夏休みに保護者といっしょに科学実験や手芸などを選んでする体験教室が小学校であり、ちょうど休みだった僕が小2むすこといっしょに参加してきたようすです。
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というわけで、10円玉と1円玉の電池の作り方をご紹介します。
小2むすこが夏休み前に、10円玉と1円玉で作る電池の材料で用意する物が説明されたプリントを持ってきました。10円玉と1円玉は各3枚以上、キッチンペーパー、塩がとけきらない濃さの濃い食塩水を用意するとのこと。
実験に準備していくことは、キッチンペーパーを10円玉からはみ出ない大きさに切って、濃い食塩水を入れたビンに漬けて持っていくことでした。
ジャムの空きビンに、塩が溶けきらない濃さの濃い塩水を作って、10円玉からはみ出ない大きさの丸く切ったキッチンペーパーを漬けました。
場所は理科室で行なわれ、授業が始まると電子オルゴールが配られました。これが小銭で作った電池で鳴るのか、みんな興味津々です。
電子オルゴールの配線のプラス(赤)とマイナス(黒)のつなげ方を間違うとこわれてしまうことがあるそうなので注意が必要です。ろ紙(キッチンペーパー)は10円玉と1円玉の間だけはさんで、10円玉と1円玉をふやす場合は1円玉の次に10円玉を重ねます。
電子オルゴールのプラス(赤)の配線に、10円玉 ⇒ 塩水をふくませたキッチンペーパー ⇒ 1円玉 ⇒ 10円玉・・・のくりかえしの後、1円玉に電子オルゴールのマイナス(黒)の配線をつなぐと、メロディが鳴りはじめます。こんな簡単な仕組みの電池で、実際に鳴ると感動しますね~。
10円玉 ⇒ 塩水を含ませたキッチンペーパー ⇒ 1円玉 をたくさん積み重ねれば電流量が多くなって、電子オルゴールが良く鳴るようになります。また、マイナス(黒)の配線を積み重ねた小銭の途中にずらすと音が弱くなることがわかります。
電子オルゴールを鳴らした後の10円玉の表面は化学反応で変色しています。先生の話によると、1円玉も化学反応しているけど化学反応した表面の色とアルミニウムの色が似ているため、色の変化が分からないだけとのことでした。
塩水の他にいろいろな液体を使ったり野菜やくだものなどをはさんで実験して、発生する電力を調べるとおもしろいと先生がおっしゃっていました。うめぼし、みそ、玉ねぎ、CCレモン、スポーツドリンク、お菓子をつぶして水で練った物など、ご家庭でいろいろ試してみてくださいとのことでした。
他にはさむと電力が強くなるものを調べてみました。
■10円玉と1円玉で作る電池ができません。助けてください。 | 化学のQ&A【OKWave】
レモン汁、酢、ポット洗浄中(クエン酸)で試してみると良いそうです。1円玉をみがく場合とみがかない場合を試すのも良さそうです。
■たった11円でできる簡単電池の仕組みの実験について | 化学のQ&A【OKWave】
塩水とキッチンハイターを染み込ませると電力が強くなるそうです。
いろいろな液体を混ぜて実験してみたくなるところですが、危険な有毒ガスが発生する場合があるのでご注意ください。
■今頃こんな質問?!とあきれないでください。【混ぜるな危険】とキッチンハイター... - Yahoo!知恵袋
>キッチンハイターやカビキラーといった、「塩素系洗剤(漂白剤)」と、酸性タイプの洗剤や、酢やクエン酸が混ざると、毒ガスが出ると覚えておくといいですね。
上にご紹介したQ&Aにあるレモン汁、酢、クエン酸にまぜると危険なのでした。塩素系洗剤は「まぜると危険」です。覚えておきましょう。
おまけです。
■身近な物質で電池を作ろう
10円玉と1円玉で作るコイン電池のほかに、スプーン電池や活性炭電池、鉛のおもりを使った充電式電池の作り方が紹介されています。
以上、10円玉と1円玉で作った電池で電子オルゴールを鳴らす実験のようすでした。身近な物で電池が作れるとは面白いですね。自由研究の題材に良さそうです。
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