雫石鉄也の
とつぜんブログ
ガメラ2 レギオン襲来
監督 金子修介
出演 永島敏行、水野美紀、吹越満、藤谷文子、川津祐介、沖田浩之
日本SF大賞を受賞した映画はこの映画だけである。そういう映画だけに、ワシたちSFもんが納得して観られる怪獣映画となっている。
北海道に隕石が落下。落下の痕跡は見られるが隕石本体は発見されない。時同じくして北海道の空に緑色のオーロラが出現。オーロラの調査に来ていた青少年科学館の学芸員が不可解なことに気がついた。「この隕石は落下する直前に制動している」ブレーキをかける隕石?
主役のガメラが出てくるまで、けっこう時間を費やしている。前半はレギオンの設定と描写を必要かつ充分に行われる。与えられた情報を分析して、可能な限りレギオンのことを科学的に説明する。珪素生物であること。電磁波に引き寄せられること。
小型で群れで行動するレギオン。レギオンは草体と呼ばれる巨大植物と共生関係にある。その草体は種子を射出する時大爆発を起こす。その草体が札幌に生えた。そして仙台にも。そうこうしているうちに巨大レギオン出現。このころになってガメラ登場。小型レギオンの群れに襲われてガメラ倒れる。
全編にわたって自衛隊が活躍する。東宝のゴジラシリーズの自衛隊は、やられキャラだが、この映画の自衛隊はちゃんとレギオンに対応している。しかも、この自衛隊の行動は憲法9条に背いてないムネを首相だか官房長官だかがテレビで説明している。自衛隊の動きをていねいに描いているから、リアルに見える。ワシは神戸市民だから阪神大震災をナマで体験している。災害出動の自衛隊を近くで見ていたからよくわかる。
この映画が凡百の怪獣映画と違うところ。それは怪獣にまったく感情を持たせていない点だと思う。人間以外のモノが感情を持っているように表現した映画はある。無機物たる機関車や船が感情を持っているように描いた映画はある。怪獣に感情を持たせた映画もある。ところが、この映画のレギオンもガメラも感情が見えない。それはあたかも地震や台風といった自然現象と同じだと、この映画は描いている。だからガメラは人類の守護者ではない。地球の、地球の自然大系の守護者なのだ。いや守護者ではない。それは体内に侵入した異物に体が拒絶反応を示すといったほうがいいかも知れない。ガメラは地球の白血球なのだ。
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鶏の梅カレー
きょうはちょっと変ったカレーを食べよう。ちょっと前のdancyuで紹介されていたカレーだ。
梅カレー。梅干しを使ったカレーなのである。用意するモノは、カレーソース用として、梅干し、玉ねぎ、トマトジュース、赤とうがらし、ローリエ、クミン、ターメリック、コリアンダー。スパイス類は粒のものを直前に乳鉢で粉にした。香りがぜんぜん違う。あと、にんにくとしょうが。具は鶏もも肉とかぼちゃだ。もちろんごはん。それからシソの葉も欲しい。
まず、赤とうがらしとローリエでフライパンの油に香りと辛さ風味をつける。玉ねぎを入れてあめ色になるまで炒める。15分はがんばろう。にんにくとしょうがをすりおろして水といっしょに加える。水分がなくなるまで炒める。ここでスパイス類を投入。
種を取って包丁でたたいた梅干しとトマトジュースを入れる。トマトジュースは無塩無糖で100パーセント果汁のものが望ましい。なければ自分でトマトをフードプロセッサにかけてジュースを絞ってもいいだろう。梅干しはハチミツ入りとか塩分少な目といったアレンジしたものではなく、昔ながらのしっかり酸っぱい梅干しがいい。
鶏肉とかぼちゃを入れて煮る。とろりとしてきたら火を止めて30分ほど休ませる。さて、30分経った。温めてごはんにかける。しその葉をトッピングしてでき上がり。
これは夏の昼食にぴったり。暑さで弱った身体に、酸味がたいへんに心地よい。カレーとしては簡単にできるからおすすめ。
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ひやしとりそば
夏は冷たいめんがうまい。うどんやそば、そうめんひやむぎもええけど、きょうは中華のめんで行こう。
まず、スープ。本来ならば鶏ガラを煮だしてスープを取るのだが、この暑さで鶏ガラをぐつぐつする気にならず、ガラスープの素と味覇で手ぬきのスープを作った。これを冷蔵庫で冷やしておく。
