2007'04.24 (Tue) 01:53
昔の人は言いました。
「このアニメ、ご存知ですか?『らき☆すた』です。京都アニメーションの、『らき☆すた』。
同じ様な毎日を繰り返しながら、少しづつ豊かになっていく作品です。そんな風に(以下略)」
この名セリフ通り。
今回の『らき☆すた』。本気で楽しく、面白いです。
つうかね。
今回は、こなたのこのセリフに全部持っていかれました。
「愛だよ」
そう、『愛』なんですよ!
愛だよ、愛。もうこなたんのセリフに全てを持っていかれてやられてしまった。愛こそ全て。『らき☆すた』最高!愛してる!うひょー!(壊れた)
今週のらき☆すたの感想を一言でいうと、「ちょっ、おまwww」でした。
ちょっ、おまwww。なにこのパロディっぷり。
1話でのパロディネタはガイルくらい。
2話では太鼓の達人@ハルヒとか、SHUFFLEとかケロロ軍曹とか出てきましたが、その「固有名詞」をキャラクターが口にすることはなく、作中の背景にこっそり出てる様な普通のパロディの枠内でした。
しかしこの3話。
キャラが金田一やコナン、ビアンカなどの「固有名詞」を口にしたり、クロマティやらぱにぽにを思いっきりパロッた絵を出してきたりと大盤振る舞い。金田一の件の時にかがみが「それは色々な意味でヤバイって」と口にしていましたが、これ見てた僕の心境もそれと同じ。このパロディは色々な意味でヤバイってww。まさに「ちょっ、おまwww」でした。
このパロディネタを段々と強化していくという手口は、非常に素晴らしいです。
1話・2話と見て、こなたが筋金入りのオタクさんだと分かったから、このパロディネタも製作側の作為が全然感じられない、むしろこなたが普通に会話(をちょっと誇張)したらこうなった、というような錯覚に陥ってしまいます―――つうか京アニ、異常じゃね?
パロディネタって作者の作為が絡んできて、それが作品の世界観すらも侵食しちゃってもうなんだか……っていうデメリットがあるけど、代わりに「ちょっ、おまwww」とか「おいおいwww」なんていう合いの手入れられるメリットがありまして。視聴者参加型というか、視聴者がいなければ成り立たないのです。作中のキャラクターは自分らの言動を「パロディ」だなんて当然思っていない訳で、視聴者がソレと認識して初めてパロディと成り得る。つまりパロディは、作品と受け手がいて初めて成立するものなのです。
逆にこのデメリット、「作者の作為」というのは、つまり作者を直に感じ取れるようになることなのですが、これはある意味メリットでもあるのです。
作者を直に感じ取れるからこそ作品世界そのものも把握が困難になる、みたいなのがデメリットなのですが、作者を直に感じ取るということは、逆に作品そのものが非常に近くなることでもあります。フィクションとして向こう側に存在する作品そのものが、その作者が、一気にコッチ側に来てくれるのです。自分たちが現実世界で知ってることをネタにしたり、思ったことをネタにしてくれたりすると、その作者を『リアルに』感じることが出来るのです。
で。普通は作者の作為なのですが、この作品の場合は1話2話のタメが効いていて、作者の作為ではなく『こなたのフツウ』みたいに感じられる、ここがヤバイのです。
つまりですね、パロディネタってのは作者をある程度こっち側に引きずり込むモノでもあるのですが、『らき☆すた』は作者の作為が、というかこのパロディネタの作者がまるでこなたのように見せかけてるので、「こなた」をある程度こっち側に引きずり込んでいるような感覚になるのです。
そしてこっちに引きずり込まれたこなたは僕らに「愛だよ」とか言ってきてそれを聞いた僕らはうひょーって!
だけどパロディって、現実世界には存在しない、どのジャンルだろうと絶対に「作品」にしか存在しないので、引きずり込んでおきながらも『作品』に却って限定させてしまう罠。罠というか狙い。なんだよ京アニさん、どうしたいんだよ。近づかせて、離れて。離れて、近づかせて。は、まさか、俺の愛を試そうとしてるんじゃっ!
フィクションのキャラがフィクションの役でフィクションの物語を演じていて、そのフィクションの役のキャラの趣味に沿ったフィクションをパロディしたネタがフィクションの作中で使われていて、それがあまりにもフィクションの作中のキャラに合ってるから、このフィクションを作り出した製作側の作為をそんなに感じ取らずに済む―――さて僕は今、何回フィクションと書いたでしょう?
今週はこなたんの「愛だよ」発言に脳内の全てがやられてしまったのでこれで終わりです。こなたんが「世の中お金じゃ買えない物もあるんだよ」って言ってましたが、それを手に入れた気分です。つまり「愛」です。こんな内容でも、書き直して消しまくってたら5・6時間かかりました(えー)。これも「愛」なんです、きっと多分もしかして。
あ、あと、先週の予告どおり、
「かがみたんハァハァ(;´Д`)」
勿論これも「愛」ですよぉ?
