずっと尻を出しているのは、少々寒かったがもう慣れた。尻を突き出し肛門を彼らに向けた。プッと屁をこく。
「よーこそお越しくださいました」肛門から噴出する屁で言葉をつづる。実はこの屁語の習得に一番苦労したのだ。この星に在留する地球人で私はトップクラスの屁語の達人だろう。
3人の男がおうように尻をこちらに向けた。丸い尻、四角い尻、三角な尻、3種類の尻が少し揺れた。丸い尻の肛門がうごめいた。
「とりあえず、話だけは聞く。あまり過度の期待はせんでくれ」
地主だ。この3人のうちで一番の実力者だ。この地主を説得できれば、あとの二人は地主には逆らえない。
「ウチに300人の命知らずの若いもんがおることを忘れんでくれ」四角な尻がいった。かなり臭い屁語だ。肛門から少し糞がでかけている。と、見る間にブリブリとその場でウンコした。
「うわっ。組長。いまからウンコしたらもったいないじゃないですか」三角尻の首長だ。そういいながらじょんじょろりんと小便をした。
「首長、おまえももったいないぞ」
「用意ができました。こちらへどうぞ」
仲居が声をかけてきた。先に立って案内する。白い軟らかそうな尻が左右に揺れている。美人だ。
「ようこそ」
板長が待っていた。
「それでははじめます」
板長はまず、地主の下腹をさすった。ごろごろと腹が鳴った。ほどなく、ブリブリブリーと、地主は盛大に脱糞した。畳の上にウンコがうず高く積みあがっている。
「いかがです」
「さすがやな。ええこきぐあいや。実に気持ちええ」
次に板長は組長の腹をさすった。板長の手が組長の腹にさわった瞬間だった。どどどど。適度な固さ軟らかさの理想的なウンコが組長の肛門からひりだされた。
「さっき、ワシ、玄関で出したんやで、それでこれだけウンコ出してくれるとは」
3人とも、盛大にウンコを出して満足な様子だ。私もお相伴にあずかって、ウンコさせてもらった。
「なかなかのもんやな。こんな気持ちよくウンコしたんは久しぶりや。ウチのカミさんもウンコ上手やけど、しょせん家庭ウンコやな」
「いやあ。満足した。悪いようにはせんで」
「ところで、これはオモテの接待なんやろ。これからウラ接待もあるんやろ」
この3人、そうとうなスケベということは聞いていた。もちろん、そっちのほうもぬかりはない。
「ちょっと河岸をかえます。申し訳ございませんが。歩いて移動願います」
「わかっとるわかっとる。堂々とリムジンで乗りつけるような場所じゃないんやろ」
そこから、徒歩で20分ほど歩く。古びたビルの地下に入る。じゅうたんが引いてある。前に少し高いステージがある。
3人をじゅうたんに座らせる。
「何を見せてくれるんや」
「美少女の生食事です」
「ええ、ほんまか。それは楽しみや」
10代後半と思われる女の子が出てきた。丸い白いお尻を向けて屁をひった。肛門の周りに少しウンコがついている。
「ようこそ。あたし、ムツミ。あたしの食事見てください」
「なかなかかわいい子やんか」
「はよ脱げ」
女の子がこっちを向いた。首から上はセーラー服を着ている。それをゆっくり脱ぐ。顔を見せた。
「うわっうわっ」
3人とも尻を紅潮させて、ハッハッハッと屁をひる。女の子の前にラーメンが置かれた。彼女はラーメンを食べ始めた。
「うわっ。こんなきれいな子の生食事、はじめてや」
3人のおじさんがたの興奮は最高に達した。
「なかなかええもん見せてもろた。例の件ワシにまかせとけ」
「ありがとうございます。近いうちに地球にご招待します」
「地球か、どんなんや」
「地球では街中で若い女の子がどうどうと食事してます」
「え、ほんまか、そら楽しみやな」
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神戸市営地下鉄 ハーバーランド
