「愛だよ」『輪るピングドラム』最終話「愛してる」を見た海外の反応

ピングドラム24

ペンギンたちと、運命を変える日記の物語も遂に最終話となりました。
ピングドラムとは何だったのか、冠葉と晶馬、陽毬の行く末に海外でも盛んに議論がされていました。

引用元:MyAnimeList.net


●女性
10点満点。
まだ泣いてる。

●不明
このエンディングには凄くハッピー。
ここ10年で最高のアニメだった。(10年前、初めてウテナを見て、容易く自分のベストアニメになって、それ以後そういうアニメは無かったんだけど、今回ピングドラムがそこに加わった)
エンディングはパーフェクト。
冠葉の事が心配だったんだけど、結局彼は良い終わりを迎えられた。
彼は陽毬を救うという目的を達した。
冠葉/陽毬派として、これはかなり嬉しかった。
彼は陽毬からキスと林檎を貰った。
(彼女は子供の頃から彼を選んでいて、林檎は晶馬とシェアしてた物)
それと、彼女は冠葉がどれほど彼女を愛していたのか知っていた気がする。
それとあのラスト、陽毬の額には冠葉の欠片でつけられた傷が残っていたから、2人の間には何かがあるんだとおもう。
晶馬と苹果に関してはそれほど夢中じゃなかったけど、彼ら2人のシーンも凄く良かった。
彼らが一緒にいるというラストのほうが好きではあるけど、これは凄くビューティフルだった。
晶馬と冠葉は一緒にいるし、少なくともペンギンたちも一緒にいる。
陽毬には愛する両親がいるし、病気じゃないし、親友もいる。
私は死後、あの3人が再会する事を願ってる。
永遠に分かれたままじゃ悲しすぎるから。
10点満点。

●アールベルク、デンマーク:女性
ワオ。
こんなラストになるなんて。
前回のエピソードで、私は一番いい解決方法は陽毬が運命を受け入れて永遠の眠りにつくことだと思ってた。
少年たちは愛のために死んだ。
運命の林檎を分け合った時にした約束を果たして(;_;)
このビタースィートな展開には満足している。
少なくとも晶馬と冠葉は一緒だし、ペンギンたちも。

●ローワーサクソニー、ドイツ:女性:16歳
涙が止めらんない。
ラストはビタースィートではあるけど、同時にビューティフルでもあった。
このアニメのラストがあまりにも好き過ぎて、エピソードの感想を書くことも出来ない。
幾原の輪るピングドラムが大好き。
彼は私の感情、気持ちを振り回す最高の作品を作ってくれた。
カップル厨には希望なしだけど、私はこのラストにかなり満足してる。

●チャードン、オハイオ州、アメリカ:男性:21歳
良く分からん。
象徴性と深さを大げさに見せて、衝撃的なだけで無意味な捻りをプロットに与えていただけの気がする。
苹果のキャラとしての成長は素晴らしかったけど、残りに関しては…エンディングになっても良く分からなかった。

●シンガポール:女性:15歳
全ての”愛してる”が心の琴線に響いた。
ビューティフル、あるいはファビュラスマックスと言いたい。

●ケベック州、カナダ:男性:17歳
未だにあのペンギン達の役割と、何でピングドラムという名前なのか判らない。

●女性
素晴らしいアニメ、素晴らしいエンドだった。泣きそうになった。
色んな事がねじくれてたから、リセットエンドになるんだろうな、とは思ってた。
家族愛、恋愛が混ざり合ってたから、それを綺麗にするために陽毬が2人に分かれれば良いんじゃない勝手思ってた。
冠葉と晶馬が子供になってたのは不思議。
でも、2人は運命を分け合ってたから、あの若さになったのかもね。
少なくとも、晶馬が苹果を好きなのは判った…2人にはキスして欲しかったな。
眞悧が列車はまたやってくると言っていたのが脅威でもあり興味深くもある。
桃果は何の心配もない見たいだけど。
10点満点で9.45点かな。

追記:信じられないかもしれないけど、もし陽毬が死んで冠葉がそれで正気を失い、精神病院か刑務所に送られるというエンドだったとしても、私的にはオーケィだった。
夏芽は何度も彼の元に訪れ、彼はゆっくりと彼女への愛情を取り戻していく、と。
苹果と晶馬は付き合い始める。
”運命からは逃げられない”リアルバージョンって感じ。

