雫石鉄也の
とつぜんブログ
4月30日(月)おじゃる丸
アニメ「おじゃる丸」12本一気見というのをする。いま小生がお気に入りで観ているアニメはこの「おじゃる丸」だけ。とにかくおもしろい。お話のクオリティが大変に高い。そして、こうしてまとめて観るとよくわかるのだが、非常にバラエティに富んでいる。しみじみとした話あり、不条理な話、ファンタジー、童話風、SF、パロディー、スラプスティックギャグ、ホラーなどなど。
原案の犬丸りんさんは惜しくも亡くなられたが、登場するキャラがみんな面白い。全員まともでない。どこか狂気を秘めているか、性格がゆがんでいたり、考え方がズレている。
主人公のおじゃる丸。子供向けの番組の主人公で、かってこんな底意地の悪い邪悪なわがままな主人公がいたであろうか。以下、こんな人にはこんなキャラがお勧め
うすいさちよ→見果てぬ夢を追っている人
けん→天職を求めて転職を繰り返す人
にこりんぼう&おこりんぼう→倒産しそうな会社を立て直そうとしてる人
小鬼3人組→報われぬ仕事にけなげにがんばる人
電ボ→わがままな上司を持って苦労している人
本田先生→体育会系バカ
おとめ先生→底知れぬ狂気の人
こうして改めて観るとほんと、どのキャラもおもしろい。しかし、よく考えると現実にいてもおかしくない。と、いうより実際の社会にこんな人は普通にいる。奇妙奇天烈でありながら、しっかりと現実を反映している。このあたりにこのアニメの制作にあたる人の非凡なものを感じるしだい。
ウィークデーの夕方という会社勤めの人にとっては観にくい時間の放送だが、Gコードで予約録画でもして観ることをお勧めする。それもできればまとめて観ることを。おもしろいから。
阪神VS広島。あ~あ、最下位広島に3連敗。借金生活。昨日はシーツ、今日は金本、今岡、クリーンナップがブレーキじゃ勝てるわけないやん。みんな広島の選手のホームランにやられとる。広島市民球場はホームランが出やすい狭い球場。それやったら慣れとる広島の選手に有利やわな。シーツ、金本も慣れとるはずやけど。そもそも点の入りやすい球場、入りにくい球場があんのがあかんのとちゃうか。どの球場でも条件を同じにするべきやと思いまへんか。ほんま、こんな球技ほかにないで。シュートの入りやすいサッカー場とか、ダンクシュートが入りやすいバスケットコートがあるか。野球はこんなんやからオリンピックからはずされたんや。イライラ。気分わる。
原案の犬丸りんさんは惜しくも亡くなられたが、登場するキャラがみんな面白い。全員まともでない。どこか狂気を秘めているか、性格がゆがんでいたり、考え方がズレている。
主人公のおじゃる丸。子供向けの番組の主人公で、かってこんな底意地の悪い邪悪なわがままな主人公がいたであろうか。以下、こんな人にはこんなキャラがお勧め
うすいさちよ→見果てぬ夢を追っている人
けん→天職を求めて転職を繰り返す人
にこりんぼう&おこりんぼう→倒産しそうな会社を立て直そうとしてる人
小鬼3人組→報われぬ仕事にけなげにがんばる人
電ボ→わがままな上司を持って苦労している人
本田先生→体育会系バカ
おとめ先生→底知れぬ狂気の人
こうして改めて観るとほんと、どのキャラもおもしろい。しかし、よく考えると現実にいてもおかしくない。と、いうより実際の社会にこんな人は普通にいる。奇妙奇天烈でありながら、しっかりと現実を反映している。このあたりにこのアニメの制作にあたる人の非凡なものを感じるしだい。
ウィークデーの夕方という会社勤めの人にとっては観にくい時間の放送だが、Gコードで予約録画でもして観ることをお勧めする。それもできればまとめて観ることを。おもしろいから。
阪神VS広島。あ~あ、最下位広島に3連敗。借金生活。昨日はシーツ、今日は金本、今岡、クリーンナップがブレーキじゃ勝てるわけないやん。みんな広島の選手のホームランにやられとる。広島市民球場はホームランが出やすい狭い球場。それやったら慣れとる広島の選手に有利やわな。シーツ、金本も慣れとるはずやけど。そもそも点の入りやすい球場、入りにくい球場があんのがあかんのとちゃうか。どの球場でも条件を同じにするべきやと思いまへんか。ほんま、こんな球技ほかにないで。シュートの入りやすいサッカー場とか、ダンクシュートが入りやすいバスケットコートがあるか。野球はこんなんやからオリンピックからはずされたんや。イライラ。気分わる。
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4月29日(日) たこやき
ABCラジオ「日曜落語なみはや亭」を聞く。
6代目笑福亭松鶴 たぬき茶屋
小品ながら6代目50代の噺。
昼食はタコヤキ。小生、タコヤキが大好き。高校生のころから日曜日の昼食はタコヤキを焼いていた。縁日なんかに行ってもタコヤキをつい買ってしまう。で、食べて出てくる言葉は「ワシの方がうまい」
タコはぜひ明石のタコを用意したい。モーリタニア産などの海外もんは、もひとつよろしくない。以前、某水族館の学芸員のおにいさんが「明石のタコゆうても他のところのタコとかわらんで」といっていたが、明石のタコはやっぱりうまい。そのおにいさん、自分の水族館の前の海には毎日潜っていて瀬戸内海の生物の生態にはくわしいが、味はようわからん人とちゃうやろか。
明石の「魚の棚商店街」の昼網に買出しに行きたいところだが、時間と予算の都合でパルヤマトでタコを買う。このへんのスーパーではこのパルヤマトが水産物に一番強いのではないだろうか。
生地をつくる。薄力粉をダシで溶く。水で溶いてもいいが、ちゃんと昆布と鰹節でとったダシで薄力粉を溶いた方がだんぜんうまい。薄力粉にはベーキングパウダーを小さじ一杯混ぜておく。卵を溶いて加える。塩少々で軽く味付け。
具はタコはもちろん。ほかに青ねぎ、天かす、桜えび。紅しょうがを入れているお店もあるが、紅しょうがの味がタコヤキ全体を支配してしまうので小生は紅しょうがをタコヤキの具にするのは反対。
タコヤキ器を熱くして油をひく。そこに天かす、青ねぎを入れる。その上から生地を流し込む。先に天かすと青ねぎを入れたのは、加熱されて香ばしくなるから。この時タコをいっしょにいれてもいい。生地を入れてからタコをいれてもいい。ソースはとんかつソースとウースターソースをブレンドしたもの。
あとはソースを塗り青海苔、かつおぶしをトッピングして食べる。うまいタコヤキの3条件というのがある。口に入れたとき最初は表面が香ばしく焼けてパリッ、生地がトロッ、中のタコがコリッ。このパリッ、トロッ、コリッがうまいタコヤキの条件だ。
阪神VS広島。能見が最初から試合をぶち壊しよった。いきなり5点献上。その後、二ケタ安打、チャンスの山を築くも9回に1点を返すのがやっと。シーツがブレーキ。広島に2連敗。でもま、福原が先発でいけそうなのが見えたのが救い。
6代目笑福亭松鶴 たぬき茶屋
小品ながら6代目50代の噺。