具のメインは鶏肉。ささみを用意した。酒をふって塩こしょうして蒸す。めんはイカリスーパーで売ってる卵めんだ。器もしっかり冷やしておく。
めんを器に入れ、冷たいスープをはる。ささみをほぐしてのせる。あと、わかめ、とうもろこし、かいわれものせる。
器、スープ、めん、具、ともかく全部をきりきりに冷やしておくことが大切。冷たくてうまいぞ、
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イタリア・ボローニャ国際絵本原画展
毎年吉例、西宮市大谷記念美術館のイタリア・ボローニャ国際絵本原画展に行って来た。
今年は、韓国、台湾、中国といったアジアからの出展が多かった。日本の作家もあったが、もひとつおとなしい。来年はぜひ元気な日本作家の作品を観たい。
美術館をでたあと、打出の焼き鳥屋で夕食。もちろんアルコールも摂取す。ええきげんで帰ってきたら阪神快勝。ますますきげんよろしい。
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野球はピッチャーや
今年のセリーグの天王山は9月8日からの甲子園の対巨人3連戦やろと思うとった。ところが巨人大コケ。でほんまの天王山はきょうからの2位ヤクルト3連戦やろ。
その大事な初戦の先発は藤浪。この藤浪が実に危なげなく完投完封。やっぱ野球はピッチャーやな。川端、山田、畠山とおそろしげなバッターがそろっているヤクルトやけど、藤浪みたいなええピッチャーやったらおさえられるんや。対するヤクルトは先発ロマンが崩れたら、あとロクなピッチャーしか出てこん。9対0の快勝楽勝。
その大事な初戦の先発は藤浪。この藤浪が実に危なげなく完投完封。やっぱ野球はピッチャーやな。川端、山田、畠山とおそろしげなバッターがそろっているヤクルトやけど、藤浪みたいなええピッチャーやったらおさえられるんや。対するヤクルトは先発ロマンが崩れたら、あとロクなピッチャーしか出てこん。9対0の快勝楽勝。
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とつぜんSFノート 第70回
子供のころはよくテレビを観た。もちろんインターネットなんてない時代だった。動画を観る手段は映画とテレビしかなかった。映画は映画館に出かけなければならない。テレビは家のお茶の間(うわっ、なつかし。いまこんなこというのかな)で、ねころんで観られる。しかも、あのころのテレビはものすごく面白かった。テレビそのものが珍しい時代だったから、どんなモノでも面白いと感じたのか、はたまた、当時のテレビ番組製作者の方が有能だったのか。たぶん後者だろう。
今は、もう、完全に日本のテレビから絶滅したが、昔はアメリカ産のテレビドラマが多くあった。「パパはなんでも知っている」「奥さまは魔女」といったホームドラマ。「ローハイド」「ララミー牧場」などの西部劇。「サンセット77」「ルート66」といった青春ドラマ。いろいろあったが、そのころからSFもんであった小生にとって、一番印象に残っているのは、やはりSFドラマだ。
特に熱心に観ていたのは、次の2本。両方ともアーウィン・アレン製作のSFテレビドラマだ。
まず「宇宙家族ロビンソン」この番組、小生の記憶が正しければ、一般に人気をはくした「逃亡者」とかわりばんこでの放映であった。「逃亡者」は大人気となったが、小生たちSFもんにとって「逃亡者」は「宇宙家族ロビンソン」の邪魔をするだけの番組であった。そういえば、金曜日、夜8時、10チャンネルもかわりばんこの放送であった。なにとなにかというと「プロレス」と「ディズニーランド」のかわりばんこであった。こちらのほうは両方とも好きだったので両方楽しみだった。「プロレス」は力道山全盛のころで本気でプロレスは真剣勝負と思って観ていた。
「ディズニーランド」はアナハイムにあるテーマパークを元に創られたテレビ番組だった。「開拓の国」「未来の国」「冒険の国」「おとぎの国」と四つの種類があって、番組冒頭にウォルト・ディズニーご本人が出てきてホスト役を務めていた。「開拓の国」は西部劇、「未来の国」はSF、「冒険の国」は自然ドキュメント、「おとぎの国」はアニメだった。
さて「宇宙家族ロビンソン」だ。これは宇宙ホームドラマといっていいかな。日本版の番組監修は福島正実さんだった。