●ウィルミントン、ノースカロライナ州、アメリカ:男性:30歳
このラストは凄く満足した。特にアニメーションに。
重い代償を払った凄くハッピーなエンディングだった。
残酷さとほろ苦さという点を除いてまどか☆マギカのエンディングと比肩してるように感じてる。
このアニメがずば抜けた作品である事に疑いの余地は無い。
凄まじい作品だ。
このアニメを説明、売り込むのは凄く難しいから、みんなに勧めするのは凄く大変だけどね。
全部を理解したわけじゃないけど、もっと見ればより理解できて楽しめると思う。
美しい傑作だった。

●不明
何でみんなこのラストが好きなのか全然判らん。
説明不足過ぎだろ。
なんで晶馬と冠葉は箱の中にいたんだ?
晶馬の父親の意図は何だったんだ?
陽毬が晶馬から受け取った林檎は何なんだ?
どうやって苹果とダブルHは呪文の事を知ったんだ?
はあ、考えれば考えるほどこのアニメが嫌いになっていくよ。

●不明
晶馬の父親は社会をもっと公正で幸せな物にしたかったんだ。
その意図自体はいいんだけど、やり方に問題があった。
箱に関しては、他人に手を差し伸べる事を邪魔する事、対人関係を作ることが人間の本質である事を現わしているんだ。
林檎に関しては、他の人に手を伸ばす事への象徴だ。
人と人との繋がりを現わしているんだよ。
呪文に関しては、呪文とはそれを向けた人にとって重要な言葉であるというだけだ。
ダブルHの言葉は、陽毬にとって大事な言葉で、だから苹果はその言葉を呪文にしたんだ。
呪文は心から好きな人のために自分を犠牲にするという事の現れであって、言葉は重要じゃないんだ。
とにかく、ピングドラムは象徴的、比喩的な表現ばかりだから、額面どおりに受け取らないほうがいいよ。

●ポーランド:女性:17歳
すんごい悲しい(T_T)
晶馬が自分の心臓的なものを取り出すところと、冠葉が運命の果実を分け合う所、今まで見てきた中でも一番悲しくて美しいシーンだった…音楽も。
私としては冠葉がこのアニメのヒーロだったと思う。
このエピソード見た後で、彼の事が一番好きになった。
それと、冠葉と晶馬は本当の兄弟になったと思う。
眼の色が同じだったから。
10点満点。

●男性
誰かラストについて説明してくれ。
何で冠葉は死んだんだ?
晶馬はどうやって苹果の罰を受け取ったんだ?

●ロチェスター、ニューヨーク州、アメリカ:男性:19歳
誰か、何が起こったのか説明してくれ!

●不明
>何で冠葉は死んだんだ?
>晶馬はどうやって苹果の罰を受け取ったんだ?

罰については誰でも受け取れたんだと思う。
冠葉についてはわからない。
不思議なのは苹果は陽毬を救うことを願ったのに、世界を変えてマリオまで救ったことだ。

●ブルガリア:男性:25歳
これをどうまとめるのか凄く興味があったんだ。
失望する事になるんじゃないかと恐れていたけど、もはやその問題は無くなったよ。
知りたかったことは全て説明された!
2号が背後で目玉焼きを作ってたところはおかしくって泣けてきたよ。
あのペンギンたちは最後まで変な事をするのを止めなかったな><
未だに感情的になってるけど、ワオ、ピングドラムってのは晶馬と冠葉の分け合った林檎、ただの林檎じゃなく命を分け合った林檎の事だったのか。
(あるいは自分を克服するための何か?)
冠葉は自己というなの箱を乗り越えて運命の果実を晶馬と共有する事でその箱に勝ち、それが彼らの罪と罰になった。
…他の人が指摘してる通り、象徴に関して理解するのは簡単だった。
吹き出したヘモグロビン・ペンギンは彼らの命そのものだった。
凄く集中してたから、陽毬がこのエピソードでほとんど裸だった事に気がつかなかったよ(笑)
他に気に入ってるところは、色んなが物事が明示的、視覚的にならずに描かれていた点だ。
ゴッド、これは驚くほど幾原の心の中に入っていった作品だ。
それと、『輪るピングドラム』では晶馬と桃果が好きなキャラだな。
運命の書き換えが起きた後の世界も素晴らしかった。
今でもこのアニメに対する気持ちは揺れまくっているけど、こんなにファビュラスマックスなラストになるなんて思いもしてなかった!
色んな理由からラストには失望する事になるんじゃないかと思ってたから、そうならなくて凄くハッピーだよ!
10点満点。
何が起きてるんだ…2011年で10点満点をつけたアニメはこれで3作目だ!
こんな事初めてだよ。

