B-SELSの9/26付「日記」で取り上げられていたペルーの「赤盤」を買った。実を言うとペルーの「赤盤」は既に持っていたのだが、Sさんの「日記」を読んで、同じペルー盤でも全くの別物らしいことが分かったのだ。
「日記」によると B-SELS の「赤盤」は全面 UKマザーでジャケも全面コーティングとのことだが、私がネットで買ったペルーの「赤盤」は手書きの独自マトで(←型番の横に COPIA と彫られており、不思議に思って調べてみたらラテン語で“複製”っていう意味やった...)ジャケにもコーティングは一切施されていない。
しかし何よりも引っ掛かったのはSさんが“力強い良い音だ” と褒めておられたこと。私の手持ちの「赤盤」は確かに音はデカいが硬質で潤いのないパサついた音で、私の好きな音ではない。しかし一番問題なのは「I Want To Hold Your Hand」の途中で急に音がガラッと変わってしまったり、曲間部分で他の曲の転写のような音がハッキリと聞こえたり、「Ticket To Ride」のイントロ部分で片チャンネルがオフになったりと、聴いててイライラするような要素が満載なことだ。こんな不良品、よぉリリースしよったなぁ... と呆れるレベルなんである。ローカル・リカットに当たり外れがあるのは重々承知しているが、これほど酷いハズレ盤に当たることは滅多にない。とまぁそんなワケで、「日記」を見た翌々日に B-SELS へ行ってきた。
私:今日は「日記」に書いてはったペルーの「赤盤」を聴かせて下さい。
Sさん:えっ? shiotchさん確か「赤盤」持ってはったんじゃ...
私:私のは何か偽物っぽいんですわ。音がおかしいんです。ブートちゃうかと疑ってしまうレベルですよ。
Sさん:そうなんですか...
私:「日記」に書いてはったUKマザーの盤って Deep Groove あります?
Sさん:はい、ありますよ。
私:やっぱり。私のは無いですもん。何か偽物臭がプンプンしますわ...
Sさん:じゃあとりあえずウチのを聴いてみましょう。
私:(A①「Love Me Do」が流れる...)おぉ、エエじゃないですか! 1つ1つの音がシャキッとしてますね。
Sさん:ちょっとチリチリ言いますけどキズは無いんですよ。
私:溝の奥に埃でもたまってるんですかね?
Sさん:よ~く見ると薄っすらとビニ焼けしてるでしょ? 南米の盤って高温多湿で盤とビニールがくっついちゃうんですよ。シールド盤でもビニ焼けありましたからね。
私:確かにありましたねぇ。
Sさん:コレなんかまだマシな方で、サンドイッチ・カヴァーなんて密閉されてますもんね。
私:ハハハ、確かに。でも私はこの程度のチリパチなら全然問題ないですよ。
Sさん:A④「She Loves You」A⑤「I Want To Hold Your Hand」と続く怒涛のヒット曲...
私:スピーカーからエネルギーが迸り出るのが目に見えるようです。これは凄い!
Sさん:いやぁ、ホンマによぉ出来たLPですね。
私:何と言っても最初に聴いたのがコレですから。
Sさん:凄いところから入ったんですね(笑)
私:(B①「A Hard Day’s Night」の“ジャーン!!!” を聴いて...)おぉ、これは強烈!
Sさん:エエですねぇ...(^.^)
私:12弦ギターの音が瑞々しいです。エンディングのアルペジオなんかもう煌めいてますやん。UKの初回マト盤も持ってますけど、こっちの方がパワーを感じますね。
Sさん:同じ UK マザーでもさすがのペルー盤ということですね。
私:C①「Help!」のジョンの叫びも強烈やなぁ...
Sさん:この面も音がしっかりしてて言うことなしですね。
私:C③「We Can Work It Out」も力が漲ってます。
Sさん:良いですねぇ、ホンマに。
私:D①「Nowhere Man」、もうたまらんたまらん(≧▽≦) 引き込まれますねぇ、このジョンの声。
Sさん:素晴らしいです、この音。
私:このペルー盤、ステレオでもこれだけの迫力が出せるというお手本のような音作りですよ。
Sさん:(満面の笑みで頷く)
私:それにしても「Nowhere Man」から始まって「Michelle」「In My Life」「Girl」「Paperback Writer」「Eleanor Rigby」と続く曲の並び、もう神すぎますよ!!! ジョンとポールっていう2人の天才がバチバチと火花散らしてる様子が見事に音溝に刻まれてますね。
Sさん:いやぁ~、もう圧倒されます。
私:良い音で聴くと良い音楽が更に素晴らしく聞こえるという絶好の例ですね、このペルー盤。私の偽物盤(笑)の方は明らかに腰高なサウンドですが、こちらの本物盤は遥かにどっしりとしてて重心の低いサウンドです。これいただきますわ。
Sさん:えっ、いいんですか?