昼食はタコヤキ。小生、タコヤキが大好き。高校生のころから日曜日の昼食はタコヤキを焼いていた。縁日なんかに行ってもタコヤキをつい買ってしまう。で、食べて出てくる言葉は「ワシの方がうまい」
タコはぜひ明石のタコを用意したい。モーリタニア産などの海外もんは、もひとつよろしくない。以前、某水族館の学芸員のおにいさんが「明石のタコゆうても他のところのタコとかわらんで」といっていたが、明石のタコはやっぱりうまい。そのおにいさん、自分の水族館の前の海には毎日潜っていて瀬戸内海の生物の生態にはくわしいが、味はようわからん人とちゃうやろか。
明石の「魚の棚商店街」の昼網に買出しに行きたいところだが、時間と予算の都合でパルヤマトでタコを買う。このへんのスーパーではこのパルヤマトが水産物に一番強いのではないだろうか。
生地をつくる。薄力粉をダシで溶く。水で溶いてもいいが、ちゃんと昆布と鰹節でとったダシで薄力粉を溶いた方がだんぜんうまい。薄力粉にはベーキングパウダーを小さじ一杯混ぜておく。卵を溶いて加える。塩少々で軽く味付け。
具はタコはもちろん。ほかに青ねぎ、天かす、桜えび。紅しょうがを入れているお店もあるが、紅しょうがの味がタコヤキ全体を支配してしまうので小生は紅しょうがをタコヤキの具にするのは反対。
タコヤキ器を熱くして油をひく。そこに天かす、青ねぎを入れる。その上から生地を流し込む。先に天かすと青ねぎを入れたのは、加熱されて香ばしくなるから。この時タコをいっしょにいれてもいい。生地を入れてからタコをいれてもいい。ソースはとんかつソースとウースターソースをブレンドしたもの。
あとはソースを塗り青海苔、かつおぶしをトッピングして食べる。うまいタコヤキの3条件というのがある。口に入れたとき最初は表面が香ばしく焼けてパリッ、生地がトロッ、中のタコがコリッ。このパリッ、トロッ、コリッがうまいタコヤキの条件だ。
阪神VS広島。能見が最初から試合をぶち壊しよった。いきなり5点献上。その後、二ケタ安打、チャンスの山を築くも9回に1点を返すのがやっと。シーツがブレーキ。広島に2連敗。でもま、福原が先発でいけそうなのが見えたのが救い。
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4月28日(土) 喧嘩と戦争
子供のいじめが問題になっている。この問題、いじめられて自殺する子供もいて悲惨な結末を向かえることも多々ある。「いじめをなくすには」というテーマでいろんな立場の人が発言しているが、小生が考えるに、いじめをなくすには子供に格闘技を習わすのが一番だと思う。いじめの加害者は、こいつは何をしても反撃しない、と思わせる子供しかいじめない。こいつに手を出したら何するかわからん、こいつに手を出したら痛い目にあうぞ、という子供には絶対手をださないはず。
「男一匹ガキ大将」とか「オス、空手部」とか「ハリスの旋風」とかのいわゆる「番長マンガ」というジャンルの、男の子向けのマンガには、自分より強いやつを求めて次々強敵を打ち倒し日本一の大番長になるマンガがある。しかしそれはマンガの世界だけの話。現実にはそんなアホはいない。もしいたとしても高木義志とか戸川万吉とか石田国松は絶対に弱いものいじめはしない。いじめをしている卑劣な連中は自分より弱いものにしか手を出さないのだ。
いじめてきたヤツは一発どつくに限る。顔面に強烈な一撃を食らわせて前歯の2,3本も折ってやれば二度とそいつは手を出さないだろう。
こういうと日本も北朝鮮にいじめられないように、戦争できる国にしよう、核を持とうという議論になるが、それは違うのではないだろうか。喧嘩と戦争は違う。喧嘩は喧嘩している当事者が納得ずくで喧嘩しているのであって、喧嘩の結果はすべて当事者が負う。喧嘩をする意志を持たない他の人に迷惑が及ぶことはない。銃撃戦をやって流れ弾が当たることもあるが、九州の喧嘩が北海道の人に被害がおよぶことはない。
しかし、戦争は違う。いったん戦争が始まればその国の国民は、戦争する意志がなくても戦争の被害がおよぶ。善良な一般国民を強引に巻き込むのが戦争なのだ。だから戦争はいかんのだ。とはいいつつも小生は戦争は絶対にだめとは思わない。完全志願制の軍隊で、政治、経済、産業、生活などで一般国民にまったく影響を与えずに、軍人以外の人には絶対に迷惑をかけない場所で、例えば地球を遠く離れた他の星で、軍人だけで戦争やるなら、遠慮なくやってもらっても結構だと思う。
「男一匹ガキ大将」とか「オス、空手部」とか「ハリスの旋風」とかのいわゆる「番長マンガ」というジャンルの、男の子向けのマンガには、自分より強いやつを求めて次々強敵を打ち倒し日本一の大番長になるマンガがある。しかしそれはマンガの世界だけの話。現実にはそんなアホはいない。もしいたとしても高木義志とか戸川万吉とか石田国松は絶対に弱いものいじめはしない。いじめをしている卑劣な連中は自分より弱いものにしか手を出さないのだ。
いじめてきたヤツは一発どつくに限る。顔面に強烈な一撃を食らわせて前歯の2,3本も折ってやれば二度とそいつは手を出さないだろう。
こういうと日本も北朝鮮にいじめられないように、戦争できる国にしよう、核を持とうという議論になるが、それは違うのではないだろうか。喧嘩と戦争は違う。喧嘩は喧嘩している当事者が納得ずくで喧嘩しているのであって、喧嘩の結果はすべて当事者が負う。喧嘩をする意志を持たない他の人に迷惑が及ぶことはない。銃撃戦をやって流れ弾が当たることもあるが、九州の喧嘩が北海道の人に被害がおよぶことはない。
しかし、戦争は違う。いったん戦争が始まればその国の国民は、戦争する意志がなくても戦争の被害がおよぶ。善良な一般国民を強引に巻き込むのが戦争なのだ。だから戦争はいかんのだ。とはいいつつも小生は戦争は絶対にだめとは思わない。完全志願制の軍隊で、政治、経済、産業、生活などで一般国民にまったく影響を与えずに、軍人以外の人には絶対に迷惑をかけない場所で、例えば地球を遠く離れた他の星で、軍人だけで戦争やるなら、遠慮なくやってもらっても結構だと思う。
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4月27日(金) 女性専用車
今日の日記はご婦人方から反発を食うことを覚悟の上で書く。この日記でも何度か書いたが小生は左足が痛い。だから電車では出来るだけ座る。たいてい座れる。ところが座れないことがある。その時はしかたがない、足が痛くても立っている。で、隣の車両を見る。隣は女性専用車。すいている。座席もあいている。ところがこっちの車両は座れない。こっちは男性が乗っている上に女性もいる。別に男性専用車ではないのだ。女性専用車ではご婦人方がゆっくりゆったり座っておられる。こっちは男女混合だから空いた座席はなく立っている人がけっこういる。なんか不合理な感じだ。