●カリフォルニア州、アメリカ:20歳
これは俺が書いたものじゃない。

このアニメの説明。
生きる目的の無い晶馬は陽毬を救い、彼女に家族を与え、林檎を分け合った。
陽毬には生きる目的が出来たが、晶馬に何も与えていない事を気にしていた。
その後、冠葉が家族として受け入れられ、陽毬にバンドエイドを貰い彼女に全てを捧げようと決めた。
陽毬は知らないうちに冠葉と林檎を分け合っていた。
何故なら彼女は彼に生きる目的を与えたから。
冠葉が林檎を手にする事が出来たのは、彼が晶馬のように空っぽの人間じゃなく、護るべき大事な人たちを持っていたから(真砂子とまりお、彼の檻に書かれた言葉はそれを現わしている)で、彼の箱は外の世界とつながる事が出来、彼は林檎に手を伸ばす事が出来た。
そして、彼と晶馬がそれを共有する事で晶馬にも目的が出来た。
陽毬のために+冠葉=高倉家での暮らし
それが晶馬がひたすら高倉家を維持し続けようとした理由。
何故なら、それこそが冠葉と林檎を分け合った時に受け取った彼の存在理由だから。
しかし、彼はいまだある種の空っぽ状態であり、それが彼の愛への欠落へと繋がるのだが、それを変える者として苹果が登場する。
苹果が来た事で(その名前の通り)、彼女は晶馬の林檎として影響を与え始め、彼の林檎の一部となり彼が世界に対して閉じていた部分を満たしていった。
彼は自分の中の壁を越えるまでそれを認めようとはしなかった。
比喩的な林檎と苹果のキーとなる違いは、苹果は彼に目的を与えていない事で、何故なら彼はもうそれを持っていたから。
彼女が与えた物は運命の鎖を断ち切る意思であり、それは彼に欠けていた物だ。

ゆりと多蕗が愛することについて話していたが、それこそが林檎だ。
愛する事は人生に意味を与える。
それが無くなれば不必要となり、存在しないのも同然となる。
それは死にも等しい。
これが冠葉が粉々になった事、子供ブロイラーで描かれた事の説明になる。
彼は自分の目的を放棄する事で見えなくなり、死んだ。
それに対し晶馬は自分の林檎(愛)を持っていたが、彼は苹果の替わりに自分を犠牲にし炎に焼かれ死んだ。
陽毬は呪いによって死ぬ事を決めた子羊だ。
彼女を救うためにここまで長くかかったのはそのためだ。
眞悧が言っていたように、檻は彼らの人生と社会への関わりを現わしている。
”その箱は自分自身だよ”、箱は人との間の壁なんだ。
冠葉と晶馬は”望まれない子供”であり、愛に飢えていた。
冠葉はそれを陽毬から受け取った。
それを受け取った晶馬は彼らと家族を作った。
2人に分け与えられた愛は最終的に陽毬の命を救うために陽毬の元に戻っていった。
(林檎に関して何を表しているのかまとめるのは難しいかもしれない。ピングドラムにおいて林檎は人生に意味を与える愛と目的の両方を暗喩している)
彼らは彼らの檻から解放されたわけじゃなかった。
ただ分け合い、飢え死にしなかっただけだ。
眞悧は愛も目的も見つけられず、冠葉が晶馬にしたように手を差し伸べられもしなかった。
彼は他の人達との壁となる彼の檻の中に一人きりで、世界を憎み破壊しようとしていた。
”林檎は愛のために死ぬ事を選んだ人へのご褒美だよ”
だから2人の少年たちは愛を選び(第1話で林檎について言っていた会話のように)彼らは自分達自身の林檎によって報われたわけだ。
”始めから”スタートすることで。
この林檎がピングドラムだ。

晶馬が陽毬に与え、陽毬が冠葉に与え、冠葉が晶馬に与えた。
輪るピングドラム

誰かがredditに書いてた。

●シンガポール:女性:15歳
ピングドラム24b

※元ネタ
http://www.pixiv.net/member_illust.php?illust_id=23845517&mode=medium




林檎が何を表していたのか、人の数だけ解釈はあると思います。
愛とも人生の意味とも取れるし、人と人との繋がりとも取れるのではないでしょうか。
(頻繁に描かれた丸の内線の路線図のように)
振り返ってみると、ビジュアル的効果が目的だったように見えた様々な演出がストーリーを作るうえで必要な描写だったようにも思えてきます。
大震災のあった年に、ピングドラムのような人と人との繋がり/愛を描いたアニメが作られたというのは、偶然なのでしょうが何か意味を汲み取りたくなってきます。

そしてそんな文をイブの夜に一人書いている自分…
愛は何処だ!?