神戸市営地下鉄ハーバーランド駅である。地下鉄海岸線の駅ではJRの駅に最も近い。神戸駅に直結している。神戸駅の西側出口ビエラ神戸側を出ると、すぐそこがハーバーランド駅の入り口である。JRの改札を出て、地下鉄の改札まで5分もかからない。電車の中でトイレがしたくなって神戸駅のトイレが満員でも、地下鉄のトイレまでがまんできる距離である。
小生はJRと地下鉄で通勤している。JR三ノ宮で降りて、さんちかを通って地下鉄三宮・花時計前で乗り換えるルートと、神戸でJRを降りて、このハーバーランドで地下鉄に乗るルート、2種類のルートで通勤している。どっちのルートを使うかは気分で決めている。小生の通勤は他の人より早い。7時前の電車に乗っている。だからすいていて、JR、地下鉄とも座れる。
乗り換えの歩く距離は、神戸→ハーバーランドの方が、さっきもいった通り短い。三ノ宮→三宮・花時計前のルートは、さんちかの北の端から南の行き止まりまで歩かなければならない。と、いっても50メートルほどだが。こっちは電車の中でトイレに行きたくなったら、三ノ宮・花時計前駅のトイレまでは、ギリギリというところか。
で、小生はどっちのルートが好きかというと、三ノ宮→三宮・花時計前の方が好き。神戸ルートだとすぐ地下鉄に乗り換えだが、こっちは短いとはいえ地下街を歩くのである。朝の地下街をあるのはなぜかうれしいのである。
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2015年の阪神タイガースをふりかえる
小生は、今年の阪神タイガースの順位予想を優勝と予想した。ところが結果はご存知の通りセリーグ3位。蛇足シリーズ、ファーストシリーズ敗退となった。小生の予想は外れた。この件に関して、小生自身は自分を不明とは思ってない。
投手は最多勝、最多セーブ、最多ホールド。野手は首位打者、打点王。これだけの選手がいるチームを優勝と予想するのは自然なことだろう。ところが、2014年にこの好成績を残したのは、最多ホールドの福原以外は全員外国人。この外国人たちの活躍があってこそセリーグ2位。蛇足シリーズで巨人に4連勝。日本シリーズ出場という好成績を残したのだ。
ところが毎年必勝祈願に行く、西宮のえべっさんのご利益もアジア人以外には通用しないらしく、アジア人の呉昇桓と福原は今年もセーブ王ホールド王だが、非アジア人のメッセンジャー、マートン、ゴメスの3人は2015年は大きく成績を落とした。えべっさんのご利益というのは冗談だが、マートンは精神的なところ、ゴメスは相手に研究されたというところか。この3人の成績が今年の阪神の成績に正比例したのだろう。
チーム成績を見ると、防御率、打率、本塁打数、いずれもリーグ5位。それでも、6月から8月の夏場は首位をキープ、今年はイケるかと大いに期待させられた。パリーグの強さが目立った交流戦も、阪神はセリーグでゆいいつ勝ち越して貯金を作った。成績の数字に比例すればBクラスにいてもおかしくない。なぜあの数字で夏に首位を走られたのか。やはりメッセンジャー、能見、藤浪、岩田の4本柱が、それなりにローテーションを守って、故障もなくシーズンを過ごしたからだろう。
今年の阪神の総得点は465点、総失点は550点。85点マイナスである。セリーグでマイナスは5位中日の31点6位DeNAの90点。阪神は最下位DeNAに次ぐ収支決算の悪さである。それでもAクラス3位であった。これは負けるときは大負けして、勝つ時は僅少差で勝ったからだろう。先発投手が崩れたあと、リリーフが火に油であったわけだ。勝つ時は先発→安藤→福原→呉昇桓というパターンで逃げ切ったということ。そう考えると2015年の阪神タイガースは投手の出来、それもリリーフピッチャーの出来しだいであったといってもいいだろう。