この女性専用車が各鉄道でできるまで、電車で不愉快な思いをしたご婦人方が多々おられることは分かる。女性専用車ができてホッとしておられるでしょう。小生は男性につき、痴漢という行為がいかに女性の尊厳を傷つけ、絶対許せない犯罪であるかは身を持って知ることはできない。しかし充分に理解しているつもりだ。だから女性専用車の必要性も分かるし、女性専用車以外の車両に乗ったご婦人に不愉快な思いをさせてもいけないことは分かる。しかし、周防正行監督の映画にあるように、いわれなき痴漢の疑いをかけられて冤罪に苦しむ男性も存在することはご理解いただけると思う。で、提案だがいっそのこと電車は完全に男女別々の車両にしたらどうだろうか。それができないなら、これはあくまでご婦人方へのお願い。お願いですよお願い。そんなこと知らないわ。電車に乗るときは私は好きな車両に乗るわ。と、おしゃられればハイそうですかと、いうしかないが、よろしければご婦人方はできるだけ女性専用車に乗っていただけないでしょうか。
この女性専用車が各鉄道でできるまで、電車で不愉快な思いをしたご婦人方が多々おられることは分かる。女性専用車ができてホッとしておられるでしょう。小生は男性につき、痴漢という行為がいかに女性の尊厳を傷つけ、絶対許せない犯罪であるかは身を持って知ることはできない。しかし充分に理解しているつもりだ。だから女性専用車の必要性も分かるし、女性専用車以外の車両に乗ったご婦人に不愉快な思いをさせてもいけないことは分かる。しかし、周防正行監督の映画にあるように、いわれなき痴漢の疑いをかけられて冤罪に苦しむ男性も存在することはご理解いただけると思う。で、提案だがいっそのこと電車は完全に男女別々の車両にしたらどうだろうか。それができないなら、これはあくまでご婦人方へのお願い。お願いですよお願い。そんなこと知らないわ。電車に乗るときは私は好きな車両に乗るわ。と、おしゃられればハイそうですかと、いうしかないが、よろしければご婦人方はできるだけ女性専用車に乗っていただけないでしょうか。
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4月26日(木) 鶏肉とアスパラガスの塩炒め
今日の朝食は中華。メニューは次の通り。
鶏肉とアスパラガスの塩炒め
ワカメの中華スープ
ごはん
きよみオレンジ
鶏肉は胸肉を使う。それの方があっさりして朝食に向く。肉に塩こしょう酒で下味をつける。八角を入れて600Wの電子レンジで3分加熱。鶏の胸肉は加熱するとパサパサするといって嫌う人がいるが、パサパサするのは脂肪分がないから。なければどうするか。加えてやる。ボールに切った肉を入れゴマ油を小さじ一杯ほど振りかけて軽くもむ。
アスパラガスは根元を切り落としツバをピーラーで取って斜めに切る。下ゆではしない。あとは鶏肉と一緒に炒める。味付けは塩、こしょう、酒。片栗粉で軽くとろみをつけてできあがり。なお塩は炒めている途中でパラパラと振り掛けない。空の中華なべに炒め油を入れ、その油に塩を先に入れておく。そうすると塩味がまんべんなくつく。
スープはガラスープの素と味覇を湯で溶きこぶ茶を入れる。NHK「きょうの料理」でグッチ裕三さんがスープを作る時必ずこぶ茶を使っているが賛成。絶対おいしくなるのでお試しあれ。もどしたワカメを入れ刻んだ青ねぎをちらしてできあがり。
ここ2,3日天候不順で肌寒い日が続いていたが。きょうは暖かかった。もうすぐ5月で大型連休。なかなか5月らしいお天気にならなかったが、やっと五月晴れといっていいお天気になりますよね半井小絵さん(小生彼女のファンなのだ。7時28分になるとサンテレビで阪神を見ててもNHKに替えるのだ。もちろん7時半になるとサンテレビに戻す。その間金本のホームランを見逃したことがあった。半井さんかアニキ金本かどっちが見たいか迷うところだ)
連休といっても万年金欠病患者の小生は別にどこに行く予定もなし。タイガースのテレビ観戦、DVDで上方落語鑑賞。ツタヤのレンタルDVDで映画鑑賞。読書。所属しているSFファングループの例会出席。昼寝。料理。原稿書き。と、いったところが連休の予定。こうして見ると豊かな休日にするのも貧しい休日にするのも心がけしだいだなあ。
鶏肉とアスパラガスの塩炒め
ワカメの中華スープ
ごはん
きよみオレンジ
鶏肉は胸肉を使う。それの方があっさりして朝食に向く。肉に塩こしょう酒で下味をつける。八角を入れて600Wの電子レンジで3分加熱。鶏の胸肉は加熱するとパサパサするといって嫌う人がいるが、パサパサするのは脂肪分がないから。なければどうするか。加えてやる。ボールに切った肉を入れゴマ油を小さじ一杯ほど振りかけて軽くもむ。
アスパラガスは根元を切り落としツバをピーラーで取って斜めに切る。下ゆではしない。あとは鶏肉と一緒に炒める。味付けは塩、こしょう、酒。片栗粉で軽くとろみをつけてできあがり。なお塩は炒めている途中でパラパラと振り掛けない。空の中華なべに炒め油を入れ、その油に塩を先に入れておく。そうすると塩味がまんべんなくつく。
スープはガラスープの素と味覇を湯で溶きこぶ茶を入れる。NHK「きょうの料理」でグッチ裕三さんがスープを作る時必ずこぶ茶を使っているが賛成。絶対おいしくなるのでお試しあれ。もどしたワカメを入れ刻んだ青ねぎをちらしてできあがり。
ここ2,3日天候不順で肌寒い日が続いていたが。きょうは暖かかった。もうすぐ5月で大型連休。なかなか5月らしいお天気にならなかったが、やっと五月晴れといっていいお天気になりますよね半井小絵さん(小生彼女のファンなのだ。7時28分になるとサンテレビで阪神を見ててもNHKに替えるのだ。もちろん7時半になるとサンテレビに戻す。その間金本のホームランを見逃したことがあった。半井さんかアニキ金本かどっちが見たいか迷うところだ)
連休といっても万年金欠病患者の小生は別にどこに行く予定もなし。タイガースのテレビ観戦、DVDで上方落語鑑賞。ツタヤのレンタルDVDで映画鑑賞。読書。所属しているSFファングループの例会出席。昼寝。料理。原稿書き。と、いったところが連休の予定。こうして見ると豊かな休日にするのも貧しい休日にするのも心がけしだいだなあ。
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ラギッド・ガール 廃園の天使Ⅱ
飛浩隆 早川書房
「数値海岸」というリゾート地がある。この海岸、アメリカ西海岸にない。東南アジアでもない、オーストラリアでもない。地球上どこにもない。ではどこにあるのか。インターネットの世界にある。そこにはデータ化された人間がレジャーに訪れる。接客するのはネット上のAI。ところが「大途絶」をさかいに人間は一人も「数値海岸」を訪れなくなった。あとにはAIたちが残された。
「数値海岸」を巡る五つの短編が収録されている。小生は表題作の「ラギッド・ガール」がいちばん面白かった。特に「阿形渓」というキャラが秀逸。