記事を書き終わってスーパーに買い物に行ったらクリスマス用のオードブル、弁当が既に半額ですよ。
気分はもう狼。色んな意味で。

メリークリスマス!




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結局、途中でギブアップしたけど、これって面白かったの?
もし面白かったら、レンタルが出た時に見ようかな?

好き嫌いが分かれるかも
謎は全部解決しなきゃらめえな人は見ない方が良い
キャラ萌えとかでもないので神の視点でストーリー見れる人なら見やすい

ノリは劇場版ウテナなので一気見したほうが楽しいかもな

シュタゲみたいに物語に出てくる力に科学的な理屈があるわけじゃないから難しいんだろうな。
シュタゲが理系ならこれは文系。比喩と暗喩で出来てるから、額面通りに受け取ると訳の分からない物語になる。

ラスト5週で一気に建てなおしたな
前半の中だるみが嘘のよう
最終回ががっしりしてた分、好評で終わった
DVDの売上げに最終回の完成度の高さは必要不可欠
逆に最終回で失速すると見向きもされない
この作品は良作で終わってよかった

女性の評価が高いアニメだったみたいですね
男性はぽか~んだけど

最終回でマジ泣きするとは思わんかったわw

1話の生存戦略とペンギンに心を掴まれて半ば惰性で観てたけど
最後まで観て良かったと思う。
物語の説明が抽象的すぎて明確な解答が欲しい人にはつまらない作品だろうね。

最後の人の転載された文章で
なるほど、と納得できた

表現が抽象的すぎるけど
ところどころでてくる言葉と組みあせれば理解できる
難しいアニメだね

最初の15分で駄作かなと思ったけど
後半の15分で全てが覆ったな
意味不明でも感動できる稀有なアニメだったな

今年は名作が多いな

駄目な人にはとことん駄目だけど、填まる奴はとことん填まる。
自分は楽しめて良かった。最終話は泣きっぱなし。

今年はまどかで始まり、ピンドラが締めくくってくれて、アニメ的には本当に良い年だった。

1クールでよかった
悪くはなかったけどストーリー的にちょっと冗長だったように感じた

この炎上商法的なのが監督の言う生存政略だったんだなと思う
電車に乗る度、テロが起こる度、ペンギンを見る度
その都度思い起こさせるだろうということはある意味で上手いやり方だった

正直狡いと思う

運命の果実を一緒に食べよう
つまりこれは愛の表明。
ひまりが最後歩くごとにガラスで傷ついてた&生きていくのは辛い事みたいな発言。
だけれどもそんな中でも愛があれば、誰かに愛を与えられれば生きていける、歩いていけると言う事。これが最終テーマ。

割と単純な話だけどウテナの時もそうだった。
あれも最終的には革命というのは社会や制度の革命でなく、自分の革命でなければならない、卵の殻を破る、箱庭から脱却する、自己を改革する、それこそがまず革命だというような話だった。

わからないことだらけなんだけど、かといって劇中でこまごまと説明しだすと、この雰囲気がなくなるだろうからな…。
しょうがないんで何度か見返してみます。

演出くどいって人はいるだろうね
俺は気にしなかったが
最終回も難しかったよ
2度見た

ダメだ。理解出来なさ過ぎる。
抽象的なの好きだと思ってたし、叩きたいわけじゃないけど、どこで泣けて感動出来たのかサッパリだ。
綺麗なものを綺麗と共感できない自分の感性が虚しい。

そして何故か悔しい。

1話前まで伏線張りまくってヤキモキさせられたけど
すげー綺麗で納得できる最終回だったよ

一話一話、それぞれに見所が用意されていて面白くて
それをもって満足したと言える。
ナゾとかは正直、記憶が追いつかずに
よく分からなかった。

悪く言えばご都合主義ってやつなんだろうな
俺はそれもひとつのあり方だと思うけど 考察は視聴者側に任せるって事だね
最後が少しAIRに似てるってのは俺だけが思ってるわけじゃなかったんだな

幾原は意図的に全部を説明しないで終わったからもやもやは仕方ないなぁ
それでも大筋ではちゃんと風呂敷畳んだと思う
しかし外国人は「銀河鉄道の夜」を読んでないからこれの解釈作業は大変だろうなw

