“ピカデリーDVDで振り返るポール2017ジャパン・ツアー” もいよいよ後半戦に突入だ。過去の日本公演では日によってほんの少しセットリストが異なることがあり、その微妙な違いが各公演の見どころ聴きどころになっていたが、今回のドーム2日目も例外ではなく、セトリが他の日と少し変えられていた。
中盤のアコースティック・セット最初の曲がこの日だけ「ウィー・キャン・ワーク・イット・アウト」ではなく「アイヴ・ジャスト・シーン・ア・フェイス」にスイッチされていたことには特に違和感を感じないが(←これに「アナザー・デイ」も含めてアコギの定番曲やもんね...)、オープニングの「ハード・デイズ・ナイト」に続く2曲目がこの日だけ “アウト・ゼア・ツアー” で耳タコ(笑)の「セイヴ・アス」というのはちょっと肩透かしを食った感じ。私が現地組だったら “何か前回と変わり映えせんなぁ... 「ジュニアズ・ファーム」はどこ行ったんや???” と思っただろう。そういえば2015年の時もドーム2日目だけオープニング・ナンバーが「マジカル・ミステリー・ツアー」ではなく2013年と同じ「エイト・デイズ・ア・ウィーク」で、ファンの間で“エイトの日”って呼ばれてたっけ。
今回のドーム3日間ではラス前のアンコール・ナンバーとして初日は「バースデー」、3日目は「ゲット・バック」と日替わりでアッパーなキラー・チューンが選ばれており、この日は「アイ・ソー・ハー・スタンディング・ゼア」がセット・イン。ノリの良い曲で盛り上げておいて “モウソロソロ...” →「アビーロード・メドレー」という流れはもはや様式美の世界と言っていいと思う。
I Saw Her Standing There / Paul McCartney 29 April 2017 Tokyo Dome JAPAN ポールマッカートニー
セトリの違い以外でこのドーム2日目の一番の聴きどころと言えば「1985」だろう。この日はいつもと違ってポールが左手でピアノを連打し “That's the note... and that's the riff...” と言いながら曲に入っていくのだが、コレがもうめちゃくちゃクールでカッコイイのだ。一部の隙もなく完成されたエンターテイメント・ショーというのがポールのライヴの売りだが、だからこそと言うべきか、このようなちょっとしたアドリブ・プレイが斬新に耳に響くのだろう。
1985 That's the note...and that's the RIFF Rare Cool Intro / Paul McCartney 29April2017 Tokyo JAPAN
武道館で発症(?)したポールの“カタカナ英語病” は日本滞在中にどんどん進行していったようで、“ビィトル ズゥ”“ポォル マカァトニィ” では飽き足らず、「マイ・ヴァレンタイン」の曲紹介MCで嫁さんのことを“ナンシィ” と発音して自分でウケていたのが笑えた。私的にはカタカナ英語乱発はあまり好きではないが、ポールのこういうお茶目な一面は大好きだ。
Paul McCartney - My Valentine (live at Tokyo Dome) 29.04.2017
このように見どころ聴きどころ満載のドーム2日目をバッチリ収録したピカデリーのDVDだが、ドーム初日よりも断然見やすい映像で(←さすがに武道館には負けるが...)奇声も十分許容レベルなので観ていてストレスを感じることはほとんどない。ドーム初日が75点ならこちらは85点あげてもいいと思う。ブートCDの方は極上オーディエンスやらイヤモニやらマトリクスやらで百花繚乱の様相を呈しているが、ブートDVDに関してはピカデリー・サーカス・レーベルの一人勝ちと言っていいだろう。やっぱり映像はあった方がエエぞう(^.^)
【ボクハ ポォル マカァトニィ...】
【オッス!】
【コノ キョクハ コンカイ ハツ コーカイ...】
【I'm not even fifty...(寒っ)】
【She was just seventeen ♪】
中盤のアコースティック・セット最初の曲がこの日だけ「ウィー・キャン・ワーク・イット・アウト」ではなく「アイヴ・ジャスト・シーン・ア・フェイス」にスイッチされていたことには特に違和感を感じないが(←これに「アナザー・デイ」も含めてアコギの定番曲やもんね...)、オープニングの「ハード・デイズ・ナイト」に続く2曲目がこの日だけ “アウト・ゼア・ツアー” で耳タコ(笑)の「セイヴ・アス」というのはちょっと肩透かしを食った感じ。私が現地組だったら “何か前回と変わり映えせんなぁ... 「ジュニアズ・ファーム」はどこ行ったんや???” と思っただろう。そういえば2015年の時もドーム2日目だけオープニング・ナンバーが「マジカル・ミステリー・ツアー」ではなく2013年と同じ「エイト・デイズ・ア・ウィーク」で、ファンの間で“エイトの日”って呼ばれてたっけ。
今回のドーム3日間ではラス前のアンコール・ナンバーとして初日は「バースデー」、3日目は「ゲット・バック」と日替わりでアッパーなキラー・チューンが選ばれており、この日は「アイ・ソー・ハー・スタンディング・ゼア」がセット・イン。ノリの良い曲で盛り上げておいて “モウソロソロ...” →「アビーロード・メドレー」という流れはもはや様式美の世界と言っていいと思う。
I Saw Her Standing There / Paul McCartney 29 April 2017 Tokyo Dome JAPAN ポールマッカートニー
セトリの違い以外でこのドーム2日目の一番の聴きどころと言えば「1985」だろう。この日はいつもと違ってポールが左手でピアノを連打し “That's the note... and that's the riff...” と言いながら曲に入っていくのだが、コレがもうめちゃくちゃクールでカッコイイのだ。一部の隙もなく完成されたエンターテイメント・ショーというのがポールのライヴの売りだが、だからこそと言うべきか、このようなちょっとしたアドリブ・プレイが斬新に耳に響くのだろう。
1985 That's the note...and that's the RIFF Rare Cool Intro / Paul McCartney 29April2017 Tokyo JAPAN
武道館で発症(?)したポールの“カタカナ英語病” は日本滞在中にどんどん進行していったようで、“ビィトル ズゥ”“ポォル マカァトニィ” では飽き足らず、「マイ・ヴァレンタイン」の曲紹介MCで嫁さんのことを“ナンシィ” と発音して自分でウケていたのが笑えた。私的にはカタカナ英語乱発はあまり好きではないが、ポールのこういうお茶目な一面は大好きだ。
Paul McCartney - My Valentine (live at Tokyo Dome) 29.04.2017
このように見どころ聴きどころ満載のドーム2日目をバッチリ収録したピカデリーのDVDだが、ドーム初日よりも断然見やすい映像で(←さすがに武道館には負けるが...)奇声も十分許容レベルなので観ていてストレスを感じることはほとんどない。ドーム初日が75点ならこちらは85点あげてもいいと思う。ブートCDの方は極上オーディエンスやらイヤモニやらマトリクスやらで百花繚乱の様相を呈しているが、ブートDVDに関してはピカデリー・サーカス・レーベルの一人勝ちと言っていいだろう。やっぱり映像はあった方がエエぞう(^.^)
【ボクハ ポォル マカァトニィ...】
【オッス!】
【コノ キョクハ コンカイ ハツ コーカイ...】
【I'm not even fifty...(寒っ)】
【She was just seventeen ♪】