SFを読んでいると、この話、別に異星でなくても、あるいは遠未来でなくても、別の次元でなくてもいいのでは。現代の日本でも、江戸時代でも、開拓時代のアメリカ西部でも成り立つ話では、と思うことがある。必要もないのに設定をムリにSFにしている。この作品はまさにSFに設定しなければ成り立たない話。濃密なSFが充満している作品といえよう。SFファンとしてはたまらない。
作者の飛浩隆は現代の日本SFで非常に評価の高い作家の一人。いわば日本SFの旬の作家だ。しかし彼の作品をインターネットもよく知らない、SFはあまり読んだことがない人が読んで面白いだろうか。これは海外作家で飛同様旬の作家で現代最高のSF作家といわれているグレッグ・イーガンにもいえることだが、読者を選ぶ作家だと思う。例えば赤川次郎や西村京太郎しか読んだことがない人が間違って飛やイーガンを新大阪で買って、新幹線の車中で読んで東京まで退屈しないで過ごせるだろうか。
SFもんの小生は飛やイーガンは大切にしなくていけない作家だと思う。今のSFにとって絶対に必要な作家といえよう。しかし彼らのような作家だけではダメだと考える。ひとつのジャンルが栄えるには高さとすそ野の広さがいる。最高峰が雲上遥かに高くそびえ、さらに広大なすそ野を持ってこそ大きな山といえるのだ。飛やイーガンは山頂を高くはするが、はたしてすそ野を広げることができるだろうか。この二人の新作が出れば、必ず早川の年次SFガイドブック「SFが読みたい」で上位にランクされる。ここで評点をつけているのはいずれもSF読みのベテランばかり。いわば身内誉めという感じがいなめない。早川書房さん。次からはSFもんでない人にも評点をつけさせてはいかが。
どんな人が間違って買って新幹線の中で読んでも、東京までの2時間はわれを忘れる時間を提供してくれるSF作家の登場を望む。もちろん飛浩隆やグレッグ・イーガンのような作家の登場もあわせて望む。
「数値海岸」というリゾート地がある。この海岸、アメリカ西海岸にない。東南アジアでもない、オーストラリアでもない。地球上どこにもない。ではどこにあるのか。インターネットの世界にある。そこにはデータ化された人間がレジャーに訪れる。接客するのはネット上のAI。ところが「大途絶」をさかいに人間は一人も「数値海岸」を訪れなくなった。あとにはAIたちが残された。
「数値海岸」を巡る五つの短編が収録されている。小生は表題作の「ラギッド・ガール」がいちばん面白かった。特に「阿形渓」というキャラが秀逸。
SFを読んでいると、この話、別に異星でなくても、あるいは遠未来でなくても、別の次元でなくてもいいのでは。現代の日本でも、江戸時代でも、開拓時代のアメリカ西部でも成り立つ話では、と思うことがある。必要もないのに設定をムリにSFにしている。この作品はまさにSFに設定しなければ成り立たない話。濃密なSFが充満している作品といえよう。SFファンとしてはたまらない。
作者の飛浩隆は現代の日本SFで非常に評価の高い作家の一人。いわば日本SFの旬の作家だ。しかし彼の作品をインターネットもよく知らない、SFはあまり読んだことがない人が読んで面白いだろうか。これは海外作家で飛同様旬の作家で現代最高のSF作家といわれているグレッグ・イーガンにもいえることだが、読者を選ぶ作家だと思う。例えば赤川次郎や西村京太郎しか読んだことがない人が間違って飛やイーガンを新大阪で買って、新幹線の車中で読んで東京まで退屈しないで過ごせるだろうか。
SFもんの小生は飛やイーガンは大切にしなくていけない作家だと思う。今のSFにとって絶対に必要な作家といえよう。しかし彼らのような作家だけではダメだと考える。ひとつのジャンルが栄えるには高さとすそ野の広さがいる。最高峰が雲上遥かに高くそびえ、さらに広大なすそ野を持ってこそ大きな山といえるのだ。飛やイーガンは山頂を高くはするが、はたしてすそ野を広げることができるだろうか。この二人の新作が出れば、必ず早川の年次SFガイドブック「SFが読みたい」で上位にランクされる。ここで評点をつけているのはいずれもSF読みのベテランばかり。いわば身内誉めという感じがいなめない。早川書房さん。次からはSFもんでない人にも評点をつけさせてはいかが。
どんな人が間違って買って新幹線の中で読んでも、東京までの2時間はわれを忘れる時間を提供してくれるSF作家の登場を望む。もちろん飛浩隆やグレッグ・イーガンのような作家の登場もあわせて望む。
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4月25日(水) JR脱線事故から2年
JR西日本の脱線事故から今日でちょうど2年。当時、小生は尼崎の職場に勤務していた。午前中、なんかヘリコプターが頭上をパタパタとたくさん飛び、救急車のサイレンが鳴り響き、周囲が騒然としていた。なにごとかと思ってインターネットを見て脱線事故を知る。この事故から1年前の小生の職場は伊丹。午前中吹田で会議がある時、社用車がなければ、伊丹からあの時間は福知山線の快速に乗って尼崎、尼崎で乗り換えて吹田、というルートで電車に乗ることがよくあった。もし時間が1年ずれていたら小生もあの事故にあっていたかも知れない。
あの事故以来電車の1両目2両目に乗るのが恐くなった。いまでも電車は最後尾か、できるだけ後ろの方の車両に乗るように心がけている。事故のあとしばらくは電車が少々遅れても「効率より安全」と、少しの遅れぐらい許してやろう、という気持ちだった。しかし、今は2,3分遅れただけでイライラしている自分に気がつく。ひょっとするとあの事故の原因を作っていたのはすべてのJR利用者のこのイライラかもしれない。自分もその一人であることが被害にあわれた方々に申し訳なく思う。
所用で福知山線に乗ることが時々ある。事故現場を電車が通過する時は、目を閉じ軽く黙祷するように心がけている。
あの事故以来電車の1両目2両目に乗るのが恐くなった。いまでも電車は最後尾か、できるだけ後ろの方の車両に乗るように心がけている。事故のあとしばらくは電車が少々遅れても「効率より安全」と、少しの遅れぐらい許してやろう、という気持ちだった。しかし、今は2,3分遅れただけでイライラしている自分に気がつく。ひょっとするとあの事故の原因を作っていたのはすべてのJR利用者のこのイライラかもしれない。自分もその一人であることが被害にあわれた方々に申し訳なく思う。
所用で福知山線に乗ることが時々ある。事故現場を電車が通過する時は、目を閉じ軽く黙祷するように心がけている。
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半身の恋
その客は一人で入ってきた。女性が一人で来店することは少ない。誰かと待ち合わせをしているようではない。容姿は全く違う。背の高さも違う。あの娘はもっと小柄だった。体形も違う。ようするに全くの別人ということ。しかし、カウンターの向こうに座っている女性はあの娘としか思えない。