お父さん、お母さん、長女、次女、長男のロビンソン一家とパイロットのお兄さん一行が移住するため、アルファ・ケンタウリを目指す。登場人物はこの6人だけではない。密航者がいた。ドクター・スミス。この男がこのお話の悪役である。悪役といっても、決定的な悪さをするわけでもなく小悪党といったところか。しかし、このドクター・スミスという名前。別にいいんだけど、どうしてもレンズマンのドク・スミスを思い起こしてしまう。
ドクター・スミス、この移住計画を妨害するために、この一行に紛れ込んだのだが、あまり有能な工作員ではない。破壊工作というより意地悪をロビンソン一家に仕掛ける。番組内の立位置は悪役だから、憎まれ役のはずだが、このドクター・スミスあんまり憎たらしくない。妙に愛嬌があって、中年のおっさんではあるが、なんかかわいい。この番組の一番の人気キャラは、なんといっても、このドクター・スミスだった。
それにこの手のSFドラマに欠かせないのがロボットだ。フライデーという観測用ロボットが出ていたが、このフライデーと映画「禁断の惑星」のロビーとよく似ていたな。
もう1本のアーウィン・アレンのSFテレビドラマは「原子力潜水艦シービュー号」その名の通り海が見える潜水艦である。船首に展望窓が付いていて、潜水中に艦内から外の海が見える。
この艦、魚雷発射菅や核ミサイル発射設備を備えているから、立派な軍艦のはずだが、どうもアメリカ海軍の指揮下にはないようだ。戦う相手はソ連ではなく、宇宙から飛来したベムや、海底からわいて出た化け物がシービュー号の喧嘩相手。
「宇宙家族ロビンソン」が宇宙を舞台にしたホームドラマでパパ、ママ、おねえちゃん ぼくが登場人物。「シービュー号」は提督、艦長、副長、機関長といった連中が出てくる。男ばかり。プロの軍人ばかりが奇態な事態に対処する。
ちなみにこの「シービュー号」小説版が発行された。ノベライズしたのは、なんとシオドア・スタージョン。スタージョンが「原子力潜水艦シービュー号」を書く。違和感ありまくりであった。幻想的な作風で知られるスタージョンが「原子力潜水艦」?なんといっていいかな。山尾悠子が「亡国のイージス」、大藪春彦が「伊豆の踊子」を書いたような違和感であった。
この2本のあとに「宇宙大作戦」の放送が始まった。いうまでもなく「スタートレック」である。
今は、もう、完全に日本のテレビから絶滅したが、昔はアメリカ産のテレビドラマが多くあった。「パパはなんでも知っている」「奥さまは魔女」といったホームドラマ。「ローハイド」「ララミー牧場」などの西部劇。「サンセット77」「ルート66」といった青春ドラマ。いろいろあったが、そのころからSFもんであった小生にとって、一番印象に残っているのは、やはりSFドラマだ。
特に熱心に観ていたのは、次の2本。両方ともアーウィン・アレン製作のSFテレビドラマだ。
まず「宇宙家族ロビンソン」この番組、小生の記憶が正しければ、一般に人気をはくした「逃亡者」とかわりばんこでの放映であった。「逃亡者」は大人気となったが、小生たちSFもんにとって「逃亡者」は「宇宙家族ロビンソン」の邪魔をするだけの番組であった。そういえば、金曜日、夜8時、10チャンネルもかわりばんこの放送であった。なにとなにかというと「プロレス」と「ディズニーランド」のかわりばんこであった。こちらのほうは両方とも好きだったので両方楽しみだった。「プロレス」は力道山全盛のころで本気でプロレスは真剣勝負と思って観ていた。
「ディズニーランド」はアナハイムにあるテーマパークを元に創られたテレビ番組だった。「開拓の国」「未来の国」「冒険の国」「おとぎの国」と四つの種類があって、番組冒頭にウォルト・ディズニーご本人が出てきてホスト役を務めていた。「開拓の国」は西部劇、「未来の国」はSF、「冒険の国」は自然ドキュメント、「おとぎの国」はアニメだった。
さて「宇宙家族ロビンソン」だ。これは宇宙ホームドラマといっていいかな。日本版の番組監修は福島正実さんだった。
お父さん、お母さん、長女、次女、長男のロビンソン一家とパイロットのお兄さん一行が移住するため、アルファ・ケンタウリを目指す。登場人物はこの6人だけではない。密航者がいた。ドクター・スミス。この男がこのお話の悪役である。悪役といっても、決定的な悪さをするわけでもなく小悪党といったところか。しかし、このドクター・スミスという名前。別にいいんだけど、どうしてもレンズマンのドク・スミスを思い起こしてしまう。