宮沢賢治にどっぷりはまったことのある自分には
ちりばめられている言葉がびんびんきて面白かった
こういうアニメをまた見たいな
というか炎にやかれてみるのもいいな

1回目はポカーン、2回目でやっと理解できておもわず涙流しちまった
ウテナを超えることができたかと言われると悩むが最高のアニメだったよ
また1話から見たいね

まぁ、理屈じゃねえよなぁ・・・

これは傑作だった。
もう一度1話から見直したいな。

ハッピーエンドのようでいて物悲しい
けど、生きる力を強く感じさせてくれる納得の最終回だった
愛の話だった、に集約されてるよ

実在したテロを思わせるキーワード、ネグレクト、虐待、福島に関連する品々など
そういうものを登場させ、「集中砲火やっちゃって」じゃないけど一部視聴者から非難轟々に言われようとも透明な存在に手を伸ばした
子どもプロイラーのようなところにいた人間としては、だからこそこのアニメから愛の林檎を受け取れた
並みのパワーじゃ作れないだろうなと思う
心に残る作品だったよ、本当に

説明を見てやっとわかった
頭悪いからまったく理解できずにポカーンとしながら最終話みてた

細かいところはどーでもいい!と思えるほど美しい最終話だった。
ちなみにこの作品の好き嫌いと男女は関係ないと思うぞw

メリークリスマス

すまん、4話で見るの止めた。
それからチラチラと気になってチェックしてたけど、
やっぱダメだったわ。
面白くて、良いアニメだったのかい?
何話くらいから面白くなるんだ?
それとも、1度切った奴は楽しめないのか?
最終話は見る価値あるのか?

私もテレビウテナがアニメの過去最高傑作だから同じ人がいて笑った。

ウテナは絵はちょっと苦手なんだけど(さいとうちほは読むんだけどアニメ向きの絵じゃないと…)、アニメでしかできないことに拘ってて、アニメと言う表現媒体を一番論理的に能動的に選択してる監督って思ってる。実写や舞台でやらない理由、アニメでしかできないめまぐるしい画面とか物体とか、抽象表現、比喩表現。

写実に近づける3D志向で行き詰っていた西洋絵画に、対象を抽象化したりデフォルメしたり、線の強弱や勢いで空気感を表現したり、といった日本の版画が与えた影響を思い出すんだよね……芸術肌な挑戦してるなあって。まあ、監督によってアニメを選ぶ理由も違うし、他の監督がアニメ媒体を意識してないとは思ってないけど。一番納得いく発言してるのが幾原監督だな。

さすがだよ監督!とアドレナリンででつつも、まだ一回しか見てないからまとまってないわーまた見ないとな。それから考察して、考察記事あさろう。



>綺麗なものを綺麗と共感できない
>2011-12-24 23:54

幾原作品を万人に薦められないのがこれなんだよねw私は宝塚もヨーロッパもどきお姫様世界も好きだからいいんだけど、まーウテナキャラデザよりは星野リリィのが一般的にとっつきやすそうだけど、やっぱり監督の好みがけっこう尖ってるからなあ……そういう人がいても全然不思議じゃないからあんま気にしなくていいとは思う。

宝塚とか好きな男性のクリエイター関係者全般に見られる好みの傾向だから特別変わってるわけではなんだけど。大衆向けで押さえられてたセラムンRが幾原作品では一番受け入れられやすそうだw地味にじんわりいい話だったり考えることがあるなあってのも好きだし。

海外の人の考察もすごいなー・・・

特にこのアニメの説明の転載されたやつ・・。

翻訳ありがとうございました・・。

心景描写をまともに受け取ったり、
演出を過剰に深読みすると余計に分かりにくいかもな。

個人的には感動したし、メチャクチャ好きだったんだけど。

ウテナ大好きなんだけど、過去の記憶から美化されてる部分もあるね。今放送されても科学やトリックの視点で批判する人が居そう。
それでも似たような繰り返しや大きく章立ててあったので、謎の部分=メタファなんだな、みたいに整理しやすかったんだよね。
ピンドラはそのあたりが分かりにくかったので、どのあたりを比喩的表現と解釈しておけばいいのかの判断が難しかった。だから解釈(視点)を間違えると最後になって「あの檻みたいな箱は実在したのか!?」なんて感想が出ちゃう。
もちろんどんな解釈で視聴しても正しいんだけど、メタファを拾って背後にあるストーリーやメッセージを読みとるとおもしろいからね。
ウテナ時代と違ってネットでいろんな解釈を共有できる時代だし、自発的にいろんな人の解釈を読んでみるというのも1つの視聴スタイルなんじゃないかな。何せ、それはすごく楽しいことだから。