「お久しぶりね」
彼女の方から声をかけてきた。
「サキか」
「だれだと思ったの」
絶句した。六年という歳月は、こんなに人の容姿を変えてしまうのだろうか。それにサキは事故死したと聞いたが。
「幽霊じゃないわよ。足もあるわ。あのころよりちょっと太めの足だけど」
そういわれても別人にしか見えない。
「あなたの脇の下には子供のころ竹馬で突いた傷跡があるでしょう」
子供のころ竹馬の先端で脇の下を突いた。両親以外でこんなことを知っているのはサキだけだ。
「いいお店じゃない。夢が叶ったのね。おめでとう」
「本当にサキか」
「もっとあなたの秘密をしゃべってあげようか」
もう信用するしかない。サキが六年ぶりに私の前に現れたのだ。
「死んだと聞いたが」
「死んだわ。でも生き返ったの」
「六年前の面影はぜんぜんないな」
「あれから苦労したの。女は変わるわ」
私は見習いバーテンダー。サキは大学院で高分子化学を学びながらレストランでアルバイトをしていた。二人は結婚するつもりだった。 当時雇われていた店のオーナーに娘がいた。サキと同い年で遊んでばかりいる娘だった。オーナーは娘と一緒になってくれたら店を譲るといってくれた。自分の店を持ちたかった私には心引かれる話だ。
もうお分かりだろう。ありふれた話だ。店を取るかサキを取るか。私は店を取った。サキは故郷の島根に帰った。オーナーの娘は私と結婚後不倫相手とドライブ中にガードレールに激突。あっけなく死んだ。改めてサキを見る。カウンターを挟んですぐ目の前の彼女は、どう見ても別人としか見えない。しかししゃべり方、雰囲気、しぐさなどはサキそのものだ。中身はサキで肉体だけ別人といえば理解できる。
「奥さんお元気」
「奥さんって」
「このお店のおまけについてきた女」
性格も変わった。サキはこんなイヤミをいう女ではなかった。ま、彼女の性格を変えてしまったのは私だが。
「死んだ」
「そう。ご愁傷様。また来るわ」
正直にいうと私はサキに未練が残っている。自分の店持ちたさにあのような選択をしたが私が本当に愛したのはサキだ。 サキはほぼ毎日店に来るようになった。外見は全く違うが中身はサキそのもの。毎日毎日サキに会う。ここで私は気がついた。これはサキの復讐だ。いくらサキに想いを募らせても私にはもはやどうしようもない。 サキが空のグラスをカウンターに置いた。
「おかわり」
いつもソルティドッグ一杯で帰るサキが初めておかわりをした。新しいソルティドッグをサキの前に置いた。彼女は手を出した。私はサキの手を握ろうとした。サキは手を引っ込めた。私の手はそれ以上伸びない。
「好きな女の手も握れなくなったのね。それにそんな機械の手で握ってほしくないわ」
「知っていたのか」
「知ってるわよ。あなたがこの店の付属物になったことは」
カウンターの内側に直径三〇ミリのステンレスのパイプが渡してある。私に下半身は無い。私の上半身はパイプの上に搭載されている。私はパイプに沿って移動しカウンターの中から接客する。上半身を作ってもらった所で金が尽きた。下半身まで作ってもらうと店の回転資金が無くなる。私は死ぬまでカウンターの中。サキのいった「店の付属物」は正解だ。
「お互い脳だけが残ったのね。私は交通事故。あなたは火災。あなたは身を焦がして店を救った」
「そうだ。二人の女と引き替えに手に入れた店だ。燃やしてたまるか」
「私は脳死した女の肉体に脳だけ移植したわ」
「おれは機械の上半身に脳を移植した」
「お互い脳だけは本物だな」
「そうかしら。さようなら。もうこないわ」
「お久しぶりね」
彼女の方から声をかけてきた。
「サキか」
「だれだと思ったの」
絶句した。六年という歳月は、こんなに人の容姿を変えてしまうのだろうか。それにサキは事故死したと聞いたが。
「幽霊じゃないわよ。足もあるわ。あのころよりちょっと太めの足だけど」
そういわれても別人にしか見えない。
「あなたの脇の下には子供のころ竹馬で突いた傷跡があるでしょう」
子供のころ竹馬の先端で脇の下を突いた。両親以外でこんなことを知っているのはサキだけだ。
「いいお店じゃない。夢が叶ったのね。おめでとう」
「本当にサキか」
「もっとあなたの秘密をしゃべってあげようか」
もう信用するしかない。サキが六年ぶりに私の前に現れたのだ。
「死んだと聞いたが」
「死んだわ。でも生き返ったの」
「六年前の面影はぜんぜんないな」
「あれから苦労したの。女は変わるわ」
私は見習いバーテンダー。サキは大学院で高分子化学を学びながらレストランでアルバイトをしていた。二人は結婚するつもりだった。 当時雇われていた店のオーナーに娘がいた。サキと同い年で遊んでばかりいる娘だった。オーナーは娘と一緒になってくれたら店を譲るといってくれた。自分の店を持ちたかった私には心引かれる話だ。
もうお分かりだろう。ありふれた話だ。店を取るかサキを取るか。私は店を取った。サキは故郷の島根に帰った。オーナーの娘は私と結婚後不倫相手とドライブ中にガードレールに激突。あっけなく死んだ。改めてサキを見る。カウンターを挟んですぐ目の前の彼女は、どう見ても別人としか見えない。しかししゃべり方、雰囲気、しぐさなどはサキそのものだ。中身はサキで肉体だけ別人といえば理解できる。
「奥さんお元気」
「奥さんって」
「このお店のおまけについてきた女」
性格も変わった。サキはこんなイヤミをいう女ではなかった。ま、彼女の性格を変えてしまったのは私だが。
「死んだ」
「そう。ご愁傷様。また来るわ」
正直にいうと私はサキに未練が残っている。自分の店持ちたさにあのような選択をしたが私が本当に愛したのはサキだ。 サキはほぼ毎日店に来るようになった。外見は全く違うが中身はサキそのもの。毎日毎日サキに会う。ここで私は気がついた。これはサキの復讐だ。いくらサキに想いを募らせても私にはもはやどうしようもない。 サキが空のグラスをカウンターに置いた。
「おかわり」
いつもソルティドッグ一杯で帰るサキが初めておかわりをした。新しいソルティドッグをサキの前に置いた。彼女は手を出した。私はサキの手を握ろうとした。サキは手を引っ込めた。私の手はそれ以上伸びない。
「好きな女の手も握れなくなったのね。それにそんな機械の手で握ってほしくないわ」
「知っていたのか」
「知ってるわよ。あなたがこの店の付属物になったことは」
カウンターの内側に直径三〇ミリのステンレスのパイプが渡してある。私に下半身は無い。私の上半身はパイプの上に搭載されている。私はパイプに沿って移動しカウンターの中から接客する。上半身を作ってもらった所で金が尽きた。下半身まで作ってもらうと店の回転資金が無くなる。私は死ぬまでカウンターの中。サキのいった「店の付属物」は正解だ。
「お互い脳だけが残ったのね。私は交通事故。あなたは火災。あなたは身を焦がして店を救った」