私:もちろんです! これ聴いてしもうたらもうあんなブートまがいのアホバカ盤聴けませんわ。
「日記」によると B-SELS の「赤盤」は全面 UKマザーでジャケも全面コーティングとのことだが、私がネットで買ったペルーの「赤盤」は手書きの独自マトで(←型番の横に COPIA と彫られており、不思議に思って調べてみたらラテン語で“複製”っていう意味やった...)ジャケにもコーティングは一切施されていない。
しかし何よりも引っ掛かったのはSさんが“力強い良い音だ” と褒めておられたこと。私の手持ちの「赤盤」は確かに音はデカいが硬質で潤いのないパサついた音で、私の好きな音ではない。しかし一番問題なのは「I Want To Hold Your Hand」の途中で急に音がガラッと変わってしまったり、曲間部分で他の曲の転写のような音がハッキリと聞こえたり、「Ticket To Ride」のイントロ部分で片チャンネルがオフになったりと、聴いててイライラするような要素が満載なことだ。こんな不良品、よぉリリースしよったなぁ... と呆れるレベルなんである。ローカル・リカットに当たり外れがあるのは重々承知しているが、これほど酷いハズレ盤に当たることは滅多にない。とまぁそんなワケで、「日記」を見た翌々日に B-SELS へ行ってきた。
私:今日は「日記」に書いてはったペルーの「赤盤」を聴かせて下さい。
Sさん:えっ? shiotchさん確か「赤盤」持ってはったんじゃ...
私:私のは何か偽物っぽいんですわ。音がおかしいんです。ブートちゃうかと疑ってしまうレベルですよ。
Sさん:そうなんですか...
私:「日記」に書いてはったUKマザーの盤って Deep Groove あります?
Sさん:はい、ありますよ。
私:やっぱり。私のは無いですもん。何か偽物臭がプンプンしますわ...
Sさん:じゃあとりあえずウチのを聴いてみましょう。
私:(A①「Love Me Do」が流れる...)おぉ、エエじゃないですか! 1つ1つの音がシャキッとしてますね。
Sさん:ちょっとチリチリ言いますけどキズは無いんですよ。
私:溝の奥に埃でもたまってるんですかね?
Sさん:よ~く見ると薄っすらとビニ焼けしてるでしょ? 南米の盤って高温多湿で盤とビニールがくっついちゃうんですよ。シールド盤でもビニ焼けありましたからね。
私:確かにありましたねぇ。
Sさん:コレなんかまだマシな方で、サンドイッチ・カヴァーなんて密閉されてますもんね。
私:ハハハ、確かに。でも私はこの程度のチリパチなら全然問題ないですよ。
Sさん:A④「She Loves You」A⑤「I Want To Hold Your Hand」と続く怒涛のヒット曲...
私:スピーカーからエネルギーが迸り出るのが目に見えるようです。これは凄い!
Sさん:いやぁ、ホンマによぉ出来たLPですね。
私:何と言っても最初に聴いたのがコレですから。
Sさん:凄いところから入ったんですね(笑)
私:(B①「A Hard Day’s Night」の“ジャーン!!!” を聴いて...)おぉ、これは強烈!
Sさん:エエですねぇ...(^.^)
私:12弦ギターの音が瑞々しいです。エンディングのアルペジオなんかもう煌めいてますやん。UKの初回マト盤も持ってますけど、こっちの方がパワーを感じますね。
Sさん:同じ UK マザーでもさすがのペルー盤ということですね。
私:C①「Help!」のジョンの叫びも強烈やなぁ...
Sさん:この面も音がしっかりしてて言うことなしですね。
私:C③「We Can Work It Out」も力が漲ってます。
Sさん:良いですねぇ、ホンマに。
私:D①「Nowhere Man」、もうたまらんたまらん(≧▽≦) 引き込まれますねぇ、このジョンの声。
Sさん:素晴らしいです、この音。
私:このペルー盤、ステレオでもこれだけの迫力が出せるというお手本のような音作りですよ。
Sさん:(満面の笑みで頷く)
私:それにしても「Nowhere Man」から始まって「Michelle」「In My Life」「Girl」「Paperback Writer」「Eleanor Rigby」と続く曲の並び、もう神すぎますよ!!! ジョンとポールっていう2人の天才がバチバチと火花散らしてる様子が見事に音溝に刻まれてますね。
Sさん:いやぁ~、もう圧倒されます。
私:良い音で聴くと良い音楽が更に素晴らしく聞こえるという絶好の例ですね、このペルー盤。私の偽物盤(笑)の方は明らかに腰高なサウンドですが、こちらの本物盤は遥かにどっしりとしてて重心の低いサウンドです。これいただきますわ。
Sさん:えっ、いいんですか?
私:もちろんです! これ聴いてしもうたらもうあんなブートまがいのアホバカ盤聴けませんわ。