ドクター・スミス、この移住計画を妨害するために、この一行に紛れ込んだのだが、あまり有能な工作員ではない。破壊工作というより意地悪をロビンソン一家に仕掛ける。番組内の立位置は悪役だから、憎まれ役のはずだが、このドクター・スミスあんまり憎たらしくない。妙に愛嬌があって、中年のおっさんではあるが、なんかかわいい。この番組の一番の人気キャラは、なんといっても、このドクター・スミスだった。
それにこの手のSFドラマに欠かせないのがロボットだ。フライデーという観測用ロボットが出ていたが、このフライデーと映画「禁断の惑星」のロビーとよく似ていたな。
もう1本のアーウィン・アレンのSFテレビドラマは「原子力潜水艦シービュー号」その名の通り海が見える潜水艦である。船首に展望窓が付いていて、潜水中に艦内から外の海が見える。
この艦、魚雷発射菅や核ミサイル発射設備を備えているから、立派な軍艦のはずだが、どうもアメリカ海軍の指揮下にはないようだ。戦う相手はソ連ではなく、宇宙から飛来したベムや、海底からわいて出た化け物がシービュー号の喧嘩相手。
「宇宙家族ロビンソン」が宇宙を舞台にしたホームドラマでパパ、ママ、おねえちゃん ぼくが登場人物。「シービュー号」は提督、艦長、副長、機関長といった連中が出てくる。男ばかり。プロの軍人ばかりが奇態な事態に対処する。
ちなみにこの「シービュー号」小説版が発行された。ノベライズしたのは、なんとシオドア・スタージョン。スタージョンが「原子力潜水艦シービュー号」を書く。違和感ありまくりであった。幻想的な作風で知られるスタージョンが「原子力潜水艦」?なんといっていいかな。山尾悠子が「亡国のイージス」、大藪春彦が「伊豆の踊子」を書いたような違和感であった。
この2本のあとに「宇宙大作戦」の放送が始まった。いうまでもなく「スタートレック」である。
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忘れられた巨人
カズオ・イシグロ 土屋政雄訳 早川書房
傑作「わたしを離さないで」から10年。カズオ・イシグロの新作長編である。映画も名作な「日の名残」では、端整静謐な上流階級の執事の物語。「わたしを離さないで」では深いテーマを含んだSF。代表作といわれている作品は、1作ごとにおもむきが違う。さて、この新作はどうかな。
アーサー王崩御後のブリテン島。かってはブリトン人とサクソン人が争っていたが、今は平和が保たれている。
ブリトン人の老夫婦、アクセルとベアトリスは息子にあうため村を出て旅に出る。
道中、鬼に噛まれて村を出た少年、サクソン人の戦士、アーサー王の甥だという老騎士たちと出会い、旅をともにする。深い知恵を持っているとされる老神父に会うため修道院に立ち寄る。
アクセルとベアトリスをはじめとする、この物語の登場人物たちは、頭なの中にモヤがかかったようだ。なにか大事なことがあるんだが忘れている。昔、あの人とは関わりがあったような気がするが、思い出せない。この記憶の喪失に関わっているとされるのが、この世界に常にたちこめている霧。その霧は雌竜クエリグが吐き出している息だ。
と、いうように、この作品はファンタジーである。鬼が跋扈し、世界を支配する竜、いわくありげな僧がいる謎の修道院。不思議な少年。強い戦闘力を持つ戦士。アーサー王の血を引く老騎士。ファンタジーの道具立ては揃っている。しかし、頭にモヤがかかっているのは登場人物だけではない。この作品、読者の頭にもモヤをかけるのだ。トールキンやルイス、はたまたムアコックのファンタジーを読むように読めばいいのか。はたまた、この作品、ファンタジーの姿をしているが、ほんとうは違うのか。
「わたしを離さないで」でもそうだったが、イシグロは親切な作家ではない。どう読むか、彼は何をいいたいのか、そういったことをいわない作家だ。そこのところは読者が考えて結論を出すしかない。
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野球はバッターや