WEB拍手を送る
あとなんか、基本一話一ヶ月ペースで話が進んでるみたいなんで、最終回は卒業式っぽいですね。
あと夏服の方がいいのですキャワイイw。
「このアニメ、ご存知ですか?『らき☆すた』です。京都アニメーションの、『らき☆すた』。
同じ様な毎日を繰り返しながら、少しづつ豊かになっていく作品です。そんな風に(以下略)」
この名セリフ通り。
今回の『らき☆すた』。本気で楽しく、面白いです。
つうかね。
今回は、こなたのこのセリフに全部持っていかれました。
「愛だよ」
そう、『愛』なんですよ!
愛だよ、愛。もうこなたんのセリフに全てを持っていかれてやられてしまった。愛こそ全て。『らき☆すた』最高!愛してる!うひょー!(壊れた)
【More】
今週のらき☆すたの感想を一言でいうと、「ちょっ、おまwww」でした。
ちょっ、おまwww。なにこのパロディっぷり。
1話でのパロディネタはガイルくらい。
2話では太鼓の達人@ハルヒとか、SHUFFLEとかケロロ軍曹とか出てきましたが、その「固有名詞」をキャラクターが口にすることはなく、作中の背景にこっそり出てる様な普通のパロディの枠内でした。
しかしこの3話。
キャラが金田一やコナン、ビアンカなどの「固有名詞」を口にしたり、クロマティやらぱにぽにを思いっきりパロッた絵を出してきたりと大盤振る舞い。金田一の件の時にかがみが「それは色々な意味でヤバイって」と口にしていましたが、これ見てた僕の心境もそれと同じ。このパロディは色々な意味でヤバイってww。まさに「ちょっ、おまwww」でした。
このパロディネタを段々と強化していくという手口は、非常に素晴らしいです。
1話・2話と見て、こなたが筋金入りのオタクさんだと分かったから、このパロディネタも製作側の作為が全然感じられない、むしろこなたが普通に会話(をちょっと誇張)したらこうなった、というような錯覚に陥ってしまいます―――つうか京アニ、異常じゃね?
パロディネタって作者の作為が絡んできて、それが作品の世界観すらも侵食しちゃってもうなんだか……っていうデメリットがあるけど、代わりに「ちょっ、おまwww」とか「おいおいwww」なんていう合いの手入れられるメリットがありまして。視聴者参加型というか、視聴者がいなければ成り立たないのです。作中のキャラクターは自分らの言動を「パロディ」だなんて当然思っていない訳で、視聴者がソレと認識して初めてパロディと成り得る。つまりパロディは、作品と受け手がいて初めて成立するものなのです。
逆にこのデメリット、「作者の作為」というのは、つまり作者を直に感じ取れるようになることなのですが、これはある意味メリットでもあるのです。
作者を直に感じ取れるからこそ作品世界そのものも把握が困難になる、みたいなのがデメリットなのですが、作者を直に感じ取るということは、逆に作品そのものが非常に近くなることでもあります。フィクションとして向こう側に存在する作品そのものが、その作者が、一気にコッチ側に来てくれるのです。自分たちが現実世界で知ってることをネタにしたり、思ったことをネタにしてくれたりすると、その作者を『リアルに』感じることが出来るのです。
で。普通は作者の作為なのですが、この作品の場合は1話2話のタメが効いていて、作者の作為ではなく『こなたのフツウ』みたいに感じられる、ここがヤバイのです。
つまりですね、パロディネタってのは作者をある程度こっち側に引きずり込むモノでもあるのですが、『らき☆すた』は作者の作為が、というかこのパロディネタの作者がまるでこなたのように見せかけてるので、「こなた」をある程度こっち側に引きずり込んでいるような感覚になるのです。
だけどパロディって、現実世界には存在しない、どのジャンルだろうと絶対に「作品」にしか存在しないので、引きずり込んでおきながらも『作品』に却って限定させてしまう罠。罠というか狙い。なんだよ京アニさん、どうしたいんだよ。近づかせて、離れて。離れて、近づかせて。
フィクションのキャラがフィクションの役でフィクションの物語を演じていて、そのフィクションの役のキャラの趣味に沿ったフィクションをパロディしたネタがフィクションの作中で使われていて、それがあまりにもフィクションの作中のキャラに合ってるから、このフィクションを作り出した製作側の作為をそんなに感じ取らずに済む―――さて僕は今、何回フィクションと書いたでしょう?