「そうだ。二人の女と引き替えに手に入れた店だ。燃やしてたまるか」
「私は脳死した女の肉体に脳だけ移植したわ」
「おれは機械の上半身に脳を移植した」
「お互い脳だけは本物だな」
「そうかしら。さようなら。もうこないわ」
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4月24日(火) 近所の書店
近所の書店が閉店して1年以上経った。その店は阪神大震災で全壊して建て直されたマンションの1階にあった。あとにどんな店が入るのだろうと、前を通るたびに見ているがまだ空き家のまま。 確か大震災から3年ぐらいあとに、その書店は開店した。こんな住宅地の真ん中にぽつんと1軒だけ書店を開いてやっていけるのだろうかと思った。それでも町の小さな書店が次々に閉店していくこのご時世に、新たに書店を開店するという心意気が、本好きの小生としてはうれしく密かに応援していた。ただ、書店としてはごく普通の品揃えで、あまり特徴のある書店ではなかったが。でも、ま、同じ本なら他の書店で買わずその店で買うようにしていた。しかし客の入りは目をおおうばかり。二人以上の客が店の中に居るのを見たことがない。 地下を漫画と文庫の専用売り場としたり、喫茶店を併設して買った本を喫茶店でゆっくり読めるような工夫をしたりと、オーナーは必死の店存続の努力をしているのがよくわかった。結局、その努力もむなしくほどなくその書店は閉店した。オーナーはどんなご仁か知らないが、いつかどこかで必ずや再起されんことを祈る。
阪神VSヤクルト。阪神大雨の中サヨナヤ勝ち。「雨中の戦士(うちゅうのせんし)」なあ~んちゃって。こら!SFファン以外わからんダジャレいうな。正直、負ける思とった。ヤクルトのへたくそな外人外野手さんありがとう。それにしてもジャンが心配。
阪神VSヤクルト。阪神大雨の中サヨナヤ勝ち。「雨中の戦士(うちゅうのせんし)」なあ~んちゃって。こら!SFファン以外わからんダジャレいうな。正直、負ける思とった。ヤクルトのへたくそな外人外野手さんありがとう。それにしてもジャンが心配。
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4月23日(月) 世襲の弊害
4月19日の日記で今度の長崎市長選挙は注目したいといったが、その結果がでた。新顔の元市課長の田上富久氏が、やはり新顔で故伊藤市長の娘婿、横尾誠氏を破って当選した。長崎市民のみなさんはまともな民意の持ち主であった。よその市の市民ながら安心したしだい。
朝日新聞の出口調査によると7割の人が世襲に批判的な見解を示したとか。横尾氏は、故伊藤氏の遺族が喪服を着て選挙カーに乗るなど「弔い合戦」を強調した選挙活動をした。あまりにもあざとく有権者の同情を買う運動をしたことが反感をかったようだ。また政策も「故伊藤市長の遺志を継ぐ」だけでは説得力に欠ける。これをきっかけに、この国にはびこる無意味で有害な世襲が根絶されることを願う。
政治家の子供ではないが、政治家になったらこの国の舵取り役に最適の人物がいるかもしれない。医者の子供ではないが、ブラックジャックか赤ひげかというような医者になれる資質を秘めた人物がいるかもしれない。世襲がはびこるということは、そのような隠れた有能な人材を埋もれたままにしておくことだ。世襲の弊害は大きい。
南京街に立ち寄ってピーナッツオイルを買う。中華料理に使う油はピーナッツオイルが一番いいように小生は思う。屋台の売り子が道行く人に中華点心を勧めている。なぜか小生には声をかけない。なんで神戸の地元民やとわかったんやろか。このへんはしょっちゅう散歩してるから顔をおぼえられたかな。ま、一目で会社帰りとわかるかっこうしてるので、どっから見ても観光客には見えんのやろ。
「日本の話芸」を観る。
笑福亭福笑 江戸荒物
なんだかマクラが長かったような気がする。
朝日新聞の出口調査によると7割の人が世襲に批判的な見解を示したとか。横尾氏は、故伊藤氏の遺族が喪服を着て選挙カーに乗るなど「弔い合戦」を強調した選挙活動をした。あまりにもあざとく有権者の同情を買う運動をしたことが反感をかったようだ。また政策も「故伊藤市長の遺志を継ぐ」だけでは説得力に欠ける。これをきっかけに、この国にはびこる無意味で有害な世襲が根絶されることを願う。
政治家の子供ではないが、政治家になったらこの国の舵取り役に最適の人物がいるかもしれない。医者の子供ではないが、ブラックジャックか赤ひげかというような医者になれる資質を秘めた人物がいるかもしれない。世襲がはびこるということは、そのような隠れた有能な人材を埋もれたままにしておくことだ。世襲の弊害は大きい。
南京街に立ち寄ってピーナッツオイルを買う。中華料理に使う油はピーナッツオイルが一番いいように小生は思う。屋台の売り子が道行く人に中華点心を勧めている。なぜか小生には声をかけない。なんで神戸の地元民やとわかったんやろか。このへんはしょっちゅう散歩してるから顔をおぼえられたかな。ま、一目で会社帰りとわかるかっこうしてるので、どっから見ても観光客には見えんのやろ。
「日本の話芸」を観る。
笑福亭福笑 江戸荒物
なんだかマクラが長かったような気がする。
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フラガール
監督 李相日
出演 松雪泰子 豊川悦司 蒼井優 岸部一徳
小生は料理を趣味とする。料理では「見切り」が大切。野菜を炒めていて「見切り」を誤って炒めすぎるとクタクタの野菜炒めとなる。炒め足らないと硬くて青臭い。揚げ物の油から上げるタイミングも「見切り」が大切。
昭和40年代。東北の炭鉱町。エネルギーは石炭から石油へ。炭鉱労働者たちは次々解雇されていった。町はさびれる一方。そこで町おこしとしてリゾート施設「常盤ハワイアンセンター」が建設されることになった。その施設は町民の雇用確保のためでもあるので、スタッフは元炭鉱関係者があてられる。そのハワイアンセンターの売り物としてフラダンスのショーが企画された。施設の性格上、ダンサーはよそからプロのダンサーを連れてこず、全員地元の素人をダンサーとして養成することになった。
東京からSKDのプロのダンサーがコーチとしてやって来る。コーチはワケありな、はすっぱな気の強い女。彼女の指導のもと炭鉱の女たちはダンサーとして少しづつ成長していく。もちろん、その間、町の人たちの反感、親子喧嘩、友との別れ、コーチと生徒の反目などなど、様々な障害が彼女たちに立ちふさがる。そしてコーチと生徒たちは深い絆で結ばれ、一人前のダンサーとなっていく。そしてオープンの日を向かえる。
「フラガール」はこんな映画である。こっち側に針が振れれば感動、あっち側に針が振れればクサイ。この映画ぎりぎりの線を見事に見切って、少しだけこっち側に針を振らした。実に「見切り」の見事な映画であった。