野球はピッチャーやゆうけど、野球はバッターやちゅうことが思い知らされた試合やったな。阪神打線、やっぱりマエケンを打つ崩せず。広島打線、岩田に対してエルドレッドの一発だけで、岩田を打てず。結局、マエケン、岩田、4安打づつ。そのうちの岩田はホームランが含まれていた。やっぱ野球はバッターや。ピッチャー岩田はよう投げた。けど、バッター岩田は5回のバント失敗。あれがあかんかったな。ピッチャー岩田にあっぱれ。バッター岩田に喝。
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歩道橋
歩道橋ってありますね。みなさん、あれ、使ってますか。わたしはめったに使いません。下に信号があれば、歩道橋ではなく横断歩道で車道を通ります。
歩道橋って、その名の通り橋じゃないですか。それも道路の上を渡る橋だから、とうぜん階段を上がらなければなりません。3次元の空間移動が必要です。横断歩道ですと、平面の移動ですから、2次元の移動でOK。ずっと楽です。中には空中に架ける橋ではなく、地下をくぐるタイプもありますが、あれは入るときは下がりますが、出るときは上がるのですから、歩道橋と同じ3次元移動です。
人間、しんどいのと楽なのがあれば、楽な方を選ぶのはあたりまえです。歩道橋も安からぬ税金で造られているわけでしょう。通る人がめったにいない歩道橋を見るたびに、どうもしゃくぜんとしない思いをいだいているのは、わたしだけでしょうか。なんとかもっと良い工夫はありませんかね。
歩道橋って、その名の通り橋じゃないですか。それも道路の上を渡る橋だから、とうぜん階段を上がらなければなりません。3次元の空間移動が必要です。横断歩道ですと、平面の移動ですから、2次元の移動でOK。ずっと楽です。中には空中に架ける橋ではなく、地下をくぐるタイプもありますが、あれは入るときは下がりますが、出るときは上がるのですから、歩道橋と同じ3次元移動です。
人間、しんどいのと楽なのがあれば、楽な方を選ぶのはあたりまえです。歩道橋も安からぬ税金で造られているわけでしょう。通る人がめったにいない歩道橋を見るたびに、どうもしゃくぜんとしない思いをいだいているのは、わたしだけでしょうか。なんとかもっと良い工夫はありませんかね。
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アメリカン・スナイパー
監督 クリント・イーストウッド
出演 ブラッドリー・クーパー、シエナ・ミラー
主人公クリス・カイルは実在の人物である。これはアメリカ映画である。監督のイーストウッドはアメリカ人である。80をこえて、おとろえぬ創作意欲、しかも創る映画創る映画、水準以上の秀作。クリント・イーストウッドに対して畏敬の念を抱かずにはおけない。しかし、イーストウッドはアメリカ人。その限界を見た映画であった。
冒頭、狙撃用ライフルの照準器に映るのは、女性と子供。カイルは引き金に指をかけた。そこで場面が変る。カイルの少年時代。父親から狩猟を教わる。長じてカイルは海軍に入隊。海軍の特殊部隊シールズに狙撃兵として配属される。
非常に優秀な狙撃兵となったカイルは、百発百中の狙撃でたびたび味方の危機を防ぎ、「レジェンド=伝説」と呼ばれる。
そんなカイルも本国に帰れば、父であり夫である。狙撃兵ではないカイルは、レジェンドだ英雄だといわれるが、戦場でのストレスか血圧が上が170下が110高血圧である。しかも、犬に殴りかかったり、病院で怒鳴り散らす。おかしな言動をするようになる。そんなカイルは4度もイラクに派遣され。敵方の狙撃兵ムスタファと対峙する。
映画の最後、カイルは帰還兵に殺される。その死は英雄として遇され、大がかりな追悼式典が行われる。
アメリカ人の視点で描かれるイラクの対タリバン戦争である。大国アメリカとイラクの過激派。そもそも真っ当な戦争にはならない。使っている軍用車からして違う。アメリカは軍用車両ハマー。対するタリバン側はトヨタの中古車。タリバンの肩を持つつもりはまったくないが、アメリカと一戦交えようと思えば、テロという手段しかない。お互いに宣戦布告して行う戦争をアメリカ相手にできるところは限られた大国しかない。