一方打撃だが、今年の阪神タイガースは3割バッターは1人もいなかった。二桁本塁打は福留とゴメスに二人だけ。その福留でも20本である。まったく弱体打撃陣である。しかもチャンスに弱く、あの時あそこであと1本ヒットがあれば勝っていた、という試合がいくつあったことか。これはもう、ゴメス、マートンの不調がそのままチームの打撃成績に正比例しているのである。
さて、金本新監督が誕生した。金本知憲氏は選手としては申し分のない実績を残した名選手であったが、コーチ経験もなく指導者としては未知数である。
プロ野球は戦いである。戦いには三つの要素が大切。戦技、戦術、戦略の三つ。戦技=戦いの技。投手の投げた球をどう打つか。バットコントロール、野手のすき間を見抜く眼力、また守備においてはボールを捕球する技術送球する技術、などなど、ひとつひとつのプレーの技術のこと。
戦術=戦いの仕方。ここでスクイズをかけるか。ここはバンドか強振か。この打者は敬遠して次の打者を勝負するか。また、どのあたりで先発ピッチャーを交代させるか。これらは戦術である。
戦略=大局を見る。その試合だけを見るのではなく、優勝という目標を達成するために1シーズンを見通して考える。またもっと遠く、将来的に常勝チームを作るための算段。これが戦略ということになろう。
さて金本新監督にどのあたりまで見てもらうのか。戦技、金本氏の戦技は超一流であったことはいうまでもない。しかし、金本氏は監督だ、実際に戦技=プレーするのは選手である。その選手に直接個々の具体的な指導助言を行うのはコーチである。だれをコーチにやってもらうかだ。
戦術。実際、プロ野球の監督が一番やらなければならないのがこの戦術であろう。金本氏の今までのテレビの解説などを聞くと、この戦術面は安心してよさそうだ。
戦略。金本氏はこれが一番弱いと見る。監督がここまで見なければならないのか。本来はGMの仕事であろう。しかし、阪神は中村GM急逝により、GM制度は置かないとのことである。球団は金本氏に長期政権を約束し長い目でチームを見てくれとのこと。ということは金本新監督はGM兼任監督ということであろうか。不安である。で、フロントが新監督をフォローすることになるのであろうか。もっと不安である。阪神のフロントというと、今のところ本気かどうか判断つきかねるのである。
毎年同じように9月に失速して優勝を逃す。外国人ベテラン頼りで、生え抜きの若手を育てなかった真弓、和田、両監督が悪い。いいや的確な補強をしなかったフロントが悪い。いろいろ悪いもん探しをするが、一番悪いのはわれわれファンである。阪神タイガースを優勝から遠ざけているのは、小生もふくめてファンである。毎年毎年、今年こそ優勝や。過度の期待をかけ、目先の勝利を望み、勝った負けたと一喜一憂。こんなファンの球団の監督なら、計算のできるベテラン外国人を重宝するのは当然だろう。
金本阪神にはじっくりと若手を育ててもらいたい。藤井も引退したし、キャッチャーは梅野を、センターには江越を、マートンもたぶん退団だろう。レフとに伊藤を使え。中継ぎ押さえに歳内、松田を使え。
小生は来年は阪神の優勝を期待しない。Bクラスでもかまわない。なんなら最下位になってもいい。数年後の常勝阪神タイガースを望むのである。
2015年阪神タイガースMVP
投手
藤浪晋太郎 勝ち頭なのだから当然だろう。
野手
福留孝介 福留の一打で勝った試合が何試合あっただろうか。
投手は最多勝、最多セーブ、最多ホールド。野手は首位打者、打点王。これだけの選手がいるチームを優勝と予想するのは自然なことだろう。ところが、2014年にこの好成績を残したのは、最多ホールドの福原以外は全員外国人。この外国人たちの活躍があってこそセリーグ2位。蛇足シリーズで巨人に4連勝。日本シリーズ出場という好成績を残したのだ。