出演 松雪泰子 豊川悦司 蒼井優 岸部一徳
小生は料理を趣味とする。料理では「見切り」が大切。野菜を炒めていて「見切り」を誤って炒めすぎるとクタクタの野菜炒めとなる。炒め足らないと硬くて青臭い。揚げ物の油から上げるタイミングも「見切り」が大切。
昭和40年代。東北の炭鉱町。エネルギーは石炭から石油へ。炭鉱労働者たちは次々解雇されていった。町はさびれる一方。そこで町おこしとしてリゾート施設「常盤ハワイアンセンター」が建設されることになった。その施設は町民の雇用確保のためでもあるので、スタッフは元炭鉱関係者があてられる。そのハワイアンセンターの売り物としてフラダンスのショーが企画された。施設の性格上、ダンサーはよそからプロのダンサーを連れてこず、全員地元の素人をダンサーとして養成することになった。
東京からSKDのプロのダンサーがコーチとしてやって来る。コーチはワケありな、はすっぱな気の強い女。彼女の指導のもと炭鉱の女たちはダンサーとして少しづつ成長していく。もちろん、その間、町の人たちの反感、親子喧嘩、友との別れ、コーチと生徒の反目などなど、様々な障害が彼女たちに立ちふさがる。そしてコーチと生徒たちは深い絆で結ばれ、一人前のダンサーとなっていく。そしてオープンの日を向かえる。
「フラガール」はこんな映画である。こっち側に針が振れれば感動、あっち側に針が振れればクサイ。この映画ぎりぎりの線を見事に見切って、少しだけこっち側に針を振らした。実に「見切り」の見事な映画であった。
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再会
「それじゃ、また来るよ」
「うん。気をつけて帰れよ。本をありがとう」
彼はディック・フランシスの新作をベッドの上に置いて病室から出て行った。私はこの「競馬シリーズ」のファンで、早川から新作がでたので彼に頼んで買ってきてもらった。
私は趣味で作詞をする。ある市のイメージソングの公募に応募した時最優秀で採用された。作曲の部門の最優秀は彼だった。
表彰式で会って、意気投合し友人となった。職場は違うが職業が同じ中学の教師で、彼が音楽私が国語。家も近くということもあってよくいっしょに飲んだ。彼は酒好きだが、私は身体の都合であまり飲めない。
その後私は持病を悪化させ長期の入院生活に入った。二人の友情は変わらず、退屈な入院生活で、彼の見舞いはなによりの楽しみとなった。別にたいした話はしていない。お互い教員だから学校の話題が一番多い。
毎週日曜日の午後三時頃に彼は来る。私の病室から病院の駐車場が見え、その時間に彼の白い車が見えるのがうれしい。
また日曜日の午後が来た。もうすぐ白い車が駐車場に入ってくるはず。
午後四時になった。彼はまだ来ない。五時になった。まだ来ない。おかしい。こんなことは初めてだ。私が入院してから、彼は毎週日曜ごとに欠かさず見舞いに来てくれている。日曜に予定がある時は土曜日に来る。
何か急用ができたに違いない。別に毎週日曜午後三時に必ず会うべし、との約束をしたわけではない。自然とそうなっただけ。だから気にすることはない。ところが妙な胸騒ぎがする。
どうしても気になってしかたがないので、病院の公衆電話で彼の家に電話した。
彼の細君の話ではいつものように二時半に車で病院に出かけたとのこと。一瞬迷った。細君に彼がまだ病院に来ていないことを告げるべきかどうかを。
何かの事情で病院以外の所に行ったのかもしれない。そこは細君に知られてはまずい所かもしれない。また、考えたくないが事故の可能性もある。細君によけいな心配をかける必要はないのでは。結局、病院に来ていないことを告げた。
その日の夜にまた電話して最悪の事実を知った。事故だった。病院に来る途中、大型トラックと正面衝突。奇跡的に身体は無傷だが頭部を強打。脳死との診断。
彼はドナーカードを持っていた。
その三〇分後に彼は来た。私はただちに手術室に運ばれた。私と彼は手術室で再会した。彼というよりは、彼の一部というべきかも知れない。
重い心臓病で入院していた私は移植手術が成功して退院した。
彼の心臓は私を復職させるに充分な働きをしてくれている。
「うん。気をつけて帰れよ。本をありがとう」
彼はディック・フランシスの新作をベッドの上に置いて病室から出て行った。私はこの「競馬シリーズ」のファンで、早川から新作がでたので彼に頼んで買ってきてもらった。
私は趣味で作詞をする。ある市のイメージソングの公募に応募した時最優秀で採用された。作曲の部門の最優秀は彼だった。
表彰式で会って、意気投合し友人となった。職場は違うが職業が同じ中学の教師で、彼が音楽私が国語。家も近くということもあってよくいっしょに飲んだ。彼は酒好きだが、私は身体の都合であまり飲めない。
その後私は持病を悪化させ長期の入院生活に入った。二人の友情は変わらず、退屈な入院生活で、彼の見舞いはなによりの楽しみとなった。別にたいした話はしていない。お互い教員だから学校の話題が一番多い。
毎週日曜日の午後三時頃に彼は来る。私の病室から病院の駐車場が見え、その時間に彼の白い車が見えるのがうれしい。
また日曜日の午後が来た。もうすぐ白い車が駐車場に入ってくるはず。
午後四時になった。彼はまだ来ない。五時になった。まだ来ない。おかしい。こんなことは初めてだ。私が入院してから、彼は毎週日曜ごとに欠かさず見舞いに来てくれている。日曜に予定がある時は土曜日に来る。
何か急用ができたに違いない。別に毎週日曜午後三時に必ず会うべし、との約束をしたわけではない。自然とそうなっただけ。だから気にすることはない。ところが妙な胸騒ぎがする。
どうしても気になってしかたがないので、病院の公衆電話で彼の家に電話した。
彼の細君の話ではいつものように二時半に車で病院に出かけたとのこと。一瞬迷った。細君に彼がまだ病院に来ていないことを告げるべきかどうかを。
何かの事情で病院以外の所に行ったのかもしれない。そこは細君に知られてはまずい所かもしれない。また、考えたくないが事故の可能性もある。細君によけいな心配をかける必要はないのでは。結局、病院に来ていないことを告げた。
その日の夜にまた電話して最悪の事実を知った。事故だった。病院に来る途中、大型トラックと正面衝突。奇跡的に身体は無傷だが頭部を強打。脳死との診断。
彼はドナーカードを持っていた。
その三〇分後に彼は来た。私はただちに手術室に運ばれた。私と彼は手術室で再会した。彼というよりは、彼の一部というべきかも知れない。
重い心臓病で入院していた私は移植手術が成功して退院した。
彼の心臓は私を復職させるに充分な働きをしてくれている。
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4月22日(日) しびとのかんかん踊り