敵方の狙撃兵ムスタファも死ぬが、ムスタファはカイルのように英雄として扱われ、多くの人にその死を悼まれ、大がかりな追悼式典を営まれたのか。ムスタファもカイル同様、自らの愛する「祖国」に殉じたのである。確かにムスタファはアメリカを始め西欧諸国(日本もこの中に入っている)から見ればテロリスト=悪者であるが、その立場はカイルと同じである。カイルの死の扱いを描写したのであるから、ムスタファの死の扱いも描写すべきであった。このあたりがイーストウッドのアメリカ人としての限界か。
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ささみともやしの中華あえもの
食事のメニューを考える時、メインのメニューはわりとパッと思いつく。ところが副菜というかサイドメニューでいつも頭を悩ませる。メインメニューはだいたいが肉や魚といった動物性タンパク質になることが多いので、サイドメニューは野菜を多く使いたい。
きょうのメインメニューは鶏肉とカシューナッツの炒め物。鶏つくしと行こう。サイドメニューはあっさりとしたものがいい。ささみを使う。野菜はもやしと青ネギだ。
もやしは根っこのひげを取る。ものすごく面倒くさい作業ではあるが、ひげを取ったほうがだんぜんおいしい。青ネギは斜め切りにして、ちょっと塩して水にさらす。青ネギ大好きな人はそのままでもいいだろう。ささみは塩こしょうして紹興酒をふって電子レンジで加熱する。そんなに長い時間しなくてもいい。ささみのピンクが消え白くなっていればOK。600Wで2分というところか。この時八角を1個か2個入れておくといかにも中華らしい香りがしてプロの味になる。
加熱したささみは細かくほぐす。レンジから出した時耐熱容器の底に汁がたまっているだろう。この汁は鶏肉のうまみが出た汁なので捨てないように。
さて、ドレッシングを作ろう。酢、醬油、ゴマ油。1対1対1の割合だから簡単。これにさっきの汁を混ぜる。このドレッシングで、ささみ、もやし、青ネギを和えたらできあがり。
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野球はこうして勝つんや
きようは首位阪神が5位DeNAに、野球はこうして勝つんや、と、お手本を示したような試合やった。1回、先頭バッターが出塁。2番が送って3番タイムリーで先制点。4回クリーンナップの一発で中押し点。5回相手ピッチャーの不調につけこんで、とどめの1点。で、こっちの先発は8回まで投げて1失点の好投。9回守護神が三者凡退におさえて勝つ。野球はこうして勝つんや。
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鶏肉とじゃがいものオーブン焼き
ものすごく簡単でなおかつおいしい料理なのだ。鶏肉とじゃがいもをオーブンで焼くだけ。技術もコツもなんにもいらない。どんな料理オンチでもおいしくできるのだ。
用意する食材は鶏肉、今回は手羽元を使った。じゃがいも。メークインでも男爵でもどっちでもよろしい。それにハーブ。ローズマリーとタイムだ。ローズマリーはベランダで栽培している。このローズマリー、ずいぶん長いことウチにいる。あと、調味料はオリーブオイルと塩こしょう。
手羽元にオリーブオイルをぬってしばし置く。この手羽元とジャガイモをオーブンで焼くわけだが、肉といもができるだけ接触した方がいい。取っ手の取れるフライパンを使った。ダッチオーブンならこのまま火にかければいいわけだな。
フライパンに手羽元とじゃがいもをキチキチに入れる。ローズマリー、タイム、それににんにくも入れて、200度のオーブンで20分ほど焼く。
焼けたら、皿に盛り、新しいローズマリーを飾ろう。焼けてやわらかくなったにんにくを肉といもにつけて食べる。おいしいぞ。
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DeNA相手にええリハビリになったわい
しっかし、アズマエビスでギタギタにされた阪神やけど、次のカードがDeNAで良かったな。ええリハビリになったわい。相手先発の三嶋も、リリーフにたった須田、長田もぱっとせんピッチャーやった上に、バックの野手がエラーミスで足ひっぱりよる。おかげで鳥谷はホームラン出てたらサイクルヒット、このところ当たりが止まってたゴメスも複数ヒット。こっちの先発岩崎は7回2失点で充分合格。呉昇桓を出すまでもなく勝った。
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