本当に哲学的な作品だったな
暗喩が多いので上っ面だけ見てる者には何が何だかさっぱり解らず、という物になってしまってたはず
でも沢山論じられてるみたいに、その意味を理解すればどんどん深く入り込める

たぶんこういうアニメは、必要としてるひとがそれなりの知識と必要な気持ちを持ち合わせてるときに見ると、その心にすぽっとはまる。そして理解できた。わかったとなっとくできる仕組みなんだろうな。理解できたからと言って合理的に説明できるかというと、また別で心にフィットして気持ちいいのだけど他人に説明することは限りなく難しい。そういう類のお話だと思う。まぁ一種の宗教のようなものなので自身の納得体験を他人にはなかなか理解してもらえない。でも、そういうお話はありだ。作り手が視聴者の心をまさぐって作品と視聴者を強く結びつける手法とでも言おうか。すべての人に等しく理解と感動を与える作品などというものは幻想でしかないのだから。

自分の中ではかなり高い評価なんだよな。観てる人でペンギン達は彼等の考えてることを具現化してわかり易くするために存在してるのわからない人いるんだな。この作品わからない、つまらないと感じる人は幸せな生活送りすぎてる人で理解できる人は何かしらの悲劇味わった人だろうとは思う。理解出来ない人はそれはそれで悪くはないんだなと。ウテナは観たことないが男でも面白いか観てみるかな。こういう作品増えると良いが作れる人滅多にいないのかもな。

>2011-12-25 02:37 : 名無しさん@ニュース2ちゃん
残念ながらあなたにとって「面白い」ことが起こるアニメではない。
最初から肌に合わなかったのなら見ない方がいいよ。
好き嫌いが分かれるアニメだし、見る人を選ぶアニメだと思う。

自分は1話から最終回まで全部面白かったし大好きだけどね!
もっとも登場人物の想いがいちいち重すぎてしんどいアニメだった。
こういう気分になるアニメはたまに放映されるくらいがいいよ。ずっと見てたら倒れそう。

No title

小学生A「だからさ林檎は宇宙そのものなんだよ。
      手の平に乗る宇宙。この世界とあっちの世界を繋ぐものだよ。」
小学生B「あっちの世界?」

小学生A「カンパネルラや他の乗客が向かってる世界だよ。」
小学生B「それと林檎になんの関係があるんだ?」

小学生A「つまり、林檎は愛による死を自ら選択した者へのご褒美でもあるんだよ。」
小学生B「でも、死んだら全部おしまいじゃん。」

小学生A「おしまいじゃないよ!
      むしろ、そこから始まるって賢治は言いたいんだ。」
小学生B「わかんねぇよ。」

小学生A「愛のハナシなんだよ?なんで分かんないのかなぁ~。」

最終回はちょっと展開が速めに感じたけどよかったよ本当。

半年付き合った意味はあった。
面白かった。

見ようによっては不完全燃焼だろうね

「ビタースィート」っていう表現はしっくりくるわ

Don't think, just FEEL って感じ?

最終話ボロ泣きして見てた
1話から見直してみたいけど、エネルギー吸い取られたしんどい

こういうのは不完全燃焼、ご都合主義的でいいんだと思う
みな自分の体験と物語で補完して感動する、そんな余地欲しいよね

さて全国の眞悧さま、メリークリスマス♪
いつかどこかで繋がれることを

ご都合主義的

確かにこのアニメを象徴する言葉だと思う
最終回劇的なBGMと盛り上がりと怒涛の流れを演出を駆使して分けのわからぬ感動というものを視聴者に投げかけたもの
考察すれば確かに解答は用意されているが大した話じゃない
だが難解にすることで視聴する人へ問いを残す作品を目指した感じ

シュタゲは明確なバックボーンがあるため数ヶ月数年にわたり語られ愛されたが、ぴんぐドラムは「愛の捉え方」だけだから語るモノに限界があるだろう

難解じゃなかったでしょ。愛、家族の絆、自己犠牲、割とストレートじゃん。

難解だったな

今だにわからん
最終回だけでも、何で苹果が燃えたのか、呪いが燃えることなら何時その呪いが発生したのか、ショウマの言ってた僕達の罰は何なのか、抱き合っただけでその呪いが何故他人に譲渡できるのか、冠葉がなぜ砕けたのか、運命の乗り換えとは時間遡行のことなのかパラレルワールドへの移行のことなのか、晶馬に返されたリンゴが陽毬の手の中では一個だったのに冠葉に渡すとき何故半分に砕けたのか、軽く覚えてるだけで書き切れない