ところが毎年必勝祈願に行く、西宮のえべっさんのご利益もアジア人以外には通用しないらしく、アジア人の呉昇桓と福原は今年もセーブ王ホールド王だが、非アジア人のメッセンジャー、マートン、ゴメスの3人は2015年は大きく成績を落とした。えべっさんのご利益というのは冗談だが、マートンは精神的なところ、ゴメスは相手に研究されたというところか。この3人の成績が今年の阪神の成績に正比例したのだろう。
チーム成績を見ると、防御率、打率、本塁打数、いずれもリーグ5位。それでも、6月から8月の夏場は首位をキープ、今年はイケるかと大いに期待させられた。パリーグの強さが目立った交流戦も、阪神はセリーグでゆいいつ勝ち越して貯金を作った。成績の数字に比例すればBクラスにいてもおかしくない。なぜあの数字で夏に首位を走られたのか。やはりメッセンジャー、能見、藤浪、岩田の4本柱が、それなりにローテーションを守って、故障もなくシーズンを過ごしたからだろう。
今年の阪神の総得点は465点、総失点は550点。85点マイナスである。セリーグでマイナスは5位中日の31点6位DeNAの90点。阪神は最下位DeNAに次ぐ収支決算の悪さである。それでもAクラス3位であった。これは負けるときは大負けして、勝つ時は僅少差で勝ったからだろう。先発投手が崩れたあと、リリーフが火に油であったわけだ。勝つ時は先発→安藤→福原→呉昇桓というパターンで逃げ切ったということ。そう考えると2015年の阪神タイガースは投手の出来、それもリリーフピッチャーの出来しだいであったといってもいいだろう。
一方打撃だが、今年の阪神タイガースは3割バッターは1人もいなかった。二桁本塁打は福留とゴメスに二人だけ。その福留でも20本である。まったく弱体打撃陣である。しかもチャンスに弱く、あの時あそこであと1本ヒットがあれば勝っていた、という試合がいくつあったことか。これはもう、ゴメス、マートンの不調がそのままチームの打撃成績に正比例しているのである。
さて、金本新監督が誕生した。金本知憲氏は選手としては申し分のない実績を残した名選手であったが、コーチ経験もなく指導者としては未知数である。
プロ野球は戦いである。戦いには三つの要素が大切。戦技、戦術、戦略の三つ。戦技=戦いの技。投手の投げた球をどう打つか。バットコントロール、野手のすき間を見抜く眼力、また守備においてはボールを捕球する技術送球する技術、などなど、ひとつひとつのプレーの技術のこと。
戦術=戦いの仕方。ここでスクイズをかけるか。ここはバンドか強振か。この打者は敬遠して次の打者を勝負するか。また、どのあたりで先発ピッチャーを交代させるか。これらは戦術である。
戦略=大局を見る。その試合だけを見るのではなく、優勝という目標を達成するために1シーズンを見通して考える。またもっと遠く、将来的に常勝チームを作るための算段。これが戦略ということになろう。
さて金本新監督にどのあたりまで見てもらうのか。戦技、金本氏の戦技は超一流であったことはいうまでもない。しかし、金本氏は監督だ、実際に戦技=プレーするのは選手である。その選手に直接個々の具体的な指導助言を行うのはコーチである。だれをコーチにやってもらうかだ。
戦術。実際、プロ野球の監督が一番やらなければならないのがこの戦術であろう。金本氏の今までのテレビの解説などを聞くと、この戦術面は安心してよさそうだ。
戦略。金本氏はこれが一番弱いと見る。監督がここまで見なければならないのか。本来はGMの仕事であろう。しかし、阪神は中村GM急逝により、GM制度は置かないとのことである。球団は金本氏に長期政権を約束し長い目でチームを見てくれとのこと。ということは金本新監督はGM兼任監督ということであろうか。不安である。で、フロントが新監督をフォローすることになるのであろうか。もっと不安である。阪神のフロントというと、今のところ本気かどうか判断つきかねるのである。