NHK教育の「知るを楽しむ 歴史に好奇心 日中二〇〇〇年漢字のつきあい」を見る。この番組なかなか面白くひいきにしている。で、小生、長年の勘違いに気がついたしだい。
落語「らくだ」で「しびとのかんかん踊り」のくだりがある。小生、今の今まで「かんかん踊り」とはフレンチ・カンカン、つまり踊り子が足を上げておどるあのカンカンをしびとに踊らすことだと思っていた。番組では5代目柳家小さんの「らくだ」を紹介していた。ここでの小さん師匠は「かんかんのう」としゃべっていた。「かんかんのう」とは江戸末期から明治にかけて流行ったザレ歌。この歌には「カンカン踊り」という踊りがついていたとのこと。確認のため小生が持っている落語のDVDで桂米朝の「らくだ」を観た。米朝師匠は「しびとのかんかん踊り」といっておられた。どうもフレンチ・カンカンとはなんら関係がないようだ。思わぬところで浅学菲才が露見してしまった。
落語「らくだ」で「しびとのかんかん踊り」のくだりがある。小生、今の今まで「かんかん踊り」とはフレンチ・カンカン、つまり踊り子が足を上げておどるあのカンカンをしびとに踊らすことだと思っていた。番組では5代目柳家小さんの「らくだ」を紹介していた。ここでの小さん師匠は「かんかんのう」としゃべっていた。「かんかんのう」とは江戸末期から明治にかけて流行ったザレ歌。この歌には「カンカン踊り」という踊りがついていたとのこと。確認のため小生が持っている落語のDVDで桂米朝の「らくだ」を観た。米朝師匠は「しびとのかんかん踊り」といっておられた。どうもフレンチ・カンカンとはなんら関係がないようだ。思わぬところで浅学菲才が露見してしまった。
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4月21日(土) イヤミなCM
ヨーロッパの某自動車メーカーのCM。ドイツ車だが、小生はこの車は好きだがこのCMは嫌い。
1羽のカラスが路上にクルミを置いた。車に踏んでもらって中身を食べようという算段だろう。ところがそのドイツ車はひらりとクルミをかわして走り去った。なんともイヤミなCMであることか。
このCMは色々問題点のあるCMである。たぶんこのドイツ車のハンドリングの優秀さを訴えたかったのだろう。別の見方をすればクルミ一つ踏めば車のバランスを崩す。だからクルミをよけたのだ。この車はその程度のサスペンションなのか、と小生なら思う。安全運転という観点からも問題がある。車の運転において急ハンドルは極力避けるべきである。このCMは急ハンドルをしている。運転していて路上に障害物があれば、その時運転者は
① 急ブレーキを踏んで障害物の手前で止まる。
② ハンドルを切って障害物をよける。
③ そのまま真っ直ぐ走って障害物を踏んで通る。
この三つの選択を一瞬で判断しなければならない。①②は極力さけたい。③を選択して安全ならば③を選択するのがベスト。クルミ1個ぐらいは③を選択すべきなのは誰でもわかる。このCMに登場するドライバーは②を選択してすました顔をして運転を続けている。まったくバカなドライバーである。
動物愛護という観点からも問題だ。くだんのカラスはごちそうのクルミを手に入れた。中身を食べたいがクルミのカラは硬い。そこでカラスはカラスなりに一生懸命考えた。カラスは鳥の中では賢いとはいえ、しょせん鳥は鳥である。鳥頭でさんざん考えたすえ、道にクルミを置いて通る車に踏んで割ってもらう方法を思いついた。でクルミを置いた。ところが山の中のこととてなかなか車がこない。おなかが減ってたまらん。と、エンジン音が聞こえてきた。1台のドイツ車が走ってきた。やれやれやっとクルミが食べられる。わくわく。ところがそのドイツ車、クルミの直前で体をかわしクルミをさけて走り去った。
この時のカラスの心境を思いやってください。
1羽のカラスが路上にクルミを置いた。車に踏んでもらって中身を食べようという算段だろう。ところがそのドイツ車はひらりとクルミをかわして走り去った。なんともイヤミなCMであることか。
このCMは色々問題点のあるCMである。たぶんこのドイツ車のハンドリングの優秀さを訴えたかったのだろう。別の見方をすればクルミ一つ踏めば車のバランスを崩す。だからクルミをよけたのだ。この車はその程度のサスペンションなのか、と小生なら思う。安全運転という観点からも問題がある。車の運転において急ハンドルは極力避けるべきである。このCMは急ハンドルをしている。運転していて路上に障害物があれば、その時運転者は
① 急ブレーキを踏んで障害物の手前で止まる。
② ハンドルを切って障害物をよける。
③ そのまま真っ直ぐ走って障害物を踏んで通る。
この三つの選択を一瞬で判断しなければならない。①②は極力さけたい。③を選択して安全ならば③を選択するのがベスト。クルミ1個ぐらいは③を選択すべきなのは誰でもわかる。このCMに登場するドライバーは②を選択してすました顔をして運転を続けている。まったくバカなドライバーである。
動物愛護という観点からも問題だ。くだんのカラスはごちそうのクルミを手に入れた。中身を食べたいがクルミのカラは硬い。そこでカラスはカラスなりに一生懸命考えた。カラスは鳥の中では賢いとはいえ、しょせん鳥は鳥である。鳥頭でさんざん考えたすえ、道にクルミを置いて通る車に踏んで割ってもらう方法を思いついた。でクルミを置いた。ところが山の中のこととてなかなか車がこない。おなかが減ってたまらん。と、エンジン音が聞こえてきた。1台のドイツ車が走ってきた。やれやれやっとクルミが食べられる。わくわく。ところがそのドイツ車、クルミの直前で体をかわしクルミをさけて走り去った。
この時のカラスの心境を思いやってください。
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4月20日(金) クレーンと花
少し前、重厚長大産業のさる会社を見学する機会に恵まれた。その会社の一番大きなクレーンは100トン近いものを吊り上げることができる。ものすごく大きなクレーンである。そのクレーンが巨大な鉄の塊を運んでいる様子は現代文明のダイナミズムを感じて、一つの「美」であると思う。その巨大なクレーンが移動するレールの横に紫色の小さな可憐な花が咲いていた。小生、植物音痴でしてどういう名の野草か知らない。スミレかな。ここで写真でお見せすればいいのだが、小生はまだデジカメを持っていません。
人が作り上げた巨大な文明の塊と、そのかたわらにひっそりと咲く名もなき(小生が名を知らんだけ)花。ある種のセンス・オブ・ワンダーを感じたしだい。小生もたわいのないSFもんだ。
人が作り上げた巨大な文明の塊と、そのかたわらにひっそりと咲く名もなき(小生が名を知らんだけ)花。ある種のセンス・オブ・ワンダーを感じたしだい。小生もたわいのないSFもんだ。
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