12年ぐらい前の日本での出来事である。ねむねむがこないので語ります。
当時、電車で予備校に通っていた私は家を出る直前に猛烈な便意に襲われ、トイレに篭ってとにかく頑張っていた。何に頑張っていたかというと、ウンが尻から垂れ下がっており、そこから切れなかったのだ。キレの悪いウンだった。
田舎住まいだったため,電車は1時間に1本あればいい方であり、とにもかくにも家を出るタイムリミットが迫っていた。迫っていたが、脱腸するのでは?というぐらい踏ん張ってもウンが切れない。
近づくタイムリミット、なかなか尻からキレないウン、痺れを切らした私はトイレットペーパーを手にグルグルと巻きつけ、尻から垂れ下がっているウンを掴んだ。結構潔癖である私にとっては、まさに断腸の思いである。
意を決して掴んだはいいが、引っ張ってもスルスルと尻からさらに出てくる。この時点でもうすでに混乱。だって思ってたんと違う。
引っ張ってる途中でウンと思っていたそれは途中で千切れ、スンと尻に戻って行った。私の許可なく戻っていくな。
え?私こんなん食べたっけ?
それはきしめんの形をしていた。
よくよく考えれば、きしめんを食べていたとしても咀嚼している限り、こんなきしめんの姿をして尻から出てこないのは明白であるが、そんなことはどうでもいい。とにかく混乱して、直近で食べたものを必死で思い出していた。
そうこうしている内にいよいよタイムリミットとなり、父に呼ばれ、私は混乱したまま電車に乗り込んだ。
電車の中で、私はとにかく自分を落ち着かせようと、携帯で「尻 紐」で検索をかけていた。
候補はすぐに出てきた。
「サナダムシ」
こいつじゃねぇか?わたしの尻から出てきたやつは。そして私の腸に住み着いているやつは。だって引っ込んでったもん。
私が第一にとった行動は、予備校の先生たちに泣きついた。挨拶もにべもなく泣きついた。
以下反応である。
「え?サナダムシてなに?」
「ねえ、サナダムシについて調べたけど無理、めっちゃこわいじゃん」
もう勉強どころではない。
ずっとサナダムシについてドキドキしながら、予備校を終え帰宅した。
「えぇ!?どこでもらってきたのそんなもん」
たぶんおめえである。
「ごめんなあ、、、、代われるものなら代わってあげたいけどなあ」
「え?気のせいじゃないですか?」
「あ〜〜〜いますねえ、、、、」
「同じ症例、同県で去年一件ありますね。ガストロを嫌う傾向があるので、それを1-2リットル飲んでいただき、それでダメだったら開腹なのかなぁ」
ぜったいぜったいガストロとやらで出てきてほしい。
スケジュールが決まる。
前日は絶食、当日、鼻からチューブでガストロとやらを流し込まれる。チューブ挿入の段階で2回嘔吐、吐き気止めの点滴を打たれ、わたし泣きながら続行。
次に下剤。
便意がきたら、なんかカーテンの仕切りの先にある簡易トイレでブリュる。音ぜったい聞こえてるし、超絶恥ずかしい。これでサナダムシ出てこなかったらまじでほんまおまえーーー!!!!と思っていたけど、無事、無事でてきた!!!!!約30センチ!!!!お医者さんも初めて見たって興奮してた!!!!!!!!
父「夕飯刺身にする?」
以上、とちゅうでかくのあきちゃったんだけど、多分また寄生されたとしても一緒に生きてくかなと思う。
怖
きっと同じだね 思いは優しいきしめん
こわすぎる
お腹に虫を飼ってると花粉症にならないとかいう話聞いたことあるけど本当?
「合わせて読みたい」にきしめんが出てきて草
父親からサナダムシを移されるってどういう状況?
釣りが趣味で釣ってきた魚を食わせてるとかじゃね
うえええええそんなの出てくるのー
「にべもなく」の使い方が明らかにオカシイので、AIが生成した文章ではないなー とは思いつつ、サナダムシごときに「開腹かな」などと言い出す医者はヤブじゃね? そんなヤツ居る?? と...
犬のフィラリアうんこ素足で踏んじゃって以来パスタ食べれないわ