毎年同じように9月に失速して優勝を逃す。外国人ベテラン頼りで、生え抜きの若手を育てなかった真弓、和田、両監督が悪い。いいや的確な補強をしなかったフロントが悪い。いろいろ悪いもん探しをするが、一番悪いのはわれわれファンである。阪神タイガースを優勝から遠ざけているのは、小生もふくめてファンである。毎年毎年、今年こそ優勝や。過度の期待をかけ、目先の勝利を望み、勝った負けたと一喜一憂。こんなファンの球団の監督なら、計算のできるベテラン外国人を重宝するのは当然だろう。
金本阪神にはじっくりと若手を育ててもらいたい。藤井も引退したし、キャッチャーは梅野を、センターには江越を、マートンもたぶん退団だろう。レフとに伊藤を使え。中継ぎ押さえに歳内、松田を使え。
小生は来年は阪神の優勝を期待しない。Bクラスでもかまわない。なんなら最下位になってもいい。数年後の常勝阪神タイガースを望むのである。
2015年阪神タイガースMVP
投手
藤浪晋太郎 勝ち頭なのだから当然だろう。
野手
福留孝介 福留の一打で勝った試合が何試合あっただろうか。
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ダイエー三宮店の不便な点
ダイエー三宮店が改装した。食品売り場が大きく変った。三宮駅前という立地条件は、小生にとっては通勤途上であり、買物に便利な場所である。週末料理人の小生としては、食材の仕入れにちょくちょくここで買物している。肉野菜魚といった生鮮食材売り場は、スペースも広く、売っている食材も豊富だ。特に精肉売り場が充実している。
大変にけっこうな食品売り場ではあるが、大きな欠点がある。先週の土曜日、椎茸のポタージュスープを作ろうと思って、このダイエー三宮店で買物をした。椎茸、玉ねぎ、じゃがいも、コンソメスープの素を地下2階で買った。ポタージュスープだから生クリームが必要。で、地下2階でいったんレジして、上の階地下1階まで上がってタカナシの生クリームを一個かった。つまり、ダイエー三宮店は乳製品は生鮮食品売り場には売ってないのである。だから肉野菜魚と生クリームチーズバターは売り場が違うのである。一度の買物でレジを2回しなくてはならない。
大変に不便である。生クリームをレジしてくれるパートのおばさんに「不便でんな。そう思いまへんか」といったら、実に複雑な表情をしてはった。
ダイエーの近沢靖英社長さん、一考の必要があると思う。
追記
本日(10月23日)ダイエー三宮店に買い物に行った。その時、判ったのだが、地下2階で買い物して、カゴを持ったまま地下1階に上がって、そこでレジが出来る。レジは一度でOKだった。確かに不便ではないが、違う階なので面倒であることは変わりがない。
大変にけっこうな食品売り場ではあるが、大きな欠点がある。先週の土曜日、椎茸のポタージュスープを作ろうと思って、このダイエー三宮店で買物をした。椎茸、玉ねぎ、じゃがいも、コンソメスープの素を地下2階で買った。ポタージュスープだから生クリームが必要。で、地下2階でいったんレジして、上の階地下1階まで上がってタカナシの生クリームを一個かった。つまり、ダイエー三宮店は乳製品は生鮮食品売り場には売ってないのである。だから肉野菜魚と生クリームチーズバターは売り場が違うのである。一度の買物でレジを2回しなくてはならない。
大変に不便である。生クリームをレジしてくれるパートのおばさんに「不便でんな。そう思いまへんか」といったら、実に複雑な表情をしてはった。
ダイエーの近沢靖英社長さん、一考の必要があると思う。
追記
本日(10月23日)ダイエー三宮店に買い物に行った。その時、判ったのだが、地下2階で買い物して、カゴを持ったまま地下1階に上がって、そこでレジが出来る。レジは一度でOKだった。確かに不便ではないが、違う階なので面倒であることは変わりがない。
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マンマ・ミーア!