さっぱりわからん

>何で苹果が燃えたのか、呪いが燃えることなら何時その呪いが発生したのか
運命の乗換えを行った代償、OPや桃果の死で示唆されてる。
>、ショウマの言ってた僕達の罰は何なのか、抱き合っただけでその呪いが何故他人に譲渡できるのか
95年のテロの罰「一番小さな羊」である陽鞠に罰(病)がいった、苹果のとは別
抱き合ったのは、苹果の代わりに代償を支払う「愛による死を選んだ」ことのメタファー
>冠葉がなぜ砕けたのか
自分の中のピングドラム(林檎)を陽鞠に与えたから、これも「愛による死」
>運命の乗り換えとは時間遡行のことなのかパラレルワールドへの移行のことなのか
パラレルワールドでしょ、桃果と百合の話でも示唆されてる。やり直しではなく「乗り換え」なんだから
でも、歪なことには変わりないから代償が要る
>晶馬に返されたリンゴが陽毬の手の中では一個だったのに冠葉に渡すとき何故半分に砕けたのか
ひとつに見せかけていたけど元々半分だったことを示している、子どもの冠葉が晶馬に分け与えた林檎の半分を返した

難解かな? 1回ではわからなかったけどそれほど難しくは無いよな

補足
銀河鉄道の夜の「ああ僕はもう、あの蠍のように、本当にみんなの幸いのためなら僕の体なんて百篇焼いても構わない(うろ覚え)」の部分から
運命乗り換えると蠍の炎で焼かれる

女性からすれば好きな男性2人が去っていく
悲しく切ないラストでしょ。

理屈は、必要なく面白いんだと思うよ。
男性からすれば、別に悲しくも切なくもないし
何で消えたの?と理屈で面白さを理解しようとしてしまうんだと思う。

↑男女ではなく、自己犠牲をどう捕らえるかじゃね?
性別でどうこうでもないでしょ
実際、今横で妹は「自己満足臭い」とボヤいてるw

人の評価で観るか観ないか決めるって何
他人が名作って言ってても自分が楽しめなきゃクソだし
クソって評価されてても自分が好きで楽しめりゃそれでいいじゃん

檻の中で林檎を見つけた冠葉が「探してみろ。お前のところにもあるはずだ」と言うのにたいして、
晶馬が探しもせずに「ないよ」と答えるところに違和感を感じていたが、

>●カリフォルニア州、アメリカ:20歳
>冠葉が林檎を手にする事が出来たのは、彼が晶馬のように空っぽの人間じゃなく、護るべき大事な人たちを持っていたから

で納得した。外人すげえw

勢いや感情だけで納得できる人じゃないと難解に感じるんだろうね。

檻など一部の抽象表現は現実での前後関係の話はなく、単なる現状説明だけだったし
子供ブロイラーなどは現実?と話がつながっていて紛らわしいから
子供ブロイラーってなに?なんで檻に入れられたの?って話の流れや理由を求める人には訳が分からない。
しかも、抽象表現に置き換えられてそれに至る積み重ねが描かれてないから、薄っぺらく感じる。
女性は感動して男性はぽかーんというレスがいくつかあるけど、感情的か論理的かの違いだね。

画面に現れる物をひとつひとつ考察するのではなく、雰囲気を感じ取って大まかに話を理解するするような、上っ面だけ見てなんとなく納得できる人向けの雰囲気作品。

まぁ始まる前から人選ぶ作品って監督がいってたし賛否両論なのは仕方ないだろうな
ただ今の時代にこういう作品をよく作ったなーとは思うよ
久しぶりにこういうアニメ見れて面白かったわ

今期一番楽しんだのはUN-GOだが、それとは違う楽しさがあったな
考察する楽しさというか、現文の読解問題でも解いてる感じの楽しさ
UN-GO含め最近の多くのアニメが大衆文学なら輪ピンは純文学的だった
表現は海外の詩みたいだったけど、賢治が元ネタなら納得

つまり最後に記憶の継承をした多蕗とゆりが主人公
冠葉・晶馬・陽毬の三兄弟は脇役でそれを語る語部

賢治はシスコンの気があったし、妹に先立たれてるしね

個人が考えを巡らせれば巡らせる程、味を深めていく作品だと思った。
自分も納得いかない点はいくつかあったが、「理屈じゃないんだ、これは愛なんだ」と言い聞かせることで自分なりの答えを見つけ出せた。
面倒臭い作品だったが最終回は本当に良かったよ。
ただ、もう付き合う気にはならないかな。あのキャラデザと作画の質で別作品が見てみたい