今週はこなたんの「愛だよ」発言に脳内の全てがやられてしまったのでこれで終わりです。こなたんが「世の中お金じゃ買えない物もあるんだよ」って言ってましたが、それを手に入れた気分です。つまり「愛」です。こんな内容でも、書き直して消しまくってたら5・6時間かかりました(えー)。これも「愛」なんです、きっと多分もしかして。
あ、あと、先週の予告どおり、
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あと夏服の方がいいのですキャワイイw。
はじめまして、アニメ・マンガ・ライトノベルのレビューを検索するサイト
アニマライトを運営する高橋と申します。
このたび、貴サイト「りとまて!」を訪問し、アニメ関連レビューを興味深く読ませていただきました。考察的な部分が特に面白かったです。らきすたはパロディっぷりにギアが入ってきた印象がありますね。ハヤテといいらきすたといい、パロディが楽しめる作品は私は大好きです。
実はこの度お願いがあるのですが、もしよろしければ相互リンクをお願いできないでしょうか。
取り急ぎなのですが、こちら側で貴サイト紹介ページを用意させていただきました。
http://www.anima-light.jp/?PAGE=reviewer_info&SRC_ID=1821
現在、当サイトでは取り扱い作品数855、検索可能レビュー数は65279、
定期巡回サイト数は3399です。今後、データを充実させアクセス数を向上させてゆく予定です。
お忙しい中恐縮ではありますが、相互リンクについてご検討頂けると幸いです。
サイト紹介文の変更などご希望がありましたら、お気軽にお伝え下さい。
[email protected]
それではどうかよろしくお願い申し上げます。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
アニメ・マンガ・ライトノベルのレビュー検索エンジン
ANIMA-LIGHT
URL : http://www.anima-light.jp/
EMAIL : [email protected]
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アニマライトを運営する高橋と申します。
このたび、貴サイト「りとまて!」を訪問し、アニメ関連レビューを興味深く読ませていただきました。考察的な部分が特に面白かったです。らきすたはパロディっぷりにギアが入ってきた印象がありますね。ハヤテといいらきすたといい、パロディが楽しめる作品は私は大好きです。
実はこの度お願いがあるのですが、もしよろしければ相互リンクをお願いできないでしょうか。
取り急ぎなのですが、こちら側で貴サイト紹介ページを用意させていただきました。
http://www.anima-light.jp/?PAGE=reviewer_info&SRC_ID=1821
現在、当サイトでは取り扱い作品数855、検索可能レビュー数は65279、
定期巡回サイト数は3399です。今後、データを充実させアクセス数を向上させてゆく予定です。
お忙しい中恐縮ではありますが、相互リンクについてご検討頂けると幸いです。
サイト紹介文の変更などご希望がありましたら、お気軽にお伝え下さい。
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それではどうかよろしくお願い申し上げます。
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URL : http://www.anima-light.jp/
EMAIL : [email protected]
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アニマライト 高橋 | 2007年04月24日(火) 13:32 | URL | コメント編集
かがみんLOVE
がんばる学生 | 2008年01月09日(水) 12:12 | URL | コメント編集
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各人の抱える、色々な形の「愛」を描いてきた第3話。…いや、そこ、笑うなよ(笑)。あ?オレも笑ってっか?(笑) まーこじつけかも知れんけど、ED曲のタイトルもそうだしねぇ。懸賞にかける愛、6月に実を結ぶ
2007/04/24(火) 08:57:57 | Old Dancer's BLOG
おはようございます、だんちです。TVKにて「らき☆すた」第3話を見ましたので、
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2007/04/26(木) 00:32:41 | Anime in my life 1号店
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2007/04/26(木) 11:00:28 | 【非公式】世界日本ハムの哀れblog@非公式
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2007/04/26(木) 21:49:55 | 電撃JAP
コンプティーク 2007年 05月号 [雑誌]冬服から夏服へ・・・今日から制服の衣替え。こなたあたりが間違えて冬服着てくるのでは・・・と妄想してクスリと笑うカガミ。その時、部屋をノックして妹のつかさが入ってきた。・・・冬服だった(笑)。
2007/04/27(金) 01:51:05 | ゲームやアニメについてぼそぼそと語る人
コンプティーク 2007年 05月号 [雑誌]冬服から夏服へ・・・今日から制服の衣替え。こなたあたりが間違えて冬服着てくるのでは・・・と妄想してクスリと笑うカガミ。その時、部屋をノックして妹のつかさが入ってきた。・・・冬服だった(笑)。
2007/04/27(金) 01:51:42 | ゲームやアニメについてぼそぼそと語る人
「ひだまりスケッチ」第9話「9月4日 裏新宿の狼」を見た。関西地方では、まだ、ひだまりスケッチをやっているんですよ。…………おい、「らき☆すた」は?………いやぁ、ひだまりスケッチは、Kanonの始まる前に、ぼーっと眺めていただけなので、ほとんど記憶になかった
2007/04/28(土) 20:13:24 | 丈・獅子丸の咆哮 (新館)
こんばんは、たこーすけです。「らき☆すた」第3話を視聴しましたので、その感想を書きたいと思います。原作は未読です。以下、「らき☆すた」第3話までの内容、ネタバレを含みます。未見の方は御注意下さい。Last modified: 2007-04-29 23:40
2007/04/30(月) 00:10:24 | たこーすけの、ちょろっと感想
初回、2回に比べてなんか勢いがついてきたのかな? OPってなんかのお菓子のCMと
2007/05/07(月) 23:06:28 | ミーハー日記
第3話「いろいろな人たち」を見ました。動画はこちら↓ 第3話 1/3 第3話 2/3 第3話 2/3以下、ネタばれを含むので、注意。アハ☆MADをいろいろと見ていたので
2007/06/18(月) 20:28:54 | YouTubeアニメ動画
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