監督 フィリダ・ロイド
出演 メリル・ストリープ、アマンダ・サイフリッド、ピアーズ・ブロスナン
ミュージカルである。だから、なんの脈絡もなく、登場人物が歌い踊りだすのである。ミュージカルを見慣れていない人が観ると、大変に違和感を感じるだろう。タモリも同じようなことをいっていた。
明日、結婚式をひかえた娘。バージンロードを父親にエスコートしてもらいたいと思っている。ところが彼女には父親がだれか判らない。母に育ててもらった。母は若いころかなりの発展家。どうも三つまたを掛けていたみたい。母の日記を盗み見た娘は、父親と思われる男3人を結婚式に呼ぶ。
と、まあ、ヘタすりゃ父母娘の愛憎どろどろの話になるところを、極めて能天気な明るい映画にしあがっている。
この母娘は、ギリシャと思われる地中海の小島でホテルを経営している。娘の結婚式だというので、娘の友だちはもちろん、母の友だちも島にやってくる。父親候補のおっさん3人もやって来る。娘の友だちはともかくとして、母の友だち、おばさんというかおばあさんになりかけているお年だが、元気そのもの。母もふくめて歌い踊る。
名女優メリル・ストリーブや元007のピアーズ・ブロスナンたちが、どっか壊れたかと思うほどのはしゃぎっぷりで、全篇にわたって1970年代絶大な人気だったABBAの曲に乗って大さわぎ。楽しい映画ではあったが、少し散漫な印象を受けた。
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石黒浩先生の講演「ロボットと未来社会」を聞いてきた
「ひょうご科学技術トピックスセミナー」に行って来た。場所はハーバーランドの松方ホール。
講師は、大阪大学の石黒浩先生。テーマは「ロボットと未来社会」石黒先生は、ご存知の通り、日本の、というより世界のロボット工学の第一人者。桂米朝師匠のをはじめ、さまざまな人間そっくりなアンドロイドを造ってこられました。ロボットの最先端のお話が聞けると、楽しみにしてハーバーランドまで足を運んだ。
ものすごく面白い講演であった。70分があっという間に過ぎた。
まず、石黒先生の言。「私はロボットには興味はなかった」では、何に興味があったのか。人間に興味があったとのこと。
人間に興味があったので、人間を子細に観察する習慣が身に着いた。これが大切。ロボット工学を極めるには、機械だけを研究していてはダメ。人間そっくりのロボットを造るには人間というものを深く知る必要がある。だから、心理学、脳科学、認知科学も知らなければならない。
ようは、人間とは何かを追及しているわけ。ロボットを人間に極力近づけるにはゴールたる人間を知ることが大切である。今のロボット工学ではロボットに感情を持たすことが可能。こうして人間にそっくりなロボットを造っていくと「不気味の谷間」におちいる。人間そっくりだからこそ、不気味なのだ。それは、「そっくり」だけれど、どこか人間と違うところがある。動きが違う。反応が違う。感情が違う。そっくりだけれど、微妙にどこか違う。だから不気味なのだ。この「不気味の谷間」を超えるロボットが、真に人間そっくりで、しかも不気味でないロボットがいまできつつある。
こうして石黒先生は、近い将来ロボットが社会に溶け込み、人間のパートナーとして存在するようになる。
さすが石黒先生。ロボットがひらくバラ色の未来をマジで信じておられる。SFでよくあるロボットが人間に反乱する。いや反乱するまでもない。こうして社会に多数あるロボットの制御管理をクラウドで一括してやるようになって、そのロボット制御のクラウドに何らかの異変があれば社会は大混乱になるだろう。質疑応答の時間にそのことを先生に聞こうとしたが、手を上げようかと思っているうちに時間が終わった。
面白い有意義な時間を持てた。石黒先生、ありがとうございました。
講師は、大阪大学の石黒浩先生。テーマは「ロボットと未来社会」石黒先生は、ご存知の通り、日本の、というより世界のロボット工学の第一人者。桂米朝師匠のをはじめ、さまざまな人間そっくりなアンドロイドを造ってこられました。ロボットの最先端のお話が聞けると、楽しみにしてハーバーランドまで足を運んだ。