いい作品でした。
クリエイターをクリエイトする作品というものがたまに出てきますね。
ピングドラムはそういう作品だと思います。
もちろん象徴性だけで押し通す「芸術作品」ではなく、固有名詞を持った実在感あるドラマ作品として描けれたら立派な仕事だったでしょう。
けれどそれはそれでまた誰かが作ってくれると思う。
この尺ではなく、それこと媒体が違ったところで作られるのではないかと思います。

ラストのペンギンが良かった。
離れ離れになったけど、それぞれの分身のようなペンギンは4匹ずっと一緒だもんな。

100パーセントの答えが欲しい人向きではないよね
推理小説みたいに、問題とヒントと答えが全部存在する話じゃなきゃ嫌な人には向かないね
推理小説も好きだけど、こういう考える余地のある話も好きだ

大抵の人は好きか嫌い(というか駄目)が完全に別れる作品だと思うけど、案外自分は普通かそれよりは少し良かったかな、という感じなんだよなぁ
部分部分ではっとする演出がある反面、確実に要らない冗長な部分もあるからだろうけど

好きか嫌いかだけで言えば好きなんだけど、こういうのがスタンダードになって欲しいかというと否
やっぱり多くの人が共感出来たりシンプルに楽しめる作品が素晴らしいと思うから
でも、こういうアニメが定期的に作られて、それが一定の評価を受ける業界であって欲しいとも思ってる

林檎はまんま「愛」でしょう
日常の些細な事がまるで地獄のように思えて手放しそうになるけど、そこで与え合うものがピングドラム

考察して楽しんだとか、なんかよくわからんけど面白かったとか、
わけわからなくてつまらないとか、演出がくどすぎて無理とか、単に話がつまらんとか
賛否両論すぎて人に勧められないw

しかし視聴者に媚もせず、ひたすら独自路線で我を貫く貴重なオリジナルアニメだった
わかりやすい主題をわかりやすく出してわかりやすく終わるだけ
って作品ばっかより、せっかくアニメなんだからこういう挑戦的な作品があってもいいかなと思えた

最後の表の画像が分かりやすいね
時系列順に並べるとどのように林檎(ピングドラム)
が廻って(輪って)たかがよく分かる

現実と虚構の境界が曖昧になることはカエルくんで明示されてる
ウテナがとことん虚構(表現主義)に身を置く作品だったために今回の試みはイクニの別アプローチとして興味深いものだった

正直愛がテーマの作品はもう見すぎてお腹一杯なんだよね
おっさんなら分かるはず

最後まで面白かったけど、苹果の強烈な濃いキャラが、後半なかった事にされてるのが残念だった。本当に物語進行の為の装置に成り下がってしまった。

巡る愛の渦中=丸の内線か…なるほどね。ちょっとお高いけど乗り心地良くて好きだよ、赤丸。
結局“ピングドラム”という名、“ペンギン”にした理由は…?何故幾原さんは犬でも猫でもイルカでもアシカでもなくペンギンを選んだんだろう?

自分の理解力の限界を他人に当てはめる人多すぎワロタ。お前は神かとwww

ペンギン=寒いところで身を寄せ合う飛べない生き物
ピングォ=中国語で林檎のこと
この辺かと

確か最初の頃EDカード用のイラストを視聴者募集してたと思うけど
結局最後までリリィ絵だったね

今観ると1話に大ヒントが出てるね。
あんあんじゃ分かるわけも無かったけど。

エンドカード募集はニコニコ用では?

意味分からないことが沢山あって当たり前のアニメ。
萌えやサービスは無い。

だから(特に初期は)
あるがままを受け入れるだけ。
その世界観が楽しくて魅力的と思えない限り
初期で切って正解なんじゃないかな。

自分は本当に毎週楽しみで仕方なかったし
毎回満足して繰り返し何度も見たほどだった。
ピンドラじゃないと楽しめない世界観だから終わったのが本当に悲しい。
最終回や伏線の回収に不満は無い。
最後まで分かりにくいあるがままを充分堪能して感動しました。
本当に、面白かった!

24話で冠葉と晶馬がとじこめられてたあの箱ってなんですか?

最終回、生存戦略空間で陽毬が傷つきながら冠葉に近づいて行くシーン。
冠葉の破片に傷ついた陽毬の血が晶馬に付くところで、血の繋がりの無かった兄弟に
繋がりを現す良いシーン・・・って考察があってなるほどなぁと。
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