ものすごく面白い講演であった。70分があっという間に過ぎた。
まず、石黒先生の言。「私はロボットには興味はなかった」では、何に興味があったのか。人間に興味があったとのこと。
人間に興味があったので、人間を子細に観察する習慣が身に着いた。これが大切。ロボット工学を極めるには、機械だけを研究していてはダメ。人間そっくりのロボットを造るには人間というものを深く知る必要がある。だから、心理学、脳科学、認知科学も知らなければならない。
ようは、人間とは何かを追及しているわけ。ロボットを人間に極力近づけるにはゴールたる人間を知ることが大切である。今のロボット工学ではロボットに感情を持たすことが可能。こうして人間にそっくりなロボットを造っていくと「不気味の谷間」におちいる。人間そっくりだからこそ、不気味なのだ。それは、「そっくり」だけれど、どこか人間と違うところがある。動きが違う。反応が違う。感情が違う。そっくりだけれど、微妙にどこか違う。だから不気味なのだ。この「不気味の谷間」を超えるロボットが、真に人間そっくりで、しかも不気味でないロボットがいまできつつある。
こうして石黒先生は、近い将来ロボットが社会に溶け込み、人間のパートナーとして存在するようになる。
さすが石黒先生。ロボットがひらくバラ色の未来をマジで信じておられる。SFでよくあるロボットが人間に反乱する。いや反乱するまでもない。こうして社会に多数あるロボットの制御管理をクラウドで一括してやるようになって、そのロボット制御のクラウドに何らかの異変があれば社会は大混乱になるだろう。質疑応答の時間にそのことを先生に聞こうとしたが、手を上げようかと思っているうちに時間が終わった。
面白い有意義な時間を持てた。石黒先生、ありがとうございました。
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ぎせい豆腐
これギセイ豆腐です。犠牲豆腐ではありません。べつに豆腐が犠牲になって、あなたを助けてくれはしません。豆腐はそんなに人は良くありません。確かにカドがあるように見えて、その実やわらかく、人あたりはいいです。冬の寒い時は温かい湯豆腐に、夏の暑い時は冷奴になって、私たちをもてなしてくれます。しかし、豆腐のほとんどは水です。豆腐はああ見えて水くさいんです。親密さをよそおっていますが、ほんとは冷淡です。ですから、あなたがほんとうに困っていても、どたんばになって見捨てることでしょう。
それはさておき、これ擬製豆腐と書きます。擬は擬態の擬です。昆虫が木の枝や花に化けることを擬態といいますね。あの擬態です。もどきという意味です。豆腐を崩して調理して、いろんな「もどき」にするわけですね。卵焼きもどきとか。
さて調理にかかるとしましょう。豆腐はくずしてザルなどに入れ水切りをします。30分は水切りしましょう。
中の具はにんじん、ごぼう、しめじを用意しました。にんじんとごぼうは下ゆでしておきましょう。まず、しめじを空炒りします。しめじは炒ると香りがたちます。ここに下ゆでしたにんじんとごぼうをいれ、塩と砂糖で味をととのえます。もちろんにんじんとごぼうは小さなサイの目に切っておきましょう。にんじんとごぼうをゴロンと長いまま入れたら食べにくいです。
くずした豆腐をボールに入れてください。ここに調味した具、それに卵を一個いれて、ガーとかきまわしてください。
これを卵焼き器に入れて加熱します。下側だけ固まります。えいやっとひっくり返してもいいですが、失敗すると悲惨です。それまでの苦労が水の泡です。弱火で7分ぐらい加熱するといいでしょう。あとは、そのままガスレンジ付属の魚焼きグリルに入れればいいです。あれだと上側が加熱されます。こうして上下固まればでき上